「お世話になった串焼き屋」

5月いっぱいで
1年3ヶ月お世話になった串焼き屋さん

「串焼きおんば」

を卒業しました。
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シミがここを
世界一周の資金集めのバイト先に
選んだ理由は

 

家から近かったこと

母親が見つけてきたこと

がありました。

 

それまでここに串焼き屋さんがあるなんて
全く気づかなかったし、

当然、お店に入った事もありませんでした。

 

大学1、2年の時にうどん屋さん(これも地元)で
バイトしていたこともあり、
バイトするんだったら飲食店かな
と思ってたから即決でした。

 

 

 

さて、
これから1年3ヶ月を走馬灯の様に
振り返っていきたいのですがー…

 

いやぁ〜…
それにしても1年3ヶ月は
長かったようであっという間で
マジで色々なことがあったよ?

居酒屋でバイトしたことがなかったし
おれ自身もあんまりお酒飲まないからさ

 

まず、
「居酒屋の勝手」ってのが分からなかった。

 

『えっ?チェイサーってなんすか?』

みたいなねw

まさか「お冷や(水)」のことを一部の人は
「チェイサー」って言うのな。
Barで使われる言葉みたい。

 

 

 

それに
店長がめちゃくちゃ怖かった。

自分のポリシーをしっかり持った
「仕事に厳しい人」ってやつだ。

 

おれは注文を取るハンディーとか
しょっちゅうミスってたし、

最初の頃なんて
怒られない日がなかった
くらいだったね。

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理不尽なことで怒られることもあったし、
お店に入ってすぐに

『辞めてぇ〜…』

って思ってた。

 

辞めなかったのは、
慣れるまでの最初の1〜3ヶ月は
どんなバイトでも大変なんだってことを
分かってたから。

 

うどん屋さんの時もそうだった。

歳下の女子高生から

「清水さん!
なんでこんなのできないんですか!」

とか怒られてたからな…はは。

 

 

それでも、2年働いた頃には
パートのおばちゃんから

「清水くんはバイトのエースだね」

って言ってもらえるようになっていた。

 

 

バイトってさ、年齢とか関係なしに
ほんと実力主義だ。

とりあえずは自分が仕事ができるようになるまで
いつまでたっても「下っ端」扱いなんだよ。

 

それに、
ここで逃げたらまた他の所に行っても、
同じように逃げるんじゃないかって
そう思ってた。

 

だから、いくら逃げたくなっても
高橋歩が借金をしてバーを作るシーン
思い出して

『やるっきゃねーんだよ…!!!』

とか言ってたっけ。

 

そりゃもちろん、
バイトに行く前なんか
すげー気持ちが沈んでたよ。

 

『また、今日もバイトか…』

 

なんてふうにね。

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怒られ始めて3ヶ月。

フリーターとということで
社員さん並にシフトが厚かったシミに
店長が言ってきたんだ。

「清水、
新しい店がオープンするんだけど
俺についてくるか?」

 

新しいお店なんて
なんだかワクワクするし、
自分のお店みたいじゃないか!

断るにも理由がない。

なんてったってフリーターなんだから。

 

「はぁ。コキつかって下さい」

 

なんて冗談混じりに言ったら
ほんとに死ぬほど
忙しかったからな!

 

 

7月2日に向ヶ丘遊園に
新店舗がオープンしたんだけど、
IMG_3832お店は向ケ丘遊園駅の北口にあります。

すぐのところにキャバクラがある。
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ここのサンドイッチ屋さんの前に
100円の自販機があって
よくそこで缶コーヒー買ってた。
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バイト前によく行ったタバコ屋さん。
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タバコ屋のおばちゃん。
IMG_3843「いつも行っても君いないんだもん!」

だいたいおれがお休みの時に
お店に来てくれる。
おれたち、結ばれない運命だったんだね…

 

ここが新店舗。
11ヶ月間働いたんだ。
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お店の中はこんな感じ。
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花垣さん。
いっしょに戦った同い年の社員さん。
店長になれよ!
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バックルーム。
休憩中はここでタバコをふかしてた。
タバコ吸ってないとやってらんない気持ちが
よく分かった。
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お店ができた7月は
3回しかお休みがもらえなかった。

それに、できたばかりのお店で
人が慢性的に足りなくて
常に「ヒーヒー」言ってた。

 

それに
新人の子もなかなか定着しなくてさ、
バックレるヤツなんてしょっちゅうだったよ。

 

一緒に働いていても
気分屋のヤツとか、我の強いヤツとか、
変なポリシー持つヤツとかほんと様々。

店長から怒られる内容も
ホールスタッフの責任になったし

つくづく、

 

『働く事って大変なんだな』

 

って思った。

 

 

 

 

 

 

こんな細切れで、ポツリポツリとした文章で
振り返ってるんだけどさ、

 

 

 

 

おれはー…

 

 

 

 

 

おれは、
あそこで働いていて

どんな存在だったんだろう?

 

 

 

 

お店のお客さんに対する
接客の在り方みたいなのを
尊重するのと同時に、

 

おれはね、

「メシを喰いに来たお客さんに
楽しんでもらおう」

そういう気持ちで働いていたんだよ。

 

中には、
とっつきにくい人もいたさ。

迷惑をかけたお客さんだって
いっぱいいた。ごめん。

 

けれど、

「おにいさん、いつも働いてるね」

とか、

「おにいさん、なんか感じ良いよね」

とか
そういう些細な一言をかけてもらえるのが
嬉しかった。

 

 

まあ、どんなふうに思われていようが
関係ねーんだろーな。

おれは「仕事ができる」ような
人間ではなかったけど、

 

一緒に働いてくれた人。

メシを喰いにきてくれた人。

 

彼らの中に、自分の「残したもの」が
ほんのちょっとでもあれば
おれは満足だよ。

 

 

 

 

大学4年の時に図書室で
レイモンド・カーヴァーを読みながら
ふと思いついた世界一周。

 

当時の予定では70万円ちょっとしか
お金が貯まらないはずだったのに、

こんなおれにお金をかけてくれて
1年以上の旅ができる資金ができました。

自分が「世界一周」という夢を叶えることが
できるのは「おんば」がおれを働かせて
くれたからだと思っています。

 

最後の方は、
自分の希望通りに辞められないことから
反発してしまったり

自分の「我」のようなものができて
生意気な態度をとったかもしれません。

 

『ん?ここは変だろ?』

とか思ってしまう場面もあったんです。

 

ただ、おれにも分かっているのは

お店の方も売り上げを伸ばさなくちゃいけないし、

バイトたちは個人としてのアイデンティティを
尊重して欲しかったということです。

 

それはどこの職場でも
同じ様に抱える問題なのかも知れません。

楽しくやりがいを持って働く事なんて
無理な話かもしれない。

若造の戯れ言なのかもしれない。

そんな社会は甘くねえんだぞと。

それも理解できなくもないです。

 

 

 

 

 

 

今まで本当に色々ありましたが、
ここで言わせてください。
おれはここで働けて幸せでした。

 

 

 

 

今まで
クソお世話になりました!

ありがとうございました!

 

勉強になったこともたくさんあるし、
自分の世界がまた一段と広がりました。

 

そして、
「おんば」に足を運んで下さり
おれのアホみたいな接客につき合ってくれた
お客さんにも感謝の気持ちを
ここに書き記したいと思います。

ほんとうにありがとうございました。

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「旅する漫画家」

がおれの夢です。

そのために世界一周をするんです。

 

どんな漫画家になるのかは
自分でもよく分かっていませんが

どうぞ温かく見守ってください。

 

 

 

 

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ちょっと読みずらかったかもしれないけど、
おれにできるのは
今までの自分の思いを文章にすることでした。

ここまで読んで下さった
優しい方々にも感謝したいと思います。

読んでくれてありがとう。


2 件のコメント

  • いつも応援してます!
    僕は理学療法士という仕事をしてます。脳卒中などで体が思う様に動かなくなった方々にリハビリをして元の生活に戻るお手伝いをしています。今年で3年目になります。
    はっきりいって、世の中やりがいがあって楽しい仕事ってありますよ!今の仕事が私にとってそうです。出勤の日は今日はどんなリハビリで患者さんを良くしようと張り切って家を出ます。
    それを見つけられなかった、見つける努力をしなかった、あるいは自分と本当に向き合ってしたいことを探さなかった大人が悔しいから社会は甘くない!やりがいなんかない!金のためだ!などと言うのです。私の仕事では患者さんが私の手を取り涙を流して感謝してくれます。そんな時こんないい仕事はないと思う。
    シミさんは子供が欲しいと思ったことはありますか?自分に子供ができた時、親父になっても社会に出て仕事を楽しめ!楽しいぞ!とキラキラした笑顔で言える大人になりたいですね。

    • コメントありがとうございます!
      ひでさんからのアツいコメントを読んで心が震えました。

      「やりがいのある楽しい仕事はある!」と言い切れる
      僕もそんなかっこいい大人になりたいです。
      自分に子供ができた時に、楽しんで仕事をしている親父に
      なっていたい。

      脳卒中の患者さんのリハビリをお手伝いするお仕事に
      就かれているとの事ですが、
      ひでさんと一緒に利はリハビリをして
      日常生活に戻って行ける患者さんたちはとても幸せだと思います。
      だって、こんなに自分の仕事を楽しんでる人が
      自分をサポートしてくれるんだもの。

      こんなしょうもない、アホみたいな僕のブログを
      読んでくださって、しかも応援しているよとまで
      おっしゃっていただけると、
      自分は一人じゃないんだなと改めて思いました。

      自分の目指す漫画家像が確立できるまで、何年かかかるか
      分かりませんが、やったろうって気持ちになりました。

      ありがとうございます!

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