「そのほとんどが棒立ち」

世界一周498日目(11/8)

 

 

近隣の皆様に
警察を呼ばれる前に
ここを離れよう。

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言っとくけど、
僕は荷物全部盗まれるようなことがあっても、
まだ一度だって住民のみなさんに
怒られるようなことは経験していない。

野宿にもマナーが必要ですね。

 

 

何が言いたいかって言うと、
警察には注意されたことはあるけど、
近隣住民のみなさんとは仲良く(?)
やってるってことですね。

まー、外で寝ている時点で
マナーもクソもねえか。

めんどくさいことが起こるリスクを
低くすることはできるってこと。

 

 

 

ここはフランス、ボルドーの街

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テントをたたんでいる最中に小雨が降り出した。

もう勘弁して欲しいよ。
テントがいつまでたっても乾かないままだ。

朝露と降り出した小雨で湿ったままのテントを
そのままケースに収納してバックパックに括り付けた。

バックカバーにレインカバーを到着して
パタゴニアのアウターをギターケースから
取り出して羽織った。

 

 

 

 

僕は雨の中、
昨日とは別の道から
中心地へと向かうことにした。

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こんな雨が降っていても
ランニングしている人の姿を時々見ることがある。

あんなに一生懸命走って、
彼らは何を目指すのだろう?

ヨーロッパのランニングは
日本よりずっとポピュラーだと思う。

 

 

 

 

橋を渡って、カールフールで
サラダセットとフランスパンとクッキーを買った。

出来合えのサラダはそこそこの値段だが、
野菜にお金を惜しまないことにした。

この野菜でどこまで栄養が
カバーできるか分からないけど、
これは気分の問題だ。

野菜喰えばオッケー!健康!風邪ひかない!

 

 

 

もう11月だってのに
外でキャンプしている僕だけど、
どういうわけだか体調だけは崩さない。

やー、お母さんに感謝だよね。

 

 

放蕩息子は
今日も元気です♪

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この毎日クドクド書きまくっているブログだけど、
以前うちの親父がかかさず
読んでいるとお母さんが言っていた。

 

 

家族からの
レスポンスはない。
見放された!!??

 

 

 

まぁ近況はFacebookにもアップしてるし、
こちらも日記ということで
ブログをアップしているし、
向こうも知っているだろうということで、
連絡もほとんど取らない。

便りがないは元気な証拠ってね。

そういうことなんだろう。
清水家は放任教育だからね(笑)

 

 

 

 

 

 

雰囲気の良い
ローカルなカフェを見つけると、
僕はそこで日記を書いた。

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「書く」と言っても
カタカタとキーボードを打つだけなんだけど。

基本一度書くと見直しはしない。
誤字脱字が多いのはそのせいだろう。

四、五年前のブロガーはこんなにも記事の投稿に
熱心じゃなかったのかもしれないなとよく思う。

今ではどこでもWi-Fiが手に入り、
ネットへとのアクセスの容易になった。

もし僕がその当時を旅していたら、
こんなに熱心にブログのアップなんて
しなかっただろうな。

 

 

以前にも書いたけど、
この日記は僕のアイデア帳だ

僕が描きたいのは旅を題材にした漫画。

書くこと、ストーリーを作ることは
漫画家の仕事のひとつだと思う。

だから毎日の日記を書くことも
漫画の修行の一環だと思って続けている。

もちろん絵を描くことも忘れない。

あいかわらず時間配分が下手くそで、
ノって絵を描いていると日記なんて書く時間も
気力もどこかへいってしまう。

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僕が入ったカフェには
電源もなければWi-Fiも飛んでいなかった。

地元の人たちが立ち寄るローカルなカフェ。

1.5ユーロくらいのアメリカーノをすすりながら
90セントのチョコパンをかじる。

逆に何もない方が日記を書くことに
集中できたりするんだよな。

一本日記を書き終えて、絵を描いていると、
お店の人が褒めてくれた。

ハナクソなのはまだまだかわりないけど、
そういうポジティヴなレスポンスがあると嬉しい♪

 

 

 

 

 

 

13時半には
カフェを出て街を歩いた。

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今日は土曜日ということもあり、
通りは人で賑わっている。

唄いたい欲求がウズウズしてきた。

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手頃な場所でギターを構えて
アップがてらに唄いだす。

多くの人は素通り。

だけど、目が合った人は
ニコッと笑いかけてくれる。

そういうのに出くわすと、
フランスの人たちの心の
ゆとりがあるなぁと常々思うのだ。

 

 

最初のうちはレスポンスはほとんどなかった。

30分くらいで切り上げようと思っていると、
ちびっ子が一人僕のパフォーマンスに足を止めた。

バスキングをやっていると、
小さい子供が外国人の僕に
興味を示してくれることがある。

そのほとんどが棒立ちだ。

棒立ち

 

 

 

な、なんなんだ。

表情が動かないから
全然レスポンスがつかめんっっっ….!!!

つ、つまらないのか???

『なんでコイツは
ここで唄っているんだろう??』
って疑問に思ってるのか?

 

 

 

とえあえず、
そのちびっ子のために体を動かし、
ノって唄っていると、
足を止めて演奏を聴いてくれる人たちが現れだした。

スペイン出身の三人組は僕に話しかけて来てくれた。

兄妹とその友達。

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別れ際に女のコが
僕のほっぺたにキスをしてくれた。

内心飛び上がるほどに嬉しかったが、

「あ、どもー♪」みたいな感じで
平然を装う僕。

 

 

旅をして

「モテ」

の要素は上がったのだろうか?

 

 

 

いや、
それはないな(笑)
むしろ逆だろ。

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30分のつもりが一時間半。

2ユーロ、1ユーロ、
50セントコインを数えただけでも
28ユーロはレスポンスがあった。

お、おおっ!さすが週末!

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タッピング演奏なんて初めて観た。
1ユーロ入れちゃったよ。

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週末のボルドーは
お祭りのように人で賑わっていた。

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今日はもうやらないつもりだったが、
最後に狭い路地でギターを弾いた。

声が建物に反響して
負荷をかけなくても唄うことができる。

30分ちょっとで
10ユーロのレスポンスがあった。

ここまでくると、お礼しか言えない。
どうもこんな唄を聴いてくれてありがとう。
僕は楽しく唄えました♪

 

 

稼いだコインをビニール袋に入れる。

マクドナルドは混んでいたが、
窓際の椅子にありつくことができた。

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夜になっても通りを行き来する人たちを
見下ろしながら二階席で充電をしながら日記を書いた。

24時にはマクドナルドが閉まる。

 

 

 

 

 

バックパックを背負って大きな川にかかる橋を渡る。

水面に揺れる街の灯り。

 

 

バックパックを背負いながら歩いていると
体が火照った僕は
首まで上げたフリースのジッパーを少し下げる。
どうせ明け方には一気に冷え込むのに。

どこかのオフィスビルの裏にいい感じの草むらがあった。

木の下にテントを張って、中に銀マットと寝袋を敷く。

ブランケットその上からサバイバルシートをかける。
朝にはサバイバルシートの裏側には結露がびっしりだ。

 

 

寝よ。寝よ。

ここは治安が良い気がするなぁ…。

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繰り返しますが「どうでもいいことを(クドクド)書く」のが
僕のブログのモットーです。たぶん脱線したら戻って来れないと思う。

毎回お付き合いいただきありがとうございます。

読んでくださったみなさまの毎日もハッピーでありますように♪

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2 件のコメント

  • 私の場合なんですが、
    子育て中で一番辛抱がいるのが、
    黙って見守るっていう事です。
    いくらだって、口も手も出したいです。
    まぁ、私は過保護過ぎだって、
    親に怒られてるんですけどね・・

    どの親も
    我が子の事を一番に思っていると思います。

    • >あっきーさん

      お子さんを持つ
      お母さんからの言葉は
      説得力があります。

      そうかー…。

      どーなんだろう?

      ちょっと冗談めかして書いたけど、
      なんだかんだ、心配してくれている
      んだろうなーと思います。

      やっぱり、両親の心境を理解するには、
      自分が父親にならないと分からない
      のかなーとも思ったり。

      あったかいっす。
      ラーメン食べたいです。

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