「雑貨好きにはたまらないっつーの!」

世界一周514日目(11/24)
【雑貨下見編1】

 

 

朝7時に
バスはマラケシュに着いた。

みんなが一斉にバスを降りる。

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僕もみんなに習ってバスを降りて
バックパックを回収する。

あれ?どこ行けばいいんだ?

 

 

適当な方向へ歩いて行くと、
別の町へ行くバスのスタッフが
それぞれに行き先を叫んでいる。

危うく、ここに着いたばかりだというのに、
別の町行きのバスに乗りそうになった。

 

 

近くを歩いているコーヒー売りのおっちゃんから
2ディルハム(27yen)のコーヒーを買った。

マップアプリを起動させて
自分がどこにいるのかを確認する。

ゲストハウスが密集した場所があるな。こっちか。

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はわっ!これは!夢にまで見た”ザーザー”!
ーって、ただのミックスジュースなんですけど、
うまいんだなこれが♪

 

 

 

モロッコを旅して面白いなと思ったのは、
観光地である旧市街と発展している新市街が
はっきしと別れているところだ

タンジェもフェズもマラケシュも旧市街に
ゲストハウスが沢山あり、
そしてバスターミナルがすぐそばにある。

イランも見習って欲しいよ。
イランのバスターミナルから
ゲストハウスのある場所へ行くのは骨が折れた。

そんなことを思い出した。

 

 

 

 

 

空は曇り空で歩いていると小雨が混じった。

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朝の時間帯はそこまで人通りが多くない。

ゲストハウスに当たっていくのはまだいいかな。

 

 

とりあえず、見つけたケーキ屋さんで
コーヒーを飲んで一息ついた。

小さなお店にもWi-Fiがあったのは意外だった。

 

 

雨は勢いを増したり、止んだりを繰り返す。

雨脚が弱まったところで
僕はマラケシュの散策を続けることにした。

安宿は案外町のはずれにあるに違いないと
検討をつけた僕は黙々と歩いて行った。

水はけの悪い石畳の町。生活雑貨を売る店から、
駄菓子屋のような売店、タバコ屋さん、肉屋…。

ちっぽけな店が通りの両側にずらりと並んでいる。

 

 

大きい路地から一歩裏手の路地に行くと、
そこは地元の人たちのテリトリーだ。

こういうのを見て誰かが
「迷宮だ!」
みたいに言うのもうなずける。

 

 

途中で見つけたゲストハウスらしきものに
当たってみたのだが、
訪れたどの町よりも高い値段だった。

まぁ、見た感じ60~70ディルハム(800yen~933yen)が
安宿のラインだと思う。

50ディルハム以下の部屋やテラスに
泊まれたりするんだろうけど、
せっかくヨーロッパの野宿を乗り越えて来たのだ。
ちょっとくらい快適に暮らしたって
バチは当たらないだろう。

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なかなか
安宿が見つからないまま昼前になった。

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カフェでコーヒーを飲みながら休憩していると、
フードの先の尖ったジュラヴァを着た
おっちゃんが声をかけてきた。

安宿を探すなら

ジャバル・フナ

に行けばいいらしい。

じゃばるーーー、ふな…

 

 

あぁ、フナ広場ね!!!

 

 

 

 

フナ広場はここを訪れた観光客が
必ずと言っていいほど足を運ぶ広場だ。

だけど、ここでは
「ビッグ・スクウェア」とも言うのだ。

おっちゃんに言われた通り
にフナ広場へと行ってみた。

観光客向けのカフェがいくつもあり、
安宿がありそうな雰囲気ではない。

 

 

いや!おれはこの1年5ヶ月で
何を学んで来たんだ!

安宿がありそうな場所は~~~っと!

 

 

 

 

『これだ!』

 

 

見つけた安っぽい「HOTEL」の文字。
直感で登った二階のレセプション。

そして

 

 

「single room 60drh」の文字。

 

 

Wi-Fiつき、シャワーあり。

言うことなし!

 

 

 

 

とりあえず二泊分のお金を払って
部屋に案内してもらった。

トイレは別にあるが、部屋の中には洗面台がある。

もうヘロヘロで眠た過ぎた。

 

 

ひとまず歯を磨こうとしたのだが、
洗面台の水はけが悪い…。

うん、誰かが吐いた後だ。
若干ゲロがこびりついている。

鏡のところにはマリファナを吸ったであろう
煙草の吸い口みたいなのが置いてあった。

別の部屋から

「オウェッ!オェロオェロッッ!カッ!」

と誰かが吐く音がする。

 

 

はははーーー、安宿(笑)

 

 

 

 

僕はこれくらいでへこたれる男じゃない。

まぁ、洗面台だけ使えるように
してくれればいいかな?

スタッフさんにトイレ掃除で使う
「スッポン」がないかと尋ねると、
スタッフさんは僕の部屋を代えてくれた。

静かな室内にゲロの音が聞こえると
思わず苦笑いになった。

 

 

 

部屋でギターを弾いていると、
スタッフさんが「ギターか!」と
ニコニコしながら食い付いてきてくれた。

一応他の人の迷惑も考えて、
「ここで唄ってもいいからな!」と
屋上に椅子を用意してくれた。

建物の隙間からフナ広場の一部が見えた。

天気も晴れて来た。いい一日だ♪

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雑貨を仕入れることだ。

ここ来た目的は。

僕は眠ることなく、
近場から当たっていくことにした。

 

 

帰国後に相棒のまおと企画している
雑貨屋さん(ごっこ)、旅する雑貨屋「Drift」。

チェコでヨーロッパの雑貨を
いくつか盗まれるなどアクシデントはあったが、
この1年5ヶ月の間に何度も相棒の家宛に
段ボールに詰めた雑貨を郵送してきた。

仕入れの数もバックパックに収まる分
(もしくは郵送する町で大量に仕入れる)だし、
高い物は買えない。

「誰かにプレゼントしたくなる雑貨」を
コンセプトに見つけた雑貨の写真を
LINEで相棒のもとに送って、
どの雑貨を買うか決めてきた。

 

 

正直ヨーロッパの雑貨は、
特に先進国のものは、そこまで惹かれなかった。

『これ、日本でも買えるよな?』といつも思ってたし、
本職の発注を海外にかけている雑貨屋さんで買った方が
良い物が手に入る気がした。

観光地ではご当地マグネットみたいなのを
いつも見かけたが、そのクオリティの低さに、
買う気さえ起こらなかった時もある。

やっぱり雑貨はこういうところだ。

先進国というよりかは、少しごちゃごちゃしてて、
その国独自の文化がある。そんな国。

東南アジア、インド、トルコ、

そしてモロッコ。

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片っ端から雑貨屋さんを見て回った。

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お店のおっちゃんに値段を訊くと、
なかなか返してもらえない。

こういう時に僕は架空の妹を作って、
「ごめん、妹に写真を送る約束をしてるんだ」と言って
その場を逃れようとするのだが、

お店側も
「今買ったところで妹さんは
きっと喜んでくれるさ!」
となかなか強引に押し切ってくる。

そういう駆け引きみたいなのものが
ずいぶん懐かしかった。

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押しに負けて、大きな布お買い上げ。
部屋を仕切ったり、テーブルクロスにしたり、
布の汎用制は抜群です!

 

 

 

 

 

 

 

一通り、
通りの始まりから終りまで歩いてみて
仕入れいる物に検討をつけた。

宿へ戻る道の途中でアンティークショップがあった。

僕がギターを持っているのを見て
お店のおっちゃんはこのあと18時から
セッションをしないかと誘ってくれた。

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これはたまたま通りかかった男の子。

 

 

向こうはモロッコの伝統楽器の演奏を
披露してくれるらしい。面白そうだ。

おっちゃんと18時にここで会う約束をして
僕は宿に引き上げた。

 

 

 

 

Twitterは手頃な近況報告に使える。

毎回写真つきでクドクド、ブログと同じように
呟き以上のことを呟いている。

 

 

 

 

アンティークショップへ行く前に、
通りの小さな薬局でコーヒーを飲んだ。

薬局っていうか漢方みたいな薬草が沢山置いてあって、
そこにエスプレッソマシーンもあるのだ。

一杯10ディルハム(133yen)と
モロッコにしては高めだったが、
美味しいコーヒーと楽しいひと時を過ごすことができた。

ギターを持っているだけで、
こんなにもコミュニケーションの幅が広がるとは。
ほんとうにギターは持っていて
(ってかこれで三本目なんだけど)
よかった道具のひとつだ♪

 

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唐突にインタビューが始まり、

 

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日本語がちょっと話せる女のコが登場し
(若い娘に絡むおっちゃんは万国共通ではないだろうか?)

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なぜか「いかに渋く写真に写るか?」を
競い始めた。
(僕のiPhoneがおっちゃんだらけになってしまった!)

 

 

 

 

約束の18時ぴったしに
アンティークショップに行ったのだが、

どういうわけか、閉店していた。

 

 

近くのヤツらに
「ここのおっちゃんを知ってる?」
と訊いてみたのだが、
さっさと店を畳んで帰ってしまったらしい。

なんだよーーー。マイペースだなぁ。

 

 

夜になるとフナ広場には露店がひしめき合い、
多くの人で賑わっている。

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ストリートパフォーマンスなんだか分からないが、
ドコスカとずっと打楽器の音が鳴り止まない。

露店では日本にもいるような
キャッチの姿を見ることができた。

メニュー片手に観光客に
「うちでご飯食べていきませんか?」と誘うのだ。

僕も「ミントティータダだから!」というセリフに負けて
露店に入った。夕飯はフナ広場でタジン鍋を食べた。

マラケシュはごちゃごちゃしてワクワクするような街。

雑貨好きにはたまらない♪

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はーい。これから雑貨日記がはーーじまーーるよーーー!

ってな感じでマラケシュではこれからあっさり、
まったりライフが始まります。
いつもくどくど書いている僕だけど、
ここにきてようやく楽ができるわけです!

 

 

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4 件のコメント

  • シミさん☆
    Facebookは暇な時にでもまた探してあげてください☆成田空港で愛バックのモンベルでピースしてますから☆
    私やっぱりモロッコかトルコのお皿欲しくなって来たのでもっと買って来てください♡私の分のゴハン茶碗が無いんです。食いしん坊万歳の名が折れる。

    ATMに嫌われたのならシミさんの持ち前の歌声で!喉の調子はどうですかー?

    • >みほちゃんさん

      あ、そういう特徴教えていただければ
      探しまーす!

      てかトルコもモロッコも、
      もう通り過ぎちゃったからなぁ。

      エジプト、アフリカ、南米あたりでどうすか?
      (個人的には南米の雑貨がクソアツイです!
      特に布製品!!!)
      いいのあったら写真送りますね♪

      ATM問題はーーー…、
      解決したけど、それはのちのちブログでね♪

      あれ?
      前回のコメントから気になっていたんですが、

      食いしん坊キャラでしたっけ(笑)?

      • Facebookありがとうございます☆
        南米雑貨クソ楽しみにしてます!!未知の世界☆
        ATM記事も楽しみにしてます!!

        違いましたね。スマートで知的な福島女子でしたね。ゴハン茶碗は忘れて下さい☆

        • >みほちゃんさん

          マジで買いますよ?

          都心だったら取りに来てですけど、
          それより離れてたら郵送します。着払いで(笑)。

          Facebookのメッセンジャー経由で写真を送って
          クライアントの欲しい雑貨を確実に仕入れるのが
          当店の”売り”です。

          あー、なんかこうして

          『〇〇買ってください!』

          あったら買おうかな?
          お一人様ひとつまでで笑。

          まぁ、可愛いお茶碗みっけたら
          写真送りますね♪

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