「ハナクソって小指でほじる派?それとも人差し指?」

世界一周604日目(2/23)

 

 

寝ないで

夜を明かした。

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3時半にテントをたたみ、荷物をまとめ、
4時にはチェックアウトを済ませた。

ここの宿のスタッフのシフトは深夜帯もあるようで、
夜遅くまでスタッフのお姉さんがテレビで
アメリカのドラマをずっと観ていた。
だから、寝ている誰かを叩き起こす必要はなかった。

12日間お世話になった
「Backpackers Hostel」ともこれでお別れだ。

 

 

 

バックパックとギターを持って、
真夜中のカンパラの街に僕は繰り出した。

ここからタンザニア行きのバスが出る場所は
歩いて30~40分くらいの距離にある。
時間も時間なので乗り合いのミニバンは走っていない。

 

 

さぁどうしたものかと思っていると、
すぐにボダボダ(個人の流しのバイク)が止まってくれた。

こんな夜遅く(朝早く?)におつかれさまです。

2000シリング(82yen)で僕はあっという間に
バス会社のオフィス前まで行くことができた。

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時間に余裕を見ての出発だったので、
オフィスの前にはほとんど人が集まっていなかった。

バス会社のスタッフと思われるおっちゃんたちは
ベンチの上で寝ていた。

近づくとムクリと体を起こして、またすぐに眠った。
僕は空いたベンチでおっちゃんたちと同じように
寝っころがって仮眠を取った。

 

 

30分もするとチラホラと乗客たちが集まり初め、
5時になるとバスの中に入れるようになった。

バスは満員というわけではなく、空いた座席もあった。
自分の隣りの席も空いたままだった。
各座席には電源のコンセントがあったことには意外だった。

そして5時半にバスはタンザニアのムワンザに向け
ゆっくりと走り出したのだ。

 

 

あぁ、物価の安くて居心地のよかったウガンダよ。

ここに来てみるまでは、君がどんなヤツだったかなんて
これっぽっちも分からなかった。

来てよかったよ。

首都のカンパラしかいなかったけど、
アフリカではお気に入りの国になった。

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バス

の中で睡眠をとるつもりだったので、
バスが走っている間は熟睡とまでは行かないまでも、
寝て起きて、寝ての繰り返しだった。

そのため外の景色はまったく見れていない。

 

 

気がついたらあっという間に国境に到着していた。

カンパラを出発してから4時間少ししか経っていなかった。

 

 

 

イミグレーション前でバスは停車し、
乗客たちはバスを降ろされた。

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そのままウガンダ側のイミグレーションで出国手続きを済ませた。

窓口はひとつしかなく、
乗客たちは僕を含め20人もいないのに、地味に時間がかかった。

 

 

緩衝地帯を歩き、続いてタンザニア側のイミグレーションで
入国手続きを済ませる。

ビザ代は他のアフリカ諸国と同じで50ドル。

世界一周44カ国目だ

 

 

イミグレーション周辺には闇両替商がたむろしており、
僕にも声がかかった。

USドルでも両替しなのであれば、
どっちにしろレートはあちら側が有利なようになっている。

ただ、あまりにもレートが悪過ぎると、
僕も「頼むよ。ほら」とレートアプリを見せて交渉して

(彼らは独自のレートで取引しているので
あまり効果は発揮しないのだが)

少しでも多くお金を得ようと努力するのだ。

 

 

 

旅をする上で
国境を越える時の両替は大切なポイントだと思う。

国境の手前か後かでもレートは違ってくるし、
次の国に移る場合、今まで持っていた通貨の価値が
ぐんと下がってしまう場合もあるからだ。

世界中どこでもレートが高い
アメリカドルを常に持っておくことも難しい。

今まで旅した国の通貨をきっちしかっちし使い切るにしても、
国境を越えたらATMまで辿りつくのにバスに乗ったり、
交通機関を利用しなければならない場合もある。

物価の具合を見て、アフリカでは
1000円~2000円ほど残して
おけばいいと僕は思っている。

 

 

 

 

 

そしてバスは再び走り出した。

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最近はまっている
「Of Monsters and Men」のファーストアルバムを聴きながら
僕はウツラウツラと惰眠を貪る。

移動の際はいつもくだらない妄想を繰り広げているが、
今回はただひたすらに寝ていた。

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自分でも驚くくらい時間だけがあっという間に過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムワンザ

の手前にある巨大な湖の前で止まった。

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なんとここからフェリーに乗って
バスごと移動するというのだ。

 

 

運賃は一人1000シリング。

よかった両替しておいて。
これでお金が払えなかったとしたら
そうとうギャグな自体になるな。

 

 

乗客たちはここでもバスを降ろされた。

そのままフェリーに乗り込み、フェリーは陸を離れた。

 

 

中ではマンゴーや紅茶やスナック菓子が売られていた。

このような場所で売られている食べ物は
通常よりも高い場合が多いのだが、
ここでは安く食べ物にありつくことができた。

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30分ほどの船旅が終わり、またバスに乗り換える。

フェリーが着いた対岸が本日の国境であるムワンザ市内だったが、
とりあえず僕はバスの終点までつきあうことにした。

外の街並を眺めていると、
ウガンダに比べるとタンザニアは
若干は発展しているように感じた。

人と通りも多く、町全体も大きい。

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停まった

のは、どこかの川の裏手にある
小さなバス会社のオフィスだった。

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僕はタンザニアの首都のダルエスサラームまでの
バスチケットを買おうと思ったのだが、
どうやらここではダルエスサラーム行きのチケットは
売っていないということだった。

それにまだタンザニア・シリングも手に入れてない。
まずはそれからだ。

 

 

 

荷物を受け取り、バス会社のスタッフに
銀行の場所とバスターミナルの場所も訊いておいた。

今いるオフィスのすぐ隣りに
10000シリング(654yen)の安宿があるのもいい。
今日はここに泊まることにしよう。

 

 

 

銀行はすぐ近くに見つかった。

キリンのマークが書いたナショナル・バンクは
VISAもMasterも使うことができた。

200000シリング(13,073yen)を手に入れると、
僕は歩いてバスターミナルまで向かった。

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ダルエスサラーム行きのバスが出ているターミナルは
歩いて20分の場所にあった。

ターミナルという感じは全くしない。

大型のバスが二台止まっており、
周りにいくつかバス会社らしきものがあるだけだった。

僕は明日発のダルエスサラーム行きのバスチケットを買った。
40000シリング(2,520yen)。

ムワンザからダルエスサラームまではかなり距離がある。
ほぼまる一日の移動となるだろう。その割には安いのがいい。

 

 

実際は鉄道の方が安いらしいのだが、
地元の人に訊くと「3~4日かかるよ」とのことだったので、
先を急ぐ僕はバスに乗らざる得なかったのだ。

実はダルエスサラームで人と会う約束をしている

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チケットを手に入れた僕は
近くで串焼きと卵とポテトの組み合わせという
ほぼ野菜なしの夕食を済ませて、
先ほどのバス会社の横にある安宿に向かった。

 

 

宿に着いてシングルルームはあるかと訊ねると、

宿のおばちゃんの態度は急変した。

 

 

先ほど僕が訊ねた時は
「遠い所からよくぞ来られた!ほらほら!」
と僕の手を引いてまで泊まらせようとしたのに、

今は

「フン!どこの貧乏人が来やがったんだ!?」

とあからさまに僕を邪険にしている。

 

 

おばちゃんは面倒くさそうな顔をして
鼻の穴に人差し指を突っ込んみ、
その人差し指を何かを掻き出すようにを回した。

アフリカの方々がこれ見よがしに
人前でハナクソをかっぽじるのは、
自分の意志にそぐわない、手間を取らせることに対しての
低い程度の嫌悪感を表した意思表示なんだと思う。

 

 

 

いやね、ちょっと汚い話をしますけど、

実際ハナクソって
小指の方がほじれませんか?

 

 

や、僕、アレルギー性鼻炎なんすよ。

日本にいたころはテイッシュ常備しないとキツかったくらいで、
海外に出てから日本ほどひどくはならなくなりましたけどね。

ハナクソってあれっすよね?鼻水が固まったもの?

空気の悪い国に行くと、体が汚い空気を吸い込まないように
鼻水を出したり、鼻毛が伸びると言うじゃないですか?

まぁ、どこでもわたくしはハナクソほじってますけどね。

 

 

で、アフリカの人はさ、なんなんだろ?
鼻の穴がデカいからなのかな?

人差し指で鼻ほじるんだよね。

 

 

 

『いや、それ、ハナクソほじりにくいっしょ?』

って最初は思ったんだけど、

ああ。なるほど。漫画の表現も
あながち的を射ていた。そういうわけですね。

 

 

 

英語で「シングルルームはありますか?」と訊ねても、
おばちゃんや他のスタッフは英語を話さなかった。

「フル(full/満室)?」と訊いてみると、
みなが声を合わせて
「フル!」と言う。

ああ。そうかい。満室なのね。

 

 

 

 

だから僕は宿探しをしなければならなかった。

ムワンザの町は通過するつもりだったので、
宿の情報は全く調べていない。

使っているマップアプリちゃんは
いくつかの宿の位置情報を教えてくれたので、
その場所に行ってみることにした。

 

 

だが、見た感じからしてみて高かった。
どれも平気で10ドル以上する。

こんなゴミゴミして埃っぽい町で
いくらなんでもその価格はないんじゃない?そんな感じだ。

 

 

ダメ元で警備員のおっちゃんに
「チープホテルはありますか?」という
バックパッカーでよくフレーズの20位圏内に入っていそうなワード
を口にすると、

警備のおっちゃんは
「あっちにあるよ」と親切にも教えてくれた。

警備のおっちゃんの仕事はあくまでホテルの警備であり、
ホテルの利益を追求するところにはないということか。
そのドライで親切な感じに好感が持てたよ!

 

 

 

高めのホテルの裏手にあるような
一見宿だか分からないような施設にはちゃんと
guest house」の文字が書かれていた。

値段は最初の安宿に比べると2000シリング高かったが、
予算内であることには変わりなかった。

 

 

12000シリング(785yen)のシングルルームには
蚊帳とファンがついており、トイレとシャワーも併設されていた。
付け加えるならかなり清潔だ。
エチオピアに是非見習って欲しかった。

 

 

 

シャワーを済ませ、洗濯物をして、早めに眠ることにした。

こいう時は日記なんて書かない。
あー、明日は丸一日の移動かぁ…。

 

 

 

宿のすぐ側のバーから夜遅くまで
音楽と人の声が聞こえて来た。

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同じくアレルギー性鼻炎を持った女のコも
恥ずかしそうにティッシュでハナクソほじってたのを覚えています。

うん。みんな言わないだけっしょ?
まぁ、あれ、人前でやられるとマジで汚らしいけどね。
だから僕はできるだけ隠れてホジホジします(笑)

え?今?シングルルームでこれを書いてますけど、
さーーー、どうでしょう(笑)

 
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2 件のコメント

  • 人差し指派!!
    鼻の穴は大きくないけど、
    人差し指突っ込んでますね(笑
    自分もアレルギー性鼻炎を持ってるんですけど
    アフリカを旅してて鼻炎の症状はどうですか??

    • >TAKASHIさん

      アレルギー性鼻炎は海外にいると不思議と収まりました。
      空気の悪い場所ではハナクソが出るのですが、
      そこは小指でホジホジしてます(笑)

      母親の知り合いでアレルギー性鼻炎がひどく
      ニュージーランドに移住した方がいるそうです。
      その人も同じことを言ってました。

      まぁ、でも、帰国後はまた鼻炎に悩まされることでしょう…(笑)

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