「相性ってあるよね。もちろんヒッチにも」

世界一周680日目(5/10)

 

 

隣りにマクドナルドがあるなんて
素晴らしいことこの上ないッッッ!

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テントを畳み、

そのまま
マクドナルドへ直行!!

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1.6ドルのコーヒーから優雅に始まる僕の朝。

これで頭が洗えれりゃあどれほど気持ちいいか。

 

 

 

ここはアメリカ、モンタナ州リヴィングストン

 

 

 

国立公園に近い町ということもあり、
朝からトイレは観光客のおじさまたちで混雑していた。
これじゃあ頭は洗えない…。

マクドナルドでウダウダしていると、
あっという間に時間が過ぎてしまった。

SNSに地味に時間を喰われている。
そんな大したことは書いてねーからさっさと閉じな!

 

 

話はそれるけど、日記を書くにしろ、絵を描くにしろ、
やはりWi-Fiがない環境の方が作業がはかどる。

マクドナルドで作業するとWi-Fiがあるもんだから、
しょっちゅうFacebookやらTwitterやらを覗いちまうよ。
おれは一体何を求めているんだろう?

どこかで大学生だか高校生が一日にSNSにかける時間は
3時間以上だと見た気がする。

おいおい。
24時間しかない時間の中でそんなに時間喰われちゃってるの?
自分もSNSに接している時間はかなり長い方なので
気をつけなければいけないと思う。

Twitterで有名な人とか
『この人どんだけTwitterやってるんだ?!』
ってくらいツイートしている人いるからね。すごいよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒッチ

ハイクを始めたのは10時過ぎだった。

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寝床・マクドナルド・ランプ(ハイウェイ前の坂道)
が近接しているのだ。そりゃ僕だって油断するさ。

行き先はアイダホ州手前の県境的な
Missoula(ミゾーラ)と言う町だ

 

 

 

開始30分で車が止まってくれた。

運転手のディレイは消防士の傍ら、
オフロードレーサーのナビゲーターだった

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大会に出場したものの車が壊れてしまって
家族のいるカナダのどこそこという町へ戻る途中らしい。

 

 

僕は今シアトルを目指している。

ディレイはミゾーラを抜け、
もっと先のアイダホ州Coeur d’Alen(カーダレーン)
という町を通るということで、
僕はそこまで車に乗せてもらうことにした。

 

 

 

ディレイとのトークはかなり弾んでいた。

ディレイは話し手であり、聞き手でもあった。

僕がペラペラと喋ればそれなりに話を聞いてくれ、
何か話題を投げかけると、そこから次のトピックへと
派生させてくれたりもした。
こういう人とならずっと喋っていられる。

 

 

「いやぁ~~、
僕“甘党”なんですよね」

「そう言うのは
“Suger teeth(シュガー・ティース)”って言うんだよ。
うちの実家はブルーベリー農家でね。
収穫されたブルーベリーからジャムを作るんだよ。
それをアイスにかけると美味いんだこれが。」

「うわぁ…、それいいですね」

 

 

「まぁ、方言ってのは
シミの言う通り州によってあったりするんだよ。
例えばルイジアナなんてこう」

「ファ~・ウワァ~・ユ~、ウァッ??
(How are you?)」

こうさ、口をつり上げんだよ。アイツラは!」

「だっはっはっはっは!!!」

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話していて思ったのが、
やはり英語を勉強する上では実際に生の英語に触れることが
一番の上達の近道だし、
ネイティヴスピーカーが先生だということだ。

僕がいくつか質問をすると、
ディレイは分かりやすく言い直してくれた。

もちろん彼は僕が分かりやすいように
英語を話してくれているのは分かる。
逆の立場だったら僕だって少し遅く話すだろう。

 

 

 

 

 

ミゾーラに到着し、僕たちは
FIVE GUYSというハンバーガー屋で昼食をとった。

時刻は14時と少し遅目の昼食だったが、
彼はここでチーズバーガーとソフトドリンクをごちそうしてくれた。

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このファイブ・ガイズという店は
カナダでも見かけた気がするのだが、

ここの店では
ピーナッツが無料で食べれる
ことに僕は驚いた。

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店内にはピーナッツが沢山詰まった袋が配置されており、
客たちは好きなだけそれを食べてもいいことになっていた。

僕は貧乏根性をむき出して紙袋に詰め込んだ。保存食だ♪

もちろんチーズバーガーの方もマクドナルドに比べ断然美味しかった。

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そうして5時間以上に及ぶドライブが終った。

ディレイは
「ここならシアトル行きのトラックが見つかるさ」
と言って僕をハイウェイの途中のレストエリアで降ろしてくれた。

別れ際にディレイは20ドルを僕にくれた。
「シュガーティースだからクッキー買わせてもらうね」
とお礼を言って彼を見送った。

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サンクス!

 

 

 

 

 

 

 

 

降ろされた

レストエリアは木々に囲まれた静かな場所だった。

 

 

2~3台の乗用車、キャンピングカーの姿もある。
トラックは停まっているが、ここで仮眠を取ってるように見える。
すぐには出発しないだろう。

売店などというものはなく、
通常よりも高い料金のジュースを扱った自販機が
二台設置してあるだけだった。

 

 

僕はここがアイダホ州なことを思い出した。
ヒッチハイクを禁止し、警官によっては罰金を喰らわせるという
避けるべき州。

 

 

そんなことより、今はトイレに行こう。

個室トイレで頭を洗ったり、体拭きシートをきっかけに編み出した、
石鹸水をふくませたタオルで体を拭う方法で僕は綺麗にした。

まぁやるだけマシって感じかな。
シャワーがあるに越したことはないけどね。

洗濯物をバックパックに括り付けて、
昨日もらったミックスナッツを口に含めば準備万端だ。

僕はレスト・エリアの出口まで歩いて行き、
そこでヒッチハイクを再開した。

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このレストエリアは公園に直結しているらしく、
清掃員がいたが、ヒッチハイクをしていても
何も注意されることはなかった。

ここはほとんど陸の孤島に近い。

もし警察に注意されたとしても
「ヒッチハイクで乗せてくれたドライバーが
ここ降ろしてくれたんです」と言えばセーフなはず。
求められるのは演技力だろう。

 

 

待ち時間の方が長かったので、
僕はギターの練習をしながらヒッチハイクをした。

ギター弾きながらヒッチハイクしているヤツは
コメディアンにしか見えないみたいだ。
みんなニコニコ笑ってレスポンスをくれた。

 

 

そして30分後にワシントン州へ抜ける車が止まってくれた。

 

 

 

 

 

スーザンとケリーの親子が乗る車は
州境の”Spokane(スポケーン)”という町まで行くようだ。

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ヒッチハイクをしていると、
時々自分の計画していた以上の距離を進める時がある。

元々は

「Livingston(モンタナ州)☞Missoula(モンタナ州)」
「Mizzoula☞Spokane(ワシントン州)」

と二回に分けてヒッチハイクをしようとしたのだが、
一発でここまで来れてしまった。

目指すシアトルはもう目と鼻の先だ。
アメリカ横断の旅ももう少しで終る。

そして僕が旅をしたかった西海岸が続くのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

町の中心地

から2kmほど離れた場所で僕は車を降ろされた。

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ハイウェイの表記が「Freeway」になっていた。
ここは無料の高速道路ということなのだろう。

 

 

汗だくになりながらダウンタウンを目指した。

ボタンシャツを脱いで臭いを嗅いでみると
ホームレスの独特の臭いがする。

あれ?この前洗ったのは6日前なのになぁ…。

 

 

たまらずガソリンスタンドでトイレを借り、
Tシャツとボタンシャツを洗濯した。

都市型キャンプだとシャワーが浴びられないのが痛いところだ。
もうこの旅の中で何回日本の銭湯を求めたことだろう。

まぁ、同じように日本を旅したところで、
すぐに銭湯にアクセスできるかって言ったら違うだろうけどさー。

風呂入りたいなぁ。

 

 

 

 

 

ひとまず僕はスポケーンのダウンタウンへと到着した。

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どこか繁華街的な場所はあるのかと思いきや、
ここは人気の少ない寂しい町だった。

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町の地図を見る限り、大きな自然公園があるみたいだ。

興味がないのでそこはスルーだ。

 

 

 

問題はどこで時間をつぶすかということだった。

運良く見つけたガソリンスタンドに併設されるマクドナルドで
コーヒーを注文するとそこ閉店まで作業をした。

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そろそろフェスの季節だね。

 

 

 

そしてようやく知ることとなったのは

「マクドナルドのリフィル(おかわり)が無料」

ということだった。

あれって日本だけじゃなかったのか!ってきり誤解してたよ!
日本は行き過ぎたサービスだからさ。

それにアメリカのマクドナルドは州によって値段が違ったりするのだ。

それもあって、僕は
「さすがにおかわりには金がかかるだろう」
と思い込んでいたのだが…、

これで僕のコーヒー・ジャンキーも
磨きがかかったことだろう。へへへへ…。

 

 

 

23時に閉め出されると、
僕は寝床を探して夜のスポケーンの町を彷徨った。

町はハイウェイに沿うようにして続いている。
できることであればハイウェイのすぐ近くにテントを張りたい。

 

 

 

高級住宅地のような場所に辿り着き、整った公園を見つけた。

遊具に紛れ込むようにしてテントを張った。

ここなら大丈夫だろう。

 

 

さてと、明日はいよいよシアトルか。

うまく行くかな?

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4 件のコメント

  • シミ君服の匂い消しには「ファブリーズ」が良いと。TVのコマーシャルで見ましたよ、
    汗の汚れの菌を殺して消臭する様です、アメリカにも有ると思うのでお試しあれ。
    匂いは自分では気が付かないので、フォームレスに間違われない様にね!。

    • >JOSANさん

      そろいもそろって
      なんでみんな僕の体臭に問題にこんなに真剣になって
      考えてくれるのか不思議で仕方ありません!
      あぁ、僕はなんて幸せ者のブロガーなのだろう…。

      都市型キャンパーはホームレスと紙一重です。
      大事なのはフレンドリーさと笑顔。
      これがなかった僕も純度100%のホームレスです♪

      あ〜〜〜..
      ヒノキの香りのフレグランスがあったら
      5ドルだしても良いんだけどなぁ..。

  •  ようやく海を見れますね!

    シアトルからは南下されるのでしょうが、西海岸は楽しいですよ。ビーチで泳いでからシャワーを浴びることもできますし。ちなみにシンガポール人の友人はアメリカ旅行中に空港に泊まり続けて、シャワーは公共のプールを利用したそうです。彼の荷物は5kg程度だったので可能だったようですが。また彼とは「In-N-Out Burger」のハンバーガーが美味しかったという結論に。西海岸に支店が多いので、その内に見かけることでしょう。ちなみに前回のコメント欄に書いたライフスタイルモールとは街に溶け込むように作られている新しい感覚の商業施設です。アップルストアやアーバンアウトフィッターズなどがテナントに入っていたりしますので、どこかで巡りあうことがあるかも。

    • >citydeさん

      西海岸南下中です。
      なかなか濃い出会いに恵まれてはいますが、
      ビーチはもう少し先になりそうです。

      それにしてもシンガポール人のお友達は
      過ごいですね。
      僕の場合だと
      寝袋とテントだけで4kgはいっちゃうから
      5kgなんて小学生の時に背負ったランドセル
      のようなものです。

      通年で旅をする人には難しいかな?
      あ、いらなくなった荷物を捨てればいいのか..。

      情報もありがとうございます。
      ライフスタイルモールと
      「In-N-OUT Burger」ですね。
      探してみたいと思います!

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