「▷Vol.75-100」

 

 

★DAY PACK’s STORIES(サブバッグ・ストーリー)

 

 

「世界中のいたるところで」

それは旅先で見つけたカフェかもしくは宿のテーブルなんかが
ほとんどなんだけれど。

サブバッグに入れた手のひらサイズのノートに漫画を書き続けています。

トルコで買ったノートもようやく今回で終わり。
Vol.75を書いていた当時はモロッコのマラケシュで
一冊を描き終えたのはエジプトのカイロにいる時。

まさに旅するノート。
サブバッグに収まるストーリーということで

「DAYPACK’s(日本語でサブバッグ)STORIES」

と名付けました。

日本人以外にも読んでもらえるようにと
辞書を引きつつ英語でセリフを書いています。

スペルミスや文法的ミスはご愛嬌です。
もし間違いを発見したのであれば
やさしく教えていただけると幸いです。

コーヒーを片手に画面をスクロールするのも
いいでしょう。

 

 

それではどうぞ♪

 

 

 

 

 

Vol.76″help”
「助けて..」

76

「いやだ!死にたくない!」
「頼む..助けてくれ」

おれは飛行機に乗るのが怖い。

「助けて..」

▷コマから書いた作品ですね。
最初お兄さんが強盗に襲われる話を描きたかったんですけど
『自分がそうなったらシャレにならないな』ってことで
話を作り直しました(笑)。
大丈夫です。今のところそういう被害に遭ってませんから!

 

 

 

 

 

 

Vol.77″Sigh”
「ため息」

77

『彼女はいつもため息をついている。
彼女の悲しそうな顔は僕を悲しい気持ちにさせるんだ』
『彼女を元気づけることは僕にできないだろうか?』

-バックルーム-

「あのクソ客、また来やがったよ!
毎回5時間以上いるんだよ!!!」

▷つまり、長居するヤツは店側からしたらすっごく迷惑
なんじゃないか?ってことです。
相手の気持ちをなんとなく想像できますが、
それでも3時間以上は作業させて頂きたいところです。
そんな僕にロマンスなんてやってきやしませんよ。トホホ…

 

 

 

 

 

Vol.78 “25%”

78

「すげえ!マジすげえっ!超ハッピー!」
「しんじらんねぇぇぇ〜〜〜!!!」
「旅っていいぜ!お前もすぐに旅に出るべきだよ!」
「…日本にもどってやってけんのか?」

▷基本前向き、ポジティヴですが、
波はあります。バイオリズムってやつです。
特に雨に振り込まれた時なんてそう。
漫画家としてやってけんのか?って
..あれ?なんでこんなに落ちてんだろう?
そうか今、雨が降ってるからかァ。

 

 

 

 

 

Vol.79 “”KING HUSAIN BRIDGE
「キングフセイン橋」

79 キングフセイン橋

「これがイスラエルに来るの初めて?」「はい」
「滞在の目的は?」「観光です」
「仕事は?」「美容師です」
「彼女はいるのかしら?」「え、あ、は、いやっ!いません!」
「もしパスポートにスタンプを押されたくないのであれば、私とお茶しなさい!」

▷このキングフセイン橋ってのはヨルダンとの国境にある橋でして、
ノースタンプでイスラエルに入国できることで有名なのです。
宗教的に他国とのいざこざを抱えているイスラエルのスタンプが
パスポートに押してあると、入国できない国もあるので
我々は別紙にスタンプを押されないためにいい子ちゃんに
していなければなりません。

けっこうイスラエルの女のコって美人が多いんですよね。
それに兵役に行くから「Sッ気」がある。
入国審査の時も言葉責めに合いましたよ..♪

 

 

 

 

 

Vol.80 “It’s not”
「それちゃうで」

80-1

『わたしは頭にきていた。
この国のヤツらはいつだってからかってくるからだ』
「チーノ!」

「落ち着きなって。
彼らは純粋にジャッキー・チェンが好きなだけだって」
「ヘイ!ジャッキー!」

 

80-2 It's not

「ホワァァァッッ…!!!」

「それ、ジャッキーじゃない..」
「ブルース(・リー)…」
「!!!」

▷中東やアフリカでは「チーノ!」と呼ばれたり、
カンフーマスターたちの名前を挙げられたりします。
馬鹿にしている時もあれば、ほんの軽い気持ちで
フレンドリーに声をかけられたりも。
イスラエルのアラブ人の住むエリアも多かったと思います。

そうそう。イスラエルのエルサレムで
「MaSaTo 世界一周学校」のマサトさんに初めて
お会いしたのです。
まさか、あの時の出会いをきっかけに繋がれるなんて
思いませんでした。ありがたや..。

※ユミさんからご指摘頂きました!

「わたしは頭にきていた。」これは日本語のみの言い方なので、
英語では I was pissed になります。
そこまで怒ってない場合は I was upset になります。
「ブルース 」のスペルはBruce です」

ありがとうございます!

 

 

 

 

Vol.81 “Roof top of Ibrahim’s house”
「イブラヒムの家の屋上」

81-1

「煙草を沢山吸うわけじゃないから」と
彼はおれに煙草を三本くれた。
おれは屋上に行くとそのうちの一本に火をつけた。
外は寒くてフリースのジャケットを羽織った。

「さみっ..」

※”I don’t smoke so much”が正しいですね。

81-2

屋上からは地区によって隔てられた”灯り”
を見ることができた。

ひとつは死海にあるもの
ひとつはユダヤ人地区のもの。
そして最後はパレスチナのものだ。
それらの灯りは人間の営みが生み出した炎だった。

煙草を吸い終わると階段を下りて寝た。

▷こういう黄昏る感じの話も好きっす。
かっこつけといいますか。まぁ、旅情を感じる時ですね。
映画の主人公の気持ちになったりするわけです。
でもさ、宗教の発祥地で人間がいがみ合ってるって
悲しいはなしじゃないか。

 

 

 

 

 

Vol.82 “BLOG GIRLS’
「ブログガールズ」

82

「ブログ書かなきゃ!」「眠い..」
「どこにネタがあるのかしら?」「ブログ書きたくない..」
「ランキング上がった!」「批判コメント怖い…」
「コメント返さなきゃ」「次の日の分の記事のアップっと..」

▷マメなブロガーさんてたいへんだなぁって思うんですよ。
人気の方だったらコメントの返信数も多いだろうし、
時はコメントで傷ついたり、ランキングに一喜一憂したり…。
ビジネスならともかく、ほどほどが一番だと思います。
あ〜〜〜、おれも10位圏内入りたいんだよなぁ(本音)

 

 

 

 

 

Vol.83 “Make A Wish”
「願い事」

83

「……」
「イスラエルには兵役があるんだったな。
ほんで女のコも軍隊に行かなきゃならないんだった」
「あぁ、撃たれてぇ!」

▷イスラエルには美人も多いんですが、ゲイも多いんですよ!
テルアビヴなんて国内でゲイが最も多い場所らしいです。
あそこで自称オーストラリア人にテキーラをガンガンに飲ませれて
トイレに連れ込まれそうになったのはいい思い出です..。

 

 

 

 

 

Vol.84 “Shirt Dress”
「シャツドレス」

84

「私のホステルどこや..?」

▷ごちゃごちゃ系のイラストです。
シャツドレス?ワンピ?好きっすねぇ。
ってか女のコの旅人って持ち物多くないっすか?

 

 

 

 

 

Vol.85 “homecoming”
「帰郷」

85-1

言っとくけど、私は娼婦じゃない。
うちに帰る途中なのだ。
2008年から一度だって私は家に帰っていない。

「どうして家に帰る気になったんだよ?」
「父が死んだの」

 

85-2

「悪かった..」「いいのよ。気にしないから」

「私のパパは厳しい人で、そのくせ
毎晩酔っぱらって家に帰ってきた。
私は逃げるようにして家を出たの」

「お前のおふくろさんはどうなんだ?」
「ママは私が小さい時にパパと離婚して出て行った」

 

85-3

「今からね、私はお別れを言いに行くの」
「親父さんにか?」「いいえ」
「私の人生によ」

「そうして私の新しい人生が始まるの」

▷ヒッチハイクしている女のコが描きたくて
それでネットで適当に調べていました。
感じのモデルが見つかって絵から描き始めて作ったお話です。

そんな即興で作った話しですが、個人的には気に入っています。
過去の自分との決別。

 

 

 

 

 

Vol.86 “Season Off”
「シーズンオフ」

86-1

『我が輩はネコである。
人間から愛でられるが、撫でられることは嫌いだ。

ここダハブには多くのバックパッカーが集まる。
ヤツらは嫌いだ。

あるヤツはダイビングライセンスを取りにここへ。
あるヤツは恋をしに。
あるヤツはただただ長居する。

そしておれは退屈している』

 

86-2

『オフシーズよりも暇なものはない。
ツーリストも地元の人間もみな死んだ魚のような目をしてやがる。
だが言わしてもらえば、おれにはシーズンなんか関係ない』

「ねみぃ…」

▷いよいよ話もダハブですね。
イスラエルのあとは再びヨルダンに戻り、
フェリーでエジプトまでやって来ました。

ダハブはゆっくりするところにはいい所です。
なんてったって宿代が世界一安い場所ですから。

でも、ずっといるとなんだか腑抜けてくるんですよね。
え?僕はずっとカフェで漫画描いてましたよ!
誰が「恋するダハブ」って言ったんでしょう?
殴り飛ばしてやりたいです!

 

 

 

 

 

Vol.87 “sinking”
「沈没」

87

「はぁぁぁあああアァァぁあ〜〜〜〜〜…」
「….。やる気が起きねえ…」

「あの人誰?」
「ここに一ヶ月沈没してるんだってさ」

▷目的もなしに一カ所にグダグダと留まることを
「沈没」と言います。バックパッカーの用語です。
旅そのものが長い休みみたいなものなのに、
さらに長期休みみたいな状態になってしまうと
覇気がなくなって行きます。
ダハブは危険だね!

 

 

 

 

 

Vol.87 “empty bottle”
「空き瓶」

88-1

『相棒のシミとよくバーに行った。
おれの口癖は

「何かやろうぜ!」

だった』

 

88-2

『ある日、彼女がどこかへ姿を消した。

手がかりはなかった。
彼女と連絡を取ろうとしたけど、
何も連絡は返って来なかった。

おれは”空き瓶”になってしまった』

 

88-3

『気づいた時にはパッキングを終えていた。
航空券を買い、予定も立てずに旅に出た』

 

88-4

『何が自分に起こるのかも分からない。
何が待っているのかも。
そして何を見つけ、何を理解するのかも』

『何かが、呼んでいるんだ』

▷まおが旅に出た理由。
僕の描く旅漫画はラブストーリーでもあります。
究極の遠距離恋愛。運命の女性を探す旅。
それにしても、”empty bottle”って言葉が好きだ♪

 

 

 

 

 

Vol.89 “Kaeru Dash”
「カエルダッシュ」

89-1

「!!!」
「どうかした?」
「え、え、えええ、えっと、その、あ、
け、結婚指輪はど、どどど、どうしたの?」
「あ。やべ。失くしたっぽい」

 

89-2

「マジかよ!クソヤロォゥっ!!!」
「おれが三ヶ月分の給料で買ったあの指輪を!
(本当は一ヶ月分だけど)」

「よし!新しいのを探しに行こう!」

 

89-3

「あなたってさ、
めっちゃどーでもいいことにエネルギー注ぐよね。
食事だったり、ブログだったり、写真だったりさ」
「だってこっちの方が楽しいじゃん?」

「あ、見つけた!」

 

89-4

「似合い?」「パーフェクト!」

▷この漫画は世界一周ブログ「カエルダッシュ」の
帰国祝いに描いたお話です。僕が好きなブログのエピソードを
漫画にしてみました。

ってかツバサさん!早くブログ更新してくださいよ!

 

 

 

 

 

Vol.90 “back alley”
「路地裏」

90-1

『おれの世界一周の旅は中国から始まった。

そこにはビルや車や人で溢れていた』

「すげっ…」

 

90-2

『喧噪から逃げるようにして路地裏に入った。
そしてそこが既に日本じゃないことが分かった。
不安になった。』

「待て、待てって。
おれはバカか?

ビビってもしょうがねえだろ?
保守はどこにも連れて行ってくれないぜ?」

▷旅の始まりって緊張と不安と興奮が入り乱れると思うんです。
日本の外に出るとまず言葉が違いますからね、
移動するだけでも一苦労だったりします。

どこかで日本人の若者のパスポートの保有率は低いと
聞いたことがあります。
外に出ない理由が「自分は日本語以外が喋れないから」
という内向きなものであれば、僕はもったいないと思う。
日本でくらしていてもそうだけど、動かないと何も得られないから。

 

 

 

 

 

Vol.91 “think about her”
「アイツのことを考える」

91-1

『アイツの口癖は「どこかに行きたね!」だった。
それが変な話で今はおれが世界を旅している』

「ブロロロロ…」

 

91-2

『たぶん、アイツもおれと同じように
どこかを旅しているんだろう』

▷離れていても想う人がいる。
時には孤独を癒してくれたり、反対に恋しくもなる。

 

 

 

 

Vol.92 “think about him”
「あの人のことを考える」

92-1

『「どこかに行きたい!」という私の願いは
わたしの中でムクムクと大きくなっていった。

気づいた時には仕事を辞めて、旅の予定を立てていた』

 

92-2

『だってわたしの人生は一度しかないから。
もし旅に出ないのであれば、
『なんで旅に出なかったんだ?』
って後悔することになったのは分かっていた。

あの人には申し訳なく想う。
彼が幸せになってくれればいい』

▷2010年に行った初海外のインド、ブッダガヤー。
そこであったミナさんという女性に
旅に出たいというその思いは、自分の膨らんで行って
いつか自分を突き動かすだろうと予言めいたことを
聞かされました。

ずっと行きたかったんだ。
本を読んで思い焦がれて、いつの日か、いつの日か
旅に出たいとずっと思っていたんだ。

 

 

 

 

 

Vol.93 “let me listen”
「聞かせて」

93-1

「もしもし?」
「あ?まお?元気?今どこ旅してんの?」

「インド…」
「マジかよ!最高じゃん!おれはいっつも描いてるよ!」

 

93-2

「英語は喋れるようになったかよ?」
「まぁな!ちょっとだけだけど!」

「なぁ、お前の見てる世界はどんな感じだよ?
おれに話を聞かせてくれないか?」

▷一緒に悪だくみをしたまおは
日本で長いこと僕を待っていてくれています。
あぁ、悪いなぁ。今いる中南米が予想外に面白くってさ。
まだ日本に帰るまでかかりそうだよ。

いつもありがとう。

 

 

 

 

 

 

Vol.94 “Stars’ shining”
「星たちは輝く」

94-1

「さむいっ..!」

『わたしはアウトドアが好きだ。
キャンプをしている時は沢山の発見がある』

 

94-2

「地球って…、すごく綺麗..。」

「あ!流れ星!」

▷やっぱり屋外で何かすると五感が敏感になる気がします。
まずメシが美味い!
それに、やっり心も敏感になる。
いつもは見過ごしているほんの些細なことが、
今日はとても心に響くのです。

 

 

 

 

 

Vol.95 “ocean”
「オーシャン」

95-1

「おれ、行くよ!」
「ああ。よい旅をな!」
「ありがと!」

「アチィな!

これが12月だなんて信じられるか?」

 

95-2

「海は好きだ。
自由で、来ると元気になる」

『ツラくてキツいことは今日だけ忘れちまおう!』

「イエェー!」

▷相棒はサーフィンをやるんですけど、僕はどちらかと言うと
見ている方が好きです。
だから海沿いの町行くのは好き♪
特に太陽が水平線から出入りする時は、
ぎゅっと胸を掴まれたような感じになるのです。
イエス!センチメンタリスト!

 

 

 

 

 

Vol.96 “On the way to wash”
「洗濯しに行く途中」

96

「あのコのこと好きなの?」「ば、ばか言え!」
「彼女のこと、諦めた方がいいんじゃない?」「なんでだよ?」
「あのコ、彼氏いるもん」「!!」
「ま、マジで?」「マジっす」
「冗談だろ?」「大マジっす!」

▷大体好きになるコには彼氏がいるんだよなぁ…。
リングのどこからタイトロープをくぐればいいのか分からない。
ロンリー・ハーツ。

 

 

 

 

 

Vol.97 “SHARE MESHI”
「シェアメシ」

97

「おかわり!」

「おいおい。オムレツおかわり三回目だぜ?」
「それにまだ私たちにお金払ってないよ!」
「ファ◯ク..」

▷ダハブでは料理のできる方々にお世話になりました。
『あぁ、「胃袋を掴まれる」ってこういうことか!』
ってすげー理解できました。
そして美味しいご飯をいただいた後に、自分のスペックの低さに
ちょっと落ち込むのです。
おれはいつまでたっても料理しねぇなぁ。

 

 

 

 

 

Vol.98 “This is Dahabu. Paradise of long-stay travelers”
「ここはダハブ。長期滞在者の楽園」

98

▷時々ね、スマートフォンのせいで
コミュニケーションが減ったと思う時があるんですよね。
Wi-Fiのいい場所、共有スペースなんかでみんな画面見てる時なんて
よくそう思います。
きっと昔のバックパッカーはもっと会話していただろうなぁ。
気をつけようっと。

 

 

 

 

Vol.99 “I’ve gotten dream”
「夢ができた」

99-1

「夢があるんだ」「どんなッスか?」
「いつか日本に帰ったら、古郷に戻るんだ」「それで?」
「続きが聞きたい?」「そりゃあもちろん!」

 

99-2

「そしたらゲストハウスを作るんだよ!
沢山イベントやってさ!上映会とかワークショプとか!
旅人たちがおれのゲストハウスにやってきて
いろんなことを語り合うんだ!そんな場所があったら最高だよ!」

「羨ましいッス。おれはまおさんみたいな夢ないッスから。
いつだって自分だけの夢を見つけようとするんスけど、
結局ソイツは見つかりゃしない」

 

99-3

「おいおい。元気出せって」

最初っから夢持ってるヤツなんていないんだ。
お前が諦めない限り、夢を探し続ける限り、
それは絶対見つかるぜ!!」

 

99-4

「ざっす!元気出ました!」
「ポジティブでいた方がいいだろ!」

▷浪人して大学に入ってからの二年間。
僕はずっと悶々としていました。
「自分が何がやりたいのか?」が分からなかった。

やりたいことが見つかった時、僕の心はスッと軽くなりました。
「もう長生きしなくていいや」って諦めがつきました笑。

でも、旅に出ると、僕なんかよりも夢を実現させていて
キラキラしている人たちに合います。

生き方はひとつじゃないよ。
旅で学んだことのひとつ。

 

 

 

 

Vol.100 “at Cairo”
「カイロにて」

100-1

『考えるのは
「旅に出てから自分の何が変わったのか?」
ということ。

沢山の人たちに出会い、
幾度となく助けられ、
数えきれないくらい笑った。
どれだけ感動したかなんて数えられない』

 

100-2

『果たして、僕は変わったのだろうか?

ある部分では変わってないだろう。
自分の目標へと近づいているのだろうか?』

 

100-3

『そもそも、自分の憧れた旅とはなんだ?』
『そこから何を得た?この一年半の旅で』

 

100-4

 

『あと14日後に

僕は26歳になる』

▷郵送前にペン入れが間に合わなかったので下描きのままで。

一年以上に及ぶ旅路を振り返った時、果たして自分のしてきたことは
正しかったのか、遠回りだったのか分からなくなる時があります。
こんな世界をプラプラしていて漫画家になれているのかと。

年齢を気にしないと言えば嘘になる。
でも、気にしてもしょうがないのも事実。

いつだって考えることは同じです。安心なんてするな。
動くしかないんです。

時にはヘコんで、ふて寝するけどさ♪

 

 

 

 

 

あとがき

お読みいただきありがとうございます。
けっこう時間かかったんじゃないかな?
訳し直して、さらにひとつの話しごとに一言をそえて
かなりの文字量になりました。

いかがだったでしょうか?
アーカイブからVol.1からお読みいただけるので
そちらも見ていただけると、
『あぁ、コイツ、ちったぁ絵が上手くなったんだな』
とお分かりいただけると思います。
描いている最中は「どのペンがイメージに近いのか?」
を日々探求しておりました。

 

 

今現在は三冊目のMOLESKINに
同じテイストで漫画を描いています。
二冊目は既に終ってるからそれのアップも
また今度しようと思います。

一応一冊目のリンクも下に貼っておきます。
2014年8月のチェコから始まり、
2015年一月のエジプトまでの旅の記録(ログ)。
一冊分のサブバッグ・ストーリーです。

☆「はじめに

★「Vol.1-25

★「Vol.26-50

★「Vol.51-75

 

 

 

コメントお待ちしております♪

ラジオのDJばりに首を長くして
お便りお待ちしております(笑)

また、
訳していて自分でもスペルミスや間違いを発見しました。
用法に詳しかったら『ここはこうなんじゃない?』と
教えていただけると勉強になります。

 

 

それではみなさんよい一日を。
メキシコ、サンクリストバドル・デ・ラスカサスより。
2015年8月16日。


10 件のコメント

  • 物語の前後が気になりました。
    どこか、一か国での物語が読みたいです。
    文字からではなく、漫画からじゃないと伝わらない
    事ってあるんだなって改めて思いました。
    私なんかが言える立場じゃないですけど、
    絵もとても上手くなりましたよね!
    世界中で野宿された方の漫画ってまだないのでは?
    早く出版しなくちゃ!

    • >あっきーさん

      お久しぶりです!
      最近Wi-Fiのサボり癖がついた(&Wi-Fiが死ぬほど遅い)シミです。
      お褒めのお言葉ありがたく頂戴いたします♪

      一カ国の漫画は日本に帰ってからですね。
      いずれインドだけの話とか描きたいと思ってます(笑)

      野宿の漫画とか面白いですよね。
      だけど、ケガしても責任は終えないので、

      「よい子は真似しないでね♪」

      って書くつもりです。

      いや、誰もしないか。

      出版はどうするのがベストなのかなぁ?
      マサトさんみたいに電子書籍がいいんですかね?
      と考え中です。

  • シミさん誰に読んで貰いたくて漫画を描いているのですか?、わたしの様に英語が堪能でない日本人には、英語での漫画は読み辛いですよ。

    • >takeさん

      僕も英語が堪能ではなく、
      中学校英語の延長線上の拙い英語ですがが、
      「サブバッグ・ストーリー」は
      “日本人以外の人にも”読んでいただけるように書いています。

      僕は自己プロデュースもまともにできていない男なので
      読んでくださっている方々はほんとうに少ないのですが、
      旅先で出会った日本人以外の人たちかな?今のところ。

      あれって自己紹介にすごく役に立つんですよ!
      むしろ日本語で描くと「絵は分かるけど、話しがわかんねえ」
      ってなってしまう。

      あー、あと、あれです。
      日本のロックバンドで英語で唄う人たちと同じ気持ち。

      90年代にヒットした英語の歌詞で唄うHi-Standardは
      「英語で唄ってたら海外のビッグなヤツらと
      も友達になれるんじゃねえかな?」

      ってインタビューで答えてました。

      そんな感じです。

  • しみくん、初めてコメントします。
    私は普段漫画は全く読まないんだけど、しみくんの漫画はスッと読めるね。私はしみくんの絵凄く好き!
    そしてしみくんのブログが読みたくて毎日ブログ村チェックしてます。笑
    これからも更新楽しみに待ってます♫(無理せずにね)
    Enjoy every moment of your journey :)!

    • >Youさん

      ほんとですか!
      スっと読めるのは僕の漫画がプロのものに比べて
      描き足りていないからだと思います。
      ですが、絵が好きと言っていただいて嬉しいです。うっし!

      ブログの方ですが、まぁ、僕はそこまで更新熱心じゃないので
      まとめてアップすることが多いのですが、
      コーヒーのお供程度に読んでいただけたら幸いです♪

      コメントありがとうございます。
      少し自信出ました♪

  • はじめまして! アメリカ編からシミさんのブログを読み始めて、シミさんの旅のスタイルがとっても面白く、今は更新が毎回楽しみです。私は10代から米国在住なので、英語は普通に話せます。もしアメリカ英語で良かったら、言い回しや文法のお手伝いをさせてください。現在子育て中なので時間だけはあります 笑

    • >ユミさん

      はやややや…!
      拙いブログを読んでくださりありがとうございます。
      アメリカは自分でも旅していて楽しかったです。

      ですが、中南米は旅のスタイルが変わると思います。
      もうヒッチハイクとかやんちゃなことはないと思います。
      あんま面白くねぇなって感じだと思います。
      のんびりまったりですね。
      雑貨を仕入れるのが中南米の僕の旅のテーマのひとつ
      だったので、安全第一で可愛い雑貨を買い漁る予定です。

      それより、漫画の協力のお申し出ありがとうございます。
      僕の旅人英語、理解できましたか?
      きっと言い回しなんかが状況にそぐわないことが多々あったと
      思うのですが、言おうとしていることが伝わったのかが心配です。

      「この場面はこんな風に書いた方がよかったんじゃないの?」
      とお気に入りのストーリーから抜粋して教えてくれると
      いいかも。

      まだ100本以上描き貯めた短編があるので、
      お暇でしたら、また読んでいただけると嬉しいです♪

      コメントありがとうございました!

      • こんばんは! 漫画の英語はここにコメントしてしまっていいですか? メールかLINEでも送れます。

        Vol.80 “It’s not”
        「それちゃうで」

        「わたしは頭にきていた。」これは日本語のみの言い方なので、英語では I was pissed になります。そこまで怒ってない場合は I was upset になります。

        「ブルース 」のスペルはBruce です

        こんな感じで良かったら、また送りますね〜。

        • >ユミさん

          うわぁ〜〜〜〜〜!ありがとうございます。
          さっそく記事に反映させますね!

          “upset”なんて浪人時代に「狼狽する」って覚えてたから
          ふむふむ。そんな使い方があるんですね。
          っていうか、英語の勉強全然してないなぁ。旅に出てから。

          これからもご指摘お願いします!

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