「キャスター吸いたい」

世界一周772日目(8/10)

 

 

どうして

自分がこうなってしまったのかなんて
自分でも分からない。

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別に子供の頃はごく普通のなんの変哲もない
アベレージな少年だった。

と思うのは自分の錯覚なのかもしれない。

 

 

そうだな。僕は人付き合いが上手くないんだ。
何かのコミュニティの中では特に。

旅に出てからは楽になった。

話しが合うヤツしか合わないってのが僕の見解だ。
無理して輪に入る必要もない。

 

 

孤独癖も浪人時代に磨きがかかった。

大学内には友達と呼べる人間は一人もできなかった。
大学の外に仲間は出来たが。

 

 

『まぁ、しょうがないんじゃん?
別に友達100人もいらねーし』

と肯定的に自分を受け入れている。

 

 

他人がやすやすと出来ていることが自分にできていないと、
自分のダメさに目がいくようになる。

比べたって仕方がないし、
迎合すれば意外過ぎるほどに上手くいくのかもしれない。

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昨日の飲みで僕は自分という存在に対して
自信が持てなくなってしまった。

 

 

何もする気が起きない。

いつまでも寝ていたいけど、外のヤツらがうるさくて眠れやしない。

 

 

昼前に起きるとシャワーを浴びて、
宿の吹き抜けのテーブルの上で煙草を吹かす。

そんな自分にも嫌気がさす。

今のおれってすっげえ格好悪い。

 

 

 

ここはメキシコ、オアハカ

 

 

只今絶賛自信喪失中。

 

 

 

自信なんてモロいもんだということが分かった。

っていうか、自信ってやつは

「どれほど自分を自分の世界で生きらせられるか」

だと思う。分かりやすく言えば思い込み。

 

 

まぁ、個人差があるとは思いますが、
何も成し遂げていないプー太郎でも自信のあるヤツはあるし、
周りの人間から賞賛を得ても自信のないヤツはない。

夢だった世界一周。
不毛な大学四年間という回り道はしたが、

資金集めのフリーター時代は自分の夢を叶えているんだ!
という実感があった。

 

 

そこから地球を西回りに回る旅が始まり、
「夢の実現」の確かな手応えがあった。

もちろん漫画家になるという目標も忘れてはいない。
決して多くはないが、旅先でも漫画を描いてきた。

 

 

時には自分の夢や理想像を生きる人たちと出会い、
自分の針路が正しいことを知った。

そのうちの何人かとの繋がりによって作品ができたこともある。

 

 

「僅かながらにも前に勧めていること」

それが僕の自信だった。

 

 

 

メキシコシティの単調な生活くらいから、
旅のテイストは変わってきたのだと思う。

確かに漫画を描いたり、バスキングはしていたけど、
そこに留まる必要性はなかったように思う。

 

 

そして日本人と出会う機会が多くなった。

これはいい反面、同じ国に生きる人間として、
ひとつの比較対象になりうる。

今の時期に出会う日本人たちは自分の生き方を選択した人間が多い。

時には何かを学び、勇気をもらい。
お互い鼓舞し合うこともある。その反対もしかり。

一旦つまずくと、
「どうしてつまずいたのか?」
という理由を考えることから抜け出せなくなってしまう。

モチベーションはすぐに減退し、活力は失われる。

 

 

あ~~~…、マジなんもする気しねぇ。

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ブログのアップは機会的な作業なので
取りかかることができた。

日記自体はすでにテキストエディットに書いてあるので、
あとはWi-Fiのある場所でパソコンを開き、
WordPressの自分のサイトで本文を貼付け、
漫画のように改行して文字の大きさを整え、
写真を貼付けてアップしてしまえばおしまい。

3本くらいまとめてブログをアップし、
16時から18時まで昼寝をした。

 

 

 

 

 

 

目が覚めると気分転換にソカロに向かった。IMG_8610

 

 

相変わらずソカロは賑やかで、この間行われた祭りの
「ゲラゲッツァ」なんて関係ないのではないかと思った。

きっと年中露店出て、音楽が鳴らされ、
どこかでパフォーマンスが行われているのだろう。

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已然として頭はモヤモヤしたままだった。
自分でもどうしてこんなに元気が出ないのか分からない。
周りはこんなに楽しそうなのに。

僕を慰めてくれるのはバナナチップスと
ラッキーストライクだけだった。

 

 

 

久しぶりに「FLCL」を観た。

「エヴァンゲリオン」を作ったガイナックスという会社が作った
オリジナルアニメだ。作中歌の全てをPillowsが唄っている。

ドタバタSFコメディみたいな感じのストーリーだけど、
時々登場人物たちの感情が動いて、
センチメンタルな気持ちになることがある。僕はそれが好きだ。
あと煙草の描写があるのも好き。

こういうコメディを観るのもいい。元気になれる。

 

 

 

23時頃、
キッチンで眼鏡をかけた長髪のお兄さんが
フェンダー社のアコースティックギターでアルペジオで弾いていた。

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僕が演奏を見ていると、
「一緒にセッションしないか?」と声をかけてくれた。

僕はドミトリーから自分のギターを持ってくると、
一弦づつ弾くやり方を教えてもらった。

基礎もできていないので、なかなかコーチングは進まず、
スケールをいくつか教えてもらうだけで終った。

お兄さんは「これができなかったら進まないよ」と匙を投げた。

 

 

まぁ、そんなもんです。

この曲の時にタバコの描写が入る。あ〜キャスター吸いたいな。

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