「ブログお休みしてました(過去形)

あ、どもっす!シミです。

あ〜〜〜〜…マジでブログ更新するの久しぶりな気がする。一週間ぶりくらいかな?リアルタイムと半月以上もタイムラグができちゃいましたね。

最近は製作活動期間でした。オフィスに寝泊まりをしてずっと描いていたのです(詳しくはインスタグラムでね♪アカウントはindianlion45だよ!)

それでやっと作品が完成して、昨日iPadの写真をアップロードしたんですけど、ニュージーランドの写真のいくらかをアップロードする前に消してしまいました。だからこれから日記の写真も少なめです。

というわけで、いつも以上にただただ文章が長々と書いてあるだけの味気ないブログになっちゃうんですけど、暇な時にぺぺーーっと読んでくれたら嬉しいです。

それでは日記いってみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

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▷1月2日/ニュージーランド、クイーンズタウン⇨ダニーデン

 

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サウスランドを旅する時間はまだあったのだけど、僕はクイーンズタウンを後にすることにした。バスキングも三日やったわけだし、もう十分かな?と思ったからだ。

これから”Donedin(ダニーデンってきこえる)”という街を挟んでクライストチャーチまで引き返すつもりだ。

 

 

テントの外から人の声が聞こえ始めたので僕は起きることにした。

最近アラームはかけていない。これだけニュージーランド中に公園があったら警察も見回りなんてできっこないし、近隣住民はやんわりスルーしてくれるし、朝の支度を始めるのに急ぐ必要なないからだ。

 

外に出ると公園にはごみの小山ができていた。若者たちが遊んでいるような声がしたけど、ヤツらここにごみを捨てに来たらしい。僕はちょっと残念な気持ちになった。

 

 

そのまま歩いてヒッチハイクができそうなポイントを探すことにした。”hitichwki”の情報によると、ここクイーンズタウンからヒッチハイクで抜け出すのは すごく簡単 らしい。

ハイウェイ沿いはそこそこにスペースがあったが、もっと先に進めばいい場所がありそうな気がしたので、僕はしばらく歩いてみることにした。それにクイーンズタウンの景色を見て歩きたい気分だったんだ。ちょっとした朝のハイキングってとこだろう。

だけど、進めば進むほど路肩には車の止まるスペースがなくなってきたばかりか、車の速度も上がってきた。ほんの少し車が止まれそうな場所を見つけると、僕はそこに荷物を降ろし、段ボールに行き先を書いた。車の量は申し分ないほどだった。みんなクイーンズタウンで新年を迎え、自分たちの家やなんかに帰るんだろう。

 

 

 

だが、今回のヒッチハイクはすぐには決まらなかった。

何台かの車がそこのスペースに止まったのを見ると、僕はこのポジションならやれそうな気がしてきた。

いつもと変わらずにヘラヘラ笑ってボードをドライバーに見せながら親指を立てるが、レスポンスはあまりよくはない。それどころか、中指を立ててくるヤツが多かった。それが若者の新年の挨拶なんじゃないかと思うくらいの多さだ。

今まで何回もヒッチハイクをやってきたけど、ダントツの多さだ。だけど、不思議と僕は怒りのようなものは覚えなかった。『まぁ、そういうヤツもいるよね』っていう感じだ。

中指を立ててきたヤツが全員ニュージーランド人とも限らないし、中には高い金を払って車を借りたヤツもいるだろう。ただで車に乗せてもらおうとしているヒッチハイカーをよく思わないヤツも、いるんだろう。たぶん。

一度怒ったふりして「ファック・オフ!」とか口にしてみたけど、なんだか怒っている自分を演じているみたいだったので、悪態を吐くのをやめた。

 

 

 

 

しばらくすると、軽装のアジア人がやっ来た。

話しかけてみると中国人のヒッチハイカーでこれからクロムウェルという町まで行くそうだ。彼の話によると、僕がいた場所からもう少し歩けば駅前に広いスペースがあるとのことだったので、僕はそこまで一緒についていかせてもらうことにした。

 

途中まで一緒に歩いていたんだけど、話してみると彼はこれからやるヒッチハイクが生まれて初めてだと言うし、僕が同じポジションで親指を立てても車の取り合いになりはしないかと考えた僕は、途中でスペースを見つけると、「僕はここでやるよ」と彼を先に行かせた。

 

 

ヒッチハイクのレスポンスの方は相変わらずで、本日10人目のドライバーが中指を立てた。

交通量の多さにちょっとした渋滞ができたようで、僕の脇を車がゆっくりと通り過ぎたが、ダニーデンまで行く車は現れなかった。そもそも、ニュージーランドの東海岸にあるダニーデンなんていく人間はいないのかもしれない。「クライストチャーチなら行くんだけどね」というドライバーはいた。

 

 

一時間経った頃にようやく車が止まってくれた。

よくよく考えたらたったの一時間だ。いくら帰省ラッシュとはいえ、ニュージーランドはやっぱりヒッチハイクのやりやすい国みたいだ。

 

 

 

ドライバーのレイナーはびっくりするくらいフレンドリーなヤツだった。先ほどレスポンスとのギャップもあり、僕はどこか嬉しい気分になった。

彼はニュージーランドをヒッチハイクと野宿で旅をした経験があり、馬が合った。

彼の目的地は10kmちょと離れた場所で、彼は家に帰る途中だった。「ここなら車が止まるよ!」と言って下された場所には確かに車の止まれるスペースがあったが、ハイウェイのど真ん中。さっきよりもヒッチハイクが難しくなったような気がする。

それでも僕は親指を立てた。車が速度を出している分だけレスポンスもつかみずらいが、中指を立ててくるバカは減った気がする(それでも二人くらいいたんだけどさ。いや、マジあれって新年の挨拶なのかな?「あけましておめでとう」的な。

僕は長期戦を覚悟したが、今回は30分で車が止まってくれた。今度の車の目的地はクロムウェル。先ほど会った中国人の男の子は車をゲットできただろうか?

 

 

ドライバーはマッドとラダのカップルだった

マッドはダニーデンの出身で「あそこはいい町だよ」と故郷を懐かしむようにそう言った。二人は四日くらいクイーンズタウンでハイキングを楽しんできたらしい。僕は後部座席に座っていたのであまりトークはできず、20分そこらでクロムウェルの町に到着した。マッドはヒッチハイクのやりやすい場所で僕を降ろしてくれた。

 

ようやくここまで来て中指を立ててくるヤツはいなくなった。

というかクイーンズタウンってけっこうバーとかクラブみたいなのがあるんだよ。ニュージーランドの他の町にはほとんどないんだけどね。パーティー好きなヤツが多くいたんだろう。偏見だけどさ。

 

クロムウェルはのんびりとした町だったので、僕は気楽に親指を立てた。

開始わずか10分で車が止まった。おいおいクイーンズラウンから離れれば離れるほどヒッチハイクやりやすいじゃねえか。

目的地はまさかのダニーデンだった。

 

 

ドライバーのジェイルスと奥さんのカルメンは体のサイズの大きいフランクな人たちだった。車の後部座席にはマットだとか衣類が散乱しており、僕はクッションを敷くとそこに腰を落ち着けた。後部座席ってのは気が楽だよ。呑気に外の景色を見ていればいいんだもの。

ダニーデンまでは途中コーヒー休憩も挟んでの二時間ほどのドライブだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は町の中心地で車を降ろしてもらった。もしかしたらバスキングができるんじゃないかと思ったからだ。

だけど、この町も日本の年始みたいな静けさだった。通りにはほとんど人が出歩いていない。メインストリートを一往復してみたが、レストランやバーに観光客たちが集まっているだけだった。

 

僕は諦めてスーパーで夕飯を買うことにした。南米では自炊をしていたけど、今は都市型キャンプ(野宿)をしているので、自分で料理を作ることができない。リンゴとバナナは鉄板でいつもバックパックの入っているけど、野菜は6ドルとかするサラダを買っている。

そんな風に食料を買うと値段は余裕で10ドルを超えていた。まぁ、クイーンズタウンのバスキングで稼げているから、ここはしっかり野菜を取ろう。ついでに石鹸が切れたので、8NZドル(¥663)のオーガニックソープを買っておいた。

 

 

 

 

店もほとんど閉まっていたので、結局はいつものようにマクドナルドで時間をつぶすことにした。相変わらずどこの店のテレビでもヒットチャートばかり流している。日本に帰って聴いたら、間違いなくニュージーランドを思い出すことだろう。

 

 

ダニーデンのマクドナルドはコンセントのある店だった。僕は思う存分日記を書こうと思っていると、 日本人が三人入ってきて僕の近くのテーブルに座った。

別に聞くつもりじゃなかったんだけど、夜のマクドナルドなんて静かだから会話の内容が無理矢理に耳に入ってくるんだよ。スターウォーズの話だとか、シェアメイトの中国人は自分な好きな時間帯に食事をとるだかいう愚痴だとか、存在するんだかわからない日本の「添い寝サービス」の是非についてだ。マジ、どーーーでもいいよ。日記なんて集中できなくて、思わずiPadで絵描いちゃったからね。

 

 

集中できないと踏んだ僕は店を後にした。

いつものように公園にテントを張ったんだけど、池に住んでるカモやアヒルが歩き回るのを、誰かがテントの様子をうかがっているんだと勘違いして僕はちっとも眠れなかった。

ま、そーいう時もあるよね。

 

 


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