3月3日/台湾、台南
昨日の夜、僕がいつも寝ている公園でテントを張ろうとしたら、すでにそこには他の都市型キャンパー達の姿があった。そのうち一人は滑り台の中に寝ていた。
どうやらここは
都市型キャンパーたちに人気のスポットらしい。
どんな公園であっても、夜中になると野良犬たちがやって来る。
夜間パトロールできない人間に変わって公園の治安維持に努めているみたいにも思えてくる。だからと言って昼間人間に注意されるとかそんなことはないんだけどね。
僕が目をつけたテントの設営場所は公園内にある用途不明の通路の上。なぜかそことには手すりがあって野良犬をよせつけないバリケード代わりになった。
僕の見込みは正解でこの日は睡眠を乱されることなく8時までぐっすりと眠ることができた。
撤収を済ませてそのまま市民プールへ行き、シャワーを浴びた後はスターバックスだ。日本でだったらほとんど言ったことのないスターバックが台湾においてはありがたく思える。
充電とWiFiという意味においてそとで作業するものにおいては、スターバックスはかなりありがたいのだ。
ちょっと話は変わるけど
「MacBookをスタバで広げてドヤ顔」
と揶揄するのはなんでだろう?
別にいいじゃないか。MacBook使ってスターバックスで作業しようと。
僕は2011年からMacBook Proを使ってる(いた)。
そのパソコンはペルーで盗まれてしまったわけだけれど、僕がまた新しくパソコンを買うとしたらMacなんだろう。プログラム系の知識は皆無で特別Apple製品だからできていることなどあまりない。
そんな僕がAppleを使うのが好きなのは単純に「ワクワク」するからだ。
大学在籍中はacerという台湾のメーカーのやっすいパソコンを使っていた。大学のレポートなんかもそれで書いていた。
ん〜〜〜、なんて言うのかな?「視覚的」にシンプルで見やすいんだよね。綺麗だし。ウィンドウズってなんか安っぽいイメージ。
まぁ、いずれ僕はMacBookをまた手に入れて、カフェでカタカタとキーボードを叩いてブログを書くようになるのだろう。別にドヤ顔するわけじゃない。別にいいじゃんね。カフェにMacBook持っていっても。それだったらオーストラリアなんてそこらへんAppleユーザーだらけだよ。
そんな僕は台南のスターバックスで、アイパッドの狭いキーボードを叩いて日記を書いていた。
いまだにキーボードを打ち間違える時はあるのだけれど、今ではかなり上達してiPhoneで日記を書いていた時よりもだいぶ文字を打つのが早くなった気がする。
YouTubeの見過ぎで時間を無駄にするのは悪い癖なんだけど、
今ハマっているのはソウくんのハンドパンだ。
https://youtu.be/xFcpQVwO6u8
台湾のバスキング情報を調べている時、ゾロさんのブログで知った。
以前、僕が世界一周の旅にでる前、ソウくんがハンドパンを持ってバスキングをしながら旅をしていたことは知っていたが、まさか2015年の12月に台湾に気ていたなんて知らなかった。僕がニュージーランドを旅していた時だ。
『もしや!』と思って僕はYouTubeに検索をかけてみるといくつかソウくんの動画を見つけることができた。
僕はソウくんのプレイスタイルがすごいスタイリッシュだと思う。
その手さばきに思わず見とれてしまうのだ。
本人は「自分なんてまだまだです」なんて謙遜してはいるらしいが、どんなに上手いハングドラムだかハンドパンプレーヤーの演奏よりかも、僕はソウくんの演奏の方が好きなのだ。
其理由は、うますぎるプレーヤーでもごくフツーのリスナーからしてみれば曲が単調に聴こえてしまうのだ。
ソウくんの場合、曲調もわかりやすくて聴きやすい。Dmのハンドパンを使っているそうだが、僕も思わずDmのハンドパンを買いたくなってしまったくらい。
いつか漫画で稼げるようになったらハンドパンを買うのが僕のささやかな野望のひとつだ。やっぱね、ディジュにはハンドパンっしょ♪
ハンドパンはレアで高価な楽器で一台20万円くらいする(らしい)。
オーストラリアのパースで出会ったWHALE AVEの二人も二台持っていたが、どちらもソノベさんという日本人に作ってもらったものだとか。ほんでもってソウくんのハンドパンもソノベ製とかそうじゃないとか…。
残念ながらソノベさんは発注量がおっつかず、今の所ハンドパンの受注はしていないのだ。なんせ職人さんによる一台一台手作りだからね。
それと、ソウくんの文章のセンスには脱帽だ。
きっとたくさん本を読んでいるんだろうな。情景描写とかすげーなって思う。あまり公言はしないけど、僕は隠れたファンなのだ。もしソウくんがハンドパン作ったら僕は買うね。あんな演奏するプレーヤーのものだから、さ。
そんな風に日記とYouTubeで午前中を過ごすと、僕はバスキングへと繰り出すことにした。
今日も台南駅前で漫画を描いたのだが、今日は誰からも注意を受けずに暗くなるまで絵を描くことができた。
ただ、感触としては台南は客単価が低い。
僕は似顔絵の値段は決めてはいないので、一度誰かに安く叩かれると、それが他のお客さんにも派生してしまうことがある。どんなに頑張って絵を仕上げても100台湾ドル止まりの時だってあるし、10ドルコイン数枚で支払われた時なんてちょっとガッカリだ。
それでもへこたれずにひたすら受注をこなした。まぁ、似顔絵師としてはレベルはまだまだなんだ。今は描くっきゃないだろう。
最後の方なんか暗すぎて線がわからず、似顔絵の質もイマイチになってしまったくらいだ。最後のお客さんにはごめんなさいだね。
このコが本日最初のお客さん。むっちゃ可愛かった…。
なんせ名前が「勝」だからね。そんな感じで描かせていただきました♪
このおばちゃん(写真撮らせてくれなかった)の名前の発音がすげー気になる。
美男美女!よく見るとボーダー柄のシャツで合わせているところがオシャレポイントですね!
どっかでおもちゃ買ってもらった子供とお母さん。ほっこりします。
「わたし、小ちゃいし、ダウンも着てるから体型がおでぶちゃんに見えるでしょ?」みたいなこと言ってたけど、そんなことありませんよ。Vラインの着こなしナイスです♪
頑張って描いたけど…、叩かれた。
で、お客さんを待っている間に仕上げた一枚。
アガリはその後の地下道の弾き語りも合わせて
2300台湾ドル。八千円くらい。
なんか褒められていた。嬉しいですね。
出来上がったら是非買ってください。
>そうさん
ハンドパンはいつか必ず手に入れたい楽器のひとつです。
と言ってもかなり高価な楽器ですからね。
買えるのがいつになるかはわからないですが
「ソウ・オリジナル」が完成した際には
是非教えてください!
予約しなくっちゃ!
金ないけど!