▷旅祭。出店準備中。

 

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「自分の好きなことは仕事にしないほうがいい」

とよく聞くけれど、

雑貨屋の準備をしている時に僕はそのことをよく考えた。

 

 

 

小学校の時の夏休みの宿題と同じで、直前にならないとやる気が向かわないのだ。

フジロックに行ったり、出張似顔絵屋を描いたりと、外でも活動していたこともあったが、なんらかの理由をつけて、僕は出店の準備を先延ばしにしていた。

 

 

そう。

 

 

明日、いよいよ旅祭」に出店するのだ。

 

場所はお台場、潮風公園。チケット制でございやす

 

 

 

 

 

 

 

 

思い返してみれば、この「作業に気持ちが向かわない状態」は漫画を描き始めた時もそうだった。

実際に自分で描き出してみると、想像以上に自分が絵が描けずに落ちこんだりもしたし、週刊ジャンプも読めなくなってしまった。(今はたまに読むけど)

それでもしがみつくように漫画を描き続けてきたおかげで、最初に感じた『やっぱりおれって漫画を仕事にしなきゃよかった』みたいな後悔は払拭することができた。

 

このあと、僕はどこか別の場所で漫画以外の別に仕事に就くかもしれない。だけどそそうしたっていい。僕は死ぬまで漫画を描くだろう。

そう考えたらさ、仮に早死にで60歳で死んだとしてもーーー、

あと30年以上は漫画が描けるわけじゃんか!

それってヤバくない??おれ、どうなっちゃうの??って感じだ。

 

 

 

 

 

 

つまり、

好きなことを仕事にする

ということは

 

 

好きなことや夢に対して喧嘩を売れるか

 

 

ってことなんじゃないかと僕は思うのだ。

 

 

きっと自分の好きなことをやって生きていくには様々な障害をクリアしなくてはならないだろう。お金の問題だったり、リスクだったり。

時々、他の人がそれとなく得ている(ように見える)ものが、自分にとっては手に入れるのがめちゃくちゃ難しいことがわかる時がある。

『あぁ、自分もどこか会社に就職していれば、こんな思いをすることはなかったのかな?』

と考えることもある。

 

 

だけど、僕は自分自身の道を自分で選んだのだ。

誰にも責任はないし、そこから何を得ることができるのかは、先に進んでみないことには分からない。

当然のことながら、「安定」という言葉は今の現代において虚妄にすぎないのだ。いつ死ぬかだってわからないんだぜ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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えっと、なんの話だったかな?

そうだ。「旅祭」の出店に気持ちが向かわずに、準備が遅々として進まないって話だったね。

 

「旅する雑貨屋 Drift」としての出店は今年の5月に行われたクリエーターズ・マーケット以来、二度目の出店となる

 

 

まず始めたのは雑貨の整理と値札をつけることだった。

そして一人でやればやるほど、心はダークサイドに堕ちていくこととなった(笑)

 

 

特に雑貨ひとつひとつに値札をつけていく作業なんて、めちゃくちゃ大変なのだ。

点数でいえば雑貨も300点以上ある。

それに値札をつけていくのだ。値段をちまちまと書き込んで。

 

延々と続く単純作業に心が折れそうになる。

『一体この時間、漫画も描かずにおれは何をしているんだろう?』と考えだすと、気持ちもノらなくなってくる。

雑貨を仕入れるのと雑貨屋をやるのとでは、当然のことながら全然違う種類のものごとなのだということを僕は理解した。

 

 

 

 

「旅祭」まで開催一週間を切って、ようやく仲間たちが手伝ってくれるようになった。

そして、やっぱり誰かがいてくれると、一人だとあんなにキツかった作業も楽しいと感じることができるのだ。

きっと世の雑貨屋さんも同じなのかもしれない。大きなテーブルの上に仕入れてきた雑貨を広げて井戸端会議みたいにぺちゃくちゃおしゃべりしながら雑貨に値札をつけたり、出店のことについて話をしているのかもしれない。

 

 

大人になると、遊びに質が変わってくる

カラオケやボーリング、テーマパークなどのパッケージングされた遊びより、自分たちで何かを作りだすほうが断然にワクワクする。

 

 

 

 

二日前。近くのホームセンターにまおと一緒に備品を買い出しに行った。

その時、まおはベニヤ板二枚を使って看板を作るアイディアを僕に話してくれた。簡易的な看板でよくお金のない出店者が作るのだという。

材料は大きめのベニヤ板二枚と塗れば黒板として使える塗料。板には穴をあけてもらった。それで約2000円。

完成した看板を見て僕たちはテンションが上がった。

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かんせい!えっと…、誤字はスルーして笑。

 

 

 

有機的な遊びは、またさらなる遊びへと発展していく。

この流れを止めちゃだめだ。

「旅祭」なんて、正直、僕にとってはデカすぎるイベントだ。もともと「旅する雑貨屋Drift」はフリーマーケットで出店しょうとしていた企画なのだから。

それでも、出店してみないことには何が得られるかはわからないだろう。

僕のひそかな野望は、「水曜日のカンパネラ」のコムアイちゃんに「一人で舞台に立つ度胸マジ、パネェっす!」と称えることだ。

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この製作に3時間くらいかかった(笑)

 

 

 

二日前のオールナイトでの作り込み。

僕はそんなことを考えながら、僕は作業をしていた。

ひとまず全ての雑貨に値札をつける作業は完了した。

看板も作ったし、バナーだってできた。

 

 

トライ・アンド・エラー

そして

フィックス。

回数を重ねるごとに遊びはソフィスティケートされ、クオリティも上がっていくはずだ。

遊び上手な大人になろう。

 

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