▷朝霧JAMをdisってるわけじゃない。

 

 

『もう二度と行きたくない!』

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あの時そう思っていたフェスなのに、

僕は6年ぶりに朝霧JAMへとやって来た。スタッフとして。

 

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静岡県富士宮市の朝霧アリーナというキャンプ場で毎年行われる音楽フェス「朝霧JAM」。主催はフジロックをオーガナイズしている「スマッシュ」という会社だ。

開催場所がキャンプ場ということで来場者のほとんどがテント泊。圧巻なのはメインステージ前に張られたテントの数だろう。

テントから顔を出せばすぐそこにステージがあるなんてめっちゃ贅沢だよね。しかもそこから大迫力の富士山が見える。そりゃ、毎年チケットも売り切れます。

 

 

イベント自体は二日間にわたって開催される。

朝霧で楽しみたいことはアーティストだけじゃない。

例えば二日目の朝にはラジオ体操なんてそうだ。

ステージ前で大勢の来場者たちが一斉に踊るのだ。来場者同士で同じことをしてその時間を共有できれば一体感のようなものが生まれるだろう。

ラジオ体操のあとに朝霧で有名な牛乳を腰に手を当てて「くいっ!」と飲むのもいい。その瞬間は何物にも代えられないはずだ。

 

 

 

 

 

 

はい!聞いてください。

だけどね。これ、

キャンプ

なんですよ。さっきも言った通り。

それでね、

けっこうな確率でが降るんです。

それに会場が高原にあるもんだから

寒いんですよ。

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想像してみてください。

 

 

 

「楽しみにしてやって来た朝霧JAM。

到着すると既に空は曇り模様。テントを張っている最中に雨が降り始めて荷物はどんどん濡れていく。あぁ、なんてこった!なんでこういう時に限ってサンダルなんて履いて来ちゃったんだ??!!しかも雨具は安物だからすぐに浸水してきてしまう!

体は濡れたままでいたためどんどん体力が奪われていく。降りしきる雨を恨めしく思うようになり、せっかくいい音楽が鳴っているいるのに、心はどこか楽しめないまま..。

あれ?僕、なんでここにいるんだろう?」

 

 

 

 

 

タフですね。

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そうなんです。

朝霧JAMとは雨の中でも音楽を楽しめる上級者キャンパーのためのイベントなんです。

ばっちしと装備を整え、それでいて二日間ぶっ通しで音楽とキャンプを楽しめる、そんなアウトドア・ラバーたちが楽しめる、そんなイベントなんです。晴れたらラッキーなくらいです。

反対に100円ショップとかの雨具で参加しようものなら、自然の力にコテンパンにやられてしまいます。6年前の僕がそうでした。

 

 

この時もスタッフとして行きました。

もちろん長靴を履いていったしアウトドアウェアもそこそこのものを持っていきました。だけど、雨具の生地がゴアテックスなどのちゃんとした防水性のものじゃなかったので雨が染みてきちゃいました。なにより寒さにやられてしまいました。雨も土砂降りだったので、ずっと凍えていたのを覚えています。

一緒に参加したスタッフに満面の笑みで「来年もまた来たい?」と尋ねられた時、すごい困った顔をして「ま、まぁ..」と答えました。最終日に生まれて初めての流れ星を見なかったら、朝霧での思い出はもっとしょっぱいものになったいたでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも!

キャンプって、自然の中に出て行けばそれでおしまいってわけじゃないんです。

そこには自然の中でも快適に過ごせアウターやインナーなどのウェアがあり、どんな天候でも中で安心して過ごせるテントや寝袋があり、料理をするために欠かせないギアがあり、その他レジャーを盛り上げる遊び道具があって成り立つものなのです。

言うまでもなく、それらを揃えるのにはお金がかかります。

まぁ、節約しようと思えばそろえることもできますが、品質の高いものとそこらへんの安物の差が出るのはズバリ、

悪天候の時に他ならないでしょう。

 

 

テントなんてまさにピンキリの世界です。

ホームセンターで手に入る二人用のテント(あ、僕が旅をしていた時に使っていたやつです笑)があれば、一流メーカーの販売する四人ようとかの10万円近くするテントもあります。

さすがにそこまで高価なものは買う必要はないのですが、雨が降った時にどれだけ中の様子が変わらないかが違ってきます。安物のテントをつかってきた僕が言うんだから間違いないでしょう。

雨が降った時には悲惨です。安物の雨具と同じで雨水が中に滲みてきちゃいますから。最悪、テントの中で雨漏りと奮闘しなくてならないかもしれません!

 

 

 

そして、

気をつけなければならないのは、複数人でキャンプに行った時です。

全員が同じくらいの頻度でキャンプに行く人たちならまだいいのですが、キャンプなんてほとんど行ったことのない初心者キャンパーがいかに惨めな目にあわされるかは言うまでもありません。

テントを張る時から調理に至るまで、初心者キャンパーの出る幕はありません。舞台袖で指をくわえながら、いつも以上にカッコよく見える友達の姿を傍観しているだけしかできないのです!

 

 

なぜか?

そこにはキャンプ用品を使いこなすスキルの差が生じているからです。

そしてあなたは気づくはずです。

『あぁ…、結局キャンプも金かけているやつの独壇場なんだ』

と。

 

 

 

 

 

えっと、長くなっちゃいましたが、これは今年のお話じゃないですから!

朝霧JAMへのリベンジは今年は果たしました!

 

そのお話はまた次回に。

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