「IZA 鎌倉リベンジ」

 

 

「シミちゃんさ〜、4コマ漫画なんていいじゃん。コボちゃんみたいにさぁ。絶対それやったらウケるよ!」

「は、、はぁ..」

 

 

 

気の無い返事で僕はそう返した。

思い返せばあれはちょうど一ヶ月位前の4月1日の話

螢田駅にあるアーティスティックで愛おしくなるくらいカオスなバー「NCHI(んち)」にでアミ姉さんは僕にそう提案したのだ。

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ペルーでばったり出会った人と今もこうして繋がれているのはとてもありがたいことだと思う。

長谷にあるゲストハウス「IZA 鎌倉」のゴールデンウィーク・イベントの出店に誘ってくれたのもアミ姉さんなのだ。

 

 

だが、パフォーマンスには場所との相性というものがある。

去年も同じイベントに出店させてもらったのだが、結果は惨敗。

自分の実力の至らなさもあったけのだけれど、このイベント自体規模はそこまで大きくない。出演者の友達が来たり、友達の友達が来るアットホームな大きさのイベントだ。

そんな中でアウェー(だってここら辺に友達いませんもん)の僕が似顔絵なんてやってお客さんに来てもらうことなんてできるだろうか?と僕は思った。

 

 

前回と同じことをやっていたのではもちろん結果は同じだろう。

じゃあどうする?

4コマ漫画を描くなんて時間がかかりすぎる!

まず、同じ顔4回描くのですらダルイ!

 

僕は前日まで悩んでいた。

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そしてイベント当日。

規模感はやっぱり去年と一緒のアットホームな感じ。

だけど、なぜだか今回はキャラの濃い人たちばかりが集まっていた。

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中でも面白かったのが

いただきます食堂」でラクサヌードルを売っていた

黄色のキャップとパッチだらけのエプロンのお兄さんと丸メガネでたっぷりあごひげを蓄えたお兄さんの二人組。

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「おれたちさー、お互い得意ジャンルがあるんだよね。おれはタイ料理でアイツがベトナム料理。でも、ここのおすすめメニューはなんだと思う?ラクサさ!」

そこで爆笑するお兄さん×2(笑)。

 

ちなみにラクサヌードルというのはマレーシアの料理でパクチーが入ったマイルドな麺なのだ。めっちゃ美味いよ。

お客さんが「美味しい!」というたびに「”美味しい”いただきました〜〜!」と叫ぶ二人。見るからに漫画に出てきそうなキャラをしている♪

僕が似顔絵を描いているのを見て、ヒゲのお兄さんが

「似顔絵とラクサを交換しよう!」

と交換条件を持ちかけてくれたのもグー。

 

 

いや、そうだよな。

これが理想系だよな。

いつもお金だとか稼ぎだとか気にしちゃうけど、こういう風に経済がまわっていくのって素晴らしいよな、と僕は思った。

僕は絵が描ける。彼らは美味しいラクサヌードルが作れる。いい交換じゃないか。まぁ、絵は沢山持ってる必要はないかもだけどさ。

いや、そう考えると、食事作れるって強いな..ぶつぶつ。

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いい感じで似顔絵も描けたのだけれど、

反対に手こずらされたのはガキんちょに似顔絵をオーダーする場合だ

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タブレットにべったり。

 

 

今回のイベントに来る子供達というのは出展者の子供である場合が多かった。

彼らはお金のやり取りなんてものを知らない。

アクセサリーにはお金を払ったりするのだけれど、イラスト作成にお金かかるだなんて信じちゃいないのだ。

一応僕も子供達からオーダーを受ける前に親御さんにアイコンタクトを送った上で似顔絵を描き出すのだが、出来上がった似顔絵を売ろうとすると、彼女たちは突然に怒り出す!「てめえふざけんじゃねえよ!金とんのかよ!」って。もうこっちが泣きたいよ。

 

 

こういう場所に来て、ダイレクトなお金のやりとりをすると、やっぱりお金の流れのことを考える。

僕は手に入ったお金で、今回出演したバケドラマーMASAの新しいミニアルバム(¥1,000)を買った。

そういうふうにしてお金はまわっていくのだと思う。

そして、結局はそういう風に使ったお金というのは自分の元へ戻ってくるのだ。

 

 

いい流れを作ろう。そしてできた波に乗ろう。

 

 

結局この日のイベントを終えた後、僕の手元にはほとんどお金は残っていなかった。

イベント終わりにバーも行ったしね。

でも楽しかったからいいことにしよう。

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きてくれたみなさん、ありがとうございました。

このご縁を大切にしましょう。

 

 

 

ライブはめっちゃ盛り上がったね!

やっぱ音楽ってすげっす。

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2 件のコメント

  • シミさん。
    二人をブログに載せてくださったのですね。
    ありがとうございました
    またどこかでお逢いできますように。

    • >ヴィセンテ伊藤美由紀

      いやいや!

      こちらこそ似顔絵をオーダーしていただきありがとうございました。
      楽しんでいただけましたでしょうか?

      今こうして思い返せばゲストハウスならではの出会いだったのだと思います。
      僕もお二人のインスタグラムちゃっかりフォローしちゃいましたもの!

      またどこかでお会いできたら面白いですね!
      それではよい旅を。
      (なんつって)

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