🔥クラウドファンディング始まりました!クラファン雑記第三回目「僕が旅に出る理由」

[ad#ad-1]

 

みなさん、ごきげんよう。

GWがはじまったばかりですね。
楽しい毎日を過ごしておりますか?

 

僕の方はといいますと、ついにCAMPFIREにて
「世界一周で描いた漫画を書籍化したい!」
というプロジェクトを始めることができました。

− − − − − − − − − − − − − − − − − − −
↓↓↓プロジェクトはこちらです↓↓↓
https://camp-fire.jp/projects/view/152047
− − − − − − − − − − − − − − − − − − −

 

 

いやぁ〜、告知イラストばっかり描いてて、ブログ書く時間なんてなかったよ。自分のブログなのにね。

日本最大手のクラウドファンディングサイトということだけあって、審査後の打ち合わせも入念に行われ、再再々申請をしてようやくクラウドファンディングを始めることができました。

現時点での達成率は25%。4分の1の資金が集まったことになる

支援してくれた人たちの期待に応えられるよう、このプロジェクトの実現に向けて頑張っていきたいです。

 

さて、こちらのブログはそのクラウドファンディングにまつわる雑記を書いていくわけなのだけれど、

今回はプロジェクト説明文にちょろっと書いてあるこれからの旅について語っていこうと思う。

ちょっと文体も変えようか。

 

 

 

 

「どうして日本を旅したいのか?」

 

そもそもの話まずはそれだよね。オーケー。わかってるよ。

「三年近くかけて世界一周とかしておきながら、まだ旅するの?」

って言いたいんでしょ?

それをこれから話すね。

 

 

まず第一の理由。

それは、どこか一箇所にこもって作業するという生活が性に合わないということ。

 

世界一周から日本に戻ってから三年ちょっと経ったわけなのだけれど、僕の生活は極端に人と会うことが少なくなった。

旅をしている時は毎日どこかしらに移動して人と会っていたわけだし、ほぼ毎日のように外へバスキング(路上パフォーマンス)に出かけていた。

ロクなものは食べていなかったような気もするけれど、体も動かしていたし健全だった。旅をすることによってようやく自分の人生が始まったような気さえした。

 

それでも、僕はいずれ日本に戻ってしっかりと絵と向き合わなければならないとも考えていた。

「旅漫画」を描くために世界一周をしたわけだし、それを形にしたいという思いをずっと抱えていたからだ。その思いは今でも変わらない。

だが、日本に帰ってきてからの僕の絵を描くレベルは未熟で、描けば描くほど自分の至らなさを痛感したていた。

 

「もっと絵を描かなければ!」

その思いでこの三年、絵と向き合ってきたのだ。

 

 

 

 

確かにこの三年は時間が濃密だった。

生活スタイルを変え、作業時間を大幅に増やしたことにより、絵のレベルもだいぶ上がったと思う。

(まあもともとが下手だったから、
ようやく「なんとか見れるレベル」になったのかな?)

それでも絵が上手くなったところでそれが生業(なりわい)になるためにはもっと別の何かが必要だということもだんだんとわかってきた。

 

 

 

それは人と会うことだ。

坂口恭平の言葉で言わせてもらうなら「交易」することになる。

[ad#ad-1]

 

いくらネットで自分の作品を公開することができたとしても、ネットの世界はあまりに広大だ。

絵だけのレベルがいえば上手いヤツなんて掃いて捨てるほどいる。

絵が下手でもバズるヤツは存在するが、それは作品と時代のトレンドが合致していたからだとか、毎日欠かさず投稿していたりだとかで、多少なりとも運の要素もある。

同じように僕が作品を公開していても、ネットの世界だけで売れることは難しいように思えた。

そして僕はもっと骨太な長期連載のような旅漫画を描きたいと考えていた。

 

でもちょっと待てよ。

漫画を描く時間は必要だが、今の生活は自分の性に合っていないということはわかっているではないか。

考えてみれば、ネットの人気絵師や漫画家はコミケなどで「交易」しているではないか。

彼らにはちゃんとリアルで人と繋がる場所がある。

じゃあ僕もそうしたいか?と訊かれれば、今のところコミケにあまり興味を感じない。

ピンとこないのであれば、そういうことなんだろうな。

 

 

 

僕は人と繋がる必要がある。

そして、今僕が持っている人との繋がりとは

「旅で出会った人との繋がり」

だった。

 

例に挙げれば、イラストの依頼で何度もお世話になった

「MaSaTo 世界一周学校」のマサトさんがそうだ。

直接会う機会がなくても、未だに関係性は続いている。

 

旅で出会った人とのつながりというのは不思議だ。

それは「友達」とも「仲間」とも違う関係で、頻繁に顔を合わせることがなくても再会した時に時間の経過を感じさせない。

それはお互いが「自分のやりたいことをしている最中」に出会ったからだろう。

「旅」という共通の目的のもとに僕らは今でもつながっている。

 

 

別に双方が旅をしていなくてもいい。

自分が何かの目的でどこか別の場所に行き、そこで出会った人ともつながれる場合がある。

僕の場合はモバイルハウスのワークショップに参加したことがそうだった。

ここでの僕にとっての旅は「モバイルハウスのワークショップに参加するため、神奈川県、藤野に行くこと」だった。

そして、そこで出会った人たちの間には「モバイルハウス」という共通項がある。旅をしているのは僕だけだ。

そのような関係性もあるのだ。

 

 

ここで僕は人と会うで、交易することによって

モバイルハウスのパイオニア「荷台夫婦」のしうんさんと知り合うことができたし、

ブロガーの「ブルゾンみきおくん」からはその後イラストの依頼がもらえたし、

参加者の「荷台冒険家 」ナルくんはいち早く自分のモバイルハウスを作り出し、僕は何度かそれを手伝いに行き、交流を深めることができた。

開催場所の「廃材エコヴィレッジゆるゆる」の村長、飛龍さんは僕が今まで会った日本人の中でも飛び抜けてぶっ飛んでいる生粋のアーティストで日本に30人ほどしかいない万華鏡作家だった。今でもちょくちょくゆるゆるには遊びに行かせてもらっている。

また、廃材エコヴィレッジゆるゆるで知り合うことになったカサマさんには仮免合格後の練習に付き合ってもらい、軍曹さんという方からは解体現場のバイトをもらうことができた。
(ほんとうにありがとうございます!)

そう。僕にとっての「交易」とは自分の進みたい方向にアンテナを合わせ外に出て人と会うことだったのだ。

 

 

 

 

旅人にとっての移動はチャンス

 

繰り返すけど、移動して人と出会うことはチャンスだ。

人は自分の知らないことを知っている。

会うことによって情報が得られるだけでなく、その後何年も続く仲間と出会うことだってある。

僕の場合、多くの人と出会うことによって、商業漫画家でなくとも生き残るヒントを学ばせてもらっているような気がする。

 

反対にこのまま家に篭って作業していたらどうなるだろうか?

絵は上手くなっていくだろうが、チャンスは狭まるにちがいない。

このライフスタイルを続けていくことは結局のところ商業漫画家として生きることと同じことなのだ。

 

僕は既存の漫画家にはなりたくない。

何か他のスキルを持った人間、漫画以外にも別のことで生きていける人間になりたいのだ。

そう考えた時、僕はチャンスを広げるために再び旅に出ることに決めた。

 

もしかしたら、旅先出会った人からイラストや漫画の依頼を受けるかもしれない。

もしかしたら、農家で季節労働をすることになるかもしれないし、そこで野菜の育て方を学ぶかもしれない。

もしかしたら、漫画とは別の自分に合った(天性のような)仕事が見つかるかもしれない。

もしかしたら、最高のロケーションを見つけて、そこに暮らすことになるかもしれない。

 

「もしかしたら」を言い出したらきりがないが、僕は旅から人とのつながりを得てきた。

自分が動き出さなければ何も得られない。

移動ができて漫画も描ける。

少ないお金で「描くこと」と「人と会うこと」を実現できる暮らしに一番近いのはモバイルハウスのように思えた。

 

 

だから僕は4ヶ月も免許センターに通っていたのだ。

千里の道も百歩から。

一つ一つ目の前の課題をクリアして行ったその先に自分の理想とする生き方があるのだと僕は考えた。

(続く)

[ad#ad-1]



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です