
本棚が好きだ。
そこに本がぎっしり詰まっているのも見ているだけでワクワクする。
面白そうな、興味をそそるようなタイトルの本があればなおよし。
本の表紙がかっこよかったり、洒落ているデザインのものがあれば最高!
紙の質感までこだわっている本があったら、僕は作った人に対して尊敬の念をおぼえることだろう。
僕の本棚に押し込められている本たちはかなり偏りがある。
僕は多くの作者を読むわけではないが、一度好きになった作家はとことんディグー、掘り下げて読んでいくのだ。
そして、ひとりの作家を一通り読み終わると、その作家が影響を受けた別の作家なんかを派生的に読むようになる。
旅をしているときはあまり本なんて読まなかった。
お気に入りのジャック・ケルアックの「オン・ザ・ロード(英訳)」と村上春樹の「ノルウェイの森(上)」はいつもバックパックのフロントポケットに突っ込まれていた。雨の日も同じ場所に入れていたので、今ではかなりボロボロになってしまった。
たまに「交換」と称して、いらなくなった本を勝手にゲストハウスの本と交換したりしていた。
旅をしていると時々、ハードディスクにしこたま漫画やら映画を詰め込んで旅をしている人に出会う。
僕はそこまで娯楽を持って行ったら自分が旅をしている感覚が薄れていっちゃうんじゃないかと思う。
僕から言わせてみれば暇な時間もその人の旅なのだ。何をしようか考えている時間、外にぷらっとコーラでも買いに行く時間を僕は大切だと思ったのだ。そこに日本の娯楽を持ち込む必要はないんじゃないだろうか?
やっと旅から戻ってきた僕は、さっそく読みたい本をリストアップしてみた。

真っ先に浮かんだのはエイミー・ベンダーだ。
日本の雑誌「Paper Sky」で短編が載っているのを読んだことがあり僕は一瞬でこの作家のファンになってしまったのだ。(あれはサンフランシスコで家に泊めてくれたジェイが持っていたんだった)
他にも定番となっているような古典小説も読んでみたい。「カラマーゾフの兄弟」とかさ。今読んだら何を感じるんだろう?
そうそう。短編と言ったらレイモンド・カーヴァーもまた読み返してみたい。もちろんハルキ訳のやつを♪
あー、思い出した!ケルアックの「ダルマ・バム」とか読んでみたいな。パタゴニアをマサトさんと旅した時、一緒にいたアメリカ人のマックが熱心に読みふけっていたんだよ。
読みたい本はたくさんあるのだけれど、それを手にいれるとなると、かなり金がかかりそうだ。だから今は家にあるもので我慢している。
『くそうっ!
いつかは読んでやるんだからな!』
と心の中で負け惜しみみたいなことを言っている。
えっと、誰か上に挙げた作家だけでなくていいので、本を譲ってはくれませぬか?
感想文書きます。ブログで!
あー、でも漫画描きながらだと、読むスピードは遅いかな?
このように海外の作家の有名作品を読みたいと思う反面、一部の作家を除いて、多くの日本人作家の作品を読もうという気にはあまりならない。
嫌いだとかそういうのではなく、純粋に興味がわかないのだ。
僕が外国の作家を好む理由は、僕自身が旅に出ていたせいもあるし、いつだって、外の世界に気持ちが向いているからだろう。それは今も昔も変わらない。
海外の作家は僕に「旅」を感じさせてくれるんだと思う。
自分の生まれ育った日本の外に広がる世界を。
彼らの小説を読んだとき、僕は自分の住んで居る世界とは違う、異世界を疑似体験することができるのだ。
これでも、読書を積極的に始めたのは大学生になってからだった。
ほら、好きだった藍坊主のフロントマンが「ノルウェイの森の下巻を4冊も持ってる」って話、したろ?それで興味が湧いたんだよ。「どれどれ?」ってな感じでさ。
それから僕は本を読むことが好きになっていったのだ。偏食だけどね。
高校生の時、友達に僕がほとんど本を読まないことを知ると「なんで??!!」と驚いた顔をしたのを今でも覚えている。
きっと僕が今、本を全く読まない人に出会ったとしたら、あの時の友達と同じように「なんでっ??!!」と驚くことだろう。
読書はいいぜ。自分を別の世界に連れて行ってくれるから。人は自分の知らないことを知っているんだ。
そう考えると、ちょっとこじつけがましいけど、
読書体験も一種の「旅」なんだと思う。
だとしたら、人の旅ブログを読むことも「旅」なのかもしれないね。最近誰のブログも読んでないけど、そろそろ覗いてみようかな?
最近「書く」ことがだんだんと楽しくなってきた。
それも手で書くことが。文字と思考が視覚化されるのだ。
すると、どんどん次の思考や発想が思い浮かんでくるのだ。
どういう状態で「書く」かも重要だ。
僕は台湾でMacBook Proを手に入れたあとキーボードにカバーをかけていた。それで二ヶ月以上頑張ってキーボードを叩いていたのだけれど、カバーのわずかな弾力のせいで打ちずらくてたまらなかった。
指紋とかお菓子のかすだとかそういうのを気にするよりも、直接キーボードを打った方が気持ちがいいことに気づいた。こうして自分の考えていることを文字に置き換える作業もはかどる。
そう遠くない未来、僕は小説を書こうと思う。
もちろん漫画を描くことの方が大切だけれど、文章だけで物語を作ることにも挑戦してみたいのだ。
長い話じゃなくていい。短編をいくつか書こう。
どんな内容の小説かっていうと、カフェでコーヒーを飲みながらサクっと読めてしまうようなストーリーだ。内容というか読み応え。
そして 読み終わった後に「ほっ..」とするような、ちょっとだけ充足感が得られる、そんなストーリーを書いてみたいと思う。

遅くなりましたが…
シミくんおかえりなさい!(^o^)
無事に日本に帰ってきてくれて安心しました!
(私事ですが、姉がタスマニアにいるので、日本で待つ家族はいつも心配していつも待ってるのですよ)
シミくんが地元に帰ってきて友達とご両親までがお店で待っててくれた記事は感動して号泣してしまいました(^_^;)
今まで色んな旅ブログ見てきましたが、シミくんのブログは書き方はもちろん好きで、内容もこっちまで楽しくなったり少し悲しくなったりと素敵な出会いが沢山あって絵も凄く上手で本当楽しいブログで…1番大好きです!
いつも更新を楽しみにしてました。
旅ブログが終わるのは少し寂しいですが、もぅ早速日本に帰ってきて色々活躍してるシミくんを見て、私も頑張らないとと元気を貰えます!
これからも沢山の活躍を楽しみにまだまだブログ見させて下さいね!(o^^o)
シミくんの書いた小説、読んでみたいなぁ〜!
もちろん漫画もです!
これからも頑張って下さい!
>azuさん
いまさらですが、ただいまです!
僕のクソ長い旅ブログを毎日毎日首を長くして今か今かと待ちわびて読んでくれてありがとう(え?そこまで言ってない?)
ここまで僕のブログ褒めてくれる人、azuさん以外にいないんじゃないかな?的確な「褒め」に僕はもうデレデレですようっ!
旅もひと段落していよいよここからって感じです。
やりたいことがあって、旅をしてきたようなものですから。
エールありがとうございます。
お互い楽しんで人生生きていきましょう!
タスマニアのお姉さんも楽しく海外生活を満喫していることを祈っております。
「あ〜、今日も最高だった!」って言えたらサイコー♪