「マサトさん、シャツを買う」

世界一周593日目(2/12)

 

 

叩き起こ

したのは朝日だった。

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「あさ〜〜〜だよ〜〜〜!」
って木更津キャッツアイっぽく。オジーね。

 

 

僕がテントを立てた場所は木陰ではなかったため、
朝日をモロに浴びると、テント内は一気に暑くなった。

時刻を見ると8時半だった。起こしてくれてありがとうよ。

 

 

昨日は2時過ぎまでパソコンを開いて作業をしていた。

だから今日はぐっすり寝坊しようと思ったのだが、
二度寝もできなさそうだったので、
僕は諦めてテントの外に出ることにした。

 

 

 

ここはウガンダ、首都のカンパラ
(僕はよく間違えてカンパリって言ってしまう。酒か!)

泊まっている宿「バックパッカーズホステル」は
欧米人向けの宿で、敷地内にはテントを張ることができる。

カナダに飛ぶまでここで節約だ。

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キャンプサイトの少し離れたところに小さなテントがある。

昨日ガクくんが立てたものだ。

ガクテント

 

 

エジプトで他の日本人から売ってもらったという一人用のテントは、
バックパックを入れたら
寝るスペースがなくなってしまいそうな小ささだった。

ガクくんはこのあと、2ヶ月ほどアフリカを旅する予定らしい。
テントが使えるかテストしたかったようだ。

今日はマサトさんとユキさんは、
夜のバスでルワンダに行ってしまう。

それまでの時間、今日もカンパラの町を散策することになった。

 

 

 

すぐに出発するというわけではなく、
なんだかんみんなそれぞれネットをしたり、
シャワーを浴びたりしてゆっくりしていた。

僕は外のテーブルでノートに漫画を描いてみんなのことを待った。

結局宿を出たのは10時半だった。

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まともなのはマサトさんだけだ…。

 

 

 

 

昨日と同じように宿の前から
乗り合いタクシー(ミニバン)を捕まえようとしたのだが、
今日はどういうわけかどの車も満員で、
僕たち4人乗れるようなスペースはなかった。

何か面白いものを見つかるかもと、
歩いて町の中心地に向かうことにした。

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これ楽しいのかなぁ?

 

 

 

 

まず最初に見つけたのは小さな楽器屋だった。
ジャンベや見たこともない打楽器や弦楽器が並べられてれていた。

日本人の旅人が時々持っているという
「アサラト」という名前の楽器に使う実が沢山ついた
リズムメーカーも見つけた。

アサラト

 

 

他の人のブログでこれを分解してアサラトを作るというのを見たので、
僕もトライしてみようと思ったのだが、
置いてあった実は形がそろっているものが少なかったので、
僕は購買を見合わせた。

 

 

 

 

 

次に見つけたのはローカルの屋台が立ち並ぶ
フードコートのような場所だった。

僕たちはまだ朝ご飯も食べていなかったので、
ここで遅めの朝食を食べることにした。

注文した料理はライスとバナナとポテトとアボガド、
豆が入ったもので、アツアツのできたてだった。

ここでもポテトとバナナの触感が被る。
どっちかひとつじゃダメなんだろうか?

値段も2400シリング(101yen)。まぁ、値段は安い。

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ご飯を食べ終わるとお店の赤ちゃんの写真撮影会を挟み、
誰が余ったお釣りを手に入れるのか
白熱した指スマゲームが繰り広げられた。
(このゲームなんて言うの?
「いっせーの..」ってうちらは言ってたんだけど)

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ガクくんはそのままコンゴ大使館にアタックをかけに
僕たちのパーティから抜けた。

そう言えばコンゴには
「サーフール 」とか言う
昔のフランスのファッションに感化された
お洒落な人たちがいるのを僕は思い出した。

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僕たち三人はそのまま歩いて町の中心地まで向かった。

天気が良く、歩いているだけでじんわりと汗をかいた。

のんびりとゆっくりした歩調で歩き、
町のローカルな部分を見ることができた。

バカでかい奇妙な鳥を見つけたり、
木になったアボガドを取ろうと苦戦したり、
町歩きもそれなりに面白い。

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ガンツに出てきそうなバカデカい鳥なんだよ…。

 

 

 

マサトさんは道の途中で日本の信号機を見つけた。

道路の近くにはその通りが
日本の協力によって作られたことを記されていた。

こういうのもあるんですね。

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「ユキさん

はどうしてアフリカを旅しようと思ったんですか?」

ユキさん

マジで日焼け対策がハンパない。
頑張り過ぎてテロリストみたいになってる!

 

 

道の途中でお互いそのような質問をした。よくあるやつだ。

ユキさんは
マダガスカルのバオバブの木が見たかったから
と答えた。

 

 

このユキさんというお姉さんは
かなり面白い人物だった。

僕たちのように長期で旅をしているわけではないが、
実に色々な所を旅していた。

お金がなくなってくると日本に一時帰国して働いてお金を貯め、
また旅に出るというスタイルをとっていた(前職はSEだそうだ)

足掛け5年で世界を旅しているという。

 

 

“WOOF”(ウーフ)という住み込みで働けるシステムで
オーストラリアだかに滞在していた経験もあり、
英語がそれなりに喋れた。

だが、話を聞いているうちに英語が喋れるようになったのは、
ベルリッツで働いている友達と会ってからだ
ということが分かった。

ウーフは雇い主が
フランスの児童文学にでも出てきそうな意地悪な
継母のようなヤツだったらしく、
すぐに辞めてしまったのだとか。

ウーフのいい噂というのは聞かない気がする。

 

 

「やー、でも一番始めはほとんど喋れなかったんだよね。
炎天下で働いて『ヤバい…マジで
死ぬ』って思った時があってさ、
その時使った「Help me」が
初めてまともに喋れた英語だったかな?」

なんて言うファニーなお姉さんだった。

 

 

旅慣れているようで、
旅の最中空港券を3回くらい買い直すトラブルに見舞われていたり、
旅のルートを聞いていると、
あまり他のバックパッカーが選ばないようなな場所から
別の場所へと移動していた。

この後もルワンダから十万円以上払って
別の国に飛ぼうと予定していたみたいだ。

昨日も「もう少し”旅レベル”上げたいんだよね」と言っていた。

 

 

「世界一周」という枠組みの中で旅をしていると、
ルートも被ることがあれば、
どこの国からどこの国までの航空券が安いという情報を得やすい。

スカイスキャナーなどを駆使すれば
10万もかけずにあらかたの移動はできてしまう。

 

 

「高いって思わなかったんですか?」

「『そういうもんなのかな~?』って(照)」

 

 

ユキさんの凄いところは、
既に西アフリカの旅を終えてきたということだった。

西アフリカを女性一人で旅するガッツ。

そしてなんだかんだでバオバブを見ずに旅を終える流れらしい。
なんとも自由気ままな予定っぷりだ!

今は駆け足で南米のポイントだけ抑えるか、
キリマンジャロに登るか迷っているらしい。

 

 

「でもさ、私もこれで旅も最後かな?結婚もしたいし」

「え?相手いるんですか?」

「いや、いないけどさ。
結婚したいでしょ?シミくんは彼女とかいるの?」

「あ、「旅に恋してる」んで!」

 

 

「?(×2)」

「ごめんなさい聞かなかったことにしてください…」

 

 

 

「それより、結婚するならどんな人がいいんですか?」

「やっぱ真面目な人がいいよね。浮気とかしない人」

「ふーーん。
『これくらいの年収がなきゃダメ』
とかいうのあるんですか?」

「いや、特にないかな?
生きていくのに必要な分のお金があればいいかな。
マサトさんはどんな子が好きなんですか?」

「うーーん、やっぱ優しい子かなぁ」

「シミくんは?」

「おれ、自分を持っている子に惹かれちゃうんですよね。
自分の持ってないところを持ってる人に惹かれるっていうか。
あー、なんだかかんだ「ほら働け!」って感じで
お尻叩いて欲しいっす!」

 

 

 

 

 

「?(×2)」

「あ、ははは…ぁ」

 

 

 

ユキさんは自分が結婚することが
人生の設計図に組み込まれている、
それは既に決定事項なのだというように話した。

焦っている様子はあまりなかった。

「ん?結婚するっしょー?子供欲しいっしょー?」

と自分が結婚することは当然なのだという感じだ。

それを聞いていて僕は『この人なら必ず結婚できるな』と思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

訪れた

マーケットは駐車場のような場所に
いくつもテナントが入っており、アクセサリーから置物、
アフリカ布、楽器など、様々な民族系のお土産が売られていた。

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「これ!なんかONE PIECEのサボっぽくないっすか!」

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注)これは帽子の上にカゴが乗っかってるだけです。

 

 

 

最初の二軒はテンション高めで見てまわれたが、
三軒目になるとここで売られている物は
どこのお店も同じだということに気がついた。

プラプラと一通り見て回ったのだが、
三人とも特に何も買わずにマーケットを後にした。

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こういうベタなの仕入れてもよかったかなー。
残りの資金のこと考えると財布の紐もキツくなっちゃうよ。

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今見返すと地味に欲しいな。

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ヘアバンドがハチマキみたいになってる…。
おでこの大きな女のコは使えないね.

 

 

 

 

帰り道の途中でマサトさんは、一枚のシャツに心が奪われた。

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それはまるで一目惚れのような
運目的な出会いだったのかもしれない。

マサトさんはアフリカ用に
長袖のボタンシャツを探していたみたいだ。
昨日のマーケットでもシャツを試着していた。

たまたま見つけたお店では水色のベースに
カラフルなストライプがあしらわれたシャツが売られていた。

 

 

さっそく試着するマサトさんだったが、
サイズが細身のサイズでジャストフィットだったため、
イマイチ購買に踏み切れなかった。

アフリカにはサイズが大きめのものか、
極端にぴったししたサイズのシャツしか売られていない。
その中間のサイズがないのだ。

 

 

シャツを着たマサトさんはなかなか似合っていた。

僕はこの人は髭とモミアゲが似合うと思っている。

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僕はこれを「ステキモミアゲ」と呼んでいる。

 

 

試着をするとどこかのアパレル店の店員さんか、
地元の美容師さんという感じがした。

ユキさんも「似合う!」と太鼓判を押していた。
女性にそう言われたら間違いないだろう。

だがこれが日本にいる際の普段着ならまだしも、
バックパックを背負って旅する中で着るのには
合わないのではないだろうか、と僕は思った。

 

 

僕は服を買う際には「それが長く使えるか?」
ということを考えて買うようになったからだ。
持ち物も極力少なくしたいと思っている。

シャツは確かにマサトさんに似合うが、
デザインものは一時の流行だし、旅向きじゃない、
それにアフリカはそこまで寒くない。

ただ、問題はマサトさんが上着を
ダウンジャケットしか持っていないということにあった。

この際、丁度良い温度調節ができる上着が欲しかったみたいだ。

 

 

僕は自分の意見を伝えると、
あとはマサトさんたちとお店の人のやり取りを眺めていた。

交渉を重ね、ほとんど購買の直前まで行ったのだが、
ユキさんが
「もうちょと安くなるから、まだ買わない方がいいよ」
と決断を鈍らせた。

 

 

 

『オイオイ買わないのかよ?』

その場にいたユキさんとマサトさん意外は、みんなそう思ったはずだ。

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横の店員さんの目が…。

 

 

店の周りに同じ様なシャツが売られていないか探してみたが、
さっきシャツほどしっくりくるものは見当たらなかった。

僕はたまたま見つけたアコースティック・ギターに気がいってしまい、
チューニングに夢中になった。

マサトさんたちは
「もう一度あの店に行くからね」
と僕を残してさっきの店へと戻っていた。

そしてお店の人は買う気がないなら帰ってくれ、
と苦情を申し立てて来たので
僕もさっきの店に引き返すことにした。

 

 

結局マサトさんはこのシャツを買った。

「800円だしね。良い買い物をしたよ」

とかなり満足した様子だった。

 

 

 

ユキさんとマサトさんの手持ちのお金は
もうほとんど残っていなかった。

最後の段階でミニバスで戻るより、
浮いたお金を食事にまわすという倹約っぷりで、
僕たちは歩いて宿まで戻った。

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夕飯は

またフードコートに行った。

ユキさんはかなり食事にこだわりを持っているらしく、
なかなか食べる物がきまらなかった。

「どうせ食べるんなら美味しい方がいいじゃん!」

と言ってあっちこっちに値段を確認しに行った。

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もう夕方なんで日焼け対策はいいんですね。

 

 

何も言わなずにそれにつき合うマサトさんからは
包容力を感じたが、いつもと違う表情からは
言わんとしていることが分かるような気がした。

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結局食べることになったのは串焼き二本と、
バナナとポテトがトマトスープがつかったもの、
それと溶いた卵に具材を混ぜ、
油をしいた鉄板の上で焼いたものをロールにした
「ロレックス」という名前のC級グルメを食べた。

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前回の反省を活かして、
それぞれに一品づつ注文してそれをシェアした。

ここで売られる焼き鳥は炭火で焼かれているため、
なかなか美味しかった。

 

 

マサトさんとユキさんがミニバンに乗り込むまで
僕は二人を見送った。

 

 

またどこかでお会いできるといいですね♪

またね。

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ユキさん、なかなかに面白い方でした。

てか、その年季の入ったバックパックが
僕にはカッコよく思えて仕方なかったです。

けっこう小ぶりのバックパックの割には前にサブバッグひとつ、
そしてもう一つを手に持って旅している姿を見ると、
『むっちゃ移動が大変そう』に思えました。

ユキさん曰く、自分は「一番ダサい格好したバックパッカー」らしいです。
デカいの買えばいいのに…。

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今日も読んでくれてありがとさん。

シミのくだらない妄想は軽くスルーしてください…。
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