「久しぶりにインドの話をしよう」

 

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Gペンで描いて着色をデジタルでやったけど、なんか硬いな..。

 

 

 

「インドに呼ばれる」

 

 

そんな言葉がある。

インドに行きたいと思っていても、インドがその人を選ばないことには、
その人はインドの地を踏むことはないらしい。

インドを訪れる旅人たちは、どこかしらでインドと縁がある人間なのだ。僕はそう思う。

時々、「インドかぁ、行ってみたいんだけどねぇ・・・」なんていう人に出会うが、
彼や彼女らが一生インドに行くことはないだろうということは、なんとなく僕にも理解できる。

きっと、インドに行くか行かないか、決定的な何かが彼らには欠けているのだ。

 

 

反対にインドに行く人は、インドに何かを求めているような気がする。

ある人はヨガにどっぷり浸かり

ある人は伝統楽器の虜となり

ある人はあの混沌とした世界観をディズニーランドに行くかのごとく舞い戻る

 

日本の生活に満たされた人は行く必要なんてないのかもしれない。

インドに行ったからといって、
それが人生のアドバンテージになるとは誰も思っちゃいない。

だからインドに行ったことのないあなたは何も恥じることはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも僕はよくある旅人のロマンスに浸りきっていた。

時によっては、

 

「自分の前世はもしかしたらインド人だったのでは?」

 

と思うくらい、インドカレーが好きだし
(でも日本にあるインドカレー屋さんの店員のほとんどはネパール人であることが多い)

世界一周の旅から帰って来てまる2年が経とうとしているのにもかかわらず
僕は未だにインドのことを忘れることができない。

なんだったら、ちょくちょくインドのことを思い出しては妄想が膨らみ

 

「ぬあぁ〜〜〜!
インドに帰りてえぇぇ〜〜〜!!!」

と悶えてる。

 

 

重症だ。

自分でもよくわかってる。

 

 

 

 

 

 

僕は2010年に初めてインドの地を訪れた

どうしてインドに行くことになったのか、
話し始めるとすごい長い話になっちゃうので、それはまた今度話すとしよう。

 

 

インドの旅は僕にとって初めての海外旅行だった。初めてのバックパッカー。20歳の時だ。

あれから10年近くの歳月が流れた今だからこそ言えるのは

インドの旅が
僕の人生の
路線変更を決定付けた

ということだ。

 

 

よくきゃぴきゃぴした大学生が話すような

 

「インドに行くと人生観が変わるよね!」

 

なんていう即時的なインパクトを僕は言っているのではない。

というか、その手の考えを僕は愚かなものだとせ考えていた。

 

 

 

だが、

インドの旅は僕の人生を切り替えてしまったことは間違いないだろう。

それは鉄道の進路が変更されるように、
僕の人生が進む方角は「社会のレール」というものから徐々に遠ざかって行ったのだ(いえーい!)

選んでしまった線路はミリ単位で逸れていくため、
まさか自分がこんな生き方をすることになるだなんて、
当時はこれっぽっちも思わなかった。

浮き草のようにふわふわと漂うような人生を送ることになったのは、
「あの旅」が影響していると僕は確信している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三日前、僕はインド行きのチケットを買った。

 

 

例のLCC(格安空港券)のチケットだ。

スカイスキャナーで調べ、なんなら手数料を下げるため、
販売元のサイトから購入しようとさえした
(結果的にはあまり値段は変わらなかった)

 

 

 

僕はどうして再びインドに行こうとしているのだろう?

まだまだ行ったことのない国もあるのだから、もっと別の国に行ったっていいのに。

というか、そんなお金があるのなら、もうちょっと頑張って、
iPad Proを買って旅する漫画家のバージョンアップを計ってもよかったのに。

 

 

 

最初はそう思っていた。

もうあれだけ十分に旅をしたのだから、
旅に出ることなんてそうそうないだろうなと考えていた。

 

 

 

だけど、気づいた時には

 

「漫画で稼いだお金でインドに行く!」

 

というプランが頭の中でできあがり、

ひとつのイラスト制作料のギャラが手に入ったのをきかっけに

僕はインドに行くことをばっちし決めていた。

 

 

 

 

出発は2018年3月6日

一ヶ月ちょっとの旅になる予定だ。

 

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