世界一周167日目(12/12)
財布の中には
60ルピー(100yen)!!

宿でチャイをごちそうになり、
そのまま朝飯を食べるとお財布の中には
それっぽっちしか入っていなかった。


バックパックに分散してある
ルピーを財布に補給しなくちゃな。
結局僕はこの町に
何をしに来たんだろう?

州都ということで
けっこう発展していると思ったんだけど、
コルカタに比べるとこじんまりとした印象を受ける。
アパレル店やサムソンやソニーの
電化店はあるけどそこまで大きくなない。
そして
町の至る所で
男たちは
“立ちション”
をしている。
わかった!
ここは
「立ちションの町」
なんだね!
約束しよう。
君がこの町を訪れたのなら一日に
10人以上の
タチショニスト
(立ちションする人のこと)
を見ることができることを。
「なんでみんなそこら辺で
立ちションするの?」
僕がそう宿のスタッフに尋ねると
スタッフは苦笑してた。
朝食の菓子パン
を食べ、チャイををすすりながら

『せっかくブバネーシュアルまで来たんだし、
お寺のひとつでも見なくちゃな』
とふと思った。
ちなみに持ち物は
一眼レフと財布のみ。
とりあえず、チャイ屋のおっちゃんに
有名なお寺の名前を訊きだし
どれくらいで行けるのかを尋ねる。
近くのトゥクトゥクにお寺までの値段を訊くと
100ルピー。
はいっ、無理。
タウンバスに乗ればお寺まで行けるらしく
そちらに切り替えることにしたのだが、
一体どこにバスが停まるのか分からない。
ためしに30メートル歩いたところで
トゥクトゥクの値段を尋ねてみると
半額以下になった。40ルピー。
これなら帰りのバス代も残せる!
たぶんボッてくることが予想された僕は
ドライバーにお財布を見せて
「マジでお金ないから!40ルピーだよ!」
と念を押した。
「わかったわかった。さっさと乗りな」と
ぶすっとした顔でハンドサインをするおっちゃん。

トゥクトゥクを走らすこと10分。
お寺の前まで連れて行ってもらった僕は
事前の交渉通り40ルピーを差し出す。
「60ルピーだ」
「うん!
40ルピーな!(ニコッ)」
「釣り上げ型」のボりには
さっさとお金を置いてその場を立ち去るのがベター。
お金を受け取ろうとしない運転手なんておかまいなしに
僕はシートに40ルピーを置いてお寺に入って行った。
しつこくついて来るヤツもいるので
姿をくらますのもありだ。
最初に入ったお寺には
非常に大きな水場があった。

地元の女性が洗濯物をしていたり、
子供たちが近くで遊んでいる。


ガキンチョは僕の姿を見ると
「フォト!フォト!」
と言って写真を撮るようにせがんだ。

インド人は写真に写ることが好きだ。
中にはお金を要求してくるコスいヤツもいるけど、
撮った写真を見せてあげると彼らは喜んだ。

水場のすぐ近くに大きな建物が見える。



僕は壁沿いを歩いていき、入り口に辿り着いた。


「ヒンドゥー教徒意外は入れない」
入ろうとする僕を止めるインド人。

う、うそ〜ん…

そのスケールのデカい建物を
ぜひ間近に見たいと思った。
『なんだ!ブバネーシュアル
すげえとこあんじゃん!』
ってテンション
上がてたったところにこれですよ!



変わらないのは
中心地から
離れた場所でも
タチショニストが
見られることだ。



ぐうっ…
なんとかして近くで写真を撮りたい!
近くの塀をつたって
塀の上から写真を撮ったんだけど
バレて怒られた(笑)。

「この塀の上は
グレーゾーンでしょ!」
って言ったけど、
そこまでギャグセンスの分かる
インド人じゃなかったな。
まぁ、敷地内に入れなくても
見応えのあるお寺だったよ。

帰りのバスが見つからなかったので
トゥクトゥクで来た道を歩いて帰った。




シティバス乗り場
で僕はプリー行きのバスを待った。


やって来た171番のバスに乗り込み
発車するのを待つ。
ちょっとずつ南へ向かって
移動していくインドの旅。
移動はけっして快適なものじゃないけど、
移り行くインドの景色を見ていると
なんだかワクワクする。



13時にブバネーシュアルを出たバスが
プリーに到着したのは15時過ぎだった。
この町はけっこう有名みたいなんだけど、
そこまで規模が大きくないからだろうか?
マップアプリには大まかな地図しか表示されない。
ここへやって来たのは
知名度の高さもあったのだが、
コルカタでお会いしたユリちゃんさんから
耳寄りな情報をお聞きしたからだ。
「一泊195ルピーで
2食ついてくる日本人宿がある」
4ドル以下でそれに加えて
食事もついてくるだなんて信じられない!
僕はいつも安さ重視で
日本人宿はあまり行かないんだけど、
この宿にはなんとしても行ってみたいと思った。
貧乏バックパッカーには
めちゃくちゃありがたい宿だ。
ただ、
宿の名前を
知らなかった。
どこにあるのかさえ分からない。
えっと確か「サ」行の名前だったはず…
『日本人宿ならきっと有名だろう』
とお気楽に考えていたのだが、
シティバスを降ろされたところは
言うまでもなく土地勘のない場所。
僕は一体どっちに向かって
進んで行けばいいんだ?
しかたないのでトゥクトゥクに乗ることに。

「だからジャパニーズゲストハウス知らない?」
「?」
「え〜っと…、
サ、サ、サ」
「サンタナ?」
「そう!それそれ!
そんな感じだった!」
たぶん現地価格で40〜50ルピーだろう。
ツーリストがその価格で乗れることはないな。
値切ったり、帰るそぶりをして
70ルピー(116yen)で話をつける。
10分くらい走って降ろされたのは
みるからに高そうなホテルの前。
「ほらここがサンタナホテルだよ!
さっさと降りな」
言われるままにトゥクトゥクを降ろされて
お金を支払い、僕は宿の従業員に
尋ねた。
「え〜っと…
一泊いくらですか?」
「700だね」
ぐはっ…!
やべえよぉ!
もしかして違う宿来ちゃった?
中心地から離れた場所で
安宿なんて見つかるのかぁ?
「サンタナロッジなら
すぐ近くだよ」
「へっ?」
も、もしかしたら
その宿かもしれない!
わずかな望みをかけて
従業員さんに教えてもらった方向に進んで行くと
うっすらとカタカナで
「サンタナ」

の文字が。
ベルを鳴らすと愛想のいい
インド人の男の子が対応してくれた。
ここは海沿いの町、プリー。
泊まっている宿の名前は
「サンタナロッジ」。


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やゔぁい…
ブバネーシュアルでゴキブリを封じ込めようと
ファンをつけっぱなしにしてひいた鼻風邪が
悪化しました。
メシ喰っても味がせん…
こういう時にタバコ吸わない方がいいんだろうけど
まわりの人が美味しそうに吹かしているのを見ると
ついつい吸ってしまいます。
もちろん味はしねえ。
ううっ…
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そんな「鼻風邪体験」に共感できるあなたは
ポチしてください笑。
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