▷Vol.26-50

★DAY PACK’s STORIES
(サブバッグ・ストーリー)

 

 

僕がいつもノートに描いてる漫画の
一挙公開、第二弾です。
今回は26作目から50作目までです。

 

 

『えっ??!
何?サブバッグ・ストーリーって?

なんで英語なの?調子こいてんの?バカなの?』

って人は

まずはコチラからお読みくださいませ。

 

 

「サブバッグ・ストーリー」
がどのように生まれたのか書いてみました。

今は時代はデジタルですからね。
誤字脱字はいくらでも修正できますよ!
そんな技術まだ持ててないけどね(笑)

 

 

 

 

Vol.26 “YUKI”

26

「それは、アホ過ぎー、
ごめんなさい、
こんなところでヒッチハイクだなんて無謀だわ。
いつもだったらヒッチハイカーは別の場所でヒッチハイクするのよ?」
「彼女は”ユキ”。私の娘よ。
“ユキ”って中国語かしら?それとも日本語?
“ユキ”って雪の結晶の意味でしょう?
私、カナダで留学してたのよ。日本人のルームメイトがいたの」
「ここがヒッチハイクに一番いい場所だから!グッドラック!」

 

▷相棒のまおと僕がデンマークか
らドイツのキールに向けてヒッチハイクしている時のこと。
雨となかなか車が止まってくれないという絶望的な状況で
まるでゲームのお助けキャラの様に僕たちを車に乗せてくれたのが
“ユキのお母さん”でした。
カナダに留学経験があって、仲の良い日本人の友達がいて、
それで娘さんの名前を”YUKI”にしたそうです。
でも、「これってほんとうにスノーフレークよね?」
って訊かれて、もし間違ってたらどうしたんだろう?
と不安になっちゃいました。
あの時の日記を読むと、今でも笑えます♪

 

 

 

 

Vol.27 “GO!GO!CHRISTIANIA”

27 ▷「シミと一緒にまた旅がしたい!」
新しい仕事が決まって、それが始まるまでのわずかな時間で
わざわざ僕に会いに来てくれた相棒のまお。

アイツが日本にいる時に「どこに行きたい?」とLINEで
作戦会議をしていると、ヤツはスパっと
「クリスチャニアに行きたい!」と言いました。
クリスチャニアとはデンマークにあるヒッピーたちが作った自治区。
今はまるで代々木公園のようなゆるさと音楽が溢れています♪
また行きたいですね♪

 

 

 

 

Vol.28 “U”

28

 ▷これはドイツでヒッチハイクする場所まで行くのに
バスを待っていた時にささっと描いたイラストです。
「U」って地下鉄のマークなんですよね。
ドイツ語だからなんて言うのか分からないけど。
それにしても、ドイツの地下鉄はヒドかった!

あれ、人件費削減のため、無人改札だし、
そのくせ罰金で収益あげてますよ!
しかも路線図も超不親切で分かりにくいですから!
乗り換えを訊きたいのに、駅員はどこにいるんだ!!!??

 

 

 

 

Vol.29 “Place I wanna come”
「僕が来たかった場所」

29

▷無声漫画ですね。サイレント。
二週間のまおとの二人旅を終えて描いたやつです。
ドイツの空港で描いたんだっけかな?

nudie jeansの生まれたスウェーデンには
日本にいる時から行きたいと思っていました。
このためだけにスウェーデン行きましたから!
穿き込んだジーンズはバックパックと一緒にチェコで
盗まれてしまったのですが、
撮った写真で愛をプレゼンテーションしたら
翌日の店内ライブと引き換えにタダでジーンズもらいました。
今でも大事に穿いてます♪

 

 

 

 

Vol.30 “Midnight M”
「深夜のエム」

30

 『彼は遠くは慣れた故郷を懐かしんでいるように見える。
深夜のマクドナルドには彼のような人間がいる。
彼のスマートフォンからは彼の故郷の音楽がかかる。

彼の反対側で
僕は日記を書き、絵を描いている。

ここはスウェーデン、マルメ』

 

▷マクドナルドにはお世話になりっぱなしでした。
ヨーロッパで野宿とヒッチハイクしている時は。
大体いつも23時くらいまでいるんですけど、
二日連続で行ったりすると、
『あ、また同じ人がいる』とか分かるんですよね。
そして、どこかその人のストーリーみたいなのを
垣間見ることができるのです。
確か友達と待ち合わせしてて、就労ビザがどうのこうの
話してたかなぁ。
色んな国の人間がいるスウェーデン。ちょっと考えました。

 

 

 

 

Vol.31 “OPEN”

31-1

『昔々スウェーデンに一人の外国人が住んでいました。
彼はこの町に27年間も暮らしていました』
『ですが、彼には一人も友達がいませんでした』

 

31-2

『ある時、一人の男の子がやって来ました。
不思議なことに彼と男の子はすぐに仲良くなりました』
『僕たちは心をとざしがちだ。
だけど
僕は心を開いていたい』

 

 

▷マルメに住んでいたパスタ屋のイラン人のおっちゃんは
「27年間、スウェーデン人の友達を持てたことがない」
と言っていました。
やっぱり海外で暮らすってのは難しいことなのかなぁ?
旅をしていると、優しくしてもらうことが沢山あります。
日本に帰った後も、国なんて関係なしに心を開ける人間でありたい
そう思います。

 

 

 

 

Vol.32 “Go to Dublin!”

32

「こんな感じの女のコをコペンハーゲン空港で見つけたよ。
ここではコーヒーがクッソ高いんだ!!!」

▷コペンハーゲン空港で空港泊をしたのですが、
さすが北欧。物価がクソ高くて泣きそうでした。
だって聞いてください。コーヒーが一杯700円もするんですよ?
しかもフリーのWi-Fiがないだなんて…
あんまりだ…。

 

 

 

 

Vol.33 “Hippie Girl”

33

「僕とまおがベルリンに戻って来たとき、
ポーランド出身のヒッピーの女のコと会った。
彼女はドレッドヘアーだった。
僕が「いくらかかったの?」と訊くと、
彼女は「何年かかったってこと?」と答えた。
二年かかったそうだ。
そして彼女の国では200ユーロでできるらしい。
(洗うの大変そうですね!)」

▷黒人のドレッドヘアーは分かります。
だけど、ヨーロピアンがしていると
あれは一体どうやってメンテナンスしているのか
って思います。
これでもヨーロッパでは野宿ばっかで
シャワーもろくに浴びていなかったですから。
洗髪については調べたのです。

 

 

 

 

Vol.34 “a basker”

34-1

『”見たことがないもの”
に出会うために、おれは故郷を飛び出した』
『自分の運を試したかった』
どこまで行けるのか?と』

「うあぁ〜〜〜、喉渇いて死にそう…」

 

 

34-2

『人々はおれに尋ねる。
「あんた、どこまで行くんだい?』と』
『おれは答える。
「どこかさ」と。』

「マジでビール飲みてぇ」

 

 

 

34-3

「はぁ…、はぁ…
空港まで行くのにバスに乗りゃあよかったんだ。
10kmも歩くなんて苦行だぜ…」

「み…、水…」

▷ギター一本で世界を旅する金丸さんは
僕のヒーローでした。
ブログの文章もとても上手で、僕もあんなボキャブラリーと
旅情を感じさせる文章が書きたいと思った物です。
正直な話、チェコで荷物が盗まれる前は
原稿用紙に金丸さんを主人公にした漫画を描いていました。
だけど、盗まれちゃったんでこれがその代わりです。
あぁいう渋さも旅のいいところですよね。

 

 

 

 

 

Vol.35 “Stories”

 

 

35 stories

『みんなそれぞれのストーリーを持っている。
僕の後ろにいる二人の男の子も、
フライド・ポテトを揚げているあのマネージャーも、
暇そうしているあのお喋りしている女のコたちも』

▷アイルランドはとてもヒッチハイクがしやすい国だったので、
適当な場所を見つけてはそこまでヒッチハイクで旅をしていました。
小さな町の小さなファストフード店。
やっぱり先進国であろうとも、ごく一般の人たちの暮らしぶりは
みんな一緒で、そして、みんなそれぞれに物語を持っているのです。

 

 

 

 

 

Vol.36 “Don’t worry.
There is no rain never stop”

36

▷アイルランドのコークという町に立ち寄ったとき、
そこに住んでいた陽気なベネズエラの男子三人組の家に
ホームステイさせてもらいました。
その時に年長者のレイの仕事が終わるのを待つ傍ら、
彼の働くファストフード店の席で描いたイラストです。
そう言えば、あのとき雨降ってたな…。

 

 

 

 

Vol.37 “Alone”

37

「またあとでな!」
「ああ。レイの家で落ち会おう!」
『一人になる時間も僕には必要なのだ』

▷ベネズエラ三人組のうち、タトゥーの勉強をしているレオが
ダブリンから遊びに来ていたので、
その日は一緒に行動することになりました。
だけど、僕には一日の中で自分1人で作業する時間が必要なのです。
あと、誘惑に勝てないのです。
テレビとかゲームとかYouTubeとかさ。

 

 

 

 

Vol.38 “three VENEZUERA”

38

レイ(28):彼女と今度ドイツで暮らして行くらしい。
潔癖性。プシュッ!(スプレーの音)

レオ:タトゥーの勉強をしている

ネス(26):一番のっぽ。キッチンで働いている。

彼らはアパートメントの最上階で
ルームシェアをして暮らしている。
彼らの好きなことは音楽、ゲーム、
そして日本のアニメを観ることだ。

▷こういう旅先で出会った人のスケッチもたくさんしておけば
よかったなぁと思いますが、それはブログで書いているから
思い出せるでしょう。
それにしてもあの三人組は漫画に出てきそうなヤツらでした♪

 

 

 

 

 

Vol.39 “Sometime”

 

 

39

『ときどき、
わたしは自分の未来にとても臆病になる。
自信を失くし、落ち込む。
誰もわたしを安心させることなんてできないのだ。
わたしにできることは前に進むことだけ』

▷ギネスビール飲みながらバーで描いた話です。
そりゃ僕だって不安になります。
それを打ち消すためにはこうして描き続けるしか
ないんだろうなって思います。
だから描くのです。安心なんてしないし、
しちゃいけないんだろうな。
うっし!描くべ!

 

 

 

 

Vol.40 “UP”

40

「”落ち”たら上がるっきゃない!」

▷そうですよね。そうなんすよ。
落ち込んだらもう、そこから這い上がるしかないんす。
いつまでも落ち込んでいるわけにはいかない。
前を向いて、また一歩ずつ地面を
踏みしめるしかないんです。
まぁ、なんとかなるさ。気楽に行こう!

 

 

 

 

Vol.41 “Trip”

41

『そこには理由もないし、
そこには目的もない。
それでもわたしは旅に出たのだ』

▷動機なんてそんなに深く考えなくてもいいのかもしれません。
物事はシンプルだし。その方がブレない。
(僕はどちらかと言うと屈託して考えちゃうんですけど)
だから
芯が強くて折れないヤツっていうのは
最強の勘違い野郎なのかもしれません。
思い込みも大事!

 

 

 

 

Vol.42 “Vomit”

42-1

「おぉ…おふぅ…」

 

 

42-2

「おれの負けだ…」「ウオォオオオ!!!」
「これが日本の”ホスト”だ!」
「なんだ!!?アイツは!!??
ホストって一体なんだ??!!
うちらの酒豪が負けちまった!!!」
「おれに挑戦するのは早過ぎたようだな」

 

 

42-3

「うぉえろぉぉぉおおお〜〜〜〜…」

▷日本に女性の接待をお仕事にされている
「ホスト」っていますよね。
あれって海外にもいるんでしょうか?
なんだか日本だけの文化のような気がしますが、
お酒の飲み過ぎはやっぱり見ていて体に悪そうだなぁって
思います。
下戸の僕でもギネスビール
はグビグビ飲めちゃいましたけどね。

 

 

 

 

Vol.43(?) “drawing on coasters”

コースター コースター2

「人間に見つかっちまったよ。
どうすりゃいいんだ?」

コースター3

「今日はこんな感じ」

コースター4

「ケルンで35ユーロの罰金くらった(タバコのポイ捨てで)
ゾンビ…」

コースター5 コースター6 コースター7

「そして僕は気がついた。
なぜ彼らが臭うのかっておことを」

▷写真整理してたんですけど、Vol.43が見つかりません。
たぶん飛ばして描いたのでしょう。
ということで、相棒のまおとドイツを旅した時に
バーのコースターの裏に描いたイラストです。
なんだかんだ僕は合計75ユーロ分を罰金として
ドイツに払っています。
ドイツ経済は僕が支えていると言ってもいいでしょう!

 

 

 

 

Vol.44 “Kill time”
(「時間つぶし」)

44

「ん…むむ…くそう!抗えねえ!
サブウェイに行くのに…!!」
『アイルランドで僕はいつもここに来る』

▷キャンプ生活を続けていきますと、
作業場にする場所が決まってきます。
Wi-Fiがあって、コーヒーが飲めて
それでいい感じのテーブルがあれば最高です。
アイルランドではサブウェイかマックでしたね。
いや、どこの国でも一緒か(笑)

 

 

 

 

Vol45. “Park”

45 park

「それ…おれの…」
「わかってるって!今読んでんの!」

▷この小さいノートに体全体を描く練習でした。
旅とは関係ないイラストも描きます。
てか、こういう風に本を読む人ってちょっとあれです。
本が傷むじゃないですか!
僕はそんなことに気をつけていても
手汗で本のカバーがしなっちゃうんですけど…。

 

 

 

 

Vol.46 “Scotland Street”

46

▷スコットランドでもマクドナルドが作業場でした。
外をぼんやり見ながら描いたイラスト。
なんかグラスゴーではみんなパーカー着ていた印象があります。
若い子はどこも同じ様な服装してますよね。

 

 

 

 

 

Vol.47 “TEST”

47

▷そうだ!思い出した!
この時はエディンバラにいたんですけど、
前日、グラスゴーで2400円くらいのペン買ったんですよね。
イギリス製のグラフィック用のヤツ。
だけど、ノートとの相性が抜群に悪くてちょっと凹みました。
『あ〜〜〜…ノれねえ』
って感じがよく出ていると思います。

 

 

 

 

Vol.48 “MONSTER”

 

 

48

 

▷こちらもヒドいくらいにノレてないですね…。
思わず写真に描こうかけちゃいましたよ。
それでも酷い…。
もっとキャッチーなモンスターたちを描きたかった
んですけど、もう、あれですね。
センスねえ。

 

 

 

 

Vol.49 “front of me”

 

 

49 listen to me

「だからね、大事なのは
目の前にいる人と過ごす時間を大切にするってことよ!」
「私はそのことに気がついたの」
「…
君が言っても説得力ないなぁ」

▷やっぱりスマートフォンはぼくたちの生活を
大分変えてしまったんじゃないかなと思います。
特にコミュニケーションの部分で。
ヨーロッパでももちろん依存症の人たちがいます。
おいおいそうじゃねえだろ?
大事なのは目の前にいるヤツらじゃねえのか?

 

 

 

 

Vol.50 “SHEEP MAN”

50-1:4

「知ってる?」
「何が?」
「何でサンタクロースが赤と白の服着ているかってこと。
あれってコカコーラ社が決めたことなんだ!」
「知ってるよ。そんなこと
車に乗れないことから話を逸らさないで」

 

 

50-2:4

「じゃあ、なんで私たちが
ヒッチハイクに成功しないか分かってる?」
「さぁ?なんで?」
「ヒッチハイクする場所を間違ったから」

 

 

50-3:4

「ヘイ!」
「車に乗せてやろうか?」
「…
いや、いいっす。あざっす…」

 

 

50-4:4

 

「オーケー。あばよ」
「ど、どうも…」

『信じられないかもしれないけど、
これは僕らが実際に経験した話だ。

スコットランドでは
羊とネッシーが有名」

▷今は帰国されちゃいましたが、
世界一周ブログの「カエルダッシュ」は
僕の大好きなブログでした。
そんな彼らを描きたいがために、勝手に描いて
ツバサさんに送りつけたお話です。
話に登場する「羊男」は村上春樹の小説に出てきます。
スコットランドでは見つけられませんでしたけどね。

 

 

 

————————————————–

ここまでおつかれさまでした。

以上をもちまして26作目から50作目は終了です。

ここまで読んで下さった方には心からお礼申し上げます。

 

 

今回も訳し直してコメントもつけくわえました。
いつもFacebookページで乗せているのとは少し訳が違うし、意訳、というか意味を付け加えちゃったりなんかして好き勝手に英語を使っています。
まさにバックパッカーズ・イングリッシュです。

(英語のミスがあったらそっと教えてください。
きっとのちのち電子書籍の編集能力で
ちょちょいのちょいだと思います!)

現在僕はケニアを旅しています。
あの治安が悪いと噂されるナイロビのカフェで優雅にキーボードを叩いているのです。

もう明日にはタンザニアに逃げてしまおうと考えています。

ブログはなかなかリアルタイムにおっつけやしないけど、
漫画は描いています。

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★「旅する雑貨屋”Drift”

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★Twitter「Indianlion45」

 


2 件のコメント

  • 遠い、遠い国の人が日本語で名前つけてくれてたのって、
    やっぱ嬉しい(*´∪`)

    • >あっきーさん

      あれ?なんだか今日はご機嫌なようですね?

      そうですね。
      日本に思い入れを持ってくれるのは嬉しいですよね。

      いつの日かYUKIちゃんが
      名前の由来を知って日本に
      興味を持ってくれたらいいなと思います。

      サブバッグ・ストーリーを
      お読みいただきありがとうございます♪

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