世界一周607日目(2/26)
外の明かり
が全く入っていない部屋。
体を冷やさないため、ファンはつけずに寝た。
全裸で(笑)。
あ、腹にシーツかけたな。お腹冷やすといけないもんね。
時刻は9時。まぁそんなもんか。
このキャラが秀逸(笑)
ここはタンザニア、ダルエスサラーム。
安宿タマリン・ホテル。
ネットでは調べてもほとんど情報出て来ないし、
最近のロンリー・プラネットにも出て来ないのに、
「地球の歩き方」には載っているという宿だ。やるではないか!
歯を磨いて昨日と同じ「ダーバン・ホテル」の前に
コーヒーとWi-Fiにありつきに行った。
自分では今のシチュエーションに全く違和感がないのだが、
現地の人たちからしてみれば変なヤツが昼間っから
電気屋の前でスマートフォンをいじっくっている姿は
かなり異色に見えるのではないだろうか?
「日本に置き換えて考えてみたら、
渋谷のスクランブル交差点のスターバックスの前で
黒人が座り込んで同じことやっていたら、
場合によっては警察呼ばれるんじゃないですかね?」
昨日ウチダくんがそう言っていた。確かに…。
昨日は朝の早い時間だったからWi-Fiの速度は早かったが、
今日は9時半ということもあり、メールを返すのがやっとだった。
いつまでもここでウダウダしていても仕方がないので、
僕はタンザン鉄道の切符を買いに行くことにした。
次なる僕の目的地はいよいよ
マラウィだ。
「ハート・オブ・アフリカ」と言われるこの小さな国は、
日本にいる時から良い評判を聞いていた。
一体全体何が良いのか分からない。
ただ、ここを訪れた旅人はマラウィを
「良い!」と言うのだ。
まずは国境近くのムベヤという町まで
タンザン鉄道でまる一日かけて向かう。
鉄道の旅も楽しみのひとつだ。
聞いた話によると自然保護区を抜けるので
動物を見ることができるらしい。
サファリ・ゲームに参加してこなかった僕はこういうのを待っていた。
だってサファリらしい動物と言ったら
ケニアのモヤレからナイロビまで行くバスの中で見た
ダチョウくらいだったからだ。
タンザン鉄道が発着する駅がどこか分からなかったので、
ひとます宿の近くの駅のオフィスに行って訊ねてみた。
駅員さんにマップアプリを見せるとアバウトな場所を教えてくれた。
「ここら辺に行けばいいよ」とそんな具合に。
あぁ、左様でございますかと、教えてもらった場所へ
トコトコと歩いていったのだが、
まったく駅らしいものは見えて来ない。
近くの人に訊いてみても、
「駅ならあっちだ」とさっき僕が来た駅を差す。
え…?!駅どこっすか?
ちなみに街の中心地からはタンザン鉄道は出ていないのだ。
こちらもマップアプリを見せて、
自分の行き先を告げ、駅の場所を訊ねているのだが、
人によっては「ムベヤ」という名前さえ知らない。
いや、僕だって列車で24時間以上かけて離れた場所にある駅名を
訊かれても困るけどさ。
マップアプリとにらめっこをしていると、
8kmほど離れた場所に駅があることが分かった。
とてもじゃないが、歩いては行けない。
幸い道路は中心地から一直線だったので、
何度かバスに当たっているうちに駅行きのバスに
乗り込むことができた。
駅は「タザーラ(駅)」という名前らしい。
日本語で調べるとそういう微妙なニュアンスの違いまでは
出て来ない場合がある。
まぁ、情報ブログを書かれている方からしてみたら、
「そこまでは自分でやれよ!」ってことなんだろう。甘くないのね…。
タザーラ駅の近くになると集金係のお兄さんが
「ここで降りな」と僕に降りる場所を教えてくれた。
遠くからでも大きな駅名が
でかでかと書かれているのが分かった。
券売所に入るとひんやりとしていた。
窓口の中ではエアコンが効いており、
それがお金の受け渡しをする小窓からでも感じることが出来た。
窓口の女性はここにやって来るツーリストに馴れているのか、
英語に馴れており、すぐにチケットを買うことができた。
ムベヤまで39300シリング(2,569yen)。
丸一日の移動だと東アフリカは三千円未満かな?
これがザンビアぐらいから高くなってくるのと考えると…、
あぁ、早くマラウィに逃げんこんで
フライトまでの時間調整をすることとしよう。
チケットを無事に手に入れ、
街の中心地まえ戻るのもは簡単だった。
マップアプリを見せて
「ここまで行きたいのだけど」と集金係のお兄さんに見せれば一発。
バスは500シリング(33yen)。こちらも安いね。
街の中心地
に戻った僕は再びダーバン・ホテルの前でWi-Fiにありついた。
そこで一休みした僕はマーケットに向かおうと思った。
ここから歩いて少しいった場所にマーケットあるとの情報を
昨日会ったエチオピア人から聞いた。
もしかしたらそこによさげな雑貨が売っているかもしれない。
そのようにしてフラっと歩き出した僕の目に飛び込んで来たのは
布だった。
もう、鼻血ものですね♪
アフリカで女性のお洒落と言ったら
ズバリ、”布”だ。
そのカラフルな柄物は日本では見かけないアフリカ独自のもの。
布系の雑貨は汎用性が高い。
部屋の仕切りからカーテン、テーブルクロス、鞄だって作れる。
ってかこれだよ!これ!
これこそまさにアフリカ雑貨じゃないか!
旅する雑貨屋 Drift。
今回の仕入れ先は
タンザニアァァァァ~~~!!!
まさか宿の近くでこんな発見があるとは思わなかった。
ダーバン・ホテルのある通りは布を扱うお店だらけだった。
ホール・セリング(卸売り)でまとめて購入しないと
買えないようなビジネス向けのお店から、
一枚単位で買えるお店まで様々。
そして、心ときめく“ガラ”ばかり!
うわぁぁ~~~!全部欲しい!
ただ、僕はこれでも旅人の身。
残りの資金ももう雀の涙だし、
68リットルのバックパックで持ち運ぶ分には限界がある。
ダーバン・ホテルのすぐ横でWi-Fiにありつき
相棒たちにリアルタイムで連絡を取り、何度も行き来した。
中には自分の欲しい柄が、
大きいサイズの物しか取り扱ってない店もあり、
選ぶのは困難かと思われたが、
店によってはメートル単位でも売ってくれることを発見した。
これも交渉の次第。
値段交渉でじりじりと買える金額まで落とし、
6つの柄の布を仕入れた。
そのうち一本はDriftの仲間用のものも混ざっている。
社割りはありませんからね!
うっとり…♪
個人的には満足の行く仕入れだったが、
これが日本で誰かに買ってもらえるかはまったく分からなかった。
確かに日本にいる仲間たちと
リアルタイムで相談できるのには助けられるが、
最終的な決断は僕のセンスにかかっている。
僕は雑貨好きを公言しているけど、
自分はそこまで雑貨を持っていない。
むしろ日本に帰ったら、できるだけシンプルなライフスタイルを
実践してみようと考えている。
そんな僕が柄物の布を買うのだ。
あー、これで買って「センスねー」とか言われたら、
もうたまりませんよ。
無難な物から、いいなと思った物まで。
それでも個人の裁量なわけでしょ?
あぁ、他にも欲しいのいっぱいあったんだけどなぁ。
数撃ちゃ当たるだろうけど、その弾がねーんだよ。
お金ほしっ…(ボソ)。
雑貨を仕入れて、そのままマーケットにも足を運んだが、
こちらは生活雑貨がメインのマーケットだった。
地元感がよく出ており、
遊びに行く意味では十分に楽しめる場所だ。
仕入れとは関係ないけど、こういうローカルなマーケットもいいね♪
この日
のシメは昨日も行ったカフェだった。
「バチチチィッッッ!!!」
キリング・マシーンが今日も火を噴きます。
汗をたっぷりかいたので4000シリング(262yen)もする
ジンジャーレモンティーを注文すると、
こちらも値段以上のクオリティの物が出て来た。
大きなグラスになみなみとつがれたジュースには果肉が浮いており、
甘いシロップを混ぜると味もしっかりした。
YouTubeで音楽を聴きながら、漫画を描き、
そしてスタッフさんからの似顔絵の依頼を受け、ブログを更新して、
結局は20時過ぎまえ作業していた。
さっきの名刺の裏面。
宿まで戻るのはいつもより早足だったが、
最後の最後までこの街に危険な感じはしなかった。
気をつけるところだけしっかりと注意しておけば、
案外過ごしやすい街なのかもしれない。
宿の横の食堂でスパゲッティーを夕飯に食べた。
昨日も来た僕にお店のおっちゃんはニコニコして迎えてくれたが、
僕が明日ダルエスサラームを発つことを言うと、
「いつ戻ってくるんだい?」と訊ねた。
ごめんね。おれの旅は一方通行なんだ。
縁があれば、またいつか。ね。
明日は鉄道の旅。
楽しみだ♪
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いや~、これって、うん。そうだよね。
最初はフリマ感覚でスタートしたけど、
もうちょっと規模がデカくなるとなると、
個人のお金じゃやってけね~~よ~~~!!!
マジで南米までに金よろしく!なかったらナシだから!
(いや、仕入れるけどさ、どんだけおれがカツカツなのか知ってるでしょう?)
★そんな内輪のお話も分かりやすく解説。
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はじめまして!ブログ拝見しました*
私は6日にダルエスに行くつもりなんですが、タマリンホテルに目をつけています。
場所が地球の歩き方だと治安が悪いと書いてありましたが、宿泊は問題なかったですか? また、夜着いた場合危険ですか? モンバサからのバスを降りてダラダラでムナジモジャに行けばいいのでしょうか?
質問ばかりですみません。 1年以上前ですが覚えていたら教えてください。
よろしくお願いします*
>Graceさん
「ダルエス」だとか「ダラダラ」とか「ムナジモジャ」固有名詞を並べると、
なんだかRPGゲームの世界の話をしているみたいに思えますね。
..すいません。冗談です。
えっと、
ブログを読んでいただいたのならお分かりのよう、
僕自身はダルエスサラームでほとんど活動らしいことはしておりません。
3日くらいの滞在だったかな?日中ブラブラして、胡散臭いヤツらとちょこっとおしゃべりして、アフリカ布を仕入れたくらいです。
ですからモンバサやムナジモジャには行ったことがありませんので、
Graceさんの知りになりたい情報を僕が教えることはできません(ごめんなさい)
一つ注意するなら、白タク(個人営業のタクシー)はおすすめしません。
強盗がタクシードライバーに扮していることがあるみたいです。
あと、夜間の行動は極力避けた方がいいでしょう。
また他の方のブログの方が治安や交通手段の情報に優れていると思います
(丸投げしちゃってごめんなさい笑)
あくまで僕個人の感想ですが、日中でしたら、外を出歩く分にはそこまで危険な感じはしませんでした。
イスラム教を信奉している国なので最低限服装に気をつければ大丈夫かと思います。
それではよい旅を!
今日のブログは特にワクワクしましたよ!
可愛い布がいっぱいあるんですね!
あんな感じで布屋さんがあるんですね。
発想できない柄だな~と思います。
仕入れた布もみんな素敵ですね。
私は中央のオレンジのと、その上の黄色の布
が好きです。黄色の布は絞ってあるのかな。
Drift で販売されるの楽しみにしています!!
>あっきーさん
お待たせしました。予告通りにアフリア布の紹介です。
まぁ、僕の日記内だと雑貨以外のことも書かれているので、
相棒のまおが手がけている「旅する雑貨屋”Drift”」で紹介されるのも
楽しみに待っていてください♪
布はマラウィから郵送して、うまく行けば三週間で着くらしいです。
それに、「良い柄」って褒めていただけて、安心しました♪
上の黄色の布はおっしゃり通り、絞り染め(タイダイ)です♪
アフリカ布、買い過ぎるとかなり重くなるのが…それだけがネックだったな。
それでももっと仕入れておけばよかったなって思いました。
マラウィの郵送費が意外に安かったんです。