「国境の町は大抵どこも同じだろ」

世界一周622日目(3/13)

 

 

今日は

国境の町で一泊するつもりだったので、
早朝の出発にしては少し一時間遅い
6時に宿をチェックアウトした。

前日の夜に降った雨は早い段階で止んでくれたため、
テントも濡れたままケースに収納せずに済んだ。

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ここはマラウィ、リロングウェ
向かう先はムチンジという町だ。

 

 

 

MABUYA CAMPSの敷地を出て、
町の中心地に向かう道路をテクテクと歩いた。

ここでは日が早い時間から昇ってくれるのもいい。

何より治安もいいし、野良犬もほとんどいないので、
誰もいない道をスイスイ歩くことができた。

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バスターミナルに到着すると
ムチンジ行きのミニバンはすぐに見つかった。

僕はここからムチンジの町まで
いくらかかるのかを調べていなかった。

ただ、ンカタン・ベイからムズズ間は1時間の距離で
1200クワチャだったので、それを目安に考えた。

 

 

ここからムチンジまでは2時間の距離らしい。

2000クワチャ以下でいけるだろうなと集金係と交渉をすると
2000クワチャから1800(511yen)まで
ディスカウントすることができた。

 

 

僕はバンの助手席に乗り込んだ。

乗客は僕の他に一人しかおらず、乗客が集まってくるまで
待っていなければならなかった。

 

 

暇なので、フロントガラス越しに道行く人々を眺めた。

半袖のカジュアルなものから、

ビジネスマンのようなバシっとしたシャツを着た人。

アフリカ布を腰に巻き付け、頭に物を乗せたおばちゃん。

学生服の子供たち。

今日は急ぐわけでもなかったので、
気持には余裕があった。

 

 

 

しばらくしておっちゃんが僕の隣りに座った。

「隣りいい?」と訊ねるので、
「あぁ、どうぞ」となんの躊躇もせずに答えた。

僕はギターを持ち込んで乗っていたため
カーステレオなどで狭くなった真ん中に移ると
ギターが抱えられなくなってしまった。
僕の代わりにおっちゃんがギターを抱えた。

『もう乗客が集まったのか?』と後ろを振り返ったが、
後ろにはまだ四人ほどしか集まっていなかった。

そんな状況でわざわざ助手席に二人ならんで座るのだ?
せかっくの窓際の特等席が窮屈な席になってしまった。

おっちゃんは外国人の僕に興味を持っていたようで、
クセの強い英語でペラペラと喋った。
僕は適当に話を合わせて質問などにも簡単に答えてやった。

 

 

 

 

 

 

僕がミニバンに乗り込んだのは朝の7時。

それからミニバンが出発するまでには
2時間もかかった。

 

 

途中ヨーロピアンのカップルが
「国境まで直接行きたい!」と集金係りとモメていた。

ミニバンは国境の直前までしかいかないのに、
彼らはザンビア行きのミニバンがあると思い込んでいた。

ザンビア行きのバスならここじゃないよ。

(そう彼らに言いたかったが、
隣りに座った世話焼きのおっちゃんがペチャクチャ喋っていたため、
僕は話かけるタイミングを見失ったのだ)

騙されていると勘違いしたヨーロピアンの二人は
別のミニバンに根気よく値段と行き先を訊ねてまわっていた。

僕はそれを見ていたが、
彼らはいつの間にか僕より早く出発していた。

 

 

 

車内の中では主にエミネムなどの洋楽のヒップホップがかかっていた。

それらに混じって時々テイラー・スウィフト
アヴリル・ラヴィーンが混じった。

さっき運転手の男は曲のデータが入った
CD-Rの記録面(裏面)を舌でたっぷり舐めて布で拭いて、
それをカーステレオにぶちこんでいた。

それを見た時には衝撃的だった。
そんな風にしてクリーニングするの?!!

 

 

 

 

運転手は走行中必要以上にボリュームを上げていた。

僕は彼が別の町に着いて車の外に出るタイミングで、
僕は彼の目を盗んですぐさまボリュームを下げた
(だが彼が戻ってくるとボリューミュはすぐに元の大きさに戻った)

運転していたのはNISSANのミニバン
カーステレオは日本語の表記だったのだ。

そのうるさい(そして強制的に聴かされる)BGMのせいで
イライラしていた。

いつもなら外の景色を楽しむことができるが
それは窓際の席に座った時の話だ。
今はおっちゃんが僕の隣りに座っている。
僕のささやかな楽しみは奪われてしまった。

 

 

 

運転手は町ごとに外に出た。

そして料金を徴収したり、他の運転手と談笑し、
車内に戻ってくると、自分が聴いていなかったBGMを巻き戻しで
最初からリピートした。

同じ曲を余計に聴かされる僕の身にもなってほしい。

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なんなんだよ?その余裕っぷりは?!

 

 

なぜかムチンジの直前でミンバンを移動させられ、
満員のミニバンでこの日の移動は終った。

 

 

いつもよりも疲れを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムチンジ

の町に到着すると、すぐに客引きたちが
「ボーダー??」と群がって来た。

僕はここに一泊するつもりだったので、
「明日ね」とその場を離れた。

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ひとまずイライラを収めるために、
フライドポテトやらクッキーやジュースを飲んで
気持を落ち着かせた。

空腹感を収めたところで、宿を探し始めたのだが、
どこもかしこも千円以上するような強気な値段設定だった。

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「モーテル」と書かれた宿にダメもとで足を運んでみると、
そこにはテントを張るにはいい感じの中庭があった。

自分が他の宿でキャンプをしている写真をスタッフに見せて、
ここでテントを張ってもいいか?と訊ねたのだが、
スタッフたちがキャンプ泊ができるかボスから訊きだすのには
20分も時間がかかった。

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ひとまずテント泊で
2000クワチャ(568yen)という料金で話がまとまったのだが、
肝心のシャワーがないということで、
結局僕は3000クワチャのシングルに移ることにした。

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シングルルームは窓が空いているのにも関わらず変な臭いがした。

電気も薄暗く、シャワー室の床は黒くカビが生えていた。

そして蛇口をひねっても水が出ないのにはかなり滅入った。

これなら外で寝た方が気持いい。

 

 

 

すぐさまスタッフに抗議し、
1000クワチャを返金してもらうと、僕は中庭にテントを張った。

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宿のスタッフが

「ここに女は連れ込まないのかい?
まぁ、テントならやりにくそうだよねぇ」

と意味深な発言をしたのだが、僕はスルーして町へと繰り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

町を歩いてみて分かったのは、この町にはこれと言って
見所と呼べるものが存在しないということだった。

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マラウィ湖も近くになく、自然豊かという感じもしない。

そのくせ国境によくいるの外国人を小馬鹿にするようなヤツに、
僕はますますこの町にうんざりした。

 

 

町の通りではフライドポテトの屋台がひしめきあっていた。

どうしてみんな同じ物ばかり売るのだろうか?
そんなに好きなのフライドポテト?

 

 

ただ、この町のいい点を上げるのであれば
ネット屋が他の町に比べて安いということだった。

一時間で300クワチャ(85yen)だったので、
そこでブログの更新や国境を越える前の
最後の情報収集をすることができた。

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16時を過ぎて外に出ると、
暗雲が山の向こうの方に浮かんでいた。

ポツポツと雨が降り出したので、僕は宿に戻ることにした。

 

 

 

17時には本ぶりになり、
僕はテントから出られなくなってしまった。

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く、くっそ…!!!

 

 

 

ガタが来た僕のテントは雨漏りをするので、どこから浸水するのか、
そしてどうすれば雨漏りに対処することができるのか
考えなければならなかった。

雨漏りするテントというのはなかなかに気持をブルくーにしてれる。

 

 

メッシュ部分にはビニール袋をかぶせた。

雨漏りの一番激しいのは入り口のジッパーの縫い目部分だった。

洗濯バサミをいくつかつかってテントの床面を餃子の皮のように
上手い具合に寄せ雨樋を作った。

そして穴の空いたパンツと靴下に漏れてくる雨を吸い込ませた。

 

 

ザーザーと雨が降りしきる中、
僕はテントの中でギターを取り出し、一人ライブを行った。

や、ただのシャウトした練習なんですけどね。

 

 

宿泊客はほとんどおらず、スタッフもいるんだかいないんだか
分からないような宿だったので、大声は出し放題だった。

 

 

気持よく唄うといくらか気持も晴れる。

ただ、雨は一向に止まななかった。

 

 

晩飯は宿の食堂で600クワチャ(170yen)の
卵焼きと白米のセットを注文した。

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あぁ、今日がマラウィ最終日だったのにな。

雨ってほんとうに嫌だ。

テント泊していればなおさらだ…。

 

 

 

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2 件のコメント

  • シミさん

    何だか憂鬱な日が続きますね。
    お金に関する不安とか、確かに最近感じやすいですよネ。

    でも、それはシミさんだけじゃなくて世界レベルの現象(金融不安)が原因かな?なんて思ってます(〃´o`)=3

    いずれにしろ、人生ゲームって明るく考えとけば必ず悪いようにはならないらしいので
    元気に行きましょう!

    • >ウタさん

      全部が全部、憂鬱ってわけじゃないんですけどね。
      雨が降ると、日記がそういうテイストになりがちです。

      以前お会いした方が
      「お金はお金でしかない。どうお金を使うかはその人次第だ。
      そしてお金との向き合い方はその人の人生に反映される」
      って言っていました。

      僕はそれを聞いて『なるほどな』と思ったのですが、
      お金に関わらず、日頃の生き方のスタンスで
      その人の生活も違ってくると思います。

      Live SIMPLE!!
      僕の着ているパタゴニアのTシャツにはそう書いてあります。
      理想はまさにそんな感じ♪

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!