「時間をうまく使えない日」

世界一周694日目(5/24)

 

 

10日目だ。

今日でポートランドに滞在して。

 

 

ニューヨークからスタートしたアメリカ横断の旅が終わり、
訪れたかった西海岸は長く楽しもうと考えていたが、
自分でもこんなにも長く同じ街に留まるとは思わなかった。

今日は日曜日だということで寝坊ができた。
清掃員さんもさすがに日曜日はお休みらしい。

寝床にしているワシントン・パークの下の方には
ホームレスが寝袋だけに包まってモゾモゾとしていた。

 

 

そのままフレッド・マイヤーへ行き、
三階の個室トイレで洗髪、洗濯を済ませ、
二階のテーブルで充電をしながら作業をする。

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だが9時半になるとセキュリティから追い出しを喰らってしまった。

いや、僕はバックパックを担いで歩き回っているもんだから
チェックの対象になりやすいのだ。

しかも決まって声をかけてくるのは同じセキュリティのお兄さんだ。
毎日ここで働いているわけではないが、
追い出される時は決まって彼が声をかけてくる。

 

 

作業場を失った僕は行き場をなくす。
またどこか別のカフェにいかなくてはならない。

 

 

 

 

今日は早めにバスキングを始めることにした。

時刻は11時半。まぁ、悪くはない。

 

 

というのもポートランドの店が閉まるのは早いのだ。

夕方になると人通りは極端に減り、途端にダウンタウンは
寂しい場所のように感じてしまう。

バーに行けば沢山人がいるのだが、
下戸の僕はよっぽど酒が飲みたくならない限り、
一人でバーになど行かない。てかお金ないしね。

だから12時くらいの一番人がいる時間帯が
バスキングをするのにベストなのだ。

 

 

同じ街で路上演奏をする場合、
外から毎日新しい人が訪れるような観光地でない限り、
三日くらいが限界だろう。

僕も持ち歌が少ない。

『飽きられちゃうかもなぁ』と思いながらギターを構える。
僕は控えめなバスカーなのだ。

いや、まずは楽しむことですよねぇ。
まったり、ゆるく、スロウに行きましょう。
あせったってなんもいいことないんだから。

 

 

アガリは14ドル。

まぁ、一日にかかるお金は賄えてるからオッケー。

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13時半

にバスキングを終えると、僕は大学へと足を運んでみた。

今日は日曜日でそこにはほとんど人は見られなかった。
キャンパス内のケータリングのトラックさえいない。

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かろうじて開いていたフードコートのある建物へ入ってみたが、
そこもテーブルが並ぶだけの寂しい空間だった。

もちろん営業はしていない。
ほんの二、三人が何か作業をしているだけだった。

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僕はテーブル席に着くと、
荷物を置いて座ったままの体勢で目を閉じた。

昼寝も大事だ。
というか、今は何もする気が起きない。

眠り自体は30分から1時間程度で目が覚めてしまったが、
僕は再び目を閉じた。

椅子から立ち上がろうとすると
感覚がなくなる程に足が痺れてしまっていた。

 

 

もういいや。マクドナルド行こう…。

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17時半からマクドナルドへ入り、
街角クリエイティヴ」というサイトの映画の書評を読んだ。

「バードマン」は字幕なしの英語で見たので、
内容はほとんど分からなかったが、
どこかの有名なコピーライターさんが書いたレビューは
読んでいてかなり面白かった。

『なるほど、映画ってそうやって観ることもできるんだな』
と勉強になる発見もあったが、

まぁグダグダと時間は過ぎていった。

 

 

なんだか今日はそんな日だ。

うまく時間を使えない。

旅に出てからは「何もする気が起きない」なんてことは
ほとんどなかったが、今日はなぜだか活力が湧かない。
ちゃんとしたもん喰ってないからかな?

 

 

 

 

 

そしてとうとうマクドナルドのマネージャーから
僕は出入り禁止を喰らった。

 

 

 

 

 

「次見つけたら20分までな。お前」

そうマネージャーは言った。

 

 

実質出入り禁止。
20分しか滞在できないマクドナルドに用はない。

 

 

『やってしまったな』と僕は思った。

連日最後の〆はマクドナルドで店員に言われるまで居残っていた。
注文もコーヒーとその他にクッキーだとかハンバーガーのみ。

こんなことなら11時まで営業している
フレッドマイヤーを交互に利用するか、
もしくは別の時間を使える場所を抑えておくんだった。

 

 

いつもならひとつの場所に滞在するのはせいぜい3日なので、
長いしてもこのように言われることはない。

そうだ。考えてみれば、
他の浮浪者もマクドナルドに来ることがあっても、
長居することはなく、いても閉店前には去って行く。

なるほど。彼らもそこはわきまえているんだな。

 

 

 

ノロノロとワシントンパークに引き上げる。

まぁ、こんな日もあるさ。

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2 件のコメント

  • 恥は、若者にとって名誉であり、老人には屈辱である。

    - アリストテレス -

    • >JOSANさん

      う〜〜〜ん。意味深長だな。

      どこまでが若者なのか。
      僕はまだまだ若いつもりですが、いつかはきっと
      そうでなくなる日が来るはずです。

      いや、どうだろ?
      「こんなんで大人って言っていいのかなぁ〜?」
      なんて宮藤官九郎みたいに飄々としてたいな。

      とりあえず「動く」ことは意識していきたいと思います。
      「笑いたきゃ笑えばいいさ」いつもそう思ってます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!