「いざ!ライブパフォーマンス!」

世界一周510日目(11/20)
【ライブパフォーマンス編】

 

 

『うぅ…、起きたくない。
できることなら毛布に包まって
二度寝していたい…』

 

 

 

野宿が終ると、
途端に体は府抜けた。

だけど、頑張って状態を起こし(二度寝から)、
着替えて顔を洗うと
テラスに出てコーヒーを注文した。

IMG_1374

 

 

 

今日は
旅する水墨画家、シンペイ兄さん
とコラボレーションで

ライブパフォーマンスをする。

 

 

その場でできるだけ
スムーズに絵が再現できるように
練習しておかないと!

 

 

シンペイ兄さんが起きてくるまで、
僕はずっとiPhoneで使えそうな画像を探して来て、
絵の練習をしていた。

いつもとは違う絵の練習もいい刺激になる。
毎日勉強だ!

 

 

 

 

シンペイ兄さんが
起きてきたのは13時過ぎだった。

 

 

「それじゃ、
昨日のところ行きますか?」

「う~~ん…、
今日天気悪くない?明日にしよっか?」

「明日ぁーーー…
にします?」

 

 

13時を回っても、
空一面に薄く雲がかかっている。

ここに住む人たちからしてみたら
今日は涼しくて動きやすい日なのかもしれない。

だけど、パフォーマンスをするには
晴れて目立っていた方がいいに決まっている。

テラスから地上の様子を眺めた。

IMG_1370

 

 

 

人通りもいつもに比べたら
ほんの少し減っている気がする。

いやー、できれば
今日ライブパフォーマンスをやってしまいたい。

 

 

自分の中で同じ街に滞在するのは
3日か4日が丁度いいことは分かっている。

フェズの町はそんなに大きな町じゃない。

滞在日数が伸びればグダグダしてしまう気がしたのだ。

それに、明日がもっと
天気が悪い可能性だってあるからだ。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

「あれ?
あそこの門なんていいんじゃないっすかね?」

「あー、そうだね。あそこにする?」

「あそこにしますか」

 

 

なんてゆる~く僕たちが
どこでライブパフォーマンスをするかが決まった。
昨日のロケハンはどこへやらだ。

 

 

 

 

 

荷物を持って門の下へ歩いて行った。

宿から徒歩45秒。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

絵を描く紙をボードに
マスキングテープで留めていく。

ボードと紙が一緒になったものに、
輪っかを作ったテープを
6カ所くらいに貼付けて門に固定する。

ボードとボードが等間隔になるように
固定していった。

 

 

 

今回二人でコラボするのは
水墨画を背景にした4コマ漫画

ボード一枚一枚がコマになっているのだ。

 

 

ボードを貼付け終わると、
シンペイ兄さんは水墨画の道具を準備し始めた。

硯(すずり)や墨汁や筆の数々。
他の人の道具を見るとワクワクする。

シンペイ兄さんが準備をしている間、
僕は告知の紙をすぐに仕上げた。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

対してクオリティも高くないのに、
シンペイ兄さんは「いいね~~~~!」
とポジティヴなレスポンスをくれる。

シンペイ兄さんは
ほんとうに褒めるのが上手い人だと思う。

 

 

準備が整う前からギャラリーが出来始めた。

IMG_1377 OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

絵を描く前から地元の兄ちゃんが
「それいくらで売るんだ?」と値段を訊いてきていた。

作品は4コマで400ディルハム(5,337yen)に設定した。

一日の宿泊代と食費の4日分(一人当たり)。

きっとお金持ちの欧米人ツーリストが
買ってくれるはずぅぅぅぅぅ~~~~!

 

 

 

なんて下心はいい絵が描けてから!

準備はいいかーーー?おれ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

 

 

「よし!そろそろ始めるか!」

 

 

そう言ってシンペイ兄さんは
インドで6千円で買ったブルートゥース対応の
小型スピーカーから音楽をかけた。

ノリノリのファンクなやつだ。

その瞬間僕もパフォーマーになる。

 

 

「イェーーーイ!」とハイタッチをして
各々の作業に取りかかった。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

同時に同じコマを描くことはしない。

砂場のトンネルを両サイドから
掘っていくように白い紙を埋めて行く。

壁に貼ったチップボックスに
コインが入れられる音がした。

「センキュ~~~♪」と言う日本人二人。

 

 

僕は初めてのライブだったので、
シャーペンで下描きをした後に、
水性マジックで清書していったが、

対するシンペイ兄さんは
一発で水墨画を仕上げていく。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

うわぁ~~~~…、

できることなら、その作業工程を
じっくり見させもらいたいけど、
今は自分の持ち場に集中だ。

 

 

 

 

描いているのは女のコの絵だ。

 

 

手には何かを大事そうに包み、
どこかに走っている姿。

その手にはスズメが包まれている。

開けた場所に出た女のコはスズメを空に放ち、

そのスズメは大空に飛び立って行くーーーー。

セリフのない4コマ漫画。

 

 

だけど、見る人には
ストーリーは伝わるはずだ。

どこか希望に満ちた作品。

それでいて水墨画のよさも出せているストーリー。

 

 

 

 

絵を描くのが楽しくてしょうがなかった。

パフォーマンス中ずっとニヤけてたと思う
(そしてたまにガチで集中した顔になってたと思う)。

突然始まったライブパフォーマンスに
モロッコの人たちもいい感じで食い付いて来てくれた。

完成した絵は水墨画によって引き立てられていた。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

絵は売れることはなかったが、
いいパフォーマンスをすることができた。

何より楽しかった。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

パフォーマンスそのものは
1時間もかからずに終った。

ライブを終えると、
もう一日やり切った感があり、
あとはひたすらにダラダラしていた。

 

 

昨日も行ったレストランで
タジン鍋を注文した。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

昨日お会いしたタカユキさんと
その友達のモロッコ人も合流して、
ぺちゃくちゃとお喋りをした。

 

 

 

夕飯を食べ終わると、
シンペイ兄さんの部屋で
今日の反省会が開かれた。

 

 

「まー、一コマ目は
走っているのが女のコか
分かりにくかった点ですかね?

二コマ目は手のバランスが右にズレました。
それでごまかすために、その角度からじゃ
見えない尻尾を描いちゃったわけです。
三コマ目はまぁまぁ。4コマ目はー…」

「これさぁ~~、
逆羽(ギャクバネ)だよね?
スズメの羽の付け方、違くない?」

「はうっっっ…!!!」

 

 

そのあとも、シンペイ兄さんのトークを
じっくり聞かせてもらってこの日も終った。

やーーーー。フェズ。いい出会いに恵まれたな!

 

 

ここらで次の街に行くとしよう!

シンペイ兄さん、日本に帰ったら
また話をきかせて下さい!
ありがとうございました!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

———————————
☆世界一周ブログランキングに参戦しております。

「この曲いい曲っすね。アーティストなんていう名前ですか?」

「これ?”ロドリゲス”。
この前「シュガー・マン」ってタイトルで映画化されたんだけど、
コイツがすげーヤツなんだよ!1970年代に
アメリカでデビューしたんだよね。
一流プロデューサーからも『お前はエルビスを越える!』って
才能を認められたのに、当時のアメリカは人種差別が厳しくて、
名前から分かる通り、ロドリゲスは南米にルーツのあるヤツでさ、
たった二枚のアルバムを残して引退したんだ。
それから時は流れ南アフリカで~…」

 

 

好きなアーティストひとつにしても、
それを人に話して聞かせることができる。

ほんとうにポジティヴなエネルギーに溢れた人でした。
いい影響を受けることができました。

ちにみにこのあとのシンペイ兄さんの旅はメキシコ、
キューバと行って終了するそうです。

残り2ヶ月の中でメキシコと
キューバをチョイスするセンス。

『カストロが生きているうちにしか
感じられないキューバがある』

からだそうです。

あーーー、キューバ、
楽しそうだな..

 
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

☆Facebookページ「旅する漫画家

☆Twitter「Indianlion45」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!