「フリーマントル」

2月14日/オーストラリア、パース

 

 

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フリーマントルというエリアがある。

シティーセンターから電車で30分ほど行ったところにあるエリアだ。

聞いた話によるとそこでは毎週日曜日にマーケットが開かれるそうだ。バスキングするのによさそうだ。平日ここでパフォーマンスをしているヤツの何人かも日曜日だけはフリーマントルへ行くらしい。

身支度を整えると4.8ドルのチケットを買って電車に乗った。

高いが稼げば問題ないだろう。

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フリーマントルに来たのには別の目的があった。

ここにはなんとディジュリドゥショップがあるのだ!

 

その名も「ディジュリドゥ・ブレス」

 

開店は11:00からだったので、セブンイレブンでコーヒーとマフィンを買って近くのベンチに座って野良Wi-Fiを拾って過ごした。

 

 

 

 

開店の時刻を少し過ぎて僕は店に向かった。

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店内にはいくつもの形のことなるディジュリドゥが置かれていた。ディジュリドゥを吹くものにとっての観光スポットのような場所だ。裸足の店員たちは気さくな兄ちゃんたちで、暇なときはテクニカルにディジュを吹きこなしていた。

1970年代はジャズプレーヤーがカッコよかった。「オン・ザ・ロード」に出てくるようなクールはサックス吹きが、僕にとっては現代のディジュリドゥ吹きたちだ。

 

もちろんここでも試奏は仕放題だった。どんな値が張るディジュリドゥでも吹くことができる。楽しくってついついいろんなデイジュに手を伸ばす。

中でも気になったのがヘンプファイバーで作られた黄緑色の大柄のデイジュだった。そう言えばブリュッセルで会ったケヤキさんもこのディジュを使っていたような気がする。

一時間ほど楽しみ、10ドルのハーモニカを買って店を出た。ハーモニカを買ったのはノリ笑。

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さぁ、続いていよいよバスキングだ!

マーケット、およびその周辺は人で賑わっていた。バスカーの姿もそこには見受けられた。

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ひとまず僕はマーケットをぶらつき、どこでバスキングをすればよさそうか下見をした。

バスキングをやる前にはコーヒーを飲む。気持ちを落ち着けるためっていうか、そんなにお金に縛られないようにわざと金をつかうのだ。

たまたまそこの店ではドネーション・コーヒーというのを3ドルから受け付けていた。ホームレスがここを訪れたとき時に彼らが飲めるようにだ。僕は下心のある偽善者なのでお賽銭をするように3ドル余計に払っておいた。なむなむ。何かいいことありますように。

 

 

 

適当な場所でバックパックの上に腰かけた。

フリーマントルのレスポンスもまたタフなものだった。今回の場合歩行者と距離があり過ぎて、おまけに人がいすぎて目立つことができなかった。

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二組似顔絵のオーダーをもらえたが、それっきり。

僕は一度休憩を挟むことにした。

 

そこで見つけたのはマレーストリートでも見かけたことのあるオカマのバスカー二人組の姿だった。

片方がバイオリンを弾き、もう一人はアコースティックギターとボーカル。ほんの一時間ちょっとのあいだにしこたま紙幣を稼いでいた。その人目を引く外見もそうだが、演奏も上手いのだ。そりゃ稼いで当然だよ。くっそ。

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なかなか踏ん切りがつかなくて僕もバスキングを再開することにした。

 

 

 

 

 

 

フリーマントルは夜も賑やかだった。

夜ふけるにつれ21時頃から一気に若者が増えた。

オーダーを取るのは難しかったが、もらったのはイラストが三点売れた。
さっきほど僕が描いていたイラストと以前のものが20ドル。バレンタインデーをテーマにしたイラストで15ドルだ。「いくら?」って二回訊かれたから、ついつい高めに言っちゃったけどね。欲に目がくらんだわ。

23時前まで粘ってアガリは64ドル。うーーん。もっといきたかったな。

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あとから聞いた話だがこの日はジェイムスストリートも大盛り上がりだったらしい。

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斜め前方で渋いロックやってたおっちゃん。稼ぎも渋かった…。

 

 

 

 

疲れた体をひきづって終電でシティーセンターまで戻った。

同じ車両に乗っていた若者たちは完璧に出来上がっていて電車の中でも大声で喚きあっていた。

少しイラつかせたが、それもオーストラリアの光景なのかもしれないと思うと気持ちが穏やかになった。

いいじゃないの。楽しいウィークエンド。

 

ま、稼げなかったけどさ。

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