「Gorillazと僕の思い出」

ご、ご、ご、

ゴリラズのアルバムがついに発売された〜〜〜〜!!!

 

って言ってもリリースされたのは、先月4月28日

そう今から6日前。そろそろ一週間経っちゃいますね。

っていうのも、僕はアルバムを買ってもいなければ、iTunesでダウンロードすらしていなかからなんですね。YouTubeで公開されている音源をWiFiがあるときにひたすら聴き込むだけです!

アァッ!誰かぼくにGorillazの”Humanz”を買ってくれないか!もしくはCD貸して!

 

 

 

 

 

僕がここまでゴリラズに夢中になるのにはいくつか理由がある

まずひとつはなんと言ってもこのバンドとの衝撃的な出会いだった。

そう。あれは思い返せば高校2年生の夏!あれ?冬?

 

 

 

当時僕はHMVのフリーペーパーを読むのにはまっていた。

正直高校生の毎月のお小遣いじゃCDなんて買えないし、お金がないからこそ、地元のCDショップへ行って、試聴機で新しい音源を聴いたりしていたのだ。だって自分のパソコンとか持ってなかったんだぞ!ちくしょー!

HMVのフリーペーパーは当時の僕にとって、自分の知らない新しい音楽を知る重要ねメディアだった。そこで紹介されていたのがゴリラズだったのだ。

 

それがイギリスのロックバンド”blur(ブラー)”のボーカルのデーモン・アルバーンと漫画家ジェミー・ヒューレットがタッグを組んで結成したバーチャルバンドだなんてそのときは1ミリもわかっていなかった。

メンバーが正体不明。キャラクターがバンドメンバーとして描かれている。他の洋楽アーティストに比べてなんだかとっつきやすかった。

ジャンプを立ち読みしていると久保帯人(「BLEACH」の作者)が巻末コメントで「このアルバムを待っていた!」なんて言ってたのも気になった。

これ聴いておけば音楽通ぶれると思ったのだ!

なんて浅はかなんだ!おれ!

 

 

 

 

 

リリースされたのはセカンドアルバムの「Damon Days」だった。

 

 

 

僕はその日に欲しくなった。

 

その日は朝から雨が降っていた。

いつもは自宅から自転車通学をしていた僕だが、雨が降った場合は別だ。そのときは学生でいっぱいになる蒸し暑いバスに乗らなければならない。

僕はこれが嫌でたまらなかった。

だいたい自宅付近のバス乗り場からバスに乗ろうとすると中には学生がぎっしり詰まっており、入り口付近にしか自分の入れるスペースがないからだ。

今でも思う。どうしてみんな詰めてくれないのだろうかと。

 

だから僕はバスに乗る時間をずらすことにしていた。

ギリギリ遅刻するバスに乗り、先生には「バスの遅れで遅刻しました」と言い訳をしていた。まぁ、それでも遅刻扱いだったんだけどさ。

 

 

それで、ゴリラズのアルバムのリリース日は運悪く朝から雨だったんだよね。

だけど、部活が終えてみるとどうだろう、雨が上がってるじゃないか!

 

僕はルンルン気分で下校しようとした。

バス代を浮かせるために歩いているうちに、その日がゴリラズのニュー・アルバムのリリース日だってことをふと思い出したんだ。

 

でも、部活が終わってそのまま徒歩で駅まで行くのにはすごい時間がかかる。

じゃあどうしようって、思っていると、

いつも僕たちが溜まり場にしていたファミリーレストラン「バーミヤン」の前の茂みの都合よく自転車が打ち捨てられているのを目にしたんだよね。

「これだ!」と僕は思ったよ。

 

というのも、

高校生の僕らにとって自転車泥棒なんて木になっているぶどうをもぎ取るくらいに自然なことだったんだ。

まぁ、僕は自分の自転車持ってたから、それまでやったことなかったけどさ。周りのヤツらはなんでもないような顔してやってたよ。どうやったら自転車のロックを外せるかとかも熟知していた。同じハンドボール部のヤツなんてコンビニで売られているジャンプ傘のプッシュ部分を使って鍵を開けてたもんな。

 

まぁ、自転車泥棒って言えば高校生にとってそれくらいポピュラーなものだったんだね。

それでバーミヤンの前に自転車が捨てられているのを見て、僕はそれをちょっと拝借しようと思ったんだ。

幸い自転車には鍵がかかっていなかった。僕はそんな自転車のロックを外すような知識は持っていなかったからね、ラッキーだと思ったよ。

タイヤの方もいくらか空気は抜けていたけれど使えないほどじゃなかった。だいぶ使いこんだであろう年季の入ったボロ自転車に乗って僕は駅を目指したんだ。

 

「これで今日、ゴリラズのアルバムが聴ける!」

そう胸を弾ませて。

 

 

 

 

 

駅に着く直前で信号を待っていると、僕の横に立っていた中年太りで腹の出た眼鏡をかけたおっさんが声をかけてきたんだ。

おっさんはこう言った。

 

「その自転車壊れてるね」

 

僕はあっけにとられて、ついこう言っちゃったんだ。

 

「ひ、拾いました」

って。

 

 

 

すると、そのおっさんは鬼の首でもとったかのように態度を急変させた。

僕の手を掴むと、駅の交番まで僕を引っ張っていった。

そのおっさんは私服警官だったのだ。

 

 

僕は訳がわからなかった。

え?だってたかだか自転車泥棒だろ?みんあやってるじゃないか?

そこからは、バカみたいに時間をとられた。

書類を書かされたり、自転車を拾った場所まで連れて行かれたり、警察署まで行って写真を撮られたり。指紋までとられたんだよ。

たかだか捨てられた自転車に乗ってきただけで、どうしてここにいる大人たちはバカ真面目にそれらをやるのだろうかと。

実際その自転車は本当に捨てられていたのだ。持ち主は東京都の人物だった。つまり僕が拾った自転車は以前にも持ち主以外の他の人間が乗っていたことになる。僕は貧乏くじをひいてしまったのだ。

もちろんゴリラズのアルバムをその日に手に入れることはできなかった。

 

 

 

 

 

僕にはゴリラズに対して決して忘れられない思い出があるのだ。

そこから新しいアルバムが出ると買うようになった。

プラスチックビーチとフォール、そしてファーストアルバムも手に入れた。

あのダークポップ感がたまらなかった。

ゴリラズのキャラクターデザインをしているジェイミー・ヒューレットの出世作である「タンクガール」もAmazonで取り寄せた。

 

 

さて、

今年のフジロックにゴリラズがやってくると言うじゃないか。

もうそりゃ行くしかないよね。

以前はバーチャルバンドで通していたゴリラズもいまやデーモン・アルバーン本人が全面的に前に出るようになてきた。楽しみったりゃありゃしない。

一体どんなライブになることやら…。

 


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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!