これは趣味なのか、そうじゃないのか..
うわー!広瀬すずちゃんだー! …ってあんま知らないな。
献血に初めて行ったのは大学生2年の時だったと思う。
キャンパスの構内に献血カーが来て、
暇な学生たちがそこで感的なベッドに横たわり400mlほどの血液を採取される。
今更ながら何がきっかけで僕は献血なんてしたんだろう?
きっと、何か思い悩んでいたに違いない。
大学1、2年生の僕ほど「悶々」という言葉が似合う学生はいなかったよ。
将来何をしたらいいのかわからず、自己啓発本を読み漁り、
週に3、4日地元のうどん屋でバイトを小遣いを稼ぐ毎日。
そんな僕だったから
「何かし人の役に立ちたい!」
という気持ちが強かったのかもしれないし、
そうでないかもしれない。
大学の献血なんて、言っては悪いけれど、すごいしょぼくれている。
深くリクライニングする席が3〜4台と献血機材が設置されたバスの中。
車の照明だと中は微妙な明るさで、
中が外から見えないようにカーテンがかかっている。
カーテンの隙間から外を見ると、キャンパス内を楽しそうに歩くリア充どもの姿が見える。
なぜだかそういう時限って僕が読んでいるのは気分がちょっとグルーミーになるレイモンド・カーバーなどの本。
血を抜いている最中に本は読めないので、片手でiPhoneをいじくることしかできない。
「あぁ…、おれは一体どうしてここにいるんだろう?」
そんな哲学めいたことを考えるが、
僕の頭のスペックはそんな高機能じゃないので、
答えらしい答えなんていくら待っても出てきやしない。
そんな献血を好きになった理由、
それは
献血をすると
お菓子やジュースが
もらえたからだ(笑)
もらえるのはジュースやチョコチップクッキーとかだけど、
君がお菓子好きなら行ったほうがいい!
常時お金がない僕はタダで食料がもらえることが嬉しくてたまらなかった。
「お前いつの時代の人間だよ!」となじられるかもしれないが、
自分の血が減ったところでさして困らないし、
(ちょっとでも)ありがたがってもらえるならいいじゃないか!
こっちは腹減ってんだ!
それに、あの血を抜いている瞬間がたまらない。
むしろ体から悪いものを出しているんじゃないかって気にもなる。
採血した血をどう使おうがそれは僕の知ったことではない、
保存期限が切れて捨てられようが、僕はそれを非難したりはしない。
気のせいだとは思うが、余分なものが出ていくような気がするのだ。
後ほど検査結果が届くのも献血のいいろことでもある。
僕にとっての献血のイメージとは
薄暗いバスの中で血を抜き、その代価としてお菓子がもらえる
というものだった。
今や献血はむっちゃお洒落になっている!
久しぶりに献血したのは去年の8月だった。
その時は思い立って町田で途中下車し、
デジタル編集ツールのWacom Cintiq Proを買った帰りのこと。
高い買い物だったゆえに、少し気が動転していたのかもしれない。
行った先は町田の献血ルームだ。
ビルの上層階にある献血ルームは清潔感のある場所で、
僕はそこで献血も時代に合わせて進化している
ことを知ったのだ。
あれから半年。
僕はまた血を抜いてきた。
向かった先は横浜。
ビルの14階にある
横浜を一望できる。そんなハイソな場所にあるのが献血ルームさ(キラッ!)
一見お洒落なカフェに見えるこの場所は
なんと飲み物飲み放題、漫画が読み放題。
(残念ながら食べ物はなかったけど…)
横浜の献血ルームはビジネス本や旅本、そして自己啓発本が多い印象だ。
町田もそうだったが、「進撃の巨人」の全巻と「ONE PIECE」全巻が完備されている。
献血ルームで「進撃の巨人」なんて読むと、「あぁ、生きてるって素晴らしいなぁ」という気になるから不思議だ。
献血はめんどくさくない
献血と聞くと、あれこれ登録だの書類だのを申請しなければならない気になるが、
登録にいささか時間がかかるのは初回だけ。
あとはスーパーのポイントカードのような「献血カード」が作られ、
そこに自分のデータが簡単に印字される。
データベースで自分のデータが管理されているので、
次に献血に来た際には、そのカードをスッと提示すればいいだけだ。
受付にあるタッチパネルで10項目くらいある「はい」「いいえ」の質問に答えれば、
あとは待機するだけ。
混んでいる時があれば、もちろん採血を終えるまでに時間がかかってしまうだろうが、
献血には予約制度もあるのだ。
事前に申請しておけば、自分の好きな時間に献血をすることができる。
まぁ、僕の場合は毎回きまぐれだから、
一定期間さえすぎちゃえばふらっと行くだけだけどね。
そんなわけで、僕が今回提唱したいのは
「献血デート」
ちょっとブレてるところがまたいい笑。
スターバックスに行くよりかよっぽど社会貢献になるよ!
中に何時間でもいていいんだぜ!
コーヒー飲み放題だぜ?
漫画読み放題なんだぜ?
献血を終えた二人の腕には丸い絆創膏がふたつ。
二人の絆もより深まるってもんだ!
やばい!これ!全国のカップルがこぞって献血ルーム行くよ!
閑話休題。
「あのぉ、僕三月から一ヶ月ちょっと海外に行くんですけど、
次回の献血に影響したりしますか?」
「どこに行かれます?」
「ええっと、インドに一ヶ月半ほど」
「インドですね…。
ちょっと待ってください」
そう言って、受付のお姉さんは
パソコンをいじった。
「あ〜〜〜、、、
インドに一ヶ月以上行かれる場合、
次回の献血は一年後ですね」
「は…???」
「インド北西部はマラリアなどにかかる恐れがあるので、
帰国から一年の期間を空けてもらってます♪」
「ーということは、これが今年最後の献血ってことですね。
わかりました!抜いてください!」
渾身の400mlを献上。
体がスッキリした(のは気のせいだろう)。
これで免疫力もアップしたに違いない。
帰国後一年間ってことは、
次回は2019年の4月ってことかぁ。
そんなわけで一年後、
一緒に献血に行ってくれる女の子大募集!
いえす!
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