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いや〜、マジで長かった。
今年の初め(2018.3/6~4/16)に行ったインド旅をガイドブック形式のイラストにして描き始めたのが5月16日のこと。
製作期間中にイラストの依頼をこなしたり、ワークショップの経験をもとに作った「絵で見てわかるモバイルハウスの作り方」の製作もありましたが、6ヶ月経ってようやく完成です。
製作期間は5ヶ月ってところですね。
ここまで長くひとつの作品に取り組んだのは初めてかもしれません。
ちなみに今はインドを旅しながら描いた漫画を編集しております。そちらはKindleで無料公開する予定です。
今回は初めてのKindleでの電子書籍の出版だったので、あれこれわからないことだらけで時間を取られ苦戦しました。
ページが切れる部分とか気にしないで紙面いっぱいに好き勝手描いてたのがいけなかった。データをそのままアップロードしてもKindleでうまく表示されなかったんですね。全ページをリサイズしたのはけっこう大変でした…。
時には「描く気が起こらない」などダークサイドに陥りながらも描いた力作ですが、なななんと!
現在300円で販売中です。安っ…
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KindleUnlimited利用してる方はなんと無料で読めます!
こちらは本の貸し出しサービスみたいなものなので買ってくれた方が嬉しいです♪
そして高評価のレビューを書いていただけたのなら、あなたは幸せになることでしょう!
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さて、これからの
僕の次なるチャンレジ
についてちょっとお話していきますね。
実は来年度から僕は
モバイルハウスを作って
日本全国を漫画を描きながら旅をする計画を立ています。

理由はふたつ。
ひとつは世界一周をしていながら、日本を全く知らないから。
そうなんです。僕は沖縄も北海道も行ったことがありません。日本という国がどんな場所か、自分が住んでいる神奈川県ですらあまりよく知りません。
ちょっと前まで「逗子(ずし)」と「伊豆(いず)」をよく言い間違えてました。
行ったことのない日本を場所を訪れると海外に行ったような感覚すら感じます。
この前行った長野県安曇野市で行われたキャンパーフェスなんてまさにそうでした。長野空気むっちゃ綺麗だ!って。
自分が暮らしている国でありながら、どんなところかよく分かっていないそんな国、「日本」を見てみたい。
知らない場所に行ってみたい。見たいものを見てみたい。
世界一周と同じ純粋な旅の動機です。
続いてふたつめは
「旅する漫画家」を究めること。
こっちの方が重要です。
そもそも、僕がどうして「旅する漫画家」なんて名乗っていたかと申しますと、
僕は「既存の漫画家ではない漫画家」になることをテーマにして漫画を描き始めているからです。
もともと週刊誌で連載するような職業的漫画家になるつもりはありませんでした。世界一周だってしたかったし、他にもあれこれやってみたいなーっていう気持ちがありました。
プロの漫画家みたいに一日中作業場でず〜〜〜っと作業するなんて耐えられなかったんですね。まあ今はそれに近い生活を送っているんですけど。
イラストを描いたり雑貨を売ったり、今回で言えばガイドブック仕立てのイラスト集を描いたり、今まで色々なことに手を伸ばしてきました。なんならディジュリドゥだって吹けますよボカァ!
これらはいわば生存戦略です。イマージーン…
漫画しか描けないよりかはあれこれできる方がいいに決まってます。
僕が実現したいのは
「オルタナティヴな生き方」。
オルタナティヴってのは直訳で「二者択一の」「もうひとつの」とかっていう意味ですね。
音楽だとロックじゃないノレる曲みたいなのにオルタナティヴとか使われますよね。僕も自分で定義はあまりよくわかっていません。
僕の言う「オルタナティヴな生き方」とは「今まで「こうあるべき!」と信じられていた固定観念を打ち壊すような生き方のことです。
簡単に言えば「そういう生き方もありだよね」っていうライフスタイル。
そのようなものを僕は創っていきたいんです。
近年急速にネット環境や絵を描く道具が進化してきたことにより、世界中どこにいたって漫画が描ける時代になりました。
iPadProとかまさにそうです。アナログに描くのと同じくらい正確に線が引けちゃいますから。
今までは場所の制約を受けていた漫画の製作も、ポケットWi-Fiさえあればその場で作品を公開することだってできてしまうんです。これってすごくないですか?
もう時代はそこまで来ているんです!
また、旅をしながら漫画を描くということは「作家のジレンマ」を解消する方法でもあると僕は考えています。
「作家のジレンマ」とは、何かを作る人は集中して(孤独になって)製作する一方で、外との関わりを持たなければ生きていけないということです。
自分の作品を人に届けるためには人と会い、交流しなければいけない一方で、作業場を離れると作品を作れなくなってしまう。そんなジレンマです。
商業誌の漫画家なら、そこに出版社や担当が入ることによってプロモーションなどを委託できるというわけですが、フリーランスの漫画家だとそうはいきません。
外に出なくちゃいけないのは分かってるんだけど、作品を作るために家から出られない!
僕も長らくこの「作家のジレンマ」に苦しんでいました。
最近、室内にこもってず〜〜〜っと作業しているのは自分にとって精神衛生にもよくないことがだんだんと分かってきました。
旅をしている時の方が気分も上々ですし、いうまでもなく楽しいんですよね。まあもちろん漫画も漫画の楽しさがあるんですけど…。
一箇所に留まって漫画を描く上で一番キツいのは
人と会えないことなんです。
全国に散らばった旅の仲間がいても、なかなか彼らと会うことができない。
それどころか新しい人とも出会えない。
世の中には会ったことのない人の方が多いはずなのに、それらの人々と知り合うチャンスがほとんどない今の作業環境に僕はずっと疑問を抱えていました。
果たして旅をしながら漫画を描くことは不可能なのか?
そんなの試してみないとわからないですよね。
世界一周を終えたこの三年は「ひとつのステップをクリアしないと次には進めない」という自分ルールみたいなものを設けてしまっていました。
最近知り合うようになったモバイルハウスのパイオニア的存在であるしうんさんにこう言われたことが僕の背中を押すきっかけになりました。
「とりあえず始めてしまって、そこから失敗したり学んでいくやり方もあるんじゃないか?」
と。

しうんさんの作った「新生ゆんゆん号」
こんな生き方を選んでおきながら僕は失敗を恐れていました。
免許も車も持っていない、安定した収入もないから次に進めない。
ネガティヴなブロック、ある意味では自分を守るための言い訳を用意してアクションを起こさずにいられないままでした。
決して、この三年間が無駄だとは思いません。
しっかり絵と向き合ったことにより、漫画を描き始めた当初よりはぐっと絵も上達しましたし、デジタルで絵を描くことにも慣れました。インドでだって漫画を描けるようになりました。
だからこそ、一度全てを取っ払うくらいの気持ちで新しいことに挑戦してもいいんじゃないか?
ずっと旅をしていなくもていいんです。ここよりももっと居心地のいい場所があったらそこでしばらく暮らすのだってありだと思います。
どこかで畑を借りて自給自足の生活を送るのだってアリです。
年齢的な人生の尺度に自分を当てはめるつもりはありませんが、自分の人生がいつまで続くかわからないとも思っています。もしかしたら明日には核戦争が勃発して死んでしまうかもしれない。
やりたいことをやらずに何をするんだ?やらなかったら後悔するのはわかっています。
思いっきりやって失敗したのであれば、それを活かしてまた次に進めばいい。
一生はやりたいことをやるには自分の思っているほど長くはなく、自分が活発に動き回れる時間も限られています。
日本のどこかにいる僕のような固定観念に囚われて挑戦することをためらっている人に先立ってまずは自分がモデルケースになろうじゃないか。
僕が作品を作るとしたら彼らに向けてです。
少ないコストで自由を手にいれる。
そんなオルタナを目指します。
電子書籍の売り上げがモバイルハウス旅への応援になります。
もしくは不要な軽トラックをお持ちの方、お気軽にご連絡ください。
そうだな。
タイトルを決めなくちゃ。
「免許も車もなくてもモバイルハウスが欲しい!」
こんなのどうでしょう?
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移動しながら働き、暮らすというスタイルに激しく共感します!
早速買わせて頂きました。
読者としても、旅をしながら出来立ての漫画が即読めるという電子書籍、Kindleのスゴサを感じてしまいますね!
>ロニーさん
お久しぶりです!
(といっても四軒茶屋で一度お会いしただけですが)
早速ご購入頂いてマジ嬉しいです!
すごい今更なのですが意外とやってみると簡単なことって多いように感じます。
僕もなんでもっと旅の最中に作品を売るようなことをしなかったんだろうって思いますが、まあそれは連日の塾にバスキングの日々を過ごしていたからです笑。
一時期はノマドという言葉がもてはやされたようにも感じますが、もっと気楽にあちこち気に入った場所を移動しながら暮らせる生き方もありだと感じる今日この頃です。
今どこを旅されているんですか?
適度に危険を避けつつ引き続き旅を楽しんでくださいね。