パーイの中心地から
温泉のある方向へ徒歩10分。
(温泉いくつかあると思うけど、
一番メジャーな温泉の方向だと思います)
ちょっとこじんまりとした
素敵な雑貨屋さんがあるのを
ご存知でしょうか?
Khunnai Ternsai(クンナイテンサイ)は
陶器とオーガニックコットン
を使った商品を扱うお店です。
カフェもあってゆったりとくつろげる
まるで映画の中に出てきそうな雑貨屋さん。
お店の人も、静かだけど、
温かい笑顔を向けてくれました。
売っている商品もとても魅力的なのですが
なによりもKhunnai Ternsaiそのものが素敵です。
ちゃっちゃなお店の中には
たくさんのコーヒーカップや器、
オーガニックコットン商品が置かれ、
さりげなくリラクシングな音楽が
流れていることに気づくでしょう。
お店の壁には
Khunnnai Ternsaiのラフ画がかざってあるのも
このお店の魅力を引き立てています。
お店のすぐわきには
ちょこんとした小さなカフェがあります。
それにきちんとWi-Fiも入っちゃいます♪
メニューも豊富で、
シミが注文したのは
ジンジャー・レモンティー(60baht/189yen)。
タイの他のお店に比べると
ちょっと高い気がしますが、
お店の人が時間をかけて作ってくれた
ジンジャー・レモンティーはサイズも大きく、
中にはショウガをカットした物が入っています。
お店のマスコットは
「かたつむり」
このゆったりとしたお店にぴったしの
イメージキャラクターだと思います。
パーイの中心地からは
ちょっとだけ離れていますが、
自転車を借りて遊びに行ってみるのもよし。
温泉帰りにちょっと立ち寄ってみるのも
いいかもしれません♪
ということで
ちょっとやってみたかった
「雑貨屋さん紹介」です。
ここでコーヒーカップを仕入れたかったのですが、
ちょっとお値段が高かった。
日本から観光でやって来て、
自分用やプレゼント用に
お土産として買うのなら全く問題ないのですが、
まおとシミは世界中の雑貨を
日本にいるみなさんに買っていただくことが
目的です。
ここで仕入れをすることはなかったですが、
とても素敵なお店なので
タイのパーイにやって来たときは
是非足を運んでみてください。
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世界一周130日目(11/5)
荷物をまとめて
チェックアウトする前に
僕は名刺を作っていた。
たった3日間の滞在だったけど、
日本人ということだけで
すごくよくしてくれた
アローさん。
タイのヒッピーチックな空気感で
日本ではしちゃいけないことも
流されてやってしまっていることに
僕は変な気持ちを持った。
どうやったら
お互いに良い関係を築けるのだろう?
昨日、僕たちに夕食をふるまってくれた後、
僕はお金を支払おうとしたが、
アローさんは「ノー!」と言って
受け取ろうとしなかった。
僕もあからさまだったのかもしれない。
お金じゃない他の何かで
お返ししたいなと考えのだ。
何か食べ物でも差し入れようか?
でも、貧乏旅をしている僕に
はっきし言ってそんな余裕はない。
そう考えた時に
重い浮かんだ考えはやはり
「絵を描くこと」
だったんだ。
昨日、アローさんに会った時
「僕の似顔絵を描いてくれ!」
と言っていたことを思い出した。
似顔絵描くの得意じゃないんだけどね。
アローさんに会いに行くと
ゲストハウスには南京錠がかかっていた。
ちゃんとお別れ言いたかったんだけどな。
僕はドアの間にアローさんの似顔絵を描いた
手描きの名刺挟んでおくことにした。
チェックアウトを
済ませると
旅行代理店でピックアップを待った。
しばらくすると
アローさんがバイクにまたがって
いつものように陽気に声をかけてきた。
へへっ。
ちゃんとバイバイできるなんて
やっぱり僕はツイてる。
僕はアローさんにお礼を言い、
握手をして別れた。
もうしばらくすると
昨日のバスキングの際に
片言の日本語を喋り、
歌を聴いてくれたエディーさんが
僕を見つけた。
日本語の勉強がしたいとのことで
ラインの連絡先を教えてくれ
と言ってきた。
こういう時の気持ちって複雑だ。
昨日会ったばかりの人に
自分の連絡先を教える事に
僕は抵抗を持つ。
彼は何がしたいのだろう?
ラインって、メッセージじゃなくて
通話の方だろうか?
旅をしている僕はとてもじゃないが
エディーさんの都合のいい時間帯に
おしゃべりすることはできないなと考えた。
でも、
むげに断ることができない僕は
連絡先を書いてと言われた
日本語の文庫本のカバーの裏に
一文字わざと間違えてエディーさんによこした。
こういう人間関係って
簡単そうに見えて
簡単なことじゃない。
仲が良くなるために一緒に過ごす時間が
多く必要だとも思わない。
「意気投合」「馬が合う」
という日本語があるように
初対面でもすぐに
友達になれてしまう場合もある。
ただ、エディーさんとは
そう言ったフィーリングも
可能性も感じなかった。
だって
日本語の勉強がしたいのなら
僕以外にパーイに長期で滞在している
日本人なら他にもいるし、
僕である必要がない。
悪いけど、
人それぞれだと思うんだよね。
些細な出会いに未来のきっかけを見いだす人は
連絡先のやりとりに抵抗を感じないだろう。
でも、
僕は僕なんだよ。
他の人から見たら
僕は冷めたヤツかもしれない。
良心の呵責がないわけじゃない。
「ともだち100人」も僕は作れないし、
作る気もない。
そんな100人も友達がいたら
僕のキャパオーバーだよ。
っていうか
100人も友達がいる人は
彼らとどう付き合っていくのだろうか?
おざなりにしてる友達は
果たしていないいのだろうか?
自分の「感覚」を信じて
出会う人たちと向き合っていこう。
ピックアップ
のバイクに乗ってバスターミナルへ行き、
僕はミニバンに乗り換えた。
ミニバンの中は
中国人だか韓国人だか全てアジア人で、
満席の状態。
僕の座った席はカバーが破けて
プラスチックがむき出しで背中に当たり、
なかなか眠ることができなかった。
TOYOTAのポロシャツを着た
となりのおっちゃんは
足をひろげ幅をとるばかりか
肩幅も広いせいか
僕と肩が密着状態。
山道に揺られ
ウトウトしながら
たどりついた休憩所で
ミニバンが停まった瞬間
一緒に乗っていた少年が
勢いよくドアから飛び出した。
そばにあった植木に
ヴォミットする。
うへぇ…
やっぱりパーイの山道は
キツイよな…
朝飯あんまり食べなくてよかった。
トイレに向かおうとした僕は
「シミくん!」
と誰かに呼ばれる声を聞いた。
振り返ると
パーイでお会いした
コモンさんとエミさんだ!
昨日でお別れかと思っていたのに!
おふたりはチェンマイまで
半額の80バーツ(252yen)のローカルバスで
(パーイの代理店やターミナルだと150バーツ)
向かうと言っていたから
まさかこんなところで会えるとは思ってなかった!
大型車両はミニバンよりもゆっくり
山道を下るみたいだ。
「ドライバーが
『10 minutes 』って言ってたのに
もう20分だよぉ」
っけこうカッコいいおにいちゃんなのに
言うことがゆるいだよな笑。
「それ、なんすか?」
僕はコモンさんのサブバッグから
にょきっと突き出るバッグを見つけた。
「これ?ウクレレ♪」
1年以上愛用しているというウクレレで
CARAVANの「message」のイントロ弾く。
お二人とまたどこかで会えたらいいな。
日本人同士ということもあるけど、
僕はおふたりのこと
なんだか好きなんだよね。
このあとチェンマイから
バスでバンコクへ戻り、
インドへ向かうそうだ。
僕がインド入りするのは12月でだから
おふたりとは5日くらいっきゃ
かぶんないそうだ。
別に再開できなくったっていいんだ。
良い旅を。
僕が願うのはそれだけ。
バスターミナルは
インド領事館の近くにあった。
タイ北部での長距離移動は
鉄道ではなくバスでの移動が主流だ。
バンコク行きはもちろん
チェンマイからいろんな場所へ向けて
バスが出ている。
戻ってきたチェンマイで
これから僕は
申請したインドビザと
パスポートが戻って来るまで
どこで過ごすかは決めていた。
ターミナル周辺のトゥクトゥクの
声を振り切って、
徒歩でチェンマイの中心地を目指す。
戻ってきたのは
前回と同じ宿。
Boss’s guest house
100バーツ(315yen)の
ドミトリーと称したシングルルーム。
サクサクのWi-Fi。
飲み放題のコーヒー。
3つもあるトイレ。
カワイイばあちゃん。
ばあちゃんは僕の姿が見えると
「お〜!お〜!」
と迎えてくれた。
なんだか帰ってきた感じがするよ。
隣りのフランス人のおっちゃんは
新しくとりつけられたハンモックに揺らて
読書をしている。
僕の姿を見つけると
「なんだ。
パーイに2日しかいなかったのか」
と言った。
僕はコーヒーを飲み
巻きたばこを一服吹かすと
ギターを持って
おなじみのショッピングモールへ
バスキングに行った。
今日は平日だし
そんなに稼げないだろう。
ミニバンの中で
CARAVANの歌を聴いていたら
歌いたくなってしまったんだから
しょうがない。
なにより歌うことは楽しい。
「君もアーティストなんだね!」
と声をかけてきてくれた
タイ人のおじいちゃん。
彼もバイオリンを弾くらしく
歌っている僕に親近感を持ったそうだ。
「日本語の曲だから
意味は分からない。
だが、「音」が良い」
そう言ってくれるだけで
僕は嬉しい。
高い声でリズムやキーを
合わせるだけじゃない
そこに感情を込めて
僕は旅を歌う。
おじいちゃんにはチェンマイ大に通う
僕と同い年のフォトグラファーの息子さんが
いるそうだ。
おじいちゃんは息子さんがくるまで
横のベンチに座って
僕の歌を聴いてくれた。
路上で歌うと
こんな出会いもあるのさ。
路上を終えた僕は
一見のジャズバーを見つけた。
道路を挟んでタバコを吸いながら
バンドの演奏をしばらく聴いていた。
目の前を横切る車の風圧で
涼しく感じる。
僕はチェンマイに戻ってきたんだ。
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パーイも面白い町だったけど
やっぱりチェンマイが落ち着きます。
バンコクみたいな派手な感じはしないし、
町並みは綺麗だし。
自分の町にしちゃいたいくらい。
「ここにはお洒落なカフェがあってさ…」
そんなふうに自分の庭の様に歩きたいのです。
今週はバスキング強化週間。
いつもとは違った事をすることで
いったい「何」に出会う事ができるのでしょうか?
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