「ほんじゃま、今日もヒッチハイクしますかね」

世界一周499日目(11/9)

 

 

ここはフランス、ボルドー

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お酒の弱い(それでいて倹約家の)僕は
ワインを一ミリたりとも飲んでいない。

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やーーー、フランスってアートな町が多いなぁ。
これは何を表現しようとしたんだろう?
タイトルをつけるなら

「喪失感」
かな?

 

 

 

 

荷物をまとめて一度街の中心地へと戻った。

ここから次の街に行くのには
いくつかヒッチハイクポイントがあったが、
僕は今いる場所から一番近い場所を選ぶことにした。

そこまでの道の途中でガラクタ市が
開かれているのを見たりすると、
『もう少しここにいてもいいかな?』という
気持ちになってしまうが、

シェンゲン協定のリミットもあることだ。
僕は先に進むとしよう。

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路面は昨日の夜に降った小雨で少しばかし濡れていた。

落ち葉が地面にこびりついている。

次の目的地はトゥールーズという場所。

できることならそのまま
スペインまで行ってしまいたいんだけど、
一発ってのは無理だろう。

 

 

 

 

ヒッチハイクポイントは
小さなラウンドバウトだった。

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「Toulouse」と書いたボードを
掲げてヒッチハイクを開始した。

今日は日曜日ということもある。

ヒッチハイクをしていると人によっては
成功率が下がると言うが、
僕はどっちでも変わらないんじゃないかって思う。

平日も普通にヒッチハイクしていることだし、
日曜日だからと行って交通量に
そこまで差がでるわけでもなかろう。

 

 

 

だが、今回はすぐにトゥールーズ行きの
車に乗せてもらうことはできなかった。

レスポンスはあるのだが、
止まってくれるまでは
もう一歩といった感じだ。距離感もよくない。

向こうの道から車がやって来て、
円に沿うようにして僕を発見して、
止まるまでの時間。そ
れに止まるスペースもそこまで広くない。

 

 

ラウンドバウトに入ってくる車は
三方向から来るのだが、
その全てに効率よくアピールできる場所を
見つけられずにいた。

地図も確認したが、
もう一本先のハイウェイの入り口で
ヒッチハイクした方が成功率が高まるかもしれない。

 

 

朝から食べたのは、
先日買っておいた食パンとリンゴ一個。

やっぱり朝はコーヒーがないとダメだ。
腹が減ってはヒッチハイクもできぬってね。

 

 

 

僕は別の場所からヒッチすることに決めた。

別のヒッチハイクポイントまでは
15番バスで行けるらしのだが、
肝心の15番バスがどこから
出ているのかが分からないのは毎度のことだ。

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とりあえず駅へ向かうことにした。

駅の線路を渡る橋の下で
毛布に包まったホームレスのみなさんを見かけた。

僕はテントを持っているから
雨をしのぐことができてるけど、
地元の皆さんにはこういう雨よけスポットがあるのか。

中心地から少し離れた場所。

全てのホームレスが中心地にいるわけではないとうことか。

 

 

 

 

ひとまず駅に着いた僕は
自販機でコーヒーを買った後、
別の自販機でワッフルを買おうとした。

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フランスの駅に設置された自販機では
ワッフルがセール中。

なんと1ユーロで買えるのだ!

バスキングで手に入れた20セント以下の
小銭をガンガン入れていった。

フランスの自販機のコイン投入口は
日本のような型ではない。

コインを所定の場所に置いて、
スライドさせて投入するのだ。

一枚づつしかスライドできない。

そして

 

 

よく小銭を認識しない。

さっきから表示が
「70セント」でストップしている。

くっそ!おかげで
無駄な金入れちまったわ!

仕方がないので50セントを入れたのだが、
表示が変わることはなかった。

このポンコツがぁっっっ!!

 

 

糖分が摂取できないイライラで
返却ボタンを連打したのだが、

戻って来たのはわずか20セント

あれ?計算おかしくね?

 

 

近くのベンチに人が座っていたので、
「あっれ~?おかしいなぁ~?」とヘラヘラ笑いながら
自販機をガスガスと蹴っ飛ばした。

自販機に小銭に巻き上げられたことあるかい?

あれ、地味に腹が立つよ。

 

 

別の自販機でワッフル2個を平らげると、
駅のマクドナルドのWi-Fiでルート検索をして
どこからバスに乗るのかを調べだした。

1kmくらいの距離だった。歩いて15分くらい。

ヨーロッパの駅とはそこまで縁がない。
それが物価の高い国だったらなおさらだ。

 

 

中心地から離れていくと、静かな住宅地になった。

大きな教会が立っており、
そこにわざわざ観光客が来るくらい。

中年の観光客のおばちゃんが教会を見た時に
「アメージング!」って言ってたのが少し可愛かった。

“amazing”って日本語訳が僕の頭の中で
「ゲロすげー!」になってるけど、
おばちゃんはもっとお上品に口にしたことだろう。

あれ?
直訳すると”fucking amazing”なのかなぁ?
ノリで英語使ってるから分かりません。気分、気分。

 

 

フランスの車が右側通行なのを忘れていたため、
反対側のバス停で待っていた。

15番バスが僕の前を通過していくのを見て気がついた。

近くの売店で90セントの
チョコデニッシュパンを二つ買って気を静める。

なぁに、焦ることなんてないさ。
トゥールーズまで行ければいいんだから。

…行けるかな?

 

 

 

 

 

 

バスは30分に一本だった。

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バス停で待っていたおじさんに
40セントでタバコを一本売ってもらおうとしたが、
おじさんは「お金なんていらないよ」と
タダで僕にタバコをくれた。

 

 

っていうかもらいタバコする時に、
お金を受け取る人はまずいない。

40セントなんてはした金だけど、
タバコ一本分以上の金額だ。

まぁ、「タバコちょうだい」じゃなくて、
「お金を払って売ってもらう」
っていう意思表示がいいんだろうな。

「メルシー♪」とお礼を言って
タバコを吹かしながらバスを待った。

 

 

時刻は12時半。
切符は1.5ユーロ。

フランスってけっこう
メトロとかバスが安い印象がある。

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バスは意外にも地元の人で混み合っていた。

真っ白な頭のおばあちゃんは
「すぐ近くで降りるから」と言って
ニコニコしながら席を子連れのお母さんたちに
譲っていた姿にとても親近感が湧いた。

人との距離が近い。

人間の持つ温かさ。

こういうのって忘れちゃいけないことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスを降りると
ラウンドバウトへと歩いて行った。

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車の通りはさっきほどではなかったが、
距離感やスペースは申し分なかった。

よしっ、じゃあトゥールーズ
行っちまいますかね!おぉ~~~いっっっ!!!

 

 

レスポンスはさっき以上。

これはいけるぞ!

 

 

 

 

 

 

『ってあれ?』

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すぐ近くに停車していた黄色い車が
おもむろに動き出したかた思うと、

えっ??!!!交通止め!!!??

な、ないそれ?イジメ?

 

 

それでもここにやってくる車に対して
ニコニコしながらボードを掲げて親指を立てた。

レスポンスはあるけど、止まってはくれない。

ここもトゥールーズに行く車が
少ない場所なんだろうか?

 

 

『もしかしたら
ここで野宿っていう
ギャグな自体も起こりうるな..』

ヒッチハイクがうまくいかないと、
いっつもそんな考えが頭に浮かぶ。

なぁに。食糧もあるし、
近くにスーパーがあればお腹を減らすことはないさ。
ここは住宅地から少し離れているから
テントはどこでも張れるね!

 

 

最悪な場合、どうするかも
頭の中でシミュレーションしておく。

15分くらい経つと
交通止めをかけていた黄色い車は
どこかに行ってしまった。

 

 

そしてすぐに一台の車が止まってくれた。

途中までなら乗せて行ってくれるらしい。ありがたい!

運転手はまさかまさかの
僕より年下の21歳の大学生、ニコラスだった。

おじいちゃんだかおばあちゃんが
スペイン人と言っていた。
ということはクォーターかな?
まぁ、ヨーロッパではさほど珍しくはないんだろうな。

でもなんだろう?この差は?

21歳のボンボンと、
25歳の自称漫画家。

あっはー。マジウケるね。

 

 

 

ニコラスは
「ここが良いポジションだから!」
と言って降ろしてくれたのは
さっきの場所から5kmh離れた場所。

5kmって…、
しかもここに車なんて止まるんだろうか?

 

 

「じゃ、良い旅を!頑張ってね」

車は一気に初速を上げる。
えーっと、なんか足りない気がー…、

やべッ!ボード!!!

 

 

「ちょっ!待ってーーー..」

あっという間にニコラスの乗った車は消えた。

あ~~~~…、
けっこう綺麗に書けたボードだったのに…。

 

 

ギターケースの中を探したが
ストックの段ボールは全部使い切ってしまっていた。

残されたのはドルトムントで
香川真司選手の復帰戦を観た時に、
日本のサポーターの方から
押し付けられたもらった黄色いボード。

急いでそれに行き先を書いた。

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ここで捕まえなかったらシャレになんねえ!

だれかぁ~~~~!!!
僕とトゥールーズまでドライブしませんか~~~???

 

 

 

 

「ブローーーーーーッッッ…」

15分もしないで車が止まってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、君はツイてるよ。
いつもだったらこの道は通らないんだけどね」

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と言うパトリックさん。
なんと4人も子供がいる大家族のお父さんだった。

3人の娘と末っ子が男の子。
きっとその子、いつもねーちゃんたちから
いじめられてるだろうなぁ~っと思った。

 

 

いつものように最後の方では
寝落ちをかまして僕はトゥールーズへとやって来た。

フランスはヒッチハイクポイントまで
行くのに苦労するんだけど、
乗せてくれる車が表れるのは比較的早いな。

今日もありがとうございました。

あー、写真取り忘れたなぁ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

いつものように
街の中心地へと向かった。

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分かったことは、この街にも
川が流れているということだった。

中規模以上の街だったら川があるんだろうな。
パリもそうだったし。

とりあえずここまでこれた自分を
ねぎらうために(よく僕は自分にご褒美を与えるのだ)、
サブウェイで豪勢な食事にありついた。

IMG_02473.9ユーロでこんなに喰えるのか…。

 

 

 

中心地に着くとボルドーほどではないにせよ、
バスキングにぴったしな
音の響くいい路地があることが分かった。

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ただし、今日は日曜日でほとんど人はいない。

それでも自己満足で静かに唄い上げた。

シャッターが降りた婦人服屋の前は
まるでステージのような照明があった。

時々通る人は素通り。ま、別にいいのさ。

 

 

どこからともなく、ハットを被り
パイプを加えた黒人のお兄さんが
何も言わずに食べ物を差し入れてくれた。

あとでそれを確かめると

角砂糖だった

それも1kg。

 

 

ご、ごめん…。
ちょっと怪し過ぎるわ。

 

 

 

 

 

 

 

マクドナルドはほんとうにどこにでもある。

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トゥールーズのマクドナルドは
24時まで営業していた。

 

 

ヒッチハイク用の段ボールだが、
大体営業終了後のレストランが外に
段ボールの束を出して置くことが多い。

必要分だけもらっておいた。

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寝床は川の向こう。

柵のないいい公園を見つけて茂みにテントを立てた。

あぁ、あとちょっとで
僕の野宿生活もひとまず終わりだな。

このあとは行きたかったモロッコ。
雑貨天国だ。もう盗まれたりなんてしねえぞ。

 

 

 

1時過ぎに近くのライブバーだか
クラブだかから爆音で音楽がかかり始めた。

時々MCが客を煽っては
「おひょ~~~~~!!!」みたいな雄叫びが聞こえる。

 

 

ちぇ~~っ..
せっかくいい公園なのになぁ。

眠れねーーー…。

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★世界一周ブログランキングに参戦しておりマス!

 

 

「音楽聴きながら日記書くとめっちゃ集中できる!!!

そういう時もあればそうじゃない時もあるんだけどね。

今聴いているのは

「The Chemical Brothers/”Brothers Work It Out”」

っていう1998年のアルバム。
コンピレーションアルバムなのかな?

断っておくけどケミカルブラザーズのファンじゃない。

バイト時代はちょいちょい地元の
BOOK OFF(新百合ケ丘店)で中古のCDをジャケ買いしてたから。

ファンじゃなくても持ってたりするCDってけっこうあるのだ。
そして今使っているMacBook Proに入っている。

打ち込み?ダブ?テクノ?ジャンル分け分からないけど。
昔のやつってけっこうシンプルでノれやすかったりする。

適度に音楽が周りの雑音をシャットダウンしてくれる分、
日記を書くことに集中できるのだ。

あーー、でもトイレ行きたいなぁ。
今スターバックスにいるんだけどね、
テーブルの上めっちゃ散らかってるからさー、
片付けるのめんどくさいなぁ。

あーーーー、超トイレ行きてぇ…」

 

 

 

という文章を日記の一番最初に書いたのですが、
一日が書き切らなかったので、最後にまわしました。いぇーーーー。

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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!