「あ、500日」

世界一周500日目(11/10)

 

 

マジかぁぁぁ~~~~~…

 

 

きっとちょっとした
ズレみたいなのはあると思うんだけど、
2013年6月28日に
鳥取県の境港から
ロシアのウラジオストクに向けて
フェリーで世界一周の旅に出てから

 

 

500日が経ちました。

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ナオト・インティライミが
515日間かけて世界一周したんだろ?

もう越しちまうよ。

 

 

まさかこんなにも
進まないとは思わなかった。

旅を続けていけば行くほどに
行きたい場所が増えていく。
そしてその度に「時間が足りない」と思う。

1年じゃ短過ぎる。

2年だとまだ足りないと気づく。

3年だと、きっと日本に
帰れなくなるんかないか(笑)?

 

 

僕は別に誰かを
日本で待たせているわけじゃないし

(時々相棒が冗談で「早く帰ってこいよー」とか
言ってくれるんだけどね。あれ、嬉しいわ♪)、

日本で貯めたお金の半分より
ちょっと少ないくらいが楽天銀行の口座に残っている。

 

 

心のどこかで
『帰らなきゃ行けない』という
義務感みたいなのがある。

そりゃもちろん
僕はいずれ日本に帰るけど、それは今じゃない。

だって僕は今、やりたいことをやってるから。

 

 

もうちょっと世界を見てみようと思う。

世界は思っていた以上に広いし、
それでいて普遍的なこともある。
首都はどこの国も首都だし、
人はどこまでいっても人だ。

世界一周は22歳の時から計画していた。

弟と相棒以外には計画を打ち明けることなく、
両親にさえ言わないでフリーターで
バイトしてお金を貯めた。

「漫画家になる!」とか言っておきながら
毎日10時間以上バイトしてた僕を
母親は訝しんだことだろう。

『アイツ串焼き屋に
なるんじゃねえの??!!』
って。

 

 

僕がひそかに書いていた
アメブロの準備編が親父に見つかって、
資金集め開始から半年経ったあたりで
僕の計画はいとも簡単にバレた。

両親は「このあとどうするんだ?」
みたいなことを訊いてきたけど、
僕の頭には「旅」の一文字しかなかった。

自分で決めたことに対して、
誰かにとやかく言われたくはない。

だってこれはおれの人生だろう?
一回しかない。俺自身の。

 

 

「ああしなさい!」と
型に押し付けられるのを嫌った。

もうここまで来たんなら
アウトローでいいじゃん!ってかずっと前から
徐々にレールから外れて
今はすっごい遠くの方を走ってる。

長生きは僕の人生の目的じゃないし。

世界を旅しなかったら
死ぬ時に絶対後悔するって分かってたから。

 

 

親父、お母さん、
好き勝手やらせてくれてありがとう。

でも、もう少し(?)やらせてください。

 

 

 

 

えっとーーー、なんだっけな。
これ、日記だったよな。

いい感じでシメて
「それじゃまた次回!」みたいでもいいんだけどな。
でも、それやったらつまんねーな。
だから書くよ。クドクドね(笑)。

 

 

君が通勤途中の電車の中で
『あ~、いい暇つぶしになったぁ~♪』
くらいに思ってくれりゃあ、
僕も書いた甲斐があったってもんだ。

これは情報系ブログでも、
毎日を面白おかしく綴った
ギャグみたいなブログでもない。

「旅漫画」を描きたいと思う
どうしようもない男が世界をフラフラと旅する、
淡々とした日誌だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めて
自分以外に公園でテントを
張っているヤツを見た。

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もちろん顔は見ていない。

川沿いの木の下に立てられた青いテント。

盗まれないとでも思っているのだろうか?

すぐ近くのベンチにはソイツの持ち物が置いてあった。

公園に立てられたテントを見て僕が思ったことは

 

 

『粗大ごみがある』

だった。

僕は自分がテント泊しているから、
中がどうなっているのかなんとなく
イメージがつくが、第三者から見れば
ホームレスとなんら変わりない。

使い始めて、まもなく3ヶ月経つ
僕のテントはよっぽど汚い。

ホームレスにちょっかいかけてくるような
ヤツじゃなかったら、僕が襲われることはないだろ。

 

 

油断はしてないし、
おかげでいつも睡眠は浅い。
寒いのもあるけど。

だけど、強盗に遭うのは運だと思う。
いくら慎重に旅をしていても
遭う時には遭ってしまうから。

 

 

 

 

街の中心地へとかかる橋を渡った。

朝日が水面にきらめいていた。

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ジーンズの右ポケットから
iPhoneを取り出しシャッターボタンを押した。

いつだって目の前にある光景を
再現するのには遠く及ばない。
なんだってリアルが一番だ。

 

 

ここはフランス、トゥールーズ

そしてこれから僕が向かう先は
スペイン、バルセロナだ。

 

 

 

 

マクドナルドでコーヒーを注文した。

朝のトイレは誰も入って来ないので、
心置きなく髪が洗える。

どこからヒッチハイクできるのか再度チェックし、
購読物代わりにしているTwitterやらFacebookを読んだ。
まぁ、対して面白いこと書いてないんだけど。

面白いことを求めちゃダメだな。

自分で作っていくか。別の場所を探すかだ。

 

 

 

昨日までバルセロナに行くかどうか迷っていた。

フランスよりかは治安も悪くなるだろう。

外で寝ている僕にとって
そこだけがポイントだった。
それにスリがめちゃくちゃ多いらしい。

このままポルトガルに行ってしまおうか?

 

 

そんな僕にバルセロナ行きを促したのは
高城剛の出演する「アナザースカイ」の動画だった

もう数年前の映像になる。

僕は旅に出るまえ何度もこれを観ていた。

高城氏はこの映像の中で

 

 

「バルセロナに住む人たちは
人生を全力で楽しんでいる」

と言っていたのだ。

 

 

 

若者の失業率は50%を越えているらしい。
今現在はどうなのかは知らないが。

それでも、彼らは太陽のもと、
陽気に楽しく今この瞬間を生きているようだ。

それに加えてnudie jeansの
コンセンプトストアーが
バルセロナにあるのを思い出した。

今までスウェーデン、ドイツ、イギリスと足を運んで来た。

これでビビって行かないなんてもったいないな。

そうだ。サグラダ・ファミリアもあるんだ。

 

 

何があるかは分からない。

行かないと分からないんだ。

 

 

 

 

 

 

メトロに乗って
ヒッチハイクポイントまで向かった。

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メトロの終着点であるバスターミナルデ降り、
ヒッチハイクポイントまで歩いて向かう。

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ハイウェイはそれぞれの行き先へと伸びており、
ヒッチハイクをするゲート前までは行くのには
地味に時間がかかった。

ゲートの手前まで来て、
行く手を高い柵が遮っている時はさすがに
「マジかよ…」と声が漏れた。

 

 

ダメもとで業務用のインターホンを押した。

フランス語の自動音声が
二回繰り返されたあと、係の人が出た。

 

 

「すいません…、
ヒッチハイク、
オートストップしたいんですけど、
ここ通れますか」

「スィー。(ガチャ)」

 

 

 

バルセロナへの門が開いた。

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車が一番通りそうなゲートに
狙いを定めて僕はヒッチハイクを開始した。

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ハイウェイ前のゲートで
ヒッチハイクをするのはフランスはこれで二回目。

毎回『ほんとうに止まってくれるのか??!!』
と思ってしまう。

 

 

 

だがそんな杞憂はどこへやらだ。

今回も早かった。

優しそうなおばちゃんが、
途中のピグニョンまでだったら
乗せて行ってあげるわよと声をかけてくれた。

待っていたのは10分くらいだろうか?

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車を運転するアンさんは
トゥールーズ在住だが、
これから友達に会いにピグニョンまで行くそうだ。

ピグニョンはほとんど国境の町と言っても
さしつかえないだろう。

そこからヒッチハイクすれば
すぐにバルセロナ行きが捕まるはずだ!

 

 

お礼を言って助手席に体を滑り込ませた。

車の窓から「Barcelona 362km」と見えた。
今日中に辿り着けるだろうか?

 

 

いつも睡眠が浅いせいか、
しばらく車が走ると僕はウトウトしてきた。

会話もなくなってしまうと、
外の景色を眺める他にやることがないから。

顔をこすったり、
アドレナリンを出すようなトレーニングをしたが
睡魔に抗うことは難しい。

気づいたら寝ていた。ゴメンね。アンさん。

 

 

アンさんとのドライブで印象的だったのは
途中に止まったハイウェイ脇のトイレに
ラジオが流れていたことだ。

そのサービスって必要なんだろうか?

だってトイレに入ってもせいぜい5分でしょうに。

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「それじゃあよい旅をね!
ここで車が止まってくれるはずよ!」

アンさんにはハウェイ前の
ゲートで降ろしてもらった。

後ろには「Barcelona」の文字。
理想的なヒッチハイクポイントだ。

 

 

三つあるゲートのうち、
真ん中よりの場所でボードを掲げて親指を立てた。

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レスポンスはある。

だけど、行き先が違う。

 

 

そうこうするうちに警察が近くで
トラックの積み荷検査を始めた。

警察が近くにいるとなんだか味が悪い。

車も止まってくれないかもなぁ。
だって国境越えだしね。

 

 

口角を上げてボードと立てた親指を
頭より高い位置に上げる。

他のヒッチハイカーなんかよりは
よっぽどフレンドリーでやる気があるだろう。

だが、いつまで経っても
バルセロナ行きの車は現れなかった。

13時40分から始めたヒッチハイク。

もう15時を過ぎた。

 

 

 

『もしかして、ここ、
場所が悪いんじゃないか?』

地図を確認すると
ハイウェイへの入り口は他にもあるようだった。

フランスで一時間も待つなんてことはなかった。

2時間やってダメだったら場所を移ろう…。

 

 

 

 

 

 

ここでのヒッチハイクを半ば諦めていたのだが、
ちょうど二時間経った頃に車が止まってくれた。

 

 

 

うはーーー。

マジなんでこうタイミングよく
現れるんだろう。ほんと、諦める直前だったよ。

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運転手のグレゴリー
大型の水の濾過器を販売しているビジネスマン。
今年からスペインでも仕事をするようになったそうだ。

ナント出身。

「あの象は見た?」っていう質問に
即答で「イエス」と応えることができた。

 

 

それに旅をするのが好きな人だった。

僕がこれからモロッコへ行くことを告げると
「エッサウィラはマジでビューティフルさ!」と
オススメしてくれた。

やっぱりヒッチハイクは
どこか波長が合う人が乗せてくれる♪

 

 

「バルセロナより前の町に寄ってくけどいいかい?」

「大丈夫。ノープロブレムだよ」

「それより、今さっき国境を越えたの分かった?」

「えっ!うっそ!いつスペイン入ったの??!!」


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サン・セロニ
という小さな町に車は止まった。

大きな濾過装置を点検するグレゴリー。

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「自分でチェックしに行くことが大事なんだよ。
『アイツは仕事をしっかりやる!』って
思ってもらえるだろう?」

お隣の国とは言え、
スペインで仕事をするグレゴリーは
英語はもちろんのこと
スペイン語もペラペラに喋れた。

バルセロナへ続くハイウェイは
ラッシュアワー時には混雑すると
グレゴリーは言っていたが、
スムーズに車は走ることができた。

 

 

「ラッキーだよ。
いつもならもっと混んでるんだ」

 

 

バルセロナか…。
人生を全力で楽しむ人たちが住む街。

 

 

 

 

「ここから歩いて20分くらいで街の中心地さ。
それじゃ旅を楽しんでね♪」

お礼を言ってグレゴリーと別れた。

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グレゴリーは車を停めたすぐ近くの
友達のいるマンションの窓に小石を当てた。
中にいた友達がそれに気づきドアを開けると、
グレゴリーは中へと入っていった。

 

 

 

 

僕は中心地へと向かった。

スリが多いということは頭の中にあった。

狭い路地を抜け、食糧を買ったあと、
3.5ユーロのケバブで腹ごしらえを済ませ、
メインの通りを歩いてみたが、
そこは観光客や地元の人たちで賑わっていた。

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『あー、
ここでバスキングしたら
稼げそうなのになぁ…』

 

 

だけど、バルセロナでは
グエル公園を除いてバスキングすることはできない。

警察に見つかった場合、
最悪楽器を没収されるらしいのだ。
取り返すのに400ユーロとかかかるらしい。

ここでのバスキングはなしだ。
純粋に観光を楽しもう♪

 

 

 

 

 

 

悲しきかな。

ホームレスの僕が向かった先は
マクドナルドだった。

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ブログアップができないくらいに
Wi-Fiも遅ければ、コンセントもない。

ブラックコーヒーを頼んで出て来たのは
エスプレッソだった。1ユーロってそういうことかよ??

 

 

 

 

 

24時になると
近くの公園に行ってみることにした。

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夜遅くになっても、
街の中心地には人が歩いている。
そこまで危ない感じはしない。

そして見つけた公園に僕は驚いた。

 

 

 

 

 

『開いている…!!!』

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フランスやイギリスでは
『何を守っているんだ?!』ってくらい
強固に守られていた公園だったが、
スペインはどうだろう?

門はあれど、開いているではないか!

 

 

 

 

中は街灯が灯っていた。

僕は朝になっても
すぐには気疲れなさそうな茂みに
テントを張った。

門が開いているせいか
時折すぐ近くを人が歩く音が聞こえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガサッ!」

 

 

誰かが茂みに入って来た。

おいおい。おれは起きているんだぞ!と
テントの内側からフライを叩き舌打ちをかます。

向こうも驚いたようにスペイン語で何か尋ねてくる。

こっちは英語しか分からない。

 

 

「What?」

僕はテントから顔を出した。

 

 

「Where are you from?」

短髪の兄ちゃんが僕に出身地を尋ねる。

 

 

「…ジャパンだ」

「そ、そうか…。」

 

 

 

近くで長い立ちションをし終えると、
兄ちゃんは去っていった。

ふぅ…。

人目につかないとこって
立ちションポイントでもあるんだよなぁ~。

 

 

 

今何時だよ?3時ぃ?

ふぁっく。

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4 件のコメント

  • 若さと自由があってどこまでも際限なく羽ばたいている
    シミさんのブログを読んでいるの楽しいです。
    きっといつか、大事な人を守る為にいろんな制約を
    自分に課す時がくると思うので、それまでは
    自由に毎日明るく過ごして欲しいです!
    日本は今寒いですよ!
    ヒートテック2枚重ねです。

    • >あっきーさん

      そんな風に言っていただけると、
      ははは。

      照れます♪

      僕もいつかは
      ひとつの場所に留まって
      あっきーさんのように
      家族を持ちたいと思っています。

      少し大人になって、
      うちの両親を見てみると、
      やっぱり親ってすごくて、
      家族を築けるって
      すごいことなんだと思います。

      やー、

      ヒートテック二枚重ねかぁ。
      清水家では暖パンが脱げなかった
      ですね(笑)
      ここから3月まで、家にいる時は
      いつも同じもの着ていたのは
      いい思い出です。

    • >あっきーさん

      これって、どこがボーダーなんでしょうね?
      日本に帰って来れる(笑)。

      旅を続けていけば行くほど、
      日本に順応しづらくなっていく気がします。

      何をやらなくちゃいけないかは分かってるんですけど、
      まだまだボヤボヤしています。

      もっと詰めていかなくちゃな。

      いつも応援ありがとうございます!
      元気もらってます!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!