世界一周27日目(7/25)
サインシャンドの町に
来てみたかった理由。
![IMG_6444](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
ひとつは単純な興味。
ダランザドガドの町から
道は続いているのにもかかわらず、
民間人の交通手段はない。
UBを経由せずにショートカットしたかった
その町を見て見たかった。
モンゴルはUB(ウランバートル)を
「ハブ」にして交通網が整備されている。
だから、端っこまでいくと
国内で飛行機を使わない意外は
またUBに戻ってこなくっちゃいけないのだ。
もうひとつは
ここで漫画を仕上げること。
泊まったホテルはイマイチだった。
サインシャンドは
ゴビ砂漠にアクセスできることから、
ホテルがそこそこあるのだが、
そのいずれもバックパッカーにとっては
高かった。
昨日、
タクシーのあんちゃんに見つけてもらった
最安値のホテルは20,000トゥグリル。
![IMG_6416](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
これならUBのゲストハウスの方が安い。
他に泊まる場所も見つからなかったので
ここに決めたのだが、
ここには
シャワーがなかった。
汗まみれで辿り着いた僕は
シャワーを心の底から求めていたのだが…
くっそ。
モンゴル人は
一体どうやって体を洗ってるんだ!?
幸いホテルに
漫画を描くためのテーブルがあったのだが、
こらまた絶妙な高さだった。
備え付けの椅子だと低すぎるし、
床に座ると高すぎる。
僕は持って来たPennyboardと
シーツを折り畳んで高さを調整し、
漫画の製作にあたったが、
diarrheaでダメージを受けた僕のお腹もあって
思ったように集中できない。
でも
描くっきゃない!
テーブルはほんとうに
どうしようもない高さだった。
ペンタッチが思うようにフィットしない。
カフェに行って仕上げる事も考えたが、
ホテルが高いかったため、我慢した。
僕はついに
バックパックを
椅子代わりにして
![IMG_6449](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
テーブルに向かった。
途中、
モンゴル人のビッチ
(化粧もアホみたいに濃かったし、
トイレットペーパーを貸してやったら
しょっちゅう僕の部屋に入ってくるので、
最後の方は鍵を閉めて居留守を決め込んだ)
の妨害もあったが、
僕はなんとか3ページの漫画を仕上げた。
意外と
早く片付いたので、
その日はモンゴル国境の町、
ザミンウデまでの
切符を買いに行った。
![IMG_6418](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
町の中心地から駅までは2キロ。
日本だったら歩いて行くくらいわけないが、
暑く荒涼としていて、
それでいて砂で髪の毛が
パサパサするような町での2キロは全くの別物だ。
幸い道路のコンディションが良かったので、
Pennboardが役立った。
![IMG_6425](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
僕は7/26に出発したかったので、
その日の宿泊代を払い込み、
サブバックを背負ってここまできた。
だが、筆談で手に入れた切符の出発時刻は
「2:08」
えっ?
これってどういうことなんだ?
26時なのか
今日中にここを離れるのか訳が分からない。
英語の話せるおっちゃんに尋ねたら、
「今18:00だから8時間後の出発だね」
とのこと。
あんだよ!もう宿代払っちまったぞ!
案の定、
払い込んだ宿代は戻ってこなかった。
そもそも英語が通じないのだ。
それに、安宿ってこともあり、
ホテルのおばちゃんは
テレビを見ながら
ミルクティーをすすっている。
サービス精神ゼロ。
交渉の余地はなかった。
筆談で交渉しようとしたら、
モンゴリアンビッチが呼ばれたので
(ホテルのおばちゃんは
ビッチが英語を話せると思ったのだろう。
だが彼女も話せなかった)
僕は早々に退散した。
こうなったら….
路上ライブを
やるしかない!!!
僕は覚悟を決め
サインシャンド駅の入り口脇で
Martin Backpackerを取り出した。
![IMG_6481](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
この駅は列車が来ないことには人通りもない。
売店も閉まってしまう
(なんて効率的なんだ!人件費がかからねえ!)
僕は時間を見計らって唄った。
アガリは3,000トゥグリル。
長く聴いてくれたおばちゃんと
仲良くなったんだけど、
僕の隣にべったり座り、
僕が歯磨きに行こうと立ち上がると
ついて来る。
![ばばあ](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
さらにはトイレに行く時でさえ
途中までついて来るのだ!
ていうかモンゴル語分からないのに、
ずっと話しかけてくる。
連絡先を書いた紙をもらったが、
丁重に列車の中に
置き忘れたことにさせていただいた。
それにしても、
またお腹の調子が悪くなって来たな。
僕が駅構内のベンチで寝ていると、
見覚えのある顔が。
アルタだ!
僕をダランザドガドまで
導いてくれた聖母の様な方!
これからUBに戻ると言うので
ほんの10分程度の再会であったが、
彼女が言うには、
「2日後にサインシャンドで
大きなお祭りがある」
らしい。
そうかい。
つくずくこの町に縁がないわけだ。
![IMG_6478](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
ようやく来た列車はコンパートメントで
僕と入れ替わりに同室の乗客たちは降りていったが、
コンパートメント内はお菓子が散乱し、
「辛ラーメン」の香りがいつまでも消えなかった。
僕は寝台の上段に避難し、
SUZUMOKUの「モンタージュ」を聴いて
眠りに就いた。
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世界一周ブログランキングに参戦しとります。
まあ楽しいだけが旅じゃないよね。
モンゴルでは素敵な人に出会えば、
変に個性的な人たちにも出会います。
今日ね、買ったパンにカビが生えてたんだよ。
うん。気づかないで食べたよね
4分の1くらい。
どうりで買う前におばちゃんが
違うのと取り替えたわけだ。
「えっ?なんで?そっちの柔らかいパン売ってよ!」
って講義したら売ってくれたけど
まさかカビパンだったとはね…
どうりで昨日の夜からお腹痛かったわけだ…
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