「ハロー!モロッコ!」

世界一周507日目(11/17)

 

 

ビビリな僕は
7時半にはきっちしかっちし
ベンチの上で目を覚まして荷物を片付けた。

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2日間泊まったフェリーターミナル。

ここで働いている人の何人かは

「えっ?アイツいつモロッコ行くの??!!」

ってかなり疑問に思ったことだろう(笑)

 

 

 

それでも時間までは
カフェでコーヒーをすすった。

質問される前に
「9時のフェリーに乗るから!」と
自己主張をかましておく。

 

 

ここはスペイン最南端、タリファ。
そしてこれから向かう先はモロッコ

 

 

 

 

 

やーーーー、
長かった!!!!

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ヨーロッパ入る前は

「3ヶ月じゃぜってー
ヨーロッパなんて周り切れねえよ。
短かくねぇ?」

なんて思っていたが、
クロアチアやイギリスなど
シャンゲン協定外の国も含めて
トータル4ヶ月。密度の濃い旅だった。

 

 

もちろん、中には
乱暴にすっ飛ばした国もある。
セルビアなんて通過しただけだ。

訪れることのできなかった国もある。
ポーランドなんてそうだ。
アウシュビッツ見てみたかったな。

 

 

また4ヶ月というのは
野宿をしてきた期間でもある。

僕より先にヨーロッパで
野宿していた旅の先輩がいなかったら、
僕はヨーロパで野宿なんて
実行にすら移さなかっただろう。

 

 

理由はお金の節約のため
ヨーロッパ以降の旅のため

そういうことになってたけど、
宿に泊まらず外に寝ることは、
いつの間にかヨーロッパを
旅する上での僕のルールとなった。

ヒッチハイクと野宿が僕の旅の武器だった。
それとバスキングかな?

こんな旅をしていなかったら
出会えなかった人たちも沢山いる。

行く先々でよくこういう会話の流れがあった。

 

 

「どこに泊まってるの?」

「公園さ!」

 

 

超絶爽やかに
「え?宿?テント泊の方が快適だよ♪」
って言ってたつもりだったけど、
だいたいこのくだりで、
お泊まりまで持っていけた(笑)。

断っておくけど、僕は
一切「泊めて」とは言っていない。

華麗なる誘導尋問だ(笑)。

いや、顔に出てたのかも。

 

 

家に泊めてくれた人たちには
本当に感謝している。

特に10月行以降のヨーロッパは心底寒かった。

寒さのあまり眠りから覚めるくらいだった。

だからそういう時に「うちにおいでよ」と
申し出てくれた時、どれだけ嬉しかったことか…。

 

 

 

 

 

最後に宿をとったのは6月の28日
トルコのパムッカレだ

寝袋とブルーシートと
時には段ボールを組み合わせて
ヨーロッパの途中まで、調子こいて野宿してきた。

 

 

 

もうアホなのはね、自分でも分かってた。

 

 

 

おかげでチェコで寝ている隙に
バックパックやら丸ごと盗まれて
ホームレスになったのはいい経験だ。

あれで装備品買いそろえるのに
10万近く吹っ飛んでいったけどね。
まぁ、トントンって感じ?

チェコで盗難に遭った後はテントを買って、
主に公園で野宿するようになった。

 

 

いつも人気のなくなった夜11時過ぎに
寝床を探し始めた。テントを立てても
最初の1時間は気が張って眠れなかった。

物音がするとすぐに目が覚めた。

眠れたのは深夜3時とか
4時だった時もたくさんある。

朝がきても人気が増える前に
撤収しなければならなかった。

テントが立てられるなら
公園意外にもいろんな場所で寝た。

 

 

ドイツからわざわざ会いに来てくれた
相棒のまおと一緒にこのテントで野宿した。
(ヤツしょっちゅう「臭(にお)う」だとか
「臭(くさ)い」とか言ってきやがった)。

イギリスやパリなんかの公園は高い柵に覆われて、
寝床を探すのに手こずった。

川辺にテントを張って、
翌朝テントの外に広がる光景を眺めるのが好きだった。

時には雨の中、テントを立てなければならなかった。

 

 

 

その全てが
このテントの中に
詰まっている。

チェコで買った40ドルのテントは
フレームは一本折れてしまい、
入り口用の短いフレームを使っている。

それも最近竹を割ったみたいな切れ込みが入っていた。

それでもまだテントを手放す気はない。

3kgもするからさ、ちょっと重いんだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9時にフェリーは
港を離れた。

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水しぶきをあげてフェリーは波を打つ。

 

 

フェリーの中でパスポートコントロールがあり、
モロッコ人のおっちゃんがパスポートの情報を
パソコンに打ち込んで、
バシバシとスタンプを押して行く。

シェンゲン協定のリミットを調べるだなんて
素振りは一切なかった。

この前バルセロナであった
オーバーステイのロス出身の女のコも
無事にモロッコに行けることだろう。

 

 

 

 

 

船の中でまどろみ、
あっという間にモロッコに到着した。

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下調べをしていないので、
ここがどこなのかも、
どこに何があるのかも分からない。

タクシーの運転手は
「ジャパン!コニチハ!ヨウコソ!」なんて
馴れ馴れしく僕をタクシーに乗せようとするけど、
「お金がないんだよね」と笑顔で勧誘を断った。

フェリーターミナル内には銀行があり、
ATMも見つけることができた。

 

 

このあと雑貨を仕入れることを考えて
2,000ディルハム(26,590yen)をおろしておいた。

「バスで旧市街に行きたいんだけど」と
フェリー乗り場のスタッフに訊くと、
「あっちから乗れるよ」と親切に教えてくれる。

 

 

 

とりあえず旧市街に僕は行ってみることにした。

バスに乗らなくても
歩いてい行ける距離に旧市街はあり、
フェリーターミナルからずっと
僕にくっついていくるタクシー勧誘のおっちゃんは、
果たして僕をどこに連れて行こうと
しているのだろうと疑問に思った。

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今日どこに泊まるかなんて考えていない。

まだ野宿をしなくても
いいんだという安心感が伴わない。

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うはぁ〜〜〜〜!雑貨だ!

 

 

 

フラフラ旧市街を歩いているうちに、
いつのまにかタクシーのおっちゃんは
いなくなっていた。

 

 

ジブラルタル海峡を越えると
面白いくらいに国の雰囲気が変わった。

今朝までスペインにいたとは
思えないくらいの変貌っぷりだ。

このくらい生活感があるほうが
妙にしっくりくる。

笑顔でキョロキョロしている僕に
モロッコの人たちはフレンドリーだった。

 

 

 

 

 

 

この後、どういう風にしてモロッコを旅するのか、
モロッコ以降はどうするのかを決めるために、
Wi-Fiが使えるレストランに入った。

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ミントティーは4ディハム(53yen)。
物価も一気に下がった。

思っていたよりもモロッコでは
Wi-Fiにありつけそうだ。

レストランのスタッフにWi-Fiのパスワードを訊いて
砂糖がたっぷり入ったミントティーをすする。

タバコがないかとスタッフに尋ねると、
スタッフはわざわざ僕のために
マルボロを買って来てくれた。
29ディルハム(387yen)。
日本やヨーロッパに比べたら安いね。

 

 

 

この後はヨルダンに行くつもりだ

ペトラ遺跡が見たいってのもあるんだけど、
理由は他にもある。

イスラエルに行きたいからだ

 

 

イスラエルとパレスチナ自治区を隔てた壁には
世界中のアーティストの絵が描かれている。

イギリスのバンクシーの有名な絵だって
この壁の近くにあるのだ。
これは是非とも見ておきたい。

 

 

悩ませているのが航空券の値段だ。

11月30日までなら
2万7千円でいけるのだが、
12月以降は4万円以上に値段が上がってしまう。

うーーーむ。
モロッコには時間をかけるつもりだったけど…。

 

 

Facebookで近況を知らせたり、
まおくんの勤め先の学生たちとスカイプで
お喋りしたりしてその他の時間を過ごした。

切りのいいところでカフェを後にした。
日向で猫が気持良さそうにまどろんでいた。

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僕はひとまず
旧市街で宿を探してみることにした。

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日向に出ると直射日光で
思わず顔をしかめるのだが、
建物の陰に入るとひんやりと涼しい。

何軒か値段を訊いてみて
70ディルハム(934yen)の宿に泊まることにした。

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こういう安宿がどこか懐かしく感じた。

東南アジアを旅した時は
いっつもこんな場所で寝てたな。

宿のおっちゃんはシーツを取り替え、
床の掃き掃除までしてくれる。

小さなベランダからは通りが
見下ろせなかったが、
向かいの建物から突き出た電線なんて見ると、
モロッコに来たんだなぁ~という気持になった。

部屋の掃除が終わると、
僕はおっちゃんに一泊分の宿代を払った。

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サブバッグとギターだけ持って町へと繰り出す。

こういう身軽な格好もかなり久しぶりだ♪

バルセロナで手に入れたブーツも
ようやく足に馴染んで来たように感じる。
歩いてもそこまで痛さを感じない。

 

 

宿から出ると、マリファナのプッシャー
僕に声をかけてきた。

ためしに「いくら?」と訊いて、
「やっぱりいらない」と断ったのにも関わらず、
プッシャーはしつこく
「じゃあいくらだったら買うんだ?」
と食い下がってくる。

買うつもりなんてさらさらなかったのに、
これはグッド・クオリティだの
ベラベラベラ営業トークをかましてくる。

なかなかに面白いおっちゃんだった。

最後には
「ファック!」
と捨て台詞を残して去って行った。

「いくら?」なんて訊いてごめんね。

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その後、気の向くままに
タンジェの旧市街をぶらついた。

細い路地に淡白な建物。

肌が浅黒く、目の大きいモロッコの人々。

 

 

 

 

広場で見つけたのは
靴磨きのおっちゃんだった。

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せっかくブーツも手に入れたことだし、
ここはひとつ靴磨きを体験してもいいかもな。

靴磨きには先客がおり、
「この親父はいい仕事をしてくれるんだぜ!」
とおっちゃんの仕事ぶりを褒めていた。

料金は一回10ディルハム(133yen)。

おっちゃんは慣れた手つきで靴ひもをほどくと、
茶色のクリームをブラシで塗っていく。

まんべんなくブーツにクリームを塗り終わると、
もう片方のブーツへ。

ここまでだとそこまで
ブーツが綺麗になったとは思えなかったが、
仕上げの磨きでブーツはピカピカになった。

なんだかブーツが喜んでいるようにさえ感じた。

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僕はおっちゃんにお礼を言って
20ディルハム札を渡した。

おっちゃんはお札を受け取ってそのまま黙る。

「え?何?おれの仕事もう終ったけど」

って感じ。

 

 

「いやいや~、おっちゃ~ん?
10ディルハムだったっしょ?」

と肩をポンポン叩くとおっちゃんは
「ちっ、仕方ねえな」という感じで
ジャケットの内ポケットに手を入れた。

 

 

「や、やっぱいいや♪
いい仕事だったもんね!」

なんだか急に10ディルハムのことなんて
どうでもよくなってしまった。

それよりもおっちゃんの
靴磨きのというパフォーマンスに
10ディルハムのレスポンスを送っても
いいなと思ったのだ。

 

 

 

 

 

ピカピカになったブーツを履いて
旧市街から離れた場所にも行ってみた。

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値段も100以下で取引されるので、
どうも安いという錯覚に陥ってしまう。

町で見つけたファストフードは
パンにチキンとフライドポテトとライスを詰め込んで
22ディルハム(299yen)だった。

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あれ?日本円に換算すると
そこまで安くはないな。
そりゃヨーロッパに比べれば安いんだけどさ。

 

 

 

 

一応、バスターミナルまで足を運んでみた。

どうすればここから
次の街へ行けるのも知っておきたい。

なんとなくフェズに行くことを決めた。

なんかモロッコを訪れた人は
足を運んでいるイメージだ。

タンジェの町も今日歩き回って
どんなものかだいたい分かったので、
朝7時半のバスでタンジェ行くことに決めて
チケットを買った。

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宿に戻ると靴を脱いでベッドに横になった。

なんだか町歩きって久しぶりだな…。

ちょっと疲れたよ…。

 

 

 

 

 

 

そしていつの間にか眠ってしまった。

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はーーーーー、フッツーの日記っすね!

もうこれからは
こういう日記オンリーになると思います。たぶん(笑)

告知としてはこのあと雑貨を仕入れる予定なので、
雑貨に興味のある方は遊びに来てくださいまし。

いつも読んでくれてありがとさん♪

 
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2 件のコメント

  • シミさん☆
    ファンレターですよー☆
    モロッコ〜ヨルダン間でお世話になったみほです☆覚えてくれてます?
    私今日本で食いしん坊万歳してます☆旅中は移動ばっかりでなかなかブログ見られなかったので、これからはコーヒー片手に読ませていただきますね☆
    漫画もギターも雑貨探しも頑張って下さい☆道中お気をつけて☆

    • >みほちゃんさん

      もちろん覚えてますとも!
      あのあと、すぐにFacebookでみほちゃんさんのこと
      探したんですけど、同じ名前の方が沢山いて
      見つけられませんでした。

      まぁ、それは置いておいて、
      「日本で食いしん坊万歳」だなんて!
      なんて羨ましい!

      こっちはATMでお金がおろせなくなったりと、
      トラブルに見舞われています。
      (っていうかダハブでだらけきっています…)

      また暇な時に覗きにきてください♪

      みほちゃんさんも日本での新しい生活、
      楽しんでくださいね♪

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!