▷Vol.1-25

 

荷物を盗まれた次の日には
ノートに絵を描いていました。
我ながら立ち直りが早かったと思います(笑)

初期の作品はイラストが多いです。
シャーペンもなかったので
0.2ミリのグラフィックペンで一発描きです。

 

 

それでは
「サブバッグ・ストーリー」の
幕く開けです!!

訳以外にも描く上でどんなことを考えてたかなど
ちょこっと書き足しておいたので
そちらも併せて楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

 

 

Vol.1 ”Traveling cartoonist!!”
邦題「旅する漫画家」

1

「バックパック失くなりました…」

 

▷とりあえず手元にあったアメリカンスピリットの
巻きたばこのパッケージなんかを描いてました。
なんか旅のスケッチみたいでしょ?
8月23日って描いてあるところがウケます。
この日にバックパック盗られてたんですね。

 

 

 

 

Vol.2 “Contents of Backpack”
「バックパックの中身」

2

「…」
(なくなった持ち物について考え中)
「!!!」

 

バックパックとひとえに言っても
中にはお気に入りの服から
写真のバックアップをしたハードディスクなんかも入っていました。
もう、失くなっちゃった物のことを考えても仕方ないけどね。

 

 

 

 

Vol.3 “MY STUFFS”
「僕の持ち物」

3

「僕はかつて旅する漫画家だったんだよ」
「でも今はね、まったくの別物さ!」

(僕は多くの物を失った。
でも、これはチャンスなんじゃないか?
クリエイティヴに!そしてポジティヴに!)

▷前向きになろうと必死さが伝わってきます。
でも起こってしまったことをどう捕らえるかって
とても大事なことだと思います。
盗まれた直後は確かに焦ったけど、
そこまで凹まなかったんだよね。

 

 

 

 

Vol.4 “Mcd”
「マクドナルド」

4

「僕の作業場がどこか知ってる?」
「マクドナルド!」

 

▷ヨーロッパを旅している時は
マクドナルドが僕の部屋の延長でした。
だって、ずっと野宿してたからね。
マジでマクドナルドには助けられました。
もうマクドナルドに足を向けて眠れません(笑)

 

 

 

 

Vol.5 “MacDonald’s is”
「僕にとってのマクドナルドとは」

5

「僕にとってのマクドナルドとは
部屋であり、カフェであり、トイレであり、作業場である。
だが、注文するのは一杯のドリンク、だけだ…」

「誰かが言った。
『本当の旅はバックパックが盗まれてから始まる』と」

 

▷最初はイラストにセリフをつけて
漫画っぽくしてました。
海外にヒュー・マクラウドという
名刺漫画アーティストがいるのです。

 

 

 

 

Vol.6 “823”
「8(月)23(日)」

6

「どこに行くか分かってんの?」
「や、君が知ってるのかと思ってた」

夏のチェコには沢山のバックパッカーがいる。
プラハ。
カジノの前にはこんなハットを被ったヤツがいる。

「お前が諦めたらそれで終わりだ。
ポジティヴに!そして楽しめ!」

 

▷一気に3つくらい入ってます。
こういう旅のスケッチもいいかなぁと思って
描いたのもあれば、
独り言のようなイラストもあります。
ちなみに左上の二人のモデルは「カエルダッシュ」のお二人です。

 

 

 

 

Vol.7 “Bring peach”
「モモを運ぶ」

7

「モモをおれたちの部屋に運ぶんだ!
できるだけ!」

「僕トラムに無賃乗車する。
明日も…」

▷これの元ネタは「カエルダッシュ」ですね。
(世界一周ブログです)
プラハで連続で盗難に遭った時は
さすがにテンションがた落ちでした。
そんな僕をちょっとでも元気にしてくれたのは
このブログだったんですよね。
ビュッフェ形式のホテルで桃をかっぱらってくる

ってお話だったと記憶してます。

チェコにはフルボッコにされたと思ってます。
一矢報いたくて無賃乗車とかしてましたけど、
(それ以前からちょくちょくしてましたけど)
読者の方から注意していただいたのは
自分の行いを改めるいい機会になりました。

 

 

 

 

Vol.8  “Face of them”
「二人の顔」

8-1

ツバサさん

8-2

モモコさん 

9

 

▷僕が盗難に遭った翌日に
「カエルダッシュ」さん宛に
マクドナルドで落書きしてVol.7の絵を
Facebookのメッセンジャーで送ったのですが、
面白がってくれて
ブログ用のアイコンを描いてくれと依頼されて
描いた似顔絵です。
この時点ではシャーペン持ってなかったので
ペンで一発描きでした。
僕の似顔絵は似ないんです…。

 

 

 

 

Vol.9 “ICHIKO AOBA”
「青葉市子」

10

 

▷このアーティスト知ったのは
スイスで日本人の方から教えてもらったのが
きっかけでした。
YouTubeで初めて聴いた時は
『こんなアーティストが日本にいるのか!!!』
と衝撃を受けました。
オススメのアーティストさんです。
不思議な世界観の女性フォークシンガーです。

 

 

 

 

Vol.10 “GERMAN to DENMARK”

11

 

▷相棒のまおがドイツにやって来る!と
彼の到着をワクワクしながら描いたイラストです。
っていうか「早く来て!」感じだった(笑)

こういうゴチャゴチャした絵が好きなんですよね♪

 

 

 

 

Vol.11 “what I remenber is”
「思い出すのは…」

12

 

「思い出すのは…
アイツと旅した記憶だ。インド。
インドを旅した経験がおれをここにつれてきてくれた。
そしてあれが、人生のターニングポイントになった。
この判断が間違いなのか正しいのかは誰にも分からない。
でも、おれは後悔していない。
おれたちの旅が始まる!」

▷コマ割りをした漫画っぽい漫画です。
やっぱり僕が今こうして旅しながら漫画家を
志すきっかけになったのは
2010年に相棒のまおと行った
二週間のインドの旅なんですよね。
相棒にはいつも感謝してます。

 

 

 

 

VOL.12 “Rain at Praha”
「雨のプラハ」

14

 

「雨がきらいだ。
何もできやしない。
雨に閉じ込められる」
「ここで雨がやむのを三時間以上待ってる」
「僕の足下を人々は過ぎ行く。
彼らはどこに向かうのだろう?
どうか僕にメッセージを送って欲しい」

▷まぁ、二日連続で盗難にも遭えば
こんなジメジメした話も描きたくなるってもんです。
野宿してる時の雨が一番厄介です。

 

 

 

 

Vol.13 “Joblonec nad Nisou”
「ヤブロニツ・ナド・ニソウ」

13

 

「僕は「リンゴの木の村」と言う名前の村に来ています。
ツーリストの間ではガラス製品が有名です。
そして僕はそのガラス雑貨をここに仕入れに来たのです。
でもどこで手に入るんだろう?」

▷好きな雑貨屋さん「チャルカ」の出版した本で
チェコのこの村について書かれていました。
実際にカワイイ雑貨がゴロゴロしているのかと期待していましたが、
プロの雑貨屋さんには独自の仕入れ先があるみたいです。
アンティークのガラスボタンなんて高くて手が出せなかったです。

 

 

 

 

Vol.14 “Cafe in Joblonec”
「ヤブロニツのカフェ」
15

 

「ヤブロニツカフェ。
サイソフォンで淹れたコーヒーを一杯飲む。
ルイ・アームストロングが唄うジャズが流れる。
ここのオーナーはアクセサリーも作っている。
(ハンドメイドだ)」

▷ヤブロニツ自体は小さな村でしたが、
お洒落なカフェなんかもあって、
そういうのを発見した時はテンションが上がりました。
サイソフォンで淹れるコーヒーって
なんだか理科の実験みたいでした。

 

 
Vol.15 “do you believe Luck?”
「運って信じます?」

16-1

 

「運の存在をあたたは信じるだろうか?」
「僕は信じる」
「僕が考えるに、運ってやつは
一つの物の考え方なんじゃないかと思うのだ。
運がさらなる運を呼び込こむのだ」
「あれ…?パソコンの調子が悪いなぁ」

▷『自分はラッキーだ!』と考えるようにしています。
そうすると、些細な物事にも感謝するし、
運を信じて行動すると、ほんとうに次の運を呼び込むのです。
まぁ、そういうふうに考えて行動すると、
ラッキーと感じやすくなるってことです。
運って信じます?

 

 

 

 

Vol.16 “cafe beside patagonia”
「パタゴニアの横のカフェ」

16

 

▷右上にあるスタンプは
ベルリンのMOLESKIN(手帳ブランド)の
直営店で押したスタンプです。
ということはこれを描いた時はチェコからドイツに
やって来た時ということですね。
大好きなアウトドアメーカー、patagoniaの
直営店もあり、その横のカフェがいきつけでした。

 

 

 

 

Vol.17 “Letter From  Berlin”
「ベルリンからの手紙」

17

 

「今日の朝、君によく似たヤツを見つけたよ。
僕はソイツの顔を見ていないけど、
彼は君に似てるって分かるんだ。
p.s.
ベルリンの朝は日本の秋のような寒さです」
「起きたくないよぉ…」

▷ベルリンでも野宿してました。
テントを買って公園で寝ていたのですが、
ベンチに以前の僕みたいなヤツがいたのを覚えています。
そんな彼を見て思ったのは
『隙だらけだな』ということです。
寝てるとマジで気がつかないものです。
反省…。

 

 

 

 

Vol.18 “It’s so cold in the morning!”
「朝クソ寒ぃっっ!」

18

 

▷僕がベルリンで野宿していたのは
8月末から9月頭にかけてですが、
けっこう寒かったです。
寝れないってほどじゃなかったけどね。
あと、ベルリンにはお洒落さん多い気がしました。
そんな絵です。

 

 

 

 

Vol.19 “when the night has come”
「夜になると」

23-1

 

「夜になると
僕は公園に忍び込む。
一番いいポジションを探し出し、
誰にも見つからないように警戒する。
そして
テントを立てるのだ」

 

▷ベルリンは治安が悪いと言われていたのですが、
野宿してみるとそんなことなかったです。
いや、100%の安全なんてどこにもないけどね。
日本大使館の近くの大きな公園には
僕以外にも野宿しているヤツいましたもの(笑)

 

 

 

 

Vol.20 “Fuckin’ expensive stationary”
「クソ高い文房具」 
20

 

「信じらんねえ!日本で買った方がいい!
マジで洒落にならねえ高さだ」

▷日本の文房具が世界一だと思ってんます。
それにコストパフォーマンスも世界一。
ヨーロッパ中の文房具店に行きましたが
円高安を考慮に入れても(当時1ユーロ147円)
やっぱり日本で買った方が安いです。
この時は新しくスタビロの水性インクのペンを買って
さっそく試し書きでイラストを描いたのですが、
滲むし、裏写りするしで、もう最悪でした。ふぁっく…。

 

 

 

 

Vol.21 “Fine 40€”
「罰金40ユーロ」

21

 

「どこ行くの?」
「オフィスが開くのを待ってる」
「信じられない!」
「おれは絶対に払わない」

▷ドイツのベルリンで無賃乗車がバレて
罰金の受付ているオフィスに行った際、
窓口が開くまでの時間をつぶすのに
駅構内のダンキン・ドーナッツでコーヒーを
飲みながら描いた絵です。
ベルリンのメトロの仕組み、全然わかんなかったっす。
現地人もどこで乗り換えるか分かってないくらいだったから。
まぁ、魔が差したということですね。
もう二度としないっす。

 

 

 

 

Vol.22 “fine”
「罰金」

22-1

 

「嫌な予感がした」
「ドキドキ」
「ドキ!」

 

22-2

 

「…!!!」
「見つかった!逃げろ!」
「ヘイ!」「!」
「チケット持ってないんだろ?
罰金40ユーロな」

▷ベルリンの罰金屋は歩合制で
私服を着ています。
ですが腰からぶら下げた機械でヤツらの正体が
分かるわけです。
何を思ったか、僕は罰金屋の姿を見て
車両内を逃げました。マジで挙動不審ですね。
捕まると、次の駅で降ろされます。
そして今払うか、後で払うかの二択を
選ばなければなりません…。

 

 

 

 

Vol.23 “Trip brings us another World”
「旅は新しい世界に僕たちを運ぶ」
23

 

▷イラストシリーズですね。
これは相棒のまおとベルリンで合流し、
デンマークでホームステイさせてくれたジェイクの家で
描いた作品です。
描かないと腕がなまっちゃうからね。
そういうアップ的な作品もありますね。

 

 

 

 

Vol.24 “garden house”
「ガーデンハウス」

24 19

 

「ペンタッチを取り戻すのに4日かかる」

▷ジェイクが泊めてくれた
ガーデンハウスのスケッチとイラストです。
この時も下描きせずに直接ノートに絵を描いていたので
かなり雑ですね。
ページの都合上、描いた時期とページが前後していますが
だいたい二人旅している時くらいに描いた作品。

 

 

 

 

Vol.25 “Restart”
「再始動」

 

 

 

25

 

 

「バックパックも買った。
新しい服も。新しいギターも」
「おれの世界一周の旅は続くんだ。
行きたい場所も山ほどあるしね」
「準備もほとんど終ったな。
再出発だ!」

▷お金を浮かせるために野宿してましたが、
結局盗難に遭い、装備品を買いそろえるのに
10万かかりました。
浮かせたお金とトントンって感じでしょうか?
でも、なんだかまたここから世界一周が
始まる様な気がしたのも確かです。
世界一周後半戦、スタートって感じの漫画。

 

 

————————————–

 

 

いかかでしたか?

そこそこヒマつぶしにはなったかと思います。

 

今現在僕がいるのはエジプト。
こっからスーダンから南アフリカまで駆け抜けるので
まとめてアップする時間はしばらくは
ないかもしれませんが、
残りの作品も機会を見てアップしていこうと思います。

 

Facebookページ「旅する漫画家」
の方にも短編が出来次第アップしておりますので、
よかったらそちらも見ていただけると嬉しいです。

 

感想お待ちしております♪

6 件のコメント

  • 教えていただいたので早速拝見しました。
    プラハでの大事件がずいぶん遠くの事に思えるほど
    長く旅を続けて来られたんですねぇ・・
    私、長い読み物が大好きなので
    これからもしっかりチェックさせていただきます(^^♪
    ありがとう。ファイト!です。

    • >ミヤワキさん

      プラハもそうですけど、
      もっと前から漫画描いてたんですよ!
      あぁ!なんてこった!最後に描いた10ページが
      消えてしまっただなんて!

      もしかしてミヤワキさんは小説とかがお好きなんでしょうか?
      文体とかで好みは別れると思いますが、
      僕はそういう「読み物」としてブログを書いています。
      時々自分で読み返して、クスっとかななっているのは
      ここだけのお話(笑)。

  • Very nice cartoons Shimi . Congratulations . You are genuinely a talented and much gifted young , Japanese cartoonist… Keep up the very good work….
    PS : remember the sandwich in Jerusalem ? you were playing and singing along Ben Yehuda…

    • >Karim Salim

      thank you so much!
      I remember you.
      When I get fast wi-fi,I’ll Upload next works on Facebook.
      please wait!!

  • お久しぶりです。
    前にコメントしたの覚えていますか??

    あれからも毎回読ませてもらってますよ^^*
    はやくこの手でその味のある絵の漫画を読みたいです。

    良い旅を。

    • >アキラさん

      前回は「AKIRA」だったので
      一瞬、『どのアキラだ??!!』ってなりました。
      前回は上腕二頭筋のトレーニングについて教えていただき
      ありがとうございました。(笑)
      僕は相変わらずペンより重いものは持ってません。

      いつもありがとうございます。
      新しく始まった
      「DEY PACK’s STORIES(サブバッグ・ストーリー)」
      よろしくお願いします♪

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!