「人恋しさ。毛布の暖かさ」

世界一周766日目(8/4)

 

 

変なこと

に気を遣ったりする。

日常生活においてはたいして気を遣えないくせにだ。

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ドミトリーで起きるタイミングが一緒だと、
相手に『自分を起こしてしまったのでは?』
と思わせるんじゃないか?と気を使うくらいだ。

よく分かんないけど、そう考えてしまうのだ。

結果その寝坊するのだ。

 

 

ここはドミトリーだが僕の他にベッドを使っている人間はいない。

だから僕は変に気を遣わずに
自分のタイミングで起きることができた。

 

 

ここはメキシコシティ、日本人宿「ぺんしょん・あみ~ご」。
パソコン修理のためにオアハカから戻ってきて、現在滞在二日目。
手元にパソコンもないので日記もブログもかかない。

書かないったら書かない!

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へへ〜〜〜ん♪

 

 

 

 

8時に起きて朝食を食べに行った。

自分のドミトリーに戻るとベッドに横になった。
二度寝コースだ。

いつものようにiPhoneでFacebookやTwitterのアプリを起動し、
指でスクロールする。特にこれと言って面白いこともないけど、
10分単位の時間が無駄に浪費されていく。

アプリを閉じると毛布に包まったまま天井を見上げてぼんやり考えた。

 

 

 

 

 

「あ~~~~~…
さみしぃ~~~」

って。女々しいね。

 

 

 

二年も旅をしているけど、
僕はあまり孤独を感じたことがない。

世界一周は自分の夢のひとつだったし、
どんな国に行ってもそこには誰かがいたからだ。

一人で旅をするなんて物質的に不可能だ。

 

 

会話は露店のおばちゃんだったり、
ヒッチハイクで乗せてくれたおっちゃんだったり、
バスキングをしている時に話しかけてくれたヤツだったり、
出会いのない日常なんてありえない。

無人島に行かなくちゃ人から断絶された生活ってのは無理だろう。

 

 

こう感じてしまうのは宿が日本人宿だからかもしれない。

ここに泊まっている人たちとはこれと言って
親しい間柄じゃあない。ただ、同じ宿に泊まっているだけ。

僕は全ての人に平等にフレンドリーなわけじゃない。
もちろん苦手な人だっている。
それに常時誰かと一緒にいたいわけじゃない。

 

 

ここでの生活のコミュニティに近い「日本的」だからこそ、
こう感じるのかもしれない。

生活リズムも単調だ。
観光熱心でない僕は今日一日をどう過ごそうか考える。

 

 

ぬくもりを与えて来るのは毛布だけ。

モゾモゾと寝返りを打っているうちに
いつの間にか寝てしまっていた。

起きた時には12時を過ぎていた。

 

 

シャワーを浴びると、
髪が乾くのを待つ時間にギターで適当なフレーズを弾いた。

なんだかこの寂しさのおかげでいい曲ができそうだった。

だが、それらのフレーズはなんの曲にもならなかった。
誰もいないドミトリーでいい感じに反響するだけだ。

 

 

14時になると外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

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バスキングまでの時間はまだまだあった。

だいたいメキシコシティで路上演奏をするのであれば、
ちょっと涼しくなった17時くらいがベストだと思う。

人の賑わいもまだまだあるこの時間から
夕方20時(メキシコは日照時間が長いのだ)。

ストップをかけられたり、
場所を移動しなけらばならない時もあるので、
その時間を含めて2時間くらいの演奏だ。

 

 

ここに滞在している間に行ったことのない方向へと
行ってみることにした。

「ぺんしょん・あみ~ご」を出て
レボルシオン駅を過ぎ西の方向へと僕は歩いて行った。

 

 

そこには沢山の小さな露店が並び、
建物側にはベーカリーなんかを見つけることができた。

気分が落ち込んだ時は大体甘いものを食べる。
そこで菓子パンやドーナッツを買い求め、
歩きながら西へ歩き続けた。

完食したところでチュロスを発見してしまい思わず買った。
15ペソで冷えていたが、
中にはベットリとした練乳が入っていた。美味!

 

 

メトロ、サン・コスメ駅付近でメルカドを見つけた。

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メルカドと言うのは集合マーケットのようなものだ。

中には沢山の小売店がぎっしりと詰まっている。
飲食店はもちろんのこと、野菜や果物を売っていたり、
甘味処があったり、生活雑貨やおもちゃ屋までそろっている。
通路はまるで迷路のようだ。

 

 

僕はメルカドが好きだ。

売られているものはメキシコ全土であまり大差はないだろう。
だが、あのごちゃごちゃしている感じが好きなのだ。
そこにはメキシコの生活の匂いが溢れている。

あるメルカドでは混み合い、
活気に溢れて人々は忙しそうにしている場合もあれば、

あるメルカドでは閑古鳥が鳴いているせいで、
店の人間は暇そうにカウンターで立て肘をついてる場合がある。

僕はそういうのを見るのが好きなのだ。

そこでの生活に少し想いを馳せて、
『あぁ、生きるのって大変なんだろうなぁ』と考えて、
そこで生きる人たちの顔を見ると、
時には生きることのシンプルさに勇気づけてもらえることもある。

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メルカドを出ると、
通ったことのない道を歩いてマデロ通りまで歩いた。
パソコンがサブバッグに入っていない分だけ足取りも軽かった。

今朝方は落ち込んでいたのが嘘みたいだ。

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マデロ通りはいつもと変わらず賑わっていた。

ラテンアメリカ・タワー付近の通りの始まりから奥の方まで歩く。

今日もピクサーに出て来るテッドやミニオンズの着ぐるみが
観光客向けに手を振っていたり、
赤色のアイアンマンのアーマーを着たパフォーマーは人を集めていた。
よく分からないものもある。中には手作り感満載の仮装もある。

コスプレをして記念撮影によって収入を得ている彼らは
一体どこからその衣装を手に入れて来るのだろう?
僕はそれが気になってしょうがない。

写真を撮るときはもちろんコインを入れます。
写真がないのはコインを入れていないから。

 

 

 

昨日ギターを持った親子四人組がいた場所には
今日は誰もいなかった。

彼らがパフォーマンスをしていたのと同じポジションで
僕もギターを構えた。

最近どうしてだかあのクソやかましいオルゴール弾きたちの数が
減ったように思えた。

通りは人々が行き交い、近くの店からはBGMが垂れ流され、
隣りではタトゥー屋の兄ちゃんがなにやら同じフレーズを連呼してるが、
歌えないわけではなかった。

 

 

今日も警察はストップをかけてこないまま、
いい感じでパフォーマンスを終えることができた。

アガリは504ペソ(3,845yen)。お、おお!

 

 

 

ソカロでフットサルの大会が開かれていたのもあるだろう。

ユニフォームを着た人たちが何人も通り過ぎていった
(だが彼らがレスポンスをくれることはあまりなかった)

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ただ、ひとつ悲しいことがあるとすれば、
僕はまだまだメキシコのみなさんの期待に
応えることができないということだろう。

弦の交換の際に演奏を中断すると人が集まってくる。

これは嬉しいことだ。
みんな日本からやってきたお団子頭が
一体これから何をやり出すのか興味津々なのだろう。
そう期待を持って足を止めてくれるのだろう。

僕は手際よく切れたギターの弦を取り替え、
素早くチューニングを済ませて顔を上げる。

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僕は迷う。

 

 

『これで自作の曲をぶつけていいものなのか?
それよりみんなもっと知っている有名な曲を
やったほうがいいんじゃないか?』

と。

 

 

だが待てよ。

ついさっきスタンバイ・ミーは歌ったばかりじゃないか。
だったらやっぱCARAVANか?

日本語のイントネーションがもしかしたらウケるかもしれない。

いやそれよりもあっちか..???

 

 

 

そうして意を決して選曲し、

歌いだすのと比例して、集まった人々が目の前から減って行くのだ

歌い切った時には誰も残っていないこともよくある。

実力不足を痛感する。
足を止めて聴いてもらうってなかなか難しい。

 

 

19時には宿に戻った。

 

 

 

 

 

 

YouTubeでエド・シーランというイギリスの
アーティストのライブ映像を観た。

もともと路上発のエドは年間300本以上のライブをし、
苦労して作り上げたファーストアルバムをヒットさせた。

そのスタイルはアコギ一本とループペダル
(その場でフレーズを録音して重ねて行く)というものだが、
ライブで作る曲は圧巻だ。
あれがアコギだけで出来ているだなんて信じられない。

映像は今年のものだったが、
エドもかなりノって演奏しているのが分かった。

僕が知っているエド・シーランよりも、
もっとずっとパワフルなアーティストになっていた。

マジすげっ..。

 

 

 

Twitterを繰っていると、マイクロソフト社がLINEで
女子高生(というキャラクター設定)のAIを作った
というツイートを見つけた。
ネット上の膨大なデータから速攻で返答をするらしい。

どんなものか画像検索をかけると、

思わず寂しさから
アカウントを入手しそうになった。

 

 

さすがにそこまで落ちたくはなかったので、画像検索に留まった。

いや、よく出来てるんだよ。ほぼ何でも答えられるらしいね。

 

 

 

 

にしても…、

 

 

宿のヤツらがうるさくて寝付けない。

 

 

もっと気の利く人たちだと思ってたんだけどな。

気が合うのはいいけど、さすがに12時過ぎて
「あっひゃっひゃ!」なんて笑われたら、

舌打ちせずにはいられないねぇ。

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2 件のコメント

  • そろそろシミ君の路上の歌が聞きたいな、イクゾー君や金丸君の様に
    携帯で録画して聞かせて下さい。

    • >JOSANさん

      録音ってけっこう場所によるんですよね。

      建物の中がベストなんですけど、
      音が反響し過ぎて高音が割れたり、
      自分でも聴いても納得出来ない録音がほとんどです。
      『うわっ!ひどっ!』って感じで。

      下手な分だけ「これだ!」って自信のある状態で
      録音したいというわがままな気持ちがあるので
      もう少々お待ち下さい。

      未だに録音した自分の声を聴くと
      変な感じがします(笑)

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