世界一周777日目(8/15)
サンクリ
ストバドルには野良犬がいる。
数は決して多くはないが、いつも軒下で寝ている。
あまり怖い印象もない。
メキシコに住んでいる人たちからしてみたら
雀や鳩と一緒なのかもしれない。
そして僕もそんな野良犬たちと同じくらい寝ている。
もう寝過ぎて眠い。
っていうか、寝過ぎも疲れるよね。って何言ってんだか。
ここは「カサカサ」。
老舗日本人宿だが、管理人さんはフレッシュだ。
11時頃に目覚めると、キッチンでコーヒーを頂いた。
近くのカフェで豆を買って来ているらしい。
コーヒーにこだわる人を見るとなんだかお洒落に見える。
タケシさんはフライパンで熱心にパンケーキを焼いていた。
満足げな顔です。
薄く焼いた生地にクリームと胡麻をふりかけ、
輪切りにしたバナナを盛りつけ、さらに新しい生地を乗せていく。
「広島風バナナパンケーキ」らしい。
ケーキが完成すると僕や他のお客さんにも振る舞っていた。
思わず「いくらですか?」と訊いてしまう。
それだけにタダでいただくのが悪いような気にさせる
バナナパンケーキだった。
この日もタケシさんは話を聞かせてくれた。
今日のテーマは「個人でやるビジネスの基本的な心構え」
自分では分かっていても、改めて他の人の口から聞くと
『なるほどな。ここは改めないと』と気づかされることの連続だった。
昔と今を比べてタケシさんは現代を「個人の時代」と言った。
話のスタンスは超ポジティヴ。自分も忘れていたものがあった。
「ちゃんとしたやり方でやれば、絶対上手く行きますね!」
とタケシさんは自信満々に言った。
その「ちゃんと」が難しいんだよなぁ。
うまかったです♪
昨日は
一日中宿にいたので、昼過ぎには外に作業をしにいくことにした。
タケシさんからオススメのカフェを聞いてそこへ向かった。
宿からソカロ(中央広場)までは10分ほどの距離にあり、
そこからグアダルーペという歩行者天の終わりまで歩き、
そこから右に曲がると小さなカフェがある。
この町には欧米人が移住してカフェなんかを
開いていることがあるそうだ。このカフェもそんな感じだった。
カフェにくると大抵僕はたっぷり飲める「アメリカーノ」を注文する。
えっと、エスプレッソ・コーヒーをお湯で割ったものなんだって。
お湯割り..か。
値段は14ペソ(101yen)。
スターバックスなんかにくらべたら断然こっちの方が安い。
しかも容量もなかなかに多かった。
店内はテーブル席がみっつとカウンター席があるくらいで
こじんまりとしている。
店の一角では野菜を販売するスペースもあった。
きっといここのオーナーが育てたものだろう。
店の奥にはトタン屋根付きのスペースがあり、
自然光が入るようになっていた。
Wi-Fiももちろんあったが、僕は日記を描いたり、
ノートに絵を描いて時間を過ごした。
あぁ、快適な作業空間。なんかカフェで作業するの好きだなー。
そしていつの間にか夕方だ。
途中で雨が降り出した。
トタンを雨粒が叩く音が聞こえる。
BGMがうるさくない程度にジャズを流す。
僕はしばらく雨が止むのを待っていたが、
20時を過ぎても雨は止む気配を見せなかったので、
濡れて帰ることにした。
外に出てみると思っていたほど雨は強くなかった。
濡れた石畳を足を滑らせないように
気をつけながら早足で宿まで戻った。
宿に戻って、夕飯がないことが判明した。
みんなでピザを食べに行ったと言うのだ。
カオリさんや宿の何人かが出かけてしまった後、
僕はガスコンロにマッチで火をつけて白湯を作るとそれを飲んだ。
じんわりと胃に温かいものが流れ込むのが分かる。
寝ていた分、この日は夜遅くまで作業をしていた。
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☆呟き..
シミくん、お久しぶり〜♪
私の好きなメキシコをシミくんがどんな風に旅してるのか知ることができて嬉しいよ。
サンクリの民芸品もかわいかったでしょ?
中米編も楽しみにしてるね。
ホンジュラスは観光しないで素通りするだろうけど、コパンルイナスの村はいいところだから、気が向いたら通ってみてね。
グアテマラとの国境だよ。
>まおりさん
メキシコシティでは楽しいひと時をありがとうございました!
サンクリも最高でしたね。
そして思うのは『もっとお金があれば色んな場所にいけたのに..』
ということでした。
織物を生業にしている村とか行ってみたかったですねぇ。
南米は可能な限り南下ルート内で雑貨を仕入れることですからね♪
仕入れた際には写真多めでアップしたいと思います!乞うご期待!
っていうか明日チチカステナンゴに行ってきます。うふふ♪
ホンジュラスの情報もありがとうございます。
まずはそっから攻めてみようかな笑?