「ロマンスドーン〜冒険の夜明け〜的なタイトルがよく似合う」

2月7日/オーストラリア、ケアンズ

 

 

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ビルの駐車場からスマートに撤収。

朝日が眩しかった。それがじんわりと体に染みた。

 

野宿生活が長すぎてうんざりする時もある。確かにオーストラリアの宿代は高いのだけれど、どうしてこんなにも野宿をしているのか自分でもわからなくなる時がある。

そして四月までには日本に帰ることを思い出し、『こんなアホみたいな旅ももう終わるなのだな』という気持ちになる。

 

 

僕は旅に出てよかったと思う。

日本で本やブログを読んで世界一周という言葉に焦がれてきた。

やりたいことを叶えるのがこんなに気持ちのいいことだとは思わなかった。

逆説的に考えて『もしも旅に出なかったらなら?』と考えることもある。

そうすると、旅で出会った人たちのことを思い出す。

一体何人もの人にこの旅の中で出会っただろう?日本にいたら決して出会うことのないような人々に僕は会い、話し、感謝し、そして時には何か情熱のようなものを交換してきた。

 

なぜだか旅で出会った人たちは「友達」だという気がする。中にはほんの一瞬の邂逅で別々のルートへ進んでいった人もいるが、それでも中にはかすかに心が繋がっているような気になる人もいる。「同志」と言ってもいいかもしれない。まぁ、言葉に当てはめるのなんて野暮なことだろうけど。

 

もちろん旅先に住む人々との交流も忘れていない。

あの時あのタイミングで僕があそこを旅していなかったのであれば、出会うことのなかった人たちは山ほどいるだろう。

なんてったって人生はこんなに偶然だか必然だかで溢れているんだろう。どんだけ恵まれているんだ。

 

 

だから僕に後悔なんてない。

日本に帰ったらやるべきことも徐々に見えてきた。きっと僕は相棒のまおや仲間たちと一緒に何か素敵なケミストリーを起こすだろう。そして僕はそれさえも漫画にしようと考えている。

 

 

僕の行き方はカウンターでオルタナティブだ。アウトローでドロップアプトしたヤツの生き方なのかもしれない。

僕はここにメインストリームとは別の生き方があることを自分の人生をもって体現したい。『ほら、こんな生き方もあるんだぜ?』っていう。ダメだったらその時は死ぬだけだ。いや、日本で暮らす限り死ぬことはないのかもしれない。

 

僕以外にも自分の生き方を貫くクールなヤツらにも沢山出会ってきた。彼ら(彼女たち)は僕に勇気をくれる。だからこそ、旅先で出会った旅人たちに共感するのだろう。

 

 

All I should do is just drawing!

やるべきことは描くだけだ。

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午前中はここ数日と同じ流れだった。

撤収後はラグーンで朝シャワー。図書館へ行ったり、ショッピングモールで食事をとったりして時間を過ごした。

バスキング前に行きつけのディジュリドゥ屋で試奏。調子に乗って1,000ドルもするようなディジュリドゥも吹いてみたり。やはり高いディジュほど良い音がするのかもしれない。

僕があまりにも毎日ディジュリドゥを拭きに来るものだからスタッフが「もし買うのであれば、日本への送料はタダにしてあげるよ?」と提案してくれた。僕はその時吹いていた690ドルのディジュリドゥに心が揺れた。

 

 

 

『ほ、、、、欲しい‼︎』

いや待てよ。ディジュリドゥなんて日本で使うか?つかわーーー、、

そう考えた時に思い浮かんだのはドリフトの仲間たちだった。

 

もし“僕たち”がディジュリドゥを持っていたらどうだろう?

きっと面白いに違いない。

 

 

相棒を含め他の仲間たちは同じNGOに関わってきた。

アウトドア派でアクティヴ。音楽の趣味が幅広く、こういうワールドミュージックも好きなヤツだら。

いや、絶対面白い!

安物買いですぐに壊れたりするのを買うのはもうなしだ。ここはバシっと良いものを買おう。よしっ!

 

 

「じゃあこうします!もし今日のバスキングで100ドル以上稼げたらディジュリドゥ買います!」

 

 

 

 

そうして僕はエスプラネーダストリートで漫画を描き始めた。

ギャグで「ディジュリドゥチャレンジ!もし今日100ドル稼げたら明日ディジュリドゥを買います!」と英語で描いてさりげなく横に置いておいた。

 

似顔絵のオーダーは好調だった。

息子の似顔絵と共にバック・トゥー・ザ・フューチャーのデロリアンを描いて欲しいなんていう変わったオーダーもあった。ディジュリドゥチャレンジの紙を見て面白がってコインを入れてくれる粋な兄ちゃんもいた。

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今日も17:00から21:00過ぎまで絵を描いた。アガリはなんと150ドル。

ケアンズで450ドルちょっと稼いだことになる。差額は240ドル。

まぁいいんじゃない?

 

 
今日はなんとホームステイができることにもなっていた。

先日路上でワーホリ中の台湾人のスミ(仮:ごめん名前忘れちった)に出会ったのだ。

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スミは刺青の入ったお団子ヘアの僕と似たようなにおいのするヤツだった。

レザークラフトに興味を持ち、知り合いがいるベトナムへ行って活動するか、それとも、オーストラリアの別の仕事でガッツリ金を稼ぐか揺れていた。

僕は面白い方へ進んだ方がいいんじゃないかと意見を述べておいた。でも、ベトナムに行った場合賃金がガクッと下がってしまうそうだ。それにそこまでベトナムには興味がないみたい。

 

 

スミの泊まっていryホテルで僕はビールを飲みながらアツいトークをした。あまりにも熱が入りすぎてシャワーも浴びなかったくらいだ。

 

 

スミは明日仕事が早いということで、僕たちはすぐに寝ることにした。

 

 

なんでだかこういう時でも僕はカーペットの上に寝ちゃうんだよな。

ほらホームレスだからさ笑。

 

 


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