「今度の選挙どこに入れるの?」
僕はそう弟に訊いてみた。
「自民党に入れるよ?」
「はっ??!!なんで??!!」
「あ〜〜?だって、
ねじれ国会が嫌だから」
僕は愕然とした。
自分の中では選挙はめちゃくちゃホットな話題だったからだ。
それなのに弟のヤツは政治なんて無関心に近いノリ、いや、それよりもタチの悪い投票をしようとしていた。
両親に『今の日本の政治がヤバイ!』とアツく語ってもウザがられるだけだった。喧嘩するのがオチだった。家での自分の立場を悪くしただけだった。僕はただ、興味のあることを共有しただけなのに。
まぁ、いささかアツすぎたってのもあるけど。
明日7月10日に全国で参議院選挙が行われる。
そして僕は三宅洋平さんを応援している。

神奈川住んでるけど。
連日都内で行われている「選挙フェス」にも足を運んだ。家で漫画を描いている時はいっつもyoutubeでその彼の演説を聞いている。
「おれたちならできる!」
演説の中で彼は何度もそう口にする。
そうだ。今は自分たちが動く時代なのだ。
今からいつものようにまたクドクド書くけど、先に僕のスタンスを明確にしておいたほうがいいだろう。
僕はー、
放射線に怯えることなく、安全でおいしい野菜を食べて、環境に優しい暮らしを続けていきたい。

それだけだ。とてもシンプル。だから三宅洋平さんを応援する。
付け加えるなら、自分のやりたいことを仕事にしたい。今はそこに力を注いでいるけどね。
政治に詳しくないから政治を語れないとかいうムードももうおしまいにしたい。
関心のあることは別に専門的な知識をもっていなくたって日常的に語れる社会でありたい。
僕はオーガニックに興味を持っているのでそこをもっと誰かとカジュアルに話をしていきたい。
だから母親がずっと韓国ドラマを見ていたり、親父が熱心にテレビでプロ野球や競馬を見ていると、僕はちょっと気が滅入ってしまう。
そしてちょっと時間をおいて、彼らの立場を考えて見る。
毎日働いてるのだから家にいる時くらい娯楽の時間があるのは当然だよな。
そうして僕は今の日本の政治に対する無関心さを知るのだ。みんな自分の生活に精一杯で政治になんて興味ないんだろう。
だけどテレビは嫌いだ。
いつからかテレビの中の人間だけが楽しんでいるようにしか思えなくなったから。両親がテレビに釘付けなのも僕をうんざりさせる。
NHKさえ今回の選挙のことを一週間前になっても報じなかった。何かおかしくないか?
あれだけSNSで盛り上がりを見せている話題でも、それは一部の人しか関心のないことであることが多い。自分より年下の弟でさえ選挙フェスのことを知らなかったのだから。

新宿西口での選挙フェス。むっちゃ人おった。
今回の選挙で一番ホットな争点は日本国憲法の改憲だろう。
僕は戦争を一部の人間が得をす大きなビジネスと捉えているので、今までの動きを見ていても、誰かが金儲けをしたいのだろうとしか考えていない。
中国も北朝鮮もやろうと思えば一発で日本をおしまいにできる。
42基ある原発を攻撃すれば一発でおしまいだ。攻め入ろうと思えばいくらでも攻撃できる丸腰の状態なのに。
それなのに中国や北朝鮮が攻めてくるかも!と不安が煽られれる。
さて、誰が得をするのだろう?
こういうことをいうと、
「そんなすぐに戦争なんて起こるわけがない。お前頭おかしいんじゃねえの?」
と批判されることもあるが、そりゃ僕だってすぐに戦争が起こるなんて思っていないさ。
いやさ、ちょっと漫画家の妄想力を使わせて欲しいんだけど、
僕たちが最悪の日本になってしまうのを避けるために、未来からやってきたのだとしたらどうだろうか?
だったら今がその時なんじゃないの?この次の世代を考えたら、今が動く時なんじゃないの?
戦争するとかしないなんて極論だよ。よっぽどの理由がない限り、日本が攻め入られることはないだろうし、攻めてきたとしても、今度はその国が叩かれることになるわけだから日本が攻められる事態はないだろう。
ただー、
どのような形であれ、
日本が戦争がしやすい国にシフトしていっていることは否めない。
じゃなかったら、あんなに集団的自衛権の容認だの、日本国憲法の改憲だの言われないはずだ。もっと別の箇所をよくすることにお金や時間が使われてもいいはずだ。
確かに日本製の武器を製造した方が儲かるでしょうね。戦艦や戦車作ったりさ。日本製だったら売れるのかもね。
でも、それよりも別の方向にシフトしていった方がいいんじゃないの?ってのが僕の考えだ。
最近ひっかかることだらけだ。
原子力発電に変わるエネルギーにシフトしていかないのもなぜだろうと思うし、
放射能を計らないのもなぜだろうと思う。
計らないから僕たちは「そんなの気にしすぎだ!気にしてたら生きていけない!」だのと対立しなくちゃいけないし、漠然とした不安しか、ない。
個人レベルなら、
特に同世代であれば韓国も中国もいいヤツらばかりなのにお互い嫌い合うのも、なぜだろうと思う。
きっと好戦的なのは軍に属する一部の人間だけだ。僕たちみたいな普通に暮らす人間は「え?!なんで?そんなのやる必要ある?」と思っているはずだ。
渋谷のスクランブル交差点にワールドカップやハロウィンの時と同じくらい人が集まっているのに、選挙フェスがほとんどメディアで取り扱われないのもなぜだろう?
あれだけ日本をよくしていきたいという人たちが集まっているのに、無視する理由はあるのか?
日本のいたるところに胡散臭さしか感じない。
政治やメディアに公正さを感じられない。
なら、どうする?
僕たちが行動を起こすしかないだろう。



この前の渋谷ハチ公前の選挙フェス。すっげえ人いた。
国を動かしている一部の人間たちが好き勝手やっているのであれば、
オーケー。僕は個人で好きなことをやっていればいいさ、と考えた時もあったけれど、
政治に無関心であれても、無関係ではいれないみたいだ。
正直に告白すると、僕は彼が東京都で立候補しなかったら、政治に関心なんて向けなかっただろう。
『どうせまたいつもと一緒でしょ?出来レースさ。あんなの』
って、政治に漂う胡散臭さにうんざりして、諦めモードだったはずだ。
自分の関心とは遠いところにいる候補者が我が物顔で当選するいつもと同じ光景。はいはい。勝手にしてればいいよ。
別に政治に無関心だったわけではない。
上にも挙げたように、学生時代に環境対策NGOでスタッフをやっていたこともあったので関心もあった。
旅をしている最中も政治には関心があった。
同時に日本の政治に対してはうんざりさせられてきた。とりわけ2014年に集団的自衛権の行使が閣議決定された時に、僕は特にそれを感じた。
一人のおっちゃんが集団的自衛権の行使に抗議するために、新宿で自分の体に火を放ったことを僕は忘れてはいない。
日本の政治が決めていく様々な法案に『何か?おかしいぞ』と思うことが最近多い。
これは感覚だ。
僕は自分の感覚を信じている。
なぜなら自分が目指す理想やライフスタイルは誰も傷つけないし、世界をよりよくすると信じているから。
たとえ、これでどこかの国が攻めてきて日本がダメになったとして、「あぁ、あの時に戦える準備を整えておけばよかったのに!お前のせいだ!」と僕の行動が責められることがあるとするならば、僕は喜んで電柱に吊るされよう。
100%正しいことなんてないのだ。
ごらんよ。一国の首相もやっていることがめちゃくちゃじゃないか。どこぞの都知事もそうじゃなかったら任期をまっとうしている。だけど、彼らは、今後ものうのうと生きていくのだろう。そしてその傍ら、30人ちかくの議員はブラジルのオリンピック視察という名目で200万円以上の経費を使って楽しむのだろう。
誰かが叩かれてくれているおかげで、誰かの注意が逸らされる。
僕が間違っているとして、じゃあ、彼らが正しいと誰が言えよう?
もし間違ったことをしていたのであれば修正していけばいい。
トライ・アンド・エラー。そしてフィックス。
十中八九のヤツにけなされても、批判されてもいい。十中一(じっちゅういち)を掴みに行く。そしてそれを広げていく。
大丈夫。僕はひとりじゃない。
さぁ、日本をひっくり返そうぜ!

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