「グッド・レイバー」

 

IMG_3411

 

 

バイトをしていてふと思った。

『働くってなんて楽なんだろう!』と。

 

 

いや、そうじゃない。誤解しないでほしい。「バイトチョロいぜ!」なんて言っているんじゃない。

 

 

『誰かに雇われて働くことって、漫画を描くことに比べてどれだけ精神的に楽なんだろう!』

と、僕はそう感じてしまったのだ。

 

 

 

 

どうしてこんなに時間が経つスピードが違うんだ?

バイトの8時間と漫画製作の8時間って全然違うぞ!もっと身近な例でいえば今こうして文章書いている時間もあっという間に過ぎていくぞ?この体感速度の違いは一体なんだ?!

 

どうして漫画を描く時にしょっちゅう苦しくなるんだ?

話が思うように出てこなかったり、絵が進まなかったり、そもそも自分の力に自信が持てなくなったり、漫画に関する苦しみなんてあげればきキリがない。 こんなのどこを探しても他に体験したことのない種の苦しみだ。いや、漫画を描いている間ずっと苦しんでるわけじゃないんだけどね。しょっちゅうぶち当たるんですよ。なんなんだよこれ??!

 

 

自分が漫画を描くことに向いてないということに改めて気付いたとき、なんとも言えない気持ちになってしまった。

いや、書くけどさ、なんつーかなぁ?他のことの方がもっと向いているような気がしてならないわけだ。

 

 

 

 

たぶん、僕は誰かに雇われて体を動かして働いているうちに、だんだんとその仕事が好きになっていくタイプの人間だと思う。

世界一周をするためにバイトした串焼き屋もそうだった。最初は体育会系のその職場にビビっていたけど(さらに言えば最初の3ヶ月前は出勤する前にお腹が痛くなったりしたけど)気がついたらそこで働くことに楽しみを見出していた。

 

 

よく、「自分の好きじゃないことは仕事にしない方がいい」なんてことを聞く。

そういうときに僕は「一番好きなことは旅なんで!」と調子のいい返答をする。

 

もし、漫画を描くことが自分の一番好きなことであったのならば、もっと別の生き方をしていただろう。

それこそ漫画に人生を捧げる勢いで生きているはずだ。もっと漫画を読み込んで研究し、一日中漫画を描いて、ガンガン商業誌の月例賞に投稿して、プロのアシスタントにでもなって、漫画製作と両立できるバイトもしているかもしれない。それでも着々と漫画で食っていける「プロフェッショナル(職業的)」な漫画家を目指しているはずだ。

どうしてそうしないかは自分なりのエゴがそこに働いているからだ。まぁ、しょうがない。僕の人生だもの。

 

 

 

というかね、バイトしていて僕は思うんだよ。

お金を生み出すシステムを作りあげた「その人」はなんてすごいんだろうって

どれだけ努力したんだよって。おまけに人を雇えるくらい大きな組織を作りあげた「その人」は、最初のころにどれだけ苦労したんだろうって。

最低賃金というものが設定されている以上、僕たちは1000円近いお金を一時間毎にもらうことができる。社員であれば月々お給料がもらえる。それは自分が働いた分の時間や成果に対するお金だ。

そして誰かはどこかしらの組織に属してお金を稼ぎこの社会を回している。

もちろん労働環境も大事さ。ただ言われたことを黙々とこなしていけばいいわけじゃない。人間は機械じゃない。働きすぎたら体や心を壊してしまう。

悲しいことに世の中には人を使い捨てるようなシステムだって存在する。お金がもらえればいいってわけじゃない。会社員をやったこともない僕が労働うんぬん言うのも変な話なんだけどね。

まぁ、でもね、僕が最後に書きたいことはそこじゃない。

 

 

妄想癖とも言えるイマジネーションを発揮して想像したのは、

組織を始める前に悪戦苦闘する創業者の姿

だったんだ。

 

まぁ、今回の話とはそこまで関係ないんだけど、
チャップリンの動画でも見てよ。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です