Windows
の逆襲に僕は防戦一方になってしまった。
というのも、
バイト先の業務が
梱包作業からデスクワークへと変わったからである。
仕事内容はヒミツだが(契約書に「守秘義務」の項目があるからがあるから)
僕は毎日8時半から17時半まで、休憩を抜いて合計8時間半、僕は日夜Windowsと戦っている。というか苦戦を強いられている。
まさかWindowsをこの人生で使うことになるなんて、これっぽっちも思わなかったのに..。
一番最後の
Windowsの経験は大学二年生までだろう。
僕は浪人の末、青山学院大学の経営学部に入学した。
ネームバリューのある大学だが、それは僕のスペックが高いだとかそういうことでは決してない。むしろ低い。
意外と周りにはそういうちゃらんぽらんなヤツが多かった。なんだ大学なんてたいしたことないなと僕は思った。
もしこれが「ノルウェイの森」だったら、永沢さんは「おいワタナベ、ここにいるやつでまともなヤツと言ったら俺とお前くらいなものだよ」って言ったことだろう。
..ごめん、
今のスルーして。
僕が入学した当初(2008年)は、全学部生が東京の表参道ではなく、淵野辺キャンパスという辺鄙な場所に通わなければならない制度があった。
表参道のキャンパスに全校生徒を受け入れるのにはキャパシティ的に無理があったからだ。今でも理系の学部生はそこに通っているはずだ。
名前は「青山」でも大学は別の場所にあるのだ。他にもにた様な大学はあるけどね。でも、有名な大学だけあって僕は変な感じがしたな。
どんな大学にもあるとは思うが、大学には「一般教養課程」というものが存在する。
学部関係なしに取れる授業だ。別に礼儀作法とかかしこまったことを勉強するわけじゃないよ?
僕の通っていた大学では「青山スタンダード」というのが一般教養課程の講義の名前だった。そこにマイクロオフィスを使った課題があったのだ。
それは全学部生に課された授業で、大学の中央にある小綺麗な建物の二階にあるパソコンルームで個人的にクリアしていかなければならない課題だった。
は、、、吐き気がする
パソコンルームはふたつほどあり、そこでマイクロオフィスを使った練習問題を解いていく。
あの忌々しいエクセルやその他の事務処理ソフトを最低限使いこなさなくてはいけなかった。
何がイヤって、あのクソつまらない見た目と、「SAM()」だとかよくわからない計算式を覚えなくちゃいけないあたりだとか、もうそういうのもろもろ
生理的に嫌いだったのだ。
きっとマイクロソフトオフィスも僕のこと好きじゃないと思う。
マイクロソフトオフィスを使った課題はいくつかレベルがあり、二年生の後期までにその課題をクリアしなければならない。
もしクリアできなかった場合は三年次に大学が表参道に移った後も、淵野辺に戻ってきてその課題に取り組み続けなければならないのだ。
大学に一人も友達がいなかった僕は、講義と講義の間にダラダラと通い、二年の中盤でその課題をクリアした。嫌いややっていたからクリアするのも遅かった。
その課題を終えた時、僕は晴れ晴れしい気持ちだった。そしてなんとなくこう思った。
「これでこの人生で二度とWindowsを使うことはないだろうな..」
と。
実際その後はこうしてMacユーザーになったわけだし、オフィスワーカーではないので、マイクロオフィスに触ることさえなかった。
そう今日までは。
ついに僕のパソコンにマイクロオフィスが投入された。
エクセルの表示を見ただけで眩暈を覚えた。
っていうか最近睡眠時間減ってんだわ。
幸い今のところ業務内容はああいった表計算だとかデータの集計ではない。
それもきっと時間の問題だろう。
ただ、僕はこのままWindowsやマイクロソフトに負けるの嫌なので、今も歯を食いしばって戦っているわけだ。
どういうわけだか朝何も食べないと頭が回らなくなってしまった。
それまで僕は、朝食はとらずに昼と夜だけ食べる(間食は多いけど)スタイルだったのに、ここにきて食べないとやっていけない体になってしまった。
きっと普段あまり使っていない脳みその部分がフル稼働しているからだと思う。
そうなのだ。人間慣れないことをすると、その分新しいエネルギーを生み出さないといけなくなってくるのだ。
そうか!これが頭脳労働ってやつか!!
今まで飲食店のバイトしかやってこなかったからわからなかったよ。
だって僕「バイトのエース」って呼ばれてたんだぜ??!!うどん屋のおばちゃんから。
空いた時間は絵を描いているので、今は正直、弁当を作っている余裕はない。
ちょっと前に婚約した知り合いがインスタグラムに自分がフィアンセのために作ったお弁当と自分のお弁当を並べた写真を毎晩投稿しているのだけれど、
おねがいだから僕の分も作ってくれないか?!
毎朝・昼の食費もかさむ。菓子パンよりも今はオニギリとか腹もちのいいものの方が好ましい。
なんだ?何が変わったんだ?
そして今、
こうして自分のMacのキーボードを叩いていると
どこか安心するのはなぜだろう?
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