旅する漫画家シミです(@tabisurumangaka)
いよいよ本日より「モバイルハウス製作日誌6」がリリースされました!
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モバイルハウスの旅が始まってから月30ページのペースで描いてきた、僕の体験を基にしたエッセイ×ハウツー漫画でしたががこれにて完結となります。
最終巻は70ページのボリューム。気分的には「風の谷のナウシカ」の最終巻くらいの気持ちで作りました。
作風もだいぶシンプルとなり、iPad Proで漫画を描き始めた当初から考えていた画風をだいぶ表現できるようになってきたと思います。
さて、今回は少し長めの後書きを。
去年の12月からモバイルハウスで旅を始め現在に至るまで約8ヶ月の間、iPad Proで漫画を描いてきて200ページ以上を描いてきました。
ありがたいことにこの期間中に漫画やイラストの依頼を受けることもあったのでリリースできない月もありましたが、いいペースを保てたと思います。
だいたい月刊紙で月40数ページです。30ページというのはまあそこそこの量なんじゃないかなと思います。
簡単なイラストも「100日後にどうなってるかわからないシミ」というタイトルで始め、3ヶ月を経過した今もタイトルを変えけいぞくして発信しています。だんだんSNSで発信する体力がついてきたようにも感じます。
僕は「質よりも量」を重視する漫画家なので発信しながら技術を磨いていこうと思います。
モバイルハウスで旅を始める時、ひとつのルールを設定していました
可能な限りiPad Proで漫画を描こうというものです。
というのも、今まで僕は漫画のほとんどを原稿用紙に描いており、その大変さは世界一周の旅を通して見に染みてわかっていたからです。
まず原稿用紙を持ち歩くのも大変だし、できた原稿をスキャンするのも一苦労。できた原稿用紙を持ち運ぶのは手間です。郵送するのにもお金がかかってしまう。
そもそもB4の原稿用紙に描くのは雑誌として印刷するから。SNSやネット、電子書籍で発表する上では物質的な大きさはあまり関係ありません。
アナログを8年も続けてきた僕でしたが、それに固執しようとは思いませんでした。Gペンもむちゃくちゃ練習してスキル上達していましたがが、アナログから遠ざかることにためらいはありませんでした。
なぜならアナログで培ったスキルというものはデジタルでも活きるからです。
iPad Pro(デジタル)と言えども、ペンを手に持って画面に線を引くのは変わりません。筆圧から入り抜き、形のとらえ方などはアナログにも通じるところがあります。
快適な旅をする上で重要なのはいかに物を厳選するかです。多すぎると身動きが取れなくなってしまうのは世界一周の旅から経験済み。
iPad Pro(2018年モデル)を触った時に「これだ!」と思ったのを覚えています。
時代を追うごとにアナログとデジタルの境界線が薄くなっています。きっと数年後にはもっともっとすごいデバイスが登場することだと思います。
「旅をしながら漫画を描く」こと。
それは数年前だったら難しかったことなのかもしれません。
デバイスやポータブルバッテリーが発達した今だからこそこのようなライフスタイルが実践できているのです。そう考えると今が旅する漫画家にとっての絶好の機会なんじゃないでしょうか?
そうか!今が僕の時代なのか!(なんつって)
描けば描くほど楽しく、
そして別のテーマを描きたくなってくるのは
せっかちな僕の性(さが)なのかもしれません。
「モバイルハウス製作日誌」を描き終えた今も既に、別の描きたいことがたくさんあります。
それでも描けるのはひとつずつ。
一旦、埋もれてしまった過去作編集しようとも考えています(そっちが先かな?)
それでは引き続き描いていきますので、旅する漫画家シミの次回の作品も楽しみにしていただけましたら幸いです。
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