「ここはどこだ?」

世界一周39日目(8/7)

『ここはどこだ⁉』

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メトロから見える外の景色に驚いた。

街は港町の様に坂道だらけで
立ち並ぶビルは
まるで木々の様だった。

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メトロが川を渡った時、
この街がまるでSFかコミックの
世界の様に思えた。

日本人の漫画家の何人かが
中国の街並みに影響を受けた理由が
分かった気がした。

★★

宿の名前は

「Yangtze River
International Youth Hostel」

大きな橋の下にある建物の
3階にホステルはあり、
外からは内装が分からなかったが
中に入って度肝を抜かれた。

「こりゃ、
おしゃれなカフェかなんかか⁈」

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エアコンの効いた室内。

くつろげるテーブル。

川が臨める窓。

バーカウンター。

心地よい音楽。

猫。

トイレのお香の匂い。

そして何より、
スタッフの人当たりの良さだ。

「日本人デスカー?
わたし、日本人好キデース♪」

ここは親日国かなんかか?

コーヒーを煎れる機械の上に
ルフィとフランキーがいる。

★★★

ホステルのチェックインは
12時からだったので
それまで町歩きをした。

川沿いを歩いて
向こう岸に渡ろうと思ったのだが、
いつまでたっても上に行けないのだ。

重慶の街は周りを川に囲まれた
山の街と言ってもいい。
起伏が激しいのだ。

ユースホステルは
山の下に位置していたので、
僕はそこから歩いていって
橋を渡って向こう岸まで行こうと
思っていたのだが、

船か車、
もしくはメトロにでも乗らない限り
徒歩で向こう岸に渡るのは
難しいことが分かった。

僕が歩いた場所には
長距離トラックの事務所があったり、
車の修理工場があったり、
町中至る所にある売店があり、
地元の人が行く安いメシ屋があった。

バブリーな中国とは
関係のなさそうな人たちの
生活が垣間見れた。

そして、
そこから森を連想させる建物を見ると
それは何かの階層を表しているんじゃ
ないかと思ったくらいだ。

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そこに住む人たちは
文字通り
簡単には上に行くことができない。

行こうとしていた対岸には
金色に光るビルが一際目立った。

★★★

貧乏だとか節約だとか言ってる割には
食費がかさむ。

暑さのために
何本もペットボトルを空け、
アイスの誘惑に勝てない。

僕は一体何をやってるんだ?

ガンガン照りつける日差しに
ぶっ倒れそうになりながらも
僕は一眼レフのシャッターを
切り続けた。

この漫画の様な世界を
忘れない様に残しておかなくては
ならないという思いと
純粋な好奇心。

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———-

大昔、
天空都市に住んだと言われる
マチュピチュの民。

たった三カ国しか旅していないが

ここは現代の天空都市なんじゃないか
と思ったくらいだ。

これと言った頂上はなかったが
てっぺんまで登ると
街が一望でぎた。

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上に行ったからといって
ハイエラキーがあるわけでもなかった。

中国の日常生活が
上まで続いているだけだった。

街の中心地は
大型のデパートや
ブランド店が立ち並び
中国の発展ぶりが伝わってきたが、

その中にいても
変わらない人々の暮らしぶりも
なんとなく伝わってきた。

ヤマザキショップのような
売店が乱立し、
(中国は人口が多いから利益の
食い合いとかないのだろうか?
両隣が同じタイプの売店だってことは
ざらにある)

中心地へ行くほど
ケンタッキーの様な
チェーン店がある一方で、

ちょっとそこから外れれば
安くご飯が食べられる飲食店がある。

中年のおっちゃんたちは
ヤンキーの座りをして休憩し、
荷運びに備える。
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ホームレスかと思いきや
薄汚れた服を着た初老のおっちゃんは
ごみ箱から資源ごみを漁る。

バスやタクシーは何台も行き来し、
ひっきりなしにクラクションを鳴らす。

斜め前の男性が痰を吐く。
(これは中国の文化なのか?)

38℃の気温の中、
女の子たちはショートパンツや
ミニスカート、
涼しそうなワンピースを着て
ヒールの高い靴を履いてる。

それが
僕の目を通して見た
重慶の街だ。

街にはエネルギーがあり、
あまり変わらないものもある。

それは
人もいっしょなんだ。

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★★★★

「みんなで
ナイトマーケットに
何か食べに行かないか?」

とユースホステルの
スタッフに誘われた。

面白そうなので快く
「of course!」
と言った。

それまでの間
漫画を描いていると

ショータと名乗る大学生が
僕の描く漫画に興味を示してきた。

彼は父親が香港、
母親が沖縄出身で
中国人っぽくない顔立ちをしていた。

彼は英語やロシア語、
ちょっとのフランス語を話す代わりに

ネイティブな中国語が
時々聞き取れない21歳だった。

24:00を周り、
みんなでタクシーをシェアして
ナイトマーケットに向かう。

ホステルに泊まっている
中国の若者たちと日本の旅人一人。

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彼らが適当に注文したものは

全て辛かった

「僕、辛いの苦手なんだよね」

とショータが言う。

そりゃダンスの踊れない
アフリカ人もいるさ。
確か松本大洋もそんなこと書いてた。

この集まりは
たまたまYangtzeユースホステルに
泊まりにきている若者が
声をかけ合い集まったものだと言う。

てっきりみんな知り合いなのだと
思ったら全然そんことなかった。

こういうその場限りだが
温かみのあるの付き合いができる
彼らに僕は感心した。

日本で同じことが
起こりうるだろうか?

今日の食事会を企画して
僕たちに声をかけてきてくれたあんちゃんは
正規のスタッフではなくアルバイトだった。

一年間ここのホステルで働き、
明日、正規スタッフ面接だと言う。

「Good Luck!!」

僕は言った。

「?

ああ。
グゥダラックね」

彼の地元訛りの英語の解釈に

僕たちみんな
おもわず笑った。

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このクソ暑い中
(日本はいかがでしょうか?
ここでは全く蝉の鳴き声が
聞こえないのがせめてもの救いです)
アイスとジュースの誘惑から
逃れることができません。

もはや中国のアイス制覇しそうです。

そしてその度に

「ふぐぅ…ッッッ‼‼
来たぜ…!」

と腹痛を起こしています。

「喰い過ぎて→腹壊す」
のループです。

多分、他の旅人さんたちより
金を費ってるんじゃないかと
時々不安になります。

そんな僕に

「あぁ、わかるよ。
アイス喰ってないと
やってらんないよね?」

って方はポチを。

「はぁっ?何言ってんの?
我慢しろよバカ!」

って人は是非、
真夏の重慶に起こし下さい。
7キロのサブバッグと
Pennyboardとギターを持って
街を6時間ぶっ通しで歩いて
熱中症にならなかったら

僕が中国のアイス(3元)を
おごりますから笑
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2 件のコメント

    • >れーな★ちゃん

      食べ過ぎてお腹壊すのは気をつけて!
      そして、食べ過ぎて太るのも…‼

      モンゴル、中国ヤヴァイです!
      摂食編スタートです!

      「大丈夫だ!
      おらは痩せられる!」

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