「嫌なことがあったら次は良いことが起こるよ。きっと」

世界一周296日目(4/20)

 

「デスクワーク
するなら図書館だよ」

昨日絡んできた
イラン人のおっちゃんに言われた。

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ここにいると
イラン人のおっちゃんに
絡まれる率がハンパない

たぶん君がここに訪れたら
誰からも声をかけられない日
がないんじゃないかな?

 

「チーノか?」

「いや、ジャポンだ」

「どこから来たんだ?東京か?」

「神奈川だよ
(てか知ってんのか?そして知ってどうする?)

「何をしているんだ?」

 

イラン人には対アジア人に向けて
日常会話例文みたいなのがあるのだろうか?

『おっ!英語喋れるのかな?』

と思って英語でその後の会話を
続けようと思っても、
おっちゃんたちの耳には
こっちの英語はまるで耳に入っていない。

昨日も漫画を描く場所探しをしている時に
こんな風にして声をかけられた。

まぁ、その中に図書館に行くことを
提案してきたおっちゃんがいただけだ。

 

 

マップアプリで検索すると
3kmほど離れたところに
図書館があることが分かった。

図書館にさえ行けば漫画を描けるだろう。

僕は宿の最寄りのイマーム・コメイニ駅から
メトロで図書館の近くまで向かった。

 

 

 

 

 

 

「チーノ!」

朝食代わりにカントリーマームのような
しっとりた大きめのクッキーをほおばっていると、
迷彩色の服を着た若造どもが声をかけてきた。

プラットフォームでメトロが来る前に、
そのクッキーみたいなものを食べてしまおうと、
口いっぱいにほおばっている時だった。

口に物が入っているの
ですぐには返答できない。

それを見てニヤニヤする若造ども。

 

「もぐっ…。
ジャポン!」

なんとかクッキーを意に流し込んで
僕はいつものように間違いを訂正しておいた。

 

「チーノ?」

 

からかうように仲間内で
けたけた笑うアーミーども。

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この人たちではないけど、
くそったれアーミー代表として
僕のブログに搭乗してもらおう。
さすがに僕も少し頭にきた。

声をかけてきた一人の顔の目の前に指を指し、

「Do you know Japan?」

と語調を強めてその若造に尋ねたが、
アーミーたちは

「なんかアジア人が
怒っちゃってるぜ~?」

とヘラヘラしてやがった。

そうこうしているうちにメトロがやってきて、
僕とそのアーミーどもは
同じ車両に乗ることになった。

今思えば車両をひとつずれても
よかったかもしれない。

 

「おい!こっちこいよ!」

シートにどかっと腰を下ろしたアーミーが
僕に言う。無視する僕。

 

これはイランがどうこう言う問題じゃ
ないのは分かってる。

アジア人を蔑視するヤツらはいくらでもいる。
たまたま僕はイランでそれを経験しただけのこと。

こういう頭の悪いヤツらには
ほんとうんざりするよ。何が偉いのだ?

ヤツらのことは気にせず、
路線図を見てどこで降りるかを確認すると、
目的地とは反対行きのメトロに
乗ってしまったことが分かった。

やれやれ。
いくつか先の乗換駅で戻るとしよう。

 

 

アーミーたちが僕のことを話題に
ヘラヘラしているのが分かる。

「ジャポン~」っていうワードが
何回か聞こえてきたから。

僕とヤツらのやりとりを見ていた
別のイラン人のおっちゃんが
「アイツらのことなんて気にしなさんな」
と声をかけてくれた。

そうだ。
これはイランだけの問題じゃない。

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でもウゼェよなぁ。

 

 

 

乗り換えの駅でひとまず下車し、
遠回りをして図書館近くのメトロ駅で降りた。

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地上に上がると目の前に会った売店で
菓子パン2コとタバコを一本買った。

このイライラをどこかに
やってしまいたかった。

やっぱり日々の活動は
気持ちの持ちように左右される。

「今日もハッピー!」な気分だったら
気持ちよく一日を過ごせることだろう。

でも、一日の始まりから
うんざりするようなことに見舞われると、
漫画を描く気もどこへやらだ。

でも、僕は図書館に行こう。

 

 

 

マップアプリを頼りに図書館まで向かった。

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図書館は大学の敷地内にあるようだった。

周囲が高い鉄柵で囲まれ、
セキュリティのいるゲートを
通過しなければ中には
入れないようになっている。

まぁ、勉学を志す者だったら
中に入れるに違いない!
旅は学びですから!

 

 

「あのぉ、
図書館利用したいんですけど」

セキュリティにとりあえず尋ねておく。

「図書館?ここにはないよ」

「いや、だって、
ほら見てください。
マップに「図書館」って
書いてあるじゃないですか?」

「ないものはない!」

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うぅ…。
分かってたけど、
やっぱここの学生じゃないと入れないのか…。

英語の喋れる女のコは

「インフォメーションに行ってみて」

だった。

悪いんだけどさ、
僕が知りたいのはここに入れるのか
入れないのかだ。Yes or Not。

 

 

他のゲートも同じだった。

図書館は使えますかと同じ質問をすると、
「あっちのゲートに行ってくれ!」と
さっき僕が来たゲートを案内してきた。

「いや、さっきあっちに行って
ダメだったからここに来たんですよ」

「ここには図書館はない!」

「ありますよね?」

「あっちに行ってくれ!」

「だから教えてくださいよ。
僕がここに入れるんですか?
イエス・オア・ノット?」

 

英語が喋れないうんぬんの問題じゃない。
これは理解力の問題だ。

仮にもここが外界からまったく
隔離された英語の浸透していない
島国だったら分かる。

でも、イランだぜ?

来てみると分かるけど、
けっこうな英語の浸透率よ?

普通に食品や電子機器、
テレビやメトロにだって英語表記が出てくる。

それに僕が訊いているのは

「はい/いいえ」の二択だ。

想像力の欠如だ。

ガードマンは不審者だけを
気にしていればいい。僕みたいなね。

そう考えれば彼らは
職務を全うしたと言えよう。

 

 

堂々巡りとも言える一連のやり取りに
うんざりしてしまった僕は

「はいはい。分かりました。
使えないんですよね?」

一方的に話しを切り上げて
漫画製作ができる場所探しに戻った。

 

 

これで振り出しだ。

どうする?昨日のピザ屋さんに戻るか?
いや、またメトロを乗り継いで行くのは
正直ダルい。それだけでエネルギーが
持って行かれそうだ。

ここら辺にお洒落なカフェがあればいいんだけどー、

 

 

 

あった!!!

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大学の側にカフェあり!

メトロ周辺もそうだったけど、
ちょっとビジネス街的な雰囲気があったんだよ!
カフェもあるはずだ!

日本にあってもおかしくなさそうなカフェでは
ラウンジミュージックがかかっている。

落ち着いた感じを演出するために
ほんのり薄暗くなっている店内には
自然光が入ってくる。

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ラフな格好をした店員さんたちが
3人ほど働いていた。

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2階を見せてもらうと
喫煙席となっているようだ。

早い時間帯から2組ほどのお客さんが
ラップトップを広げたり、
コーヒーをすすったりしている。

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「メニュー見せてもらっていいですか?」

「どうぞ」

お店のスタッフもアジア人の僕に
丁寧に対応してくれる。

『やすっ!』

9000と書かれたカプチーノを頼む。
安くてお洒落で漫画も描けるだなんて
最高だぁあああ!!!

嫌なことがあったらきっといいことがある。

物事にはバイオリズムがある。

よし!これで頑張れるぞ!

 

 

注文したカプチーノも
とても満足できるものだった。

フォームがまるでムースのようになっている。

味ももちろん美味しいし、
小さなチョコレートがついてくるのに驚いた。

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「フォトグラファーさんか何かですか?」

お店のスタッフが尋ねる。

「いやいや。
まぁ、そんなもんです」

 

一回の窓際の明るい席で
僕は漫画製作にとりかかった。
昨日の続きのGペンからだ。

机は少し高いくらいだったので
机に慣れる必要があったが、
漫画を描けないほどではなかった。

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時刻は11時過ぎ。

そこから僕は適度に
休憩を挟みながら漫画を描いた。

活力がなくなると、
iPhoneにダウンロードした
the HIATUSの「Thirst」を見る。

細美さん、40歳じゃないよな…。

ストイックに音楽と向き合い、
常にリスナーをワクワクさせてくれる。

かっちょいいクリエイターさんたちは
僕を「頑張んなくちゃ!」と思わせてくれれる。

描くべ!

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お洒落カフェのスタッフは
他の飲食店の様に、好奇心をむき出しにして
製作現場を覗きにくることはない。

お客さんとスタッフの境界線がしっかりと保たれている。

「もう一杯コーヒーいかがですか?」

なんて訊かれしまうと、注文せずにはいられない。

カプチーノの他にも
ブラックコーヒーとラテを飲んだ。

ちゃんとトイレだって2階にあるんだ。
何時間でもいれるね。

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「音楽もスケボーも写真も漫画も。
あなたは一体なんなんですか?」

「Travelingcartoonistです」

 

スタッフさんから缶バッジをいただいた。
僕も手描きの名刺をプレゼントした。

 

今描いているのは
イランに魔女が出てくる短編だ。

ほら?イランの女の人って
ちょっと魔女っぽくない?
そんな冗談から始まった漫画。

そのことをスタッフさんに伝えると

 

「いや、実際にバッチしメイクして
黒い衣装を着て魔女に扮する女の人もいます。
屋根の上で箒の代わりに掃除機を持って、
自分の姿を写真に撮って
仲間内で楽しんでいる人が」

 

ほお…。

誰もが考えそうなことなんだけど、
自分の想像と現実がリンクしたことが面白く感じた。

 

 

 

いやぁ~、ほんとうにいいカフェだなぁ。
明日も来ようかな?

ふとGペンを持っていた手を止めた。

 

こんなお洒落カフェが100円以下で
コーヒーを提供すると思うか?

最初に頼んだカプチーノの「9000」って、

リエルじゃなくてトマンなんじゃねっ!!!????

 

 

「こ、このメニューって
トマン表記ですよね」

「はい」

「え、え~と…今いくらですか?」

「こちらですね」

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渡されたレシートの総額は290,000リエル。

に、にじゅうきゅうまん…。

レートアプリで計算すると11.35ドル…。

やっちまった…。

 

日本のカフェでさえ
千円以上も使ったことなかったのに…。

完全に一日の予算オーバー。

なるたけ今は一日千円以下に
抑えようと心がけてきたのに…。
漫画を描くのにお金がかかるだなんて…。

やべえ…。手が動かない。

頭は完全にお金のことに向いてしまい、
漫画どころではなくなってしまった。

 

「もう一杯いかがですか?」

「だ、だいじょうぶです!!!」

 

 

 

 

 

 

16:30にカフェを切り上げた。

イランは日が沈むのが遅い。

もっとあそこで漫画が描けたが、

僕が向かった先はイマーム・コメイニ駅から
徒歩10分くらいのところにあるバザール。

昨日歩行者天国っぽくて
バスキングにうってつけじゃないかって
目をつけてたんだよね!

ここでカフェ代を稼ぐしかない!

 

バスキングのレスポンスはいい方だった。

数曲唄うと人垣ができ
ボチボチとレスポンスが入る。

だが、ワル乗りしたヤツが
卑猥なダンスを初めてウケをとったり、
「ここでやるな」と追い払われたり。

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場所を何回か代え、
さっき使ったカフェ代と
相殺するくらいのアガリを稼いだ。

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それにしても、あいかわらず
バザールには日本語の喋れるおっちゃんが
多いことで。

IMG_5784 IMG_5788 IMG_5786イランのおっちゃんの写真の枚数多い(笑)。 

 

 

しゃあ!明日には完成させんぞ!
朝からカフェ行ったる!

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宿に戻ってシャワーを浴びて、
ブログのアップだとか情報収集だとか
ウダウダしていると、

新しく宿に来た中国人だか
香港人だかのお兄さんが、
僕が日本人であることが分かると
「こんにちは」と日本語で
挨拶してくれたあとに

「ONE PIECE!!」

と言ってきた。

 

てか、僕たちはほんと顔似てるよね。
最初の一言でってきり日本人かと思ったもん。

ドミトリーにいる
中国人サイクリストのあんさんは
「ルフィとドフラミンゴの戦いどうなった?」
と僕に訊いてきた。

えっ?何それ?

日本にいる相棒からは
時々ONE PIECEの話の進み具合を聞いているけど、

あんさん、かなりリアルタイムで知ってますな!

 

 

思わずGoogleの画像検索で

「ONE PIECE ドフラミンゴ」
とか検索をかけると
それはそれはすごいことに
なってるじゃあありませんか!!!

10年以上も連載し、
読者の年齢層も上がってきた。

それに合わせてか検索した画像を見るだけでも、
そうとうONE PIECEの世界が
面白く複雑になっていることが分かった。

やっぱ尾田さん絵上手いなぁ~。

ワンピースはエベレレストだよ。

おれの漫画なんてハナクソみたいなものじゃねえか。

だけど、自分の読みたい「旅漫画」を描くのさ。

だってそんな漫画まだないからね。

 

 

 

「にしても、
どうやってONE PIECE読んでるの?」

「え?ネットだよ?」

 

iPad越しに見せてもらったのは
ジャンプの漫画だったら
一通り読むことのできるサイト。
もちろん無料で。

 

「じゃあ今週号のONE PIECE
どうなってるか分かるんだ!!??」

「う~ん。海外だとネットが遅いから
一番新しいのは読めてないなぁ。
あっ!著作権問題で更新が停まってる!!!」

そんなあんさんの(名前は知らないんだよね)
お気に入りは「るろうに剣心」だそうです。

 

 

画像を検索し始めると、
話は追えずともついつい
他の画像もチェックしてしまう。

あぁ~、やっぱりサボ生きてたかぁ。
てか「メラメラの実」喰ったの!!??

こういうことには
あまり時間を使いたくはないんだ。

だってそんなの
日本でもできることだからね。

日記も以前よりも眺めに書くようになって
最近また溜まってきたなぁ。

 

明日も漫画を描こう。
ベッドに入ったのは24:30だった。

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でもONE PIECE好きぃぃいいい!!!

あ~、でも、今ストーリーがどうなってるのか
人から聞くくらいがちょうどいいですね。
画像検索で新しいキャラが多過ぎで伏線張られまくり過ぎで、
物語複雑になってきて、
『今どうなってんだぁああ!!??』です。

週間連載で16年だっけ?
ONE PIECEに人生を捧げてるよなぁ。すげっす。

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