「たかだか5ポンド」

世界一周570日目(1/19)

 

 

12時間以上
寝たことがありますか?

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そうですね。

僕は日本にいたことは
年に4回くらいはやってたと思います。

一度にそんな長い時間寝ていたとか
そういうのじゃありませんが、

二度寝、三度寝と繰り返してやべっ…、

今日一日ずっと寝てて何もしてねえ…

って自己嫌悪になるアレです。

 

 

僕の会ったことのある人では、
平日は3時間睡眠で週末だけ、一気に寝る
というサイクルの人もいました。

“寝貯め”ってあんまり意味がないみたいですけどね。

 

 

 

僕がこんなに睡眠をとったのは、
昨日些細なことにキレてしまったからだ

以前イランのエスファハーンで会ったフランス人が
「寝て起きればピュアになって起きられるよ!」
と言っていたのを思い出して、
嫌な気分になっちまった時は寝るに限る!
と判断したからだ。

 

 

おかげで昨日のモヤモヤはいくらか晴れた。

さてとーー、

 

 

ここはエジプト、アスワン
現在僕は明日に迫るスーダンビザの受け取りに備えてー、

 

 

備えてー、

 

 

そなえ…

 

 

 

マジでやることねえな。

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アスワンの町ははそれなりに観光地化されている。

それほど多くはないが、
一日に何組か欧米人のツーリストの姿を見かけることがある。

まだ行ってはいないが、
雑貨を扱うマーケット通りみたいなのもあれば、
少し行った場所にマクドナルドだってある。

ナイル川でクルーズを楽しむことができれば、
「ヌビアの民」とか呼ばれるアイデンティティを持った
エジプト人たちが主催するツアーみたいなのにも
参加することができる。

ここに来た人間はアブシンベルという遺跡に
片道三時間かけて行くこともある。

僕はビザ取りに来たんだけどね。

 

 

 

 

二日間ルームシェアをしたタカヒロくんは
ルクソールに向けて宿を出て行った。

「彼女とうまく行くといいね!」

そう言ってバイバイした。

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一人になった僕は行きつけの
コシャリ屋にご飯を食べに行くことにした。

今回は6ポンドのラージサイズのコシャリで、
実際に食べてみると1ポンド上乗せするだけで
かなりボリュームがあることが分かった。

けっこうおなかにたまるなこりゃ。

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ご飯を食べ終わると、
僕はそのままテーブルにノートを広げた。

レストラン内の二階席は席数がそこそこあり、
しばらくは満席になりそうな気配はなかった。

僕は邪魔にならない端の方の席でノートに漫画を描いた。

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しばらくして、スタッフがやっていた。

こういうリアクションにも慣れている。

向こうからしてみたら、
外国人観光客が自分のお店のテーブルで
見慣れないことをしているわけだから、

そりゃ興味を持つだろう。

 

 

テーブルの脇にきてぎこちない英語で
質問をしてきたので、適当に応えておいた。

だが、30分もしないうちに
彼はまたテーブルにやって来た。

最初はヒマで遊びにきたのだろうと思っていたが、
彼の発言からするに僕をここから
追い出したいのだということが分かった。

 

 

注文するか、去るか。

 

 

だが、二階のフロアを見渡しても僕以外に客の姿はない。

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「他のお客さんいないけど、それでもダメなの?」

「コシャリ?コーフィー?」

「だからさ、客いねーじゃん。
なんでいたらダメなの?」

「コシャリ?5バウンド?ラージ?」

 

 

話が噛み合ない。

そのくせ「Can you speak English?(英語わかんの?)」
と訊くと「ノー」と言う。
その質問だけは理解しているようだった。

ぼくはもういい加減めんどくさくなってきて、
お店を出ようとした。
またひとつ作業場を失くしてしまった。

こんな小さな町だから、
ひとつのお店で作業できなくなってしまうと、
もう漫画なんて描けなくなってしまうのだ。

 

 

お店を出る前に、
いつも食券を販売しているお店のオーナーに
「二階席使っちゃだめなの?」と訊いてみた。

 

 

「ん?誰がそんなこと言ったんだ?
別に使って構わないよ?」

 

 

「やれやれ」

 

 

さっき僕を追い出そうとしていたエジプト人は
「なんだよー!アイツ、ちょ~ウケルんですけど~~!」
みたいに、ケタケタ仲間内で笑っている。
僕より10歳くらい歳の離れた頭の禿かかった大の大人が。

いや、面と向かって正当な理由で
「出て行け」と言われたら僕も出て行く。

例えばテーブルを使っているせいで
他の客が入ってこれないなんて言われた場合には。

 

 

だが、今のノーゲスに近い状況と
下のフロアで仕込みをしながらぺちゃくちゃ
お喋りしている状況をふまえると、
僕がここから追い出されなくてはいけない
意味が分からないのだ。

 

 

なんだか自分本位ですけどね。

 

 

でも、迷惑かけてねーだろ?

 

 

 

このまま引き返しても
「オイオイ!アイツ怒って帰っちゃったぜ~!」
と笑いの種にはなりたくなかったので、
5ポンドの缶に入ったコカ・コーラを追加で注文して
同じ席に戻った。

 

 

昨日のこともあって、
また気持ちはムシャクシャしてきた。

脇目もふらずにノートに向かっていたので、
スーダンビザ待ちの日本人三人組が
二階に上がって来ても気づかなかった。

 

 

トイレがない店だったので、
結局そこから一時間くらいで宿に引き上げた。

12時間以上も寝ておきながら、
またベッドでふて寝した。

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昼寝

から覚めると、僕はギターを手に取った。

チューニングをして、
いつものカヴァーで声出しをして、
そのままオリジナルの曲を作り始めた。

 

 

僕は音楽の作り方だとか、
そういうことは一切分からないので、

今は適当にコードを弾いて、
よさそうなコード進行が見つけたら
それに即興で歌詞を当てていくという風に曲を作っている。

何個か自分の好きなコード進行が見つかり、
なんとなくの曲の世界観みたいなものが見えてきた。

それに中学生でも分かりそうな
簡単な英語の歌詞を当てていった。

部屋は閉め切ってある。声も思う存分だせる♪

 

 

 

 

 

「バツンッッッ!!!!」

 

 

 

突然部屋が真っ暗になった

まるでブレーカーが落ちた様な電気の切れ方だった。

 

 

電気のスイッチを入れてもウンともスンとも言わない。

部屋の外にはブレーカーがあり、
自分の部屋の番号を見ると、
そこだけブレーカーが落とされていた。

 

 

 

やれやれ。

 

 

 

うるさかったのは分かるけどさ、
なんつーの?

そいう回りくどいやり方って気持よくないなぁ~~~…。

気分転換にシーシャを吸いに行ったが、
シーシャなんて吸ったところで気分壮快になるわけじゃない。

 

いつもとは違うニコチンの摂取の仕方で
体がホワホワし、無気力になるだけだ。

言い方を替えれば「まったりする」のだ。

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ここはさっきのコシャリ屋さんのすぐ隣りにある
行きつけのカフェ。ここの人たちはふっかけてきたりしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は

シーシャを吸いに、
いつもとは違うカフェに足を運んでみた。

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宿の近くの通りを駅から遠ざかるように
歩いていった場所にあるカフェだった。

歯をヤニで汚したフレンドリーなエジプト人のおっちゃんが
大げさに僕を迎えてくれた。

 

 

「フレンドフレンド!ジャパン、グゥ~~~ド!」

 

 

まぁ、こういう調子のいいおっちゃんはどこでもいる。

写真も撮ってくれた。

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指入ってるけど…。

 

 

 

話していると、
パソコンを売ってくれだの、ハシシはどうだの、
脈絡の無いトピックを放り込んでくる。

僕は「はいはい。ごめんね〜」と軽く受け流していた。

おごりなのか、支払いなのかよくわからない紅茶が出され、
「いらない」と断ったのも関わらず
シーシャのチャコールも取り替えてくれた。

まぁ、フレンドリーなんだね。さんきゅ~~~…

 

 

 

 

シーシャでまったりして、
先払いしたシーシャ代5ポンドに加え、
さっきの勝手に出された紅茶代の3ポンドも支払って
カフェを後にしようとした。

するとおっちゃんが僕の手を掴んで言った。

 

 

「おい!5ポンド払え!」

 

 

 

まったくもって意味が分からない。

 

 

 

「いやいや、なんでさ?」

「さっきシーシャの葉っぱを交換しただろう?
あれが5ポンドだ」

「冗談はよしてくれよ。
あれはチャコール(木炭)交換しただけだろう?
あれくらいだったらどこのカフェだって
タダでやってくれるぜ?」

「ふざけるな!
おれは確かにフレイバーを交換したぞ!5ポンド払え!」

 

 

さっきのフレンドリーさとは打って変わって、
おっちゃんの態度は豹変した。

顔つきは険しくなり、声を荒げている。

僕はシーシャを吸ってフワフワしてたせもあって、
もうマジクソめんどくさかった。

 

 

「オーケー。
なら他の店にも確認しに行こうよ?」

「いいだろう!
5ポンドきっちり払ってもらうからな!」

「やれやれ」

 

 

だが、考えてみれば
現地の人は英語が分からない人がほとんどだし、
こっちもアラブ語なんて喋れやしない。

事情を説明するのもあっちが有利に話すに決まっている。

逃げられないかなぁ…。

 

 

何軒かカフェを巡って事情を説明しようとしたが、
いきなりやってきた僕たち二人に向こうも
「なんおこっちゃ?」と状況を飲み込めていないのは
表情から分かった。

とりあえずいつも行っている
カフェに行こうと思って歩いたのだが、
後ろから紅茶代の3ポンド分のコインを
ジャラジャラさせてカフェのアホオヤジが

「ギブミーファイヴポンド!」

と頭の悪いオウムだか、九官鳥みたいに
ずぅ~~~と繰り返して言ってくる。

5ポンドねえ…。100円もしないか…。

 

 

 

オヤジはたかだが、5ポンドに執着心を燃やしていた。

その執着心があるのなら、
もっと別なことを頑張ればいいのにと僕は思った。

まるでボッタクリバーのような請求に、
たかだか5ポンドと言っても僕は支払いたくはなかった。

てか、5ポンドあったらシーシャ吸えるし、コシャリ喰えるし。

 

 

 

 

丁度メインストリートの入り口近くに
英語の喋れる警察官がいた。

状況を説明すると、
警察は「ゴーゴー!(行け行け!)」
とアホオヤジの呪縛から解き放ってくれた。

「じゃあね~~~♪」とオヤジの顔の前で手を
ヒラヒラとさせて僕は宿に戻った。

 

 

もうなんなの?ここの町?

エジプトの中で一番ヒドイんじゃない?

カイロの人はもっと丁寧に対応してくれたけどなぁ~~~~…。

国によって「バカ」だの、
「頭が悪い」だの下に見たくないんだけど、
今回ばかりは彼らの精神年齢の低さを嘆くほかない。

 

 

 

 

 

フワフワから抜け出るようにシャワーを浴びた。

いつもはクソほど遅いWi-Fiが今日はやけに調子がよかった。
(実はチェックインの時に確かめた時が最速だったようで、
あとのほとんどはポンコツのWi-Fiだったのだ)

 

 

ベッドの上に腰を下ろし、
いつものようにブログを連投でアップした。

 

 

なんだか最近モヤモヤすんだよなぁ~~~~…。

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