「雑貨に使ったお金は30万でした♪」

世界一周612日目(3/3)

 

 

二泊分の

宿泊費しか払っていなかったが、
もう二日分、3000クワチャ(813yen)を
スタッフのヘミングスに支払っておいた。

テント

 

 

 

最初ここに来た時、今テントを立てている
コンクリートの東屋みたいな場所には蟻の巣が沢山あったが、
それはここに来てすぐのことだけで、

ヘミングスが
カブトムシの臭いのする「セブン・セブン」という殺虫剤
を使ってくれたおかげで、今では東屋には
死屍累々と蟻さんたちの死骸がこんもりと出来上がっている。

 

 

 

何もないということに、だんだんと慣れて来た。

Wi-Fiもホットシャワーもないのに、
テントと水シャワー/トイレと安いご飯、
そしてのどかな田舎の風景、なにより人がいい。

やっぱりここの人たちにとっても、
僕は中国人だと思われているんだろうけど、
不思議と嫌な感じはしない。

特別親切というわけでもないけど、居心地がいい。

 

 

 

ここはマラウィ、カロンガ

4月1日のカナダ行きのフライトまで
物価の低い国で時間をつぶす作戦、ブースト・ツーだ

ここで15日くらいまで過ごしてしまえば、
あとは駆け足でザンビア、ナミビア、南アフリカと周り、
ヨハネスブルグからトロントに向かってひとっ飛びだ
(カタール☞アイルランドと乗り継いで二日もかかるんですけどね)

 

 

 

マラウィの人たちは朝が早いので、起きてすぐにご飯に行くと
できたてホカホカにありつくくことができる。

今日も宿の近くの小さな食堂で100クワチャで(27yen)で
白米と豆と野菜のご飯セットにありつくことができた。

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味付けは至ってシンプル。
うすく塩が振ってあるのもまたヘルシーだ。

地元の人たちはテーブルの上に置かれた塩をお好みで
パッパッと振っている。

別のお皿で出てくる豆と野菜をご飯の上にかけて、
かるく混ぜて食べるのがシミ流だ♪

 

 

 

 

 

朝食を済ませて風通しのよい屋根のある場所で
プラスチックのテーブルに着いた。

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ここでやっておかなければならないことのひとつ。

それは

 

 

 

 

雑貨の総出費をまとめる

ということだった。

 

 

 

 

 

世界一周の旅に出る前、僕は相棒に企てを持ちかけた。

「カラメル」というオンラインの雑貨屋さんが企画していた、
世界一周をしながらバイヤーが雑貨を買うという企画を
真似したものだった。

 

 

 

「2万5千ずつ出し合って、5万を10万にしようぜ!」

そんなちっぽけな企画からスタートした
僕たちの雑貨屋さんごっこ企画は、
雑貨が増えるに従ってお店の姿もムクムクと大きくなっていった。

 

 

仲間のデザイナーの”ヤスオ”に頼んでロゴを作ってもらったのが、
去年の1年1ヶ月前だと思う。

それ以前にもLINEで「雑貨屋会議」ならぬものをして、
ビジネスでもなんでもない僕たちの雑貨屋の
コンセプトなんか作ったりもした。

 

 

最初はフリーマーケットでやろうかと考えていた”Drift”は
仲間がちょぴっと増え、サイトまでできて、
僕の帰国後はどこかに物件でも借りようか
なんて話にもなっている。

まぁ、ビジネスじゃないからさ、短期かなぁ?
そこら辺はまだ掴めてません。

 

 

ドリフトに遊びに来てくれた人たちが楽しければそれでいいじゃん、
それでドリフトのメンバーで「カンパーイ!」なんてビール飲めたら
最高だと思う。僕の描いている雑貨屋はそんな感じ。

だって本職じゃないもの。遊びだよ。遊び。真剣な遊び♪

 

 

 

 

 

前回出費を計算した時点では、去年の三月の時点
インドのバラナシまでで仕入れた雑貨だ。

その時点で雑貨にかけたお金は送料込みで
10万円。

あれから一年経ったけど、
一体僕はどれくらい雑貨にお金を使って来たんだろう?

 

 

仕入れた雑貨はiPhoneのメモにマークつきで
現地の価格で仕入れた個数と単価と合計金額がかかれている。

それをまずは国ごとにリストアップし、
レートアプリで日本円に直していく。

 

 

思い出したくもないが、チェコで盗難に遭った際に
トルコのイスタンブルールから始まり
ギリシャ、イタリア、スイスで仕入れて来た雑貨も
盗まれてしまったことも忘れてはならない。

なんと2万8千円分も盗まれた雑貨があった。
これって保険でカバーされるのかなぁ?

 

 

 

 

 

一時間半ほどで集計は終った。

仕入れた雑貨、郵送費、盗まれた雑貨分の金額を足し合わせると、

202,908円だった。

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ってことは

 

 

 

30万か…。

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えっとーーーー…、
おれ、いくらで世界一周始めたんだっけ?

230万だったな。

 

 

 

うち30万雑貨て…。

え?あといくら残ってるんだっけ?
62万くらい?

ってことは雑貨分をひいて

 

 

「200万-62万=138万」

 

 

えっとぉ…、今どれくらい旅してんだっけ?

1年8ヶ月だよな。

 

 

 

 

 

 

1年8ヶ月で
138万。

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あーーー、おれ、頑張ってんじゃん。

だのに、なんで今こんなに
「金ねぇ~~~~!」とか言ってんだ?

あれ?なんでおれ、
サファリとかツアー行かなかったんだっけ?

 

 

 

 

 

野良犬に不味いクッキーをあげると、
あっという間に懐いた。

そして、僕はマラウィの空を見上げてこう考えた。

 

 

 

 

 

『お金…
降ってこないかな…?』

 

 

 

てかまおくーーーん!

勝負は南米なんだぞ!!?
10万分は仕入れるからそれまでに金貯めておいてねん♪

さもないとおれ日本に帰れなくなっちゃうよ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

疲れた…。

疲れた

 

 

 

なんか計算したら疲れた。

30万って、当初の金額の6倍やん。
おれのフリーター時代の月給越えとるし。

日本だったらまるまるひと月、朝から晩までバイトすれば
すぐに稼げる金額かもしれない。

 

 

ただ、旅をして行く中で見るとかなりデカい。
だって、収入源はないわけだし。

これだけ真剣に遊んでるんだから、
このワクワクが何倍にもなってくれないとおれは嫌だな…。

もちろんお金じゃないくてね、

『あ〜〜〜!雑貨仕入れてこんな楽しいこと待ってたなんて
世界一周しながら雑貨仕入れておいてよかった〜〜〜!』

そう言いたいのです。

 

 

や、そーいうんじゃないな。楽しけりゃいいや。
雑貨も売れるかわかんねーしなぁ。

 

 

 

 

ギターで熱唱して、
あまりの熱唱ぶりにスタッフにレコーディングまでされ、
気持もスッキリしたところで、レストランでスプライトを注文して
(今日はちゃんと開けてもらった)絵を描いた。

 

 

ネット屋に行きたかったので、今日は早めに切り上げることにした。

 

 

 

 

 

ネット屋に向かう途中に、
日本人らしい女のコが前方から歩いて来た。

眼鏡をかけて首くらいのショートヘア、
アフリカの布のスカートを履いていた。

僕はその時、眼鏡もかけていなかったので、
彼女が果たして中国人なのか、韓国人なのか、
やっぱり日本人なのかは分からなかった。

 

 

すれ違いざまに「ハロー!」と挨拶をすると
「日本人ですか?」と返された。

 

 

「あ、どもっス!」

「えー、どこに泊まってるんですか?」

「そこのLakeshore Lodgeっすね。お姉さんは?」

「私はここに住んでるんですよ♪」

 

 

そういうサカイさんは
ここでJICAのメンバーとして活動されているそうだ

まだマラウィにやって来てから一ヶ月しか経っていないと言う。

そして僕よりふたつ歳下だった。

大学卒業後一年間会社勤めをし、JICAに入団(?)したらしい。
社会経験のある方はどうも歳上に見えてしまう。

 

 

「もしよかったらこれから他のメンバーと一緒に
中華料理に行くんですけど、一緒にどうですか?」

「ち、中華!!!マジ食べたいです!
てか、僕が行ってもいいんですか?」

「もちろん。
それじゃあ17時に待ち合わせしましょう」

 

 

僕はネット屋に向かう途中だったので、
17時15分にナショナル・バンクの前で
サカイさんと待ち合わせをした。

 

 

 

 

 

だが、行った時間が遅かったのか、ネット屋が
まさかの閉店。

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はうっっっ!!!

 

 

一時間、外のベンチでクッキーと
パイナップル味の炭酸飲料を飲みながら
ジャック・ケルアックの「On the Road」のペーパーバックを
読みながら時間をつぶした。

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今読んでいるのはサル・パラダイスが
メキシコ出身の女のコと出会って職探しに奔走するくだりだ。

全体としてグダグダと長いんだけど、チャプターごとに旅先が変わるので、
パートを意識して読めば頭に入ってくる。
スラングとか全然わからないけどね。

 

 

 

 

5時15分きっちしに
サカイさんは自転車に二人乗りして現れた。

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マラウィでは白タクならぬ白チャリがメジャーだ

ちょっとお金を払えば自転車の後ろに乗せて言ってくれる。
ここから宿までだと50~100クワチャ(27yen)で激安なんだけど、
僕はどうしても、あの安ご飯のことを考えてしまい、
いつも断ってしまう。

 

 

 

中華料理屋はバスターミナルのすぐ近くにあった。

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入り口で他のメンバーさんたちに
簡単に自己紹介をして店内に入った。

入り口に赤い提灯がかけられており、
店内はバーも併設されているため薄暗かった。

こんな時間からハンチング・ハットを被ったおっちゃんが
酔っぱらっており、僕たちに絡んで来きた。

他のメンバーたちは
「はいはい」とおっちゃんをかわして席に着いた。

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今日は既に予約を入れており、
出て来てくご飯も注文済みということだった。

最初に出て来た料理は小籠包。

アツアツの皮と肉汁のつまった具。

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あぁ~~~!
がっつきたいところだけど、
ここはお邪魔している身なので行儀よくしておく。

 

 

 

年長者のお兄さん管理栄養士として1年9ヶ月、
マラウィで活動をされてきたらしい。

食事中もお兄さんが会話の中心となっていた。

 

 

外がすっかり暗くなるころには、やっと店内に電気がついた。

そして同時に大きな音でBGMが流れ始めた。
そのせいで会話を聴くのもやっとだった。

僕が今日ここへ来た目的はJICAで活動する人たちの話を聞くため、
つまりインタビューをしようとしてここにやって来たのだが、
それもできなさそうだった。

 

 

それもあって、僕は目の前に座ったサカイさんとばかり喋っていた。

僕が大学時代に所属していたNGOの男の子のスタッフの一人は、
サカイさんと同じ大学の同じサークルだったようで、
共通の知り合いだった。

まさかこんなところで、知り合いの知り合いに会うだんて驚きだ。

サカイさんは大学時代もモンゴルや東南アジアに
家を建てに行くという活動をするサークルに所属してたようだ。

 

 

「訊きたかったんですけど、
なんでサカイさんは数ある国の中から勤務地を
アフリカに選んだんですか?」

「え~?
なんでって、
アフリカに住みたかったから♪」

「え??!!なんでですか?
だってネット環境はよくないし、もちろん衛生面も悪いし、
強盗やマラリアなんかの危険もある。どうしてですか??!!」

僕は驚いて訊ねた。

 

 

「“何もないから”

かな?
うまくは言えないけどね」

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サカイさんは、
ここで自分たちの食べ物は自分たちで作る、
そんなマラウィの人たちの生活に興味を持っているようだった。

 

 

「やっぱり自分たちで食べるものは、
自分たちで作らないとね」

そう言うサカイさんの夢は、JICAの勤務が終った後に、
どこかで農業を営むことらしい。

きっと美味い野菜が作れますよ。

 

 

 

この日の食事は野菜が一切なしの全てが肉料理で、
初めのうちは水餃子などに舌鼓を売っていたが、
あっという間に僕の胃袋を満たした。

 

 

 

 

 

帰りにみんなで歩いて宿まで帰った。

一ヶ月前宿の近くでは沢山のホタルが見えたそうだ。

緑色のライトの光のようなかすかな光が、
時折「フッ..」と消えたかと思うと、別の場所で灯った。

 

 

そう言えば昨日の夜に一匹だけホタルを見た。
それが僕が人生で初めて見たホタルだった。

帰り道でも一匹だけ、ホタルを見つけた。

こういうのもいいね♪

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「私漫画家になりたかったんだよねー」というサカイさん。

「え?いつ頃ですか?」

「小学校のころ。でも中学で諦めたかな」

「早っ!」

そんなサカイさんには、僕がたっぷり旅先での漫画の描き方を、
僭越ながら披露させていただきました。たぶらかしたな(笑)

なんだか最近野菜が美味ぇや♪

 

 

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旅する雑貨屋”Drift”

“something or nothing” =「金があれば仕入れる。なければナシ!」
ただそれだけだぁああああ!!!金ぇぇぇぇ~~~~。
でも、勘違いしないで、
今まで仕入れた雑貨の中で自分の物はなにひとつとしてないから。
誰かがプレゼントして、そこにスマイルがありゃぁ、おれはいいのです。
あと、ビール!

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