「朝5時半に起きてSkype」

世界一周619日目(3/10)

 

 

朝5時半

に起きなければいけなかったのは、
日本と時差があったからだ

二度寝したい衝動をこらえて、
顔を洗って歯を磨くといくらか目が覚めた。

 

 

肝心なのはWi-Fiだ。

宿のスタッフを起こして、ルーターの電源を入れてもらい、
iPhoneで速度を確認するが相変わらず遅い…。

これでスカイプなんてできるのだろうか?

 

 

 

ここはマラウィ、ンカタン・ベイ

こんな小さな町でWi-Fiにありつこうとするのが
無理な話なのかもしれない。

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スカイプの相手はマツザキさんという方だ。

「世界新聞」という投稿型のサイトを運営されている。
今現在世界を旅している日本人たちがブログを寄稿するサイトだ。

 

 

というのも

「漫画を描いてみませんか?」

そのように話が来ていたのだ。

 

 

実は遡ること一ヶ月前に、
マツザキさんから僕のFacebookページ宛に
メッセージを頂いていたのだが、

相棒が先に目を通し「既読」扱いになっていたため、
メッセージが来ていたことを知ったのはほんの一週間前だった。

っていうかFacebookページの
メッセージボックスの存在を
すっかり忘れていた。

 

 

もちろん相棒は「メッセージ来てたよ」と
僕に報告してくれてはいたのだが、
丁度その時、「世界新聞」が記事を書いてくれる
ブロガーを募集していたので、
僕は相棒がそのことを言っているのだと思いこんでいた。

 

 

 

だから一ヶ月も後に、
ぬけぬけと返信をするのは

非常にためらわれた。

もうシカトに近いんだから、
このままスルーしちゃってもいいのではないのか?と。

ここで返信したとことで、
「大人舐めるなよ!!!」と怒られても、頷ける。

 

 

僕はダメもとでメッセージをくれた
マツザキさんに返信してみた。

マツザキさんはまるで一ヶ月前のメッセージの返信だなんて
全く気にしていないような素振りで僕とやり取りしてくれた。

本当に返事が遅れてすいませんでした。

あれもこれも全部
まおくんのせいです!

 

 

 

 

 

ようやく繋がったWi-Fiで初めてマツザキさんの声を聞く。

ひとまず返事が遅れてしまったことを謝った。

僕はとりあえず一本漫画を描いてみますと、
マツザキさんに返事をした。

 

 

 

ここにギャラは発生しない。
対価としてのアドバタイズメント(宣伝)がある。

今の自分にできる範囲のことを伝た。
3~4ページの漫画をA4判のコピー用紙に描き、
それをスキャンしてデータを送る。
一ヶ月に一本あればいいねとマツザキさんは言った。

 

 

漫画を寄稿することが、
果たしてどういう結果になるのかは分からない。

僕もこれが修行の一環になるとは思うし、
僕のことが多くの人に知ってもらえればいいなとも思う。

確かにお金は欲しいけど(切実に!)、
これを機に、他の方が依頼をしてくれることもあるかもしれない。

つべこべ言ってないで、やるしかないのだ。
やるしか。

 

 

 

マツザキさんは僕が一年以上前に旅先で描いた
漫画の何本かを読んでくれていた。

中でも僕が中国で描いた
建築バブルの虚しさを描いた短編
気に入ってくださったみたいだ。

 

 

僕の話はどこか「孤独」を感じさせる。

悪い意味ではなく、
旅の雰囲気を盛り上げてくれるいい意味での孤独が。

そうマツザキさんは僕の漫画を評価してくれた。

 

 

「孤独」と聞くと、どこかコミュニケーションが苦手で
独りぼっちでいるようなネガティヴなイメージが先行するが、
(自分がそうであることは認めよう!!)

僕は孤独というものが好きなのかもしれない。

 

 

僕が好きな旅の小説や映画の主人公たちは
孤独であることが多かった。

もちろん旅先で人々と出会い行動を共にする場合もあるが、
最終的には彼らはいつも一人で旅を続ける。

僕はそいう主人公たちの姿に憧れを持っていた。

彼らの生き様は僕の今までの人生、
そして今こうしてアウトサイドにいる僕を
肯定してくれさえもした。

 

 

 

漫画を描いている時は孤独だ。

誰かとぺちゃくちゃお喋りしながら
スートリーを描くことなんてできない。

全てを一人でこなす僕は
「あ~誰かベタ塗ってくんねえかな?」と筆ペンで黒く塗っている。

ブログを書いている時も孤独だと思う。ひたすら文章を書いている。

 

 

というか「何かを創る」ということは大抵の場合、
孤独なんじゃないだろうか?

 

 

 

 

時には寂しさで心が
「クシュッ!」となる時もある。

誰かがここにいてくれたらなぁと思うことがある。

だから”You are not here”って歌詞は
ある意味自分のことを唄った歌のように感じる。

そういう時は日本にいる相棒や仲間、
ブログにメッセージをくださる方々がいると、
『おれも独りじゃないんだな』
となんらかの繋がりを感じることができるのだ。

 

 

 

 

 

内省的な話
というのは書きやすいと思う。

反対にポジティヴな話というのは意外に難しい。

それは僕の人間性に由来するのかもしれないが、
今の日本の漫画は内省的な話ばかりなのを見ると、
他の人も同じなのだろうと思う。

漫画だけに関わらず、
目の前の事象や自分のことについて哲学的に考えるのは、
いつの時代だって文学の中に見ることができた。

 

 

そのことは自分を見つめ直し、冷静に物事を考えられる
一種のトレーニングのようなものなのかもしれない。

だけど僕はそれらの内に向かう話は、
自分たちをどこにも連れて行かないような気がしてならない。

心を揺さぶる、考えさせる話は読み終わった後で、
虚しささえ感じる時がある。

SNSの批評家やニヒリストたちの言っていることは正しい場合があるが、
彼らは何かを変えるために行動しているようには思えない。

 

 

それよりも何か色々と挑戦してみるバカ(だと見なされる人々)や
夢想家たちの方がよっぽど好感が持てる。

最近この

「行動」をするということ

の重要性がだんだんと分かってきた。

人の揚げ足を取ったり、
批評してもっともらしいことを言うヤツらはごまんといるけど、
ソイツらの一員となったとしても、ちっとも得なんてしないのだ。

 

 

それなら、たとえ孤独になろうとも
自分で行動を起こしてしまった方がいい。
ダメならダメでまた別の方法を試せばいい。
YES!クリエイティヴ!

そうする人生はエキサイティングだし、
何よりもそれを実践している人は輝いて見える。

考えてみれば
僕が「カッコいい」と思う人たちは、そんなヤツらだった。

僕もそんなバカになりたいし、誰かの心のエンジンをかけるような、
そんな漫画が描きたいと思う。

 

 

ただ、猪突猛進に突っ走るバカでもダメだ。

基本的なスタンスは前向き。
そして冷静に物事を見えて考える力もあって、
さらには優しいヤツになれれば最高だと思う。

細美さんなんて、まさにそんな人なんじゃないかな?

孤独を愛し、音楽に対してはストイック過ぎるほどストイック。
それでいて人の弱さを知っている優しい方だ。

 

 

マツザキさんとの電話は途中に何度もWi-Fiが繋がらなくなり、
何度も駆け直したうえでのやり取りだった。
後半は一方的に僕が関係ないことをぺちゃくちゃと話していたと思う。

マツザキさん、ありがとうございました。

 

 

アフリカを出る前に一本短編を描いてみようと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で

サハラマラソンのイラストを描く
というウシさんからの依頼にも取りかかった。

ウシさんから送ってもらった20枚ほどの写真ではまだ足りず、

僕はマサトさんのブログを遡って読んでは、

(さも当たり前のように書いておりますが、
MaSaTo 世界一周学校」のマサトさんです。
いつもよくして頂いております。ありがとうごぜぇやす♪)

サハラマラソンが一体どんなものだったのかを知った。

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というか、

普段僕はほとんど他の人のブログを読まないので、
(だって書くので精一杯なんだもん…)

失礼ながら
「マサトさんがサハラマラソンを走った」
という事実しか知らなかった。

そしてブログを読んでみると、
サハラマラソンの
あまりの熾烈さ
に思わず笑ってしまった。

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『マサトさん、
こんなの走ったんですか!!?
そりゃ読んでる人に勇気が湧くわ!』

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マサトさんも行動で表す偉大な男だったのだ。

あぁ、こんなマラソンを完走したら、
もう人生で怖いものなんてそうそうないんじゃないかな、
と僕はそう思った。

サハラマラソンの過酷さと、マサトさんがそこから何を学んだのか。

いいブログだなと僕は思った。

 

 

 

ヨルダンのアカバという港町にあるローカルなカフェで
僕がマサトさんと青春トークを繰り広げていた時だ。

マサトさんは

「ブログを通して誰かを動かしたい」

とそのようなことを話していたのを思い出した。

 

 

頭の中ではこれだけ色々考えてるのに、
僕は相変わらず宿からほとんど出ないで作業している。

あぁ、これでWi-Fiが早かったら言うことねーんだけどなぁ。

IMG_7878 はい。今日も変わらずヘルシーなメシです。

 

 

 

 

今朝方宿にやってきた日本人のカップルさんは、
中国から旅を始め、ほとんど陸路でここまでやって来たという。

「インド一周」という言葉には共感したし(またインド行きたいな)

「財布の紐が固い」というのには見習わなくちゃなと思った。

彼らはボートに乗ったり、
戻ってくると二人で仲良く情報収集をしていた。

僕は少しお話させてもらったあと、
『あれ?どこかで会ったかなぁ?』と変な錯覚に陥った。
だとしたら名前思い出せなくってごめんなさい(笑)

 

 

そして唐突に僕は明日の朝、
ンカタン・ベイの町を出て行くことに決め、
チェックアウトを済ませた。

IMG_7867 IMG_7858

このラフがどうなるのか乞うご期待!

 

 

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2 件のコメント

  • いろんなチャンスがめぐってきますね!
    ワクワクしちゃいます!!
    アフリカを出る前の短編、楽しみです。

    • >あっきーさん

      ダハブでただ働きしたおかげだと思います(笑)
      いや、嘘です。
      マサトさんのおかげです♪

      何かに所属していない僕にとっては
      こういう繋がりってとても大事です。
      できるだけ期待に応えられるように良いものを描いて
      いきたいと思います。

      短編は完成しました。あとはスキャンするだけでっす♪

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    「旅する漫画家」を目指す、清水陽介(シミ:24歳)の世界一周ブログです。