世界一周781日目(8/19)
ここに来た目的
のひとつは「道草カフェ」という
日本人の方が経営しているカフェに足を運ぶことだった。
だが宿にやって来た初日に
このカフェの営業が終ってしまったことを知った。
その代わりと言ってはなんだが、
日本人宿「カサカサ」の魅力を堪能した6日間だった
(まぁ、ひたすらウダウダしてたんですけどね)
「あ!女子アナの人ですよね!」
「地方局ランキング製作チュウ!!!」
だが、僕にはもう一つやらなくては行けないことがあった。
雑貨の仕入れだ。
もうこの後はグアテマラに行ってしまおうと思う。
ここがメキシコ雑貨を仕入れる最後の場所だ。
サンクリストバドル、滞在7日目。
11時になると僕は宿を出た。
サブバッグの中には現金の入った
パスポート入れくらいしか入っていない。
身軽の方が長くマーケットにいれる。
ソカロの近くにある民芸品が売られるマーケットに着くと
僕は目星をつけた雑貨を探し始めた。
似たような通路があるので、
どこにチェックしていた雑貨があるのか分からない。
何度も同じ通りを行ききし雑貨を見ていった。
サンクリストバドルの郊外に足を運べば、
本業の雑貨屋さんが仕入れに行くような石の産地もあるとかないとか。
ここでは琥珀が有名らしいが、石はかさばるし、重い。
相場も分からないし、品質を見分ける眼力もない。
ということで
ここではもっとポピュラーな雑貨しか仕入れないことにする。
そんないちツーリストの視線で気になっていた雑貨は
「毛糸のぬいぐるみ」だ。
ざっくりした作りで不細工なのか可愛いのか分からない
絶妙なポイントがグー!
暖色系の色合いが多く、宿のシャワー部屋の前に
並んで置いてあるのが可愛いと思った。
ぬいぐるみはマーケットの至る店で売られていたが、
そのクオリティはピンキリだった。
よくよく注意して見ると、作りが粗い物もチラホラ。
そんな中で自分の気に入った物をピックアップしていった。
以前メキシコシティでMaoriさんから頂いたサルと
同じぬいぐるみを探したのだが、
あれはシウダデラで買った方がクオリティが高かったみたいだ。
移動しながら雑貨を仕入れているとそんなこともよくある。
『あぁ、あっちの方がよかったな』と思う時が。
メキシコオリジナルと言うわけでもないが、
他にもストールなどを仕入れておいた。
木陰のベンチで休んでいると隣りに男の子が座った。
ハーモニカを披露してやると、いたずらっぽくニヤニヤ笑っている。
ハーモニカの音に釣られて
別の店の子供たちも顔をのぞかせた。
やっぱガキんちょは可愛いね。
☆サンクリストバドルの仕入れ☆
キーホルダー。
ストール。
雑貨を
仕入れると、一度宿に戻り、今度はギターを持って外に出た。
女子アナの人は宿でこんな感じ。
昨日のアキオさんたちに触発されて僕も外で唄いたくなったのだ。
まずは自分が楽しんでいいパフォーマンスができること。
アガリにこだわらないで引き時を意識すること。
僕は路上演奏のライセンス(許可証)を持っていないので、
ここではストップがかかったら移動する作戦でいくことにした。
いつもの作戦だ。明後日には出発するつもりなので、
ライセンスは必要ないだろう。
サンクリストバドルにはバスキング向けのいい歩行者天国が三本ほどある。
その中で一番ギターの弾き語りに適した通りは
ひとつしかないように思える。
グアダルーペなど他の場所でもできるだろうが、
レスポンスが一番あるのは宿からソカロに向かう前に通過する通りだ。
真ん中の板が抜けたベンチの前にケースを置くと、
僕はギターを弾き始めた。
久しぶりに声を出すので、すぐには喉が開かない。
すぐに警察がやって来たのだが、
後ろのアパレル店の店員が「もう少しやらせてあげなよ」と
口をきいてくれたおかげで1時間ほど演奏することができた。
ギターを片付けていると、
看板を見たメキシコ人の女性が似顔絵のリクエストをしてくれた。
彼女は帽子を被ったままだった。
「帽子も顔の一部です」ってことなのだろうか?
20ペソのチップをいただきました♪
その後もソカロ周辺に場所を替えて
路上パフォーマンスを続けた。
やはり音が響かないので、ほとんどの人が素通りだ。
だが、一度似顔絵のリクエストが入ると、
一気に人だかりができるの。
絵を描きだすと
『荷物が盗まれやしないだろうか?』と不安になるくらい、
人がスケッチブックの周りを取り囲むのだ。
みんなが見えるように僕はしゃがんで
絵を描かなければならなかった。
『これが僕か..???』
ちょうどこの日に一冊のスケッチブックを使い切った。
最初のページには自分の似顔絵が描いてあるので、
29人の似顔絵を描いたことになる。
カナダのトロントで買った30ページの小さなスケッチブックは
400円くらいだったと思う。
その質感そのもので家の冷蔵庫やコルクボードにピンで留めたり、
気に入ったものであれば額縁に入れたらかなり引き立つんじゃないか、
とイメージしてしっかりした紙質のスケッチブックを買った。
絵だけで路上パフォーマンスを行った場合、
待ち時間がもったいないと思った僕はギターを弾きながら
「似顔絵を描きます」という看板を出していた。
バスキングだけじゃなく、
ヒッチハイクやホームステイでお世話になった人たちに
お礼の意味をこめて似顔絵を描いた時もある。
似顔絵リクエストの最後のお客さんは
最初のスケッチブックのページが終るのを見て
少しがっかりした様子だった。
僕はすかさずギターケースから新しいスケッチブックを出すと、
顔が明るくなった。
あぁ、これはおれ向きのパフォーマンスだな。
時間も10分以内だし。気軽な感じがある。
新しいスケッチブックは
少しサイズが大きくなったため少し慣れなかった。
髪の部分を黒く塗りつぶしたいのだが、
持っているペンのインクが切れてしまわないだろうか気になった。
筆ペンってこっちじゃなかなか売ってないんだよなぁ。それに高いし。
今日はいいバスキングができたと思う。
アガリは224ペソ(1,681yen)
満足して宿に戻った。
最近
アニメを観るのにはまっている。
「グレンラガン」は弟のトシが観ていたので、
劇場版だけ一緒にみたことがあったが、
同じ製作スタッフで作られている
「キルラキル」の男らしさたるや…♪
今日の夕飯はエビフライ。
9尾もあるので、
『まだある!まだある!』と驚きながら食べました。
今日もいい一日だった!うっし!
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シミさん
似顔絵、うまいなあ~。
ほんと~に、その人が持ってる一番イイ表情を捉えてますよね。これは描いてもらう人は喜ぶだろうなぁ~。いつ見ても感心しますわ(*^-^*)
>ウタさん
いやいやいや!
自分まだまだっすから!
今だってチップはお客さんに決めて
もらってます。
一筆一筆が修行ですから、頼まれたら
誰だって描きますよ。
(ひとまず似顔絵の単価500円
まで持って行きたいですね)
コメントありがとうございます。
描きます!描きます!