「おらぁっ!パナマやって来たぞ!」

世界一周814日目(9/21)

 

 

三時間睡眠

から目を覚ますと、洗濯物や小物をバックパックに収納した。

キッチンにおいてある撮り放題のヒマワリの種を多めにもらっておいた。

 

「ヒマワリの種にはエネルギーが詰まっているんだ!」

そんな話を南アフリカで会ったエリオットが言っていた。
彼は日本人の奥さんのマユさんと一緒にアフリカ縦断の自転車旅をしている。

マラウィを旅して感じたボランティアに対する疑問について書かれた記事
には考えさせられた。

 

 

胃の調子は昨日に比べてわずかながらに回復していた。
少なくとも悪くはなってはいない。

それだけで僕は少しだけ気持ちが軽くなった。回復しているんだ。
大丈夫。おれは大丈夫だ。

 

 

 

4時に宿を出て「TARACOPA」社のバスターミナルまで歩いた。

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深夜3時頃に近所の中国人が大声でわめいていたので、
治安の面は不安だったが、
それでもサン・ホセはそこまで危ないようには思えなかった。

もちろん場所にもよるのだろうが、
宿からバスターミナルまでの1kmちょっとの道のりに関して言うと
大丈夫のように思えた。

バス停で若者たちがダベっているとかそのくらいだ。
まぁ、襲われる時はぶっちゃけ運だと思うけどさ。

 

 

 

バスターミルに到着すると、ゲートはまだ開いていなかった。

ゲート前では二人ほど先に待っている人もいた。
後からサーフボードを積んだ車がやって来て、父と娘が出て来た。
車を運転していた奥さんだか友達だかとハグをしていた。
彼らも遠くに旅立つのだろう。

 

 

5時になるとゲートが開いた。
ターミナル内に並べられているプラスチックの椅子に腰かけて
腹に手を添えた。

思い返してみれば、僕の腹は冷えやすいんだった。

日本にいた時も夏場なんかに腹に何もかけずに寝ると
翌日に下痢になることなんてよくあった。
やはり胃腸が弱っているんだろう。

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国境行きのバスがやって来るとそれに乗り込んだ。
乗客は十数人くらいいたと思う。

バスが走っている間は足りない分の睡眠をとったり、
宿から持って来たヒマワリの種をひたすら食べたりしていた。

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途中休憩でどこかのレストランにバスが停まった時、
僕は残ったコロンを使ってしまおうと思った。

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買えたのはサラダとチョコレートクッキーくらい。

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わ、わびしいっ!

 

 

クッキーにいたっては100コロン足りなかった。
カウンターのお姉さんは「100くらいならマケてやるよ」
とでも言うように、
ハエを払うような手つきでクッキーを売ってくれた。

 

 

バスターミナルで見かけたサーフボードの父と娘は
どこか途中の町でバスを降りて行った。
きっと近くにいいサーフスポットがあるのだろう。

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国境に

到着したのは13時だった。

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そのころにはパラパラと雨が降り出していた。

僕はイミグレーションを探して
ひとまずそれらしい建物に向かったのだが、
そこはパナマのイミグレーションだった

イミグレの管理官はパナマのイミグレまで戻れという。
当然っちゃ当然なのだけど、この不親切さがどうも納得出来ない。
だってどこにもイミグレーションを案内するサインなんて
書いてなかったんだから。

 

 

 

コスタリカ側のイミグレーションは混雑していた。

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なぜだか窓口がいくつもあり、
スタンプを押してもらう窓口を探すのに手こずった。

窓口はひとつしか開いておらず、
やっと順番がまわってきて管理官が行った言葉は

 

「てめえ、
出国税7ドル払って来いや」

だった。

 

 

いやいや。そんな話聞いてねーから。

っていうか先に言えよ。

文句を言っても仕方がない。それが決まりらしい。

 

 

 

「じゃあどこでその出国税を支払えばいいんですか?」と尋ねると、
管理官は「あっち」と曖昧に指を指した。

複数ある窓口のどこがその受付なのか分からない。
どの窓口には均等に人が並んでいる。
当然ながらここにも出国税のアナウンスなんてものは存在しない。

分かったのはATMみたいな機械を使って
クレジットカードにより支払えるということだったが、
クレジットカードを持っていない旅人はどうするんだ?!
いや、僕は持ってますけどね。

後ろにいた欧米人カップルのツーリストも機械の使い方が分からず
困惑した表情を浮かべていた。

 

 

この機械に信用が持てなかった僕はドル払いをしようとした。

近くにいたスタッフだか管理官らしい人間に
どこで出国税が払えるのか尋ねてもみな曖昧な返事をする。

「あっちだ」「こっちだ」とたらい回しにされて
だんだんとイライラが積もってくる。
そうか。今日全然腹に何も入れてねえからだ。

 

 

 

雨脚はかなり強まっていた。

出国税はなぜか外に停まっていたワゴン車が受付だった。
出国税が8ドルになっている。ヤツらのマージンだろう。ファック。

手書きの領収書みたいなのをパスポートに挟まれて返却される。
そしてまた窓口にならんでようやくスタンプがパスポートに押されるって、
マジめんどくせえ。

 

 

雨の中を早歩きで移動し、
再びパナマ側のイミグレーションへと並ぶ。

ここまで30分くらいのロスだったが人が並ぶには十分な時間だった。

並んでいた列とは関係なしに
外国人専用窓口があったのも僕をイライラさせた。

てんめ、そういうことは先に言っとけよ。

 

 

 

 

そして大事なのはいよいよここからだ。

パナマ入国にあたって、
出国チケットと所持金(もしくは残高)の提示が求められる
ということは調べておいた。

英語の喋れる管理官の前で作り笑いをして取りすます。

っていうか、さっき間違って並んだ時に担当してもらったので、
顔なじみっちゃあ顔なじみだ。

 

 

英語の喋れる管理官はフレンドリーな男だった。

パラパラとパスポートのページをめくって
コスタリカの出国スタンプが教えあるのを確認すると

「ウェルカム・トゥ・パナマ!」

と言ってスタンプを押してくれた。

 

 

出国チケットの提示なんてされなかった。

あれ?超ユルいんですけど..。

 

 

 

今日の目的地にしているダヴィドの町までの乗り合いワゴンが
丁度イミグレを出た場所に停まっていた。
集金係にしつこく値段を確認すると2ドルちょっと。
これは値上がりしていない。

席に着いてようやく一安心することができた。

世界一周56カ国目パナマ入国っ!!!

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雨の中を

乗り合いバスは走った。

集金係の青年は見た目の割には紳士的なヤツだった。
小さな女のコを空いている席に座らせてあげたり、
外に出る客のために傘をさしてあげたりだ。

やって来て早々このような光景を見させられると、
パナマに住む人々っていいヤツなんじゃないか?と期待が持てた。

ホンジュラス以降ロクなヤツいなかったからな。

 

 

 

 

1時間半ほどのドライブで
車はダヴィドのバスターミナルに到着した。

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そのまま僕は宿を探さずに
パナマシティ行きのチケットを確認してみることにした。

チケット売り場の前には20人ほどが並んでおり、僕もそれに並んだ。
もしこれで夜行バスがあるのであれば、
宿代を浮かすためにそれに乗ってもいいだろう。

僕は片言以下のスペイン語しか喋れないので、
受付のおばちゃんとコミュニケーションをとるには
手に文字を書いて筆談のようなことをした。

「23:00」と手に書いてあるのを見ておばちゃんは夜行バスがあると言う。
値段は18.5ドル。

そうそう。パナマではアメリカ・ドルが流通しているのだ。
なぜかコインはパナマのものが混じっている。
1ペニー意外にはコインには数字が書かれていないので、
どれがどの金額なのかちっとも分からない。

 

 

チケットを買うとターミナルの売店で
果汁ジュースとパンをふたつほど買った。
食費に関してはいくらか物価が下がったようにも思えた。

 

 

 

 

 

バスの出発時刻までは時間がたっぷりあったので、
僕はダヴィドの町をぶらついてみることにした。

バックパックを預ける場所もあったのだが、
金をケチって背負って歩いた。

町自体は小さく、町の中心地にはスーパーや飲食店、
屋台なんかが集まっているが
外に出ると見所と言ったものはほとんどなかった。
ここをすっ飛ばして正解だったと思う。

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そんな微妙なとこでバスキングやらなくても(笑)。

 

 

 

今日はまともなものを食べていなかったので、
出発前に何か食べておこうと僕は考えた。

見つけたのはチャイニーズ・レストランだった。
そこら辺で売ってる得体の知れない揚げ物なんかよりは
中華料理の方が断然に美味しいし栄養もある。

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中ではパナマ人の店員しか見受けられなかった。
メニューを見せてもらい3.5ドルのコンソメ麺を注文した。
麺なら弱った胃に優しいのではないかと思ったからだ。

メニューの表記は「1/2」と書かれていたが、
実際に出て来たのは一人前のサイズだった。
そりゃ400円以上払ってるもんな。日本と同じくらいだよ。

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具沢山なのも有り難かった。

そうだよ。おれに必要なのは
こういう栄養価の高い食べ物だったんだよと思う。

 

 

半分くらい食べたところで思い出したのは、
つい先ほどジュースとパンを食べてしまったということだった。
それでも食い意地を張って完食し、一応胃薬も飲んでおいた。

 

 

 

 

そのどちらの選択も悪かった。

完食後に腹痛に襲われた。吐き気もする。

 

 

テーブルに突っ伏すようにして吐き気をやり過ごしていたが、
それでも気持ち悪くて長椅子に横になって回復を待った。
一度だけ外に出て吐いたが胃薬のせいか胃液しかでなかった。

 

 

てか、これマジでヤバくねえか?

 

 

店員が僕を追い出さなかったのはありがたい限りだった。

1時間も経つ頃には起き上がれるようになった。
店員が空いたグラスに水を注いでくれた。た、助かりますぅ..。

 

 

バスの時間まではコンセントで充電をしながらパソコンで日記を書いた。
夜になると店は混み合った。ここは現地でも人気店のようだ。

 

 

ふとiPhoneに目をやった時に分かったのは
コスタリカとパナマに一時間時差が生じているということだった。

うぉ!今22時やん!

僕はすぐに店を出た。

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顔色悪い。

 

 

 

 

夜になってもパナマは蒸し暑かった。

バスターミナル内の売店や待ち合い室には
ガンガンに冷房が効いていたのだが、
腹の具合もあって外で待つことにした。

さっきまで腹痛で苦しんでいたっていうのに
ホットコーヒーとチョコマフィンを勝手しまった僕は愚か者だ。

いや、分かってる。なんか食べたくなっちゃうんだよな。
これって空腹とは関係ない欲求だよ。

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23時半にパナマシティ行きにバスがやって来た。

豪勢なリクライニングシートのやつだ。

 

 

バスの中は殺人的に冷房が効いていた

一体誰がこれほどの寒さを求めるのだ?

あまり人の悪口みたいなことは書いて来なかったけどさ、

『馬鹿なんじゃねえの?コイツら?』

っていっつも思うよ。

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2 件のコメント

  • シミ君お久し振りです、しばらく日本にー時帰国していました。
    「バスの中は殺人的に冷房が効いていた。」これは何処の暑い国でも同じでその訳は、特に夜行のバスの運転手や係りの人間が、車内が暖かいと居眠りをするから大きい音楽を掛けて、車内をガンガン冷房で冷やし居眠り防止をすのです。

    • >JOSANさん

      久しぶりの日本はいかがだったでしょうか?
      僕も二年以上日本を離れているので、適合できるか不安です(笑)

      それにしてもバスもの冷房が効き過ぎなのに
      そんな理由があったとは!
      事故を起こして死ぬよりか凍えながら運転する方がマシって..
      乗客としてはけっこうキツいですね…。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!