「飛行機に乗ったはいいが…」

世界一周139日目(11/14)

 

購入した航空券。

預け入れ荷物20キロまでの制限。

1キロ超過ごとに200円の追加料金。

控えるエアアジアとの戦い…

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僕はタイで買った
Tescoのショッピングバッグに
クソ重たい200枚の原稿用紙と
電子機器、KEENのサンダルをぶち込み、

空いたスペースを利用して
ギターをバックパックの中に収めることに成功した!

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75L以上の容量は
世界一周の旅には必要なかったとは思うけど
こういう時にデカくてよかったとは
思わなくもない!

 

 

モーテルをチェックアウトし
バイタクを70バーツに値切って空港を目指した。

 

途中まで走ったところで
バイタクの運ちゃんは警察の検問があるからと
ノーヘルで僕を乗せることを嫌がり始める。

20バーツでヘルメットを
貸し付けようとする別のドライバー。

 

いやいや、
ヘルメット持ってきてねーのは
自分の責任だろ。

 

僕は笑顔で交渉し

おっちゃんは諦めて回り道で空港まで
走ってくれることになったのだが…

 

 

連れて行かれたのは
全く違う民家の集まる中にある
駐車場のようなスペース。

中には他のドライバーたちも数人いた。

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「ここに警察がくるから
待っていてくれ!
ノープロブレム!」

 

とおっちゃんは僕に告げる。

 

 

くっそ!なんてこった!

イミグレーションオフィサーが
ここでも僕に目を付けてたなんて!

 

でも僕は彼らの言う通り航空券を買ったし
何も問題ないはずだ。

 

 

 

5分ほどして
緩い雰囲気を持った
警察官たちが3人やって来た。

二人はどでもみかけるような
フォーマルなビジネスウェア(シャツとパンツ)を着ていたが、

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もう一人に至っては肌着と巻きスカート。

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完全なミャンマースタイルだ。

 

 

僕はコイツらが
本当に警察官なのか
非常に疑った(笑)。

昨日のイミグレーションオフィサーと比べたら
威圧的な感じが全くしない。

 

彼らは僕のパスポートやら
航空券やらを確認すると
空港まで送ってくれると言う。

 

まぁ、騙そうとしている感じはしないし
ヘラヘラと冗談を言い合って笑ってたのを見て、
僕はとりあえず車に乗ってみることにした。

 

 

民主化が進んでいると言っても
ミャンマーは軍事政権。

しかもほんの数ヶ月前に解放した
陸路ルートでのタイから入国。

外国人の出入りに慎重なのかもしれないな。

 

それにしても彼らは
ほんとよく人のパスポートをスマホで撮る。

そんな全員が全員僕の情報を
スマホに持っていなくてもいいのではないだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人のゆるい警官は
ちゃんと僕をタチレク空港まで送り届けてくれた。

搭乗時間のおよそ2時間前。
もしかしたらWi-Fiが使えるかもと予想して
早く出てきたのだ。

 

タチレク空港には
様々な航空会社の受付があった。
(それにもちろんWi-Fiも入っていた)

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発着1時間前になると乗客の受付が始まり、
プリントアウトした航空券と引き換えに
胸にその航空会社のシールが張られる。

そして預け入れ荷物の重さが量られるわけだが…

 

僕の減量カスタマイズしたバックパックの重さはー..

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18キロ!!!

 

だっしゃーーーっ!
見たかコノヤロー!

 

 

たかだか荷物が規定の重さ以下だったくらいで
喜びを表すヤツは僕ぐらいしかいないだろうな。

 

荷物が多すぎると
超過料金が一晩の宿代になっちゃう時もあるからね。

 

機内に持ち込めるんだったら、持ちこまなくっちゃ!

ちょっとスーパーなんかでやってる
「詰め放題」のあの感覚に似ている。

 

 

 

 

安心するのはまだ早い。

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機内に持ち込む荷物が
逐一チェックされることになると、
しこたま詰め込んだ荷物出し入れがかなり面倒だ。

 

緊張して持ち込み荷物のチェックポイントに進むと
係員は軽く「ポンポン」とバッグを触っただけで
僕を通してくれた。

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うわぁ~~~…
ざるだなぁ…
おい…

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ゲートを抜けると

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他の航空会社の飛行機たちが
かわりばんこにやって来ては
また他の空港へと飛んで行った。

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あとはこの空港にやって来る
KBZ AirLineの飛行機に乗り込むだけだ。

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 「いくぞぉ〜〜〜!!!」IMG_5088

「ぴゅ〜〜〜〜いっ!!!」 

 

 

 

 

 

 

 

いつまで待っても
僕の乗る飛行機はやって来なかった。

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「…….」

 

 

14:30発だったはずが、
KBZのスタッフたちは
「遅れているから5時出発だよ」と言う。

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まぁミャンマーだし
そんな時間通りにいくわけは
ないだろうと思っていたのだが…

 

そしてゲートを抜けた途端
繋がらなくなるWi-Fi。

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僕がゲートを戻ると
職員が「コラコラ!戻りなさい!」と言う。
むぅ…

 

 

 

 

外に出る。

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茜色の夕焼け空。

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僕は旅の安全を祈る。

この国では朝日と夕日がとても綺麗だ。

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そして日が完全に落ちると

空は藍色に染まりー…

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そして真っ暗になった。

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ええぇぇ~~~~…!!!

これ飛行機来んの?

ってか飛行機飛べるの!?

 

 

スタッフたちは「遅れてるから7時だね」と言う。

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オイっ!
さっきと
言ってること違うぞ!

 

 

空港内の飲食ブースは
次々と撤収作業に入り、
残されたのはKBZ航空の飛行機を待つ
乗客と空港の職員のみ。

もうかれこれ
この空港に6時間以上いることになる。

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僕がミャンマーに関する本を書くなら…

そうだな。

 

「二度と来るか!ミャンマー!
~でも、たまには行きたいかも~

 

になるだろう。

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ごめん…パクった(笑)
さくら剛さんのインドの本ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待ち過ぎて
気が狂いそうになる。

いや、他のミャンマー人からしてみたら
間違いなく僕は

「狂った日本人」

だった。

滑走路に出てハーモニカを吹いたり、
Penny Boardに乗ったり、大声で歌ったり。

 

 

 

そして18:30。
ようやく飛行機がやって来た!

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いくら大枚はたいて飛行機に乗るっていっても
ここまでじらすなんて。
やるな!ミャンマーですよ!

 

だが、準備に時間がかかる。

スタッフたちが集まり
緊急会議的な雰囲気をかもしだしている。

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もしかして今日は欠航?

 

いや、いいんだよ?
無理して空飛んで死ぬのは嫌だもん!
っていうか落ちたら七代祟ってやる…

空港で寝かせてくれるなら
べ、別にいいよ?僕は。

 

 

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IMG_5142頼むからやる気出してくれ…

 

 

 

一時間後、
僕は飛行機の座席に収まっていた。

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間隔の狭い座席。

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持ち込んだ荷物に
窮屈さを感じずにはいられない。

 

どうせ機内食とかは出ないんだろー…

 

 

 

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じ、ジュースだぁあああぁああ!!!

 

 

 

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き、機内食だぁああああぁああ!!!

 

 

 

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あ、あ、
アメちゃんだぁああっぁあああ!!!

 

 

せ、先生!
トイレでうんちして
流したら
「いい匂いの青い水」
流れましたぁあああ!!!

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6時間も待たされたというのに
この些細なサービスに
僕の不満はどこかに追いやられてしまった。

それに添乗員さんが爽やかなのがまた良い!

 

 

窓の外を見ると
これから降り立つトンジーの街の
無数の町灯りが見えた。

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バスで何時間もかかった距離が
飛行機ならあっという間だ。

僕のミャンマーの旅がようやく始まった気がした。

 

 

 

「トンジーの街では
ここ数日お祭りがあるんですよ♪」

 

僕の隣りに座った清潔感のある男性添乗員が教えてくれた。

 

「はぁ…そうなんですか…」

 

飛行機の楽しさにやられた僕は
適当な返ししかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘーホー空港に到着し

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バックパックを待っていると
客引きがひょいひょいと
僕のバックパックを運んで行く。

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あっ、それおれの荷物!…あっ、タクシーですか…

 

 

一緒に降りた乗客たちは
早々にタクシーをシェアして出発して行く。
僕はその流れに完璧に飲まれた。

 

 

 

「タクシー1台、
トンジーまで30,000チャット(約三千円)

 

 

た、高い!
だって空港の人は
600円くらいって言ってたのに!!!

やっぱりやめて空港泊にしようか…?

 

 

 

「これが最後のタクシーね」

 

 

 

後ろにいた
ミャンマー人のカップルが荷物を積み込む。

僕には日本人的な気遣いもあってか
「ここにとどまる」という選択肢は取れなかった。

 

 

 

 

「どこに泊まるんだい?」

 

一緒に乗り合わせたカッコマン(かっこつけたヤツ)の
ミャンマー人のお兄さんが流暢な英語で訊いてきた。

 

「いや、これから探そうかと思ってるんだけど…」

 

「何言ってるんだい。
今はお祭りだからどこも予約でいっぱいだよ」

 

 

嫌な間隔が
僕の中に蘇る。

 

 

 

3年前のインド旅行。
2月末の「ホーリー」というお祭りと
バッティングしていた。

事前に全く情報収集していなかった僕と相棒は
「うわぁ!やったよ!お祭りだって!」と
有頂天になって喜んだが
それは間違いだった。

ホテルはどこもいっぱいで
交通機関はストップ。

外には観光客をカモにした
トゥクトゥクドライバーたちがわんさかいた。

 

 

 

 

「ひ、一晩だけ、
ホームステイさせてもらえないでしょうかー…」

 

「う~ん。ムリだね!」

 

空港泊にしとくんだった…

 

 

っていうかこれはもはや
絶体絶命ってヤツだ。

泊まるところはないし、
残された手段は野宿しかない。

だけど次に入国管理官のヤツらに見つかったら
決定的におしまいだ。

 

 

 

わかった…。
わかったよ!
やってやんよ!
生き抜いてやるよぉぉおおお!
この街でよぉおおお!!!

 

 

アドレナリンが
ふつふつとわき起こってくるのが分かる。

タクシーの運転手が噛みタバコで
口をくちゃくちゃさせながらカッコマンに尋ねる。

 

「で、コイツはどこに降ろせばいい?」

 

「じゃねえだろ!
(半)強制的にタクシーに乗せて
トンジーまで連れてきておいて
『宿はありません』だとぉ?
ふざけんじゃねえぞ!
一緒に探すのが
タクシー側の筋
ってもんじゃろーがぁあああ!!!」

 

 

とまではキレていませんが(笑)

ボリ気味の価格設定で
タクシーに誘導させられたのは事実!

こっちだって死活問題だ!
彼らと一緒になって
ホテルを一軒一軒あたってもらった。

 

 

ひとつホテルを見つけるごとに
カッコマンが
「ヘイ!カモン!マーン!」
と言うセリフが気に障った。

…お前、それ言いたいだけだろう。

 

 

このタクシー運転手もやる気がないのだろうか

安そうなゲストハウスには目もくれないで
高そうなホテルばかり連れて行く。

だが、お祭りなのは確かな様でどこも満室。
あってもダブルのアホみたいな金額の部屋しかなかった。

貧乏バックパッカーが泊まれるような場所はない。

 

 

「僕たちもこの街には初めて来たからね。
宿のことはしらないよ!」

 

とカッコマンは彼女と一緒に僕の宿探しから離脱した。

残された運転手は英語がほとんど喋れず、お手上げ状態。

 

 

 

街の端っこまで行き、
反対車線を走る途中に運転手は(学習能力がないのだろうか?)
高そうなホテルを見つた。

中から若いボーイ2人を呼び出し喋っている。

一泊30ドル。はいっムリ!!!

 

 

僕はこんな遅い時間だし
10ドルにまけてくれと言うと

ボーイは一旦フロントに入って戻ってきた後、
オッケーのような仕草をした。

運転手は早く荷物をまとめて出てくれと合図をする。

 

「10ダラー、オッケー?」

 

「イエス、イエス」と頷くボーイ。

ふぅ…10ドルか高いけど、
ここはしょうがないな…。

 

僕が積んでいた荷物を下ろして料金を払うと
タクシーは厄介払いができたとでも言わんばかりに
あっという間に姿を消した。

 

 

 

レセプションで再度、
一晩だけなので10ドルでいいかと尋ねると
マネージャーらしき男は「30ドルだ」と言う。

オイッ!
話が違うじゃねぇか!

 

 

マネージャーと数分モメた後、僕は言った。

 

「わかった。あなたに責任はない。

でも、ここにいる
ヒマそうにしているボーイ2人に責任がある。
だからコイツら宿探しに借りてくよ」

 

納得するマネージャー。

僕はほれいくぞ!と
うろたえるボーイ二人をひっぱりだし
22時のトンジーの街に繰り出した。

こんな夜中に一人知らない街を
うろつくなんてごめんだ!

コイツらには宿探しの手伝いから
ボディーガードまでやってもらうんだから!

 

 

だが、10代そこらの
ボーイとも呼べない様なミャンマーの男の子の
知っている範囲では限界がある。

連れて行かれた近くのホテルも言うまでもなく満室。

 

 

そこに一人のタクシードライバーがやって来た。
なんだよ丸投げかよ?

ボーイはやっとこれで解放されたとばかりに
そそくさとホテルに逃げ帰っていった。

 

 

「Are You Staff?」

 

「Yes」

 

携帯電話で英語の喋れる人に繋げて渡してきたが、
音量が小さ過ぎて何を言っているのかよくわからない。

運転手が言うには
タダで泊めてくれるらしい。

この際、流れに身を任せるしかない。

僕はタクシーに乗り込み
一見の民家に連れて行かれた。

 

案内された家には
英語の喋れるおじいさんと女のコ、
そしてお母さんの三人が僕を迎えてくれた。

自分の置かれた状況を簡単に説明すると
一晩なら泊めてあげてもいいと部屋を用意してくれた。

 

 

僕はここまで連れてきてくれたドライバーと
家の人たちにお礼を言って
用意された部屋のベッドに横になった。

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マットレスのない木のベッドからは
寒気がダイレクトに伝わってくる。

僕は冬服用の圧縮袋から
パタゴニアのフリースジャケットを取り出し
それを着込んで寝袋にくるまった。

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————————————————
★世界一周ブログランキングに参戦しております。

うはぁ〜…
眠いよぉおお〜!

溜まりに溜まったブログの下書きを
編集するのめんどくさいよぉおおお!!!

こうして自分の経験したことを
読み返してみると
自分に非がなかったとも思いませんがー…

いくらなんでも
あんまりだよ…ねえ?

宿は少ないし、高いしでさぁ。

 

ですが
結果的に空港泊ではなくこの選択が
素敵な出会いを引き寄せてくれたので
旅の偶然ってほんと不思議だなって思います。

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2 件のコメント

    • >れーな★ちゃんさん

      いつもコメントありがとうございます!
      安宿探しは新しい街に着いた時に待ってるイベントのひとつです。

      東南アジアは調べなくても安い宿が見つかるので
      自分の嗅覚に頼って見つけるようにー…

      ノープランでの「ドキドキ感」とでも言いましょうか?
      見つからない時は地味に焦ります笑。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!