「一日1(いち)ギネス」

世界一周454日目(9/25)

 

 

アイルランドは
思ったほど
寒くはなかった。

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Tシャツ、ボタンシャツで寝袋に入って、
夜中ちょっと寒いかなってフリースを着るくらい。

もっとジメジメして天気の悪い
イメージを持っていたけど、今のところ天気はいい♪

昨日、テントの張れる場所をさがして
中心地から3kmほど歩いた。

目をつけていた公園は夜になると
施錠されてしまうというもので、
地元の人も「あれ!施錠されてる!」
とかなってた。

きっとどこかに
出入りできる場所があるんだろうけど、
僕が見つけられたのは、
公園とも言いがたい芝生の生えたスペース。

 

 

ここはアイルランド、ダブリン

僕は入国審査の厳しいイギリスに
直に向かうよりは、
お隣の国を挟んだほうがいいと踏んで
アイルランドにやってきたのだ。

 

 

トイレに行きたかったが、
撤収を終えたのは10時過ぎ。

立ちションするわけにもいかない。

ノジュカー(野宿するバカ)は
こういう時どうするかと言うと、
飲食店やガソリンスタンドに入る。

 

 

近くに見つけたガソリンスタンドで
トイレがあるか尋ねたのだが、

意外なことに、アイルランドには
トイレのないガソリンスタンドもあるのだ。

はち切れそうな膀胱を抱えて、
ひたすら中心地へと近づいていった。

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トイレがなさそうに思えた
スーパーマーケットにはなぜかあったんだよな。

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アイルランドのトイレ事情はよく分かりません。

それに蛇口もよく分からない。

温水と冷水の蛇口が
別々に洗面台に付いているのだ

温水っていうか熱湯に近い。

これじゃあ頭洗えないじゃないかよ!

 

 

ってこんな場所で
髪を洗うのは僕だけか…。

なんで温水と冷水を一緒にしないんだろう?
丁度良いくらいの温度に調整できないじゃないか。

こっちの冷水を「ささーっ」とすくって、
アツアツのお湯を薄めるのか?
いや、冷水で手を冷やして、
熱湯に対する知覚を鈍らせるのか???

 

 

 

 

まぁいいや、中心地行こう。

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特にこれといって
ダブリンですることはない。

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バナナ買って、一本食べて
あとはバックパックに入れておいたら
ソッコーで痛んだよ。

 

 

まぁ、アイルランドって言ったら
知っている場所はここくらいだったし、
首都だしね。
もしかしたらバスキングで
稼げるかもしれないじゃん?

もうちょっと頑張って日記を書けば
リアルタイムに追いつくことができそうだったので、
僕はバーガーキングで2ユーロのコーヒーを頼むと、
ひたすらにパソコンのキーボードを叩いた。

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首都だっていうのに、
僕が入ったバーガーキングはWi-Fiが使えなかった。

隣りの銀行だかレストランだかから
鍵のかかっていないWi-Fiも流れてくるのだが、
接続できない。

しかもWi-Fiもなければ、
パソコンを充電できるコンセントすらない。

トイレはもちろん頭が洗えない仕様。

それならちょっと高いお金払って
スターバックスとか行った方がよかったかな?

 

 

僕は宿をとらないけど、カフェにはよく行く。

世界中のカフェは僕の作業部屋みたいなもんだ。

だからそこまで節約ができているわけでもない。
旅をしていくのにお金はかかる。

 

 

隣りの席に、領収書を大きな紙に張りつけて、
なにやら事務作業しているおっちゃんがいた。

僕が日記を書き終えて荷物をまとめていると、
おっちゃんは僕より早く帰り支度を済ませていた。

 

 

一度も会話していないのに、
おっちゃんと目が合うと

「お互いおつかれさま」
とでも言うように被っていた帽子を
ちょこんと持ち上げた。

ここで作業する者同士、
何かシンパシーを感じたんだろうか?

日本人にはこういう、
他人とのコミュニケーションって
あまりないように思える。

こういう一言があるだけで、
どこかその人には余裕があるうように思える。

最近「心の豊かさ」について考える。
豊さってどういう状態だろうか?

 

 

 

 

 

さて、僕も外に出るとしよう。

その前にギターの弦の
ストックがなくなってたんだったっけ?

たまたま見つけたツーリスト・インフォメーションで
訊いてみることにした。

こういうツーリスト向けのブースで訊いても
「知らないよ。ググれば?」みたいに
あしらわれるのがオチなんだけどさ。

ブースの中には楽器なんて
弾かなさそうなおっちゃんがいた。

 

 

「楽器屋さんってどこにあるか知ってますか?

「もちろん、今いるのがここだ。

この通りをまっすぐ行って、
左に曲がった所に一番近い楽器屋さんがあるよ。
まぁ楽器屋さんなら
ここの地区に固まってるけどね!
君が欲しいのはギターの弦だろ?

じゃあここがベストだ!」

 

 

もう
「THE インフォメーション」
とでも言うベき
ツーリスト・インフォメーションの
鏡みたいなおっちゃん(笑)。

ダブリンのマップに
いくつもバッテンを書き込んで、
その情報を惜しげも無く僕に教えてくれる。

そんないくつも
教えてもらったって全部行けないよ。

世の中にはこういう人もいるんだな。

僕が会った中で
一番インフォメーションって感じだった。

 

 

 

 

楽器屋の途中には
ショッピングストリートがあった。

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16時の通りには既に
サックス吹きのおっちゃんが
アンプから打ち込みサウンドと合わせて
哀愁漂うメロディーを奏でている。

通りの交差点では
ブレイクダンサーたちが人垣を作っている。

ギターの弾き語りですら
アンプとマイクを使っている。

もうここはバスカー通りだ。

 

 

だが、激戦区だと稼ぎも減るようだ。

そこそこウケそうな
サックス吹きのおっちゃんも、
人垣を作っていたブレイクダンサーたちも
そこまでお金を稼いではいなかった。

ひとまず僕は楽器屋を見つけると
15ユーロで3セット入ったマーチンの弦を2つ、
クレジットで購入しておいた。

 

 

一応ここで唄ったら
どんなレスポンスが入るのか、
実際にやってみたくなる。

もしかしたらということもある。
外国人としてのアドバンテージみたいなものもあるかも!

 

 

ギターケースを前に横たえ、
ボードとレックスくんを置く。

チューニングを合わせて唄いだしたのだが、

 

 

初めての英語圏。

なんだか緊張する。

 

 

英詩の曲が唄えなかった。

こういう時、英語を母国語に
話す人たちからしてみたら、
日本人の僕が英語の唄を唄う姿は
どう見えるのだろう?

厚かましくも人前で唄う
パフォーマンスをしているのに、
そんなことを考えたってナンセンスなんだけどな。

 

 

コインは一枚も入らなかった。

僕に対抗意識を燃やしたのか、
サックス吹きのおっちゃんの音が
一段とデカくなった気がした。

場所を少し離れ、
スタンバイミーを唄ってみたのだが、
レスポンスはお兄さんが「グッド!」と
言って入れてくれた50セントのみ。

 

 

マジ寂し過ぎる。

 

 

っていうかここにはバスカーが多過ぎて、
ここを通る人からしてみたら、
路上パフォーマンスなんてなんてことないのかもな。

隣りからドラムの音と
アンプを通したヴォーカルが聴こえた。

そここがさも
「私たちの場所よ!」とでも言うように、
女のコのヴォーカルと、
チリチリ頭のロン毛ドラマーは練習を始めた。

 

 

あー、はいはい。分かりましたよ。
ここではやる場所はないってことね。

 

 

心底自分がストリートミュージシャン
じゃなくてよかったと思う。

お金はないわけじゃないし、
稼ぎばっか気にする必要がないから。

楽しめないところはスルーでいいさ。

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休憩がてらに座った石のベンチには、
シェイクみたいな甘い匂いのする透明の液体が
こぼれていて、ジーンズがベトベトした。

もう!せっかく手に入れたばかりなのに!

 

 

 

バーガーキングのトイレで着替えると、
そのベタベタを洗い落とした。

 

 

はぁ…。なんなのこれ?

ショッピングストリート周辺を
ウロウロしていると、バーの前で
大勢の大人たちがギネスビールを
美味しそうに飲んでいる姿を発見した。

これは何かのイベントなのかな?

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近くにいたおっちゃんに訊いてみた。

 

 

「これってパーティかなんかですか?」

「違うよ!
ハッピーアワーが始まったのさ!
さっきまで6ユーロだったのが
今は3.5ユーロ!
これが飲まないでいられるかってんだ♪」

店内は多くの人たちでごった返していた。

まさにこれだよ!
バーの文化!

 

 

バックパックを背負ったままで、
なんとかカウンターへと漕ぎ着けた。

カウンターの中ではマスターが
忙しそうに黒いビールをついでいる。

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3.5ユーロを渡し、
大きなグラスに入ったギネスビールを
こぼさないようにして外まで持っていった。

周りの人たちは席なんてなくても
立ったままビールを飲んでいる。

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ごくり…」

 

 

 

爽やかな飲み口だった…。

普通のビールに比べて全然苦くない!
これならゴクゴク飲めるかも!

てかギネス美味ぇじゃん!

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さっき話したおっちゃんと立ち話をして、
美味しくギネスを飲む。

なんだか楽しいぞ!

おれ、アイルランドで
ギネス飲んでるぅぅぅううう!

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酔いに任せてバスキングをした。

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次のギネスビール代を稼ぐ気持ち。

酔っぱらっちまえば
英語の歌詞なんて楽勝よ!

しかも、夕方の時間で
お酒を飲む人が増えたのか、
パラパラとレスポンスが入る。

ここでバスキングするなら
夕方から夜になる前くらいだな!

 

 

一時間ちょっとで14ユーロ。
酒代だ~~~♪

僕はお酒に弱いので、
これ以上ギネスを飲む気にはなれなかった。

フィッシュ&チップスのお店で
チップスとコーヒーを注文すると、
日記の続きを描き始めた。

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店内にはコンセントがあったが、
形状が今までに見たことないものだった。

持っている変換コネクタのどれもフィットしない。

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お店のスタッフさんに助けを求めると、
爪楊枝を使って一番上のツメを押し込めば、
下の二本のロックが外れ、
ヨーロッパで使っていたプラグが
使えることを教えてくれた。

スタッフさんはどうみてもアイルランド人じゃない。

インドとかそっちの肌の浅黒さだ。

そういう人たちは、僕みたいな旅人に優しい。

異国の地で助け合わなければいけない。
そういう考えみたいなのが伝わって来る。

 

 

深夜帯に酔った若者がなだれこんでくると、
「荷物が持っていかれても責任はとれないよ?
しっかり注意しとくんだよ」と
注意喚起を促してくれた。

日記がようやくリアルタイムに追いついた。
あとはブログをいい感じで投稿してくだけだ♪

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ノートに漫画を描いて、
深夜1時に寝床を探してお店を出た。

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外はアホみたいに冷たい風が吹き荒れていた。

さっきまでTシャツだったので、
急いでボタンシャツとフリースを着込んだ。

教会の裏にテントが
張れそうな芝生を発見した。
今日の寝床はここだな。

教会に沿うようにして壁があり、
教会の裏には僕が来た道を辿らなければ来れない。

それにわざわざ教会の裏に来るような
ヤツはいないだろう。こんな寒いしね。

 

 

そんな僕の期待とは裏腹に、
遅い時間まで酔ったヤツらが大声で周囲を歩き、

そして15分おきに
教会の鐘は僕の睡眠を妨害した。

 

 

寝れん…。

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なんだかギネスだったら美味しく飲めます。
ってかこんなにギネス美味しかったんだ!
それだけでちょっとアイルランド好きかも笑。

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