世界一周455日目(9/26)
僕の一時間が消えた…。
毎日分、クドクドクドクド書いている
僕の日記が、てか今日の分が消えた。
あの壮大な冒険のドラマが一瞬にして
どこかに行ってしまった。
僕の日記はいつも
テキストファイルに下描きして
デスクトップ上に保存してある。
ワードプレスに写真を取り込んで
9月26日分の日記を開いて
「コマンド+A」で全選択して、
「コマンド+C」でコピペしてー…
手がかじかんで痛恨の打ちミス。
しかも頼んでもいないのに
上書き保存されてたってー…
なにそれ!!??
うはぁ〜〜〜…
マジやる気でんわ。
えっと、日記ぃ?
書くよ。書きますよ。
だって書かないと思い返せないもん…。
えっとさ、どこまで話たっけ?
今回はこんな感じのやる気ない
テイストでいいっしょ?
マジクソダリぃ…。
起きたのがさ、
教会の裏だったわけよ。


セキュリティのおっちゃんから優しく
モーニングコールされたわけ。
「エクスキューズミー?」
「だっ!は、はい!」
「ここはね、学校なんだ。
そろそろ生徒が登校してくる時間だから
悪いけど、テントを
片付けてくれないかい?」

朝に声かけられるのは
セキュリティさん以外にいないからさ、
ここは超絶スマートに撤収ですよ。
1.5倍速で動いて自分が一刻も早く
ここから去ることをアピールして
余計なイザコザは勘弁です。
「そんな焦んなくてもいいよ」
って言ってくれて
優しいおっちゃんだったなぁ。
「こんなところでキャンプしてはいけないよ。
ダブリンは危険だからね。
つい最近も2件殺傷事件があって、
1件発砲事件があったからね」
は、発砲ですか…
ペラッペラの英語がよく分からなかったけど、
“Gun”と”Shot”って単語と銃のジェスチャーで分かった。
そんなところで野宿している僕って。
おっちゃんの助言を受けて僕はここを離れることにした。
とりあえずカフェでコーヒーを飲みながら、情報収集をする。

特に目的地も決まって無い。
かといってこのまますぐにイギリスに行くのも何かもったいない気がする。
うーむ…、どうしよう?
『アイルランド一周しちゃう?』
・・・
しちゃうか!!!
なぜだか分からないけど僕の頭の中にそんなアイディアが突然ひらめいた。
高橋歩の言う「脳みそスパーク」って感じに近いかもしれない。
僕をアイルランド一周に駆り立てたのは
hitchwikiでアイルランドのヒッチハイクの評価が「Excellent」
になってたのもある。
僕は北に向けてアイルランドを旅していくことに決めた。


もちろんヒッチハイクのポイントまでは多少の交通費がかかる。
バスの料金は15kmほど郊外で3.6ユーロだったかな?
アイルランドでのヒッチハイクの場所は主に
「Round about」というハイウェイ前にあるドーナッツみたいな形の道路だ。
ドーナッツを中心に他の目的地へと枝分かれするようにして道が伸びている。
車はここで速度を落として各々の向かう方向へと進んでいく。
ヒッチハイクには最適なポジションみたいだ。
バスから降りて、ラウンドバウトまで向かった。


訪れた国での初めてのヒッチハイクはどこか緊張する。
僕みたいな汚いアジア人を乗せてくれるのだろうか?
とりあえず行き先の書いた標識の前でニコニコしながら親指を立てた。
行き先は標識に書いてある「Wexford」という町に決めた。
この町に何があるかなんて分からない。
だけど、それが楽しいのだ♪
運転席からのレスポンスはよかった。
みんな笑いながら手を振り返したり、親指を立ててくれる♪
ヒッチハイクでレスポンスがいいのは成功確率が高いことを示しているとも言えよう。
15分ほどで一台の車が止まってくれた。
お礼を行って乗り込み、次のラウンドバウトで下ろしてもらった。


二台目は30分ほどで止まってくれた。
バンに作業道具を詰め込んだ2人組。
快適にドライブは続く。



そして、三台は40分ほどで捕まえることができた。



実を言うと、先に一台車が止まってくれたのだが、行き先が10kmほど先だったらしく、
「それなら遠慮します」と言ってしまったのだ。
せっかくの好意を台無しにしてしまった。
欲張ってもしょうがない。
せっかくのヒッチハイクだ。
止まってくれた車には出来る限り乗ることにしよう。
そして僕は
少しずつウェックスフォードへと近づいていった。


中にはたった数キロ離れた隣り村まで乗せてくれておばあちゃんもいた。

「都会の暮らしは嫌い」とか言って退けるおばあちゃんで、
地元の仲間たちとバンドを組んでいるという人だった。
車を降りる際に唄を聴かせてくれたんだけど、けっこう上手だった。
こういう暮らしかたもありだよな♪
結局ウェックスフォードまで辿り着くのに
僕が乗せてもらった車の合計は
6台だった。

アイルランドに住む人たちはほんとうにヒッチハイカーに寛容だった。
道端で親指さえ立てておけば
「乗ってくかい?」
とフレンドリーに声をかけてくれる。
いいヒッチハイクができるとどこか優しい気持ちになれる。


ウェックスフォードは
ほんとうに小さな港町だった。


車一台ぶんくらいのメインストリート。
夕方でどんどん人の姿も少なくなっていく。
地元の高校生くらいの男のがバスキングをやっているのを見て、
僕も離れた場所でやってみることにした。

小さな町だというのにパラパラとレスポンスが入った。
ダブリンとは大違いだ。
まぁ、バスキングするヤツってのは首都とか第二、第三の街とか比較的大きな場所でやるから、
こういう小さな港町だと珍しいのかもしれない。
どこか楽しんでもらえたら僕としても大満足だ♪
近くのスーパーでドレッシングのないサラダと食パン一斤を買って
ムシャムシャと食べた。
野菜は出来る限り摂るように心がけたい。
体が元気じゃないと旅は楽しめないからね。

少し歩き回っただけで、この町がほんとうにちっぽけな町だということがわかった。

日が暮れると地元の人たちはバーに集まる。
それに誘われるようにして僕は一軒のバーに入った。
外は寒かったが、店内には暖房が効いており、
どこかほっとさせてくれた。
とりあえずギネスをハーフグラスで注文し、
iPhoneをいじりながらゆっくりビールを飲んだ。
そんな僕に声をかけてきてくれるおっちゃんもいた。
日本語を少し話せて
「アナタハウツクシイ」
とか言っちゃう様な伊達男だった。
隣りにいた女友達は
『この人また言っているわ』
みたいに苦笑いを浮かべた。

あ、写真忘れた。
さてと、僕はそろそろ寝るとしよう。
酔って火照った体に夜風が気もちいい♪

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しみさん、こんにちわ。
私もさる掲示板に日記を書いてて、一生懸命書いたものが
一瞬にして消える悲哀を知ってます(..)
書き直すと前のより超短くなってしまうことも(笑)
でも、その掲示板はその後こまめに保存してくれるようになり
消える悲しさは忘れていましたが
シミさん、お疲れ様でしたね(^^)
私はあなたの日記が好きなので気を落とさず書いてくださる事が
とても嬉しいです。
寒くなりますのでビタミンCをたくさん食べて
旅を楽しんで下さいね(^^♪
>ミヤワキさん
どうもです♪
やっぱり、誰でも一度は経験があることですよね。
やー、あれってどうにかならないんですかね?
あれだけ時間かけた僕たちの労力はどこへ消えたの⁇って。
本当に、どこへ消えたんだろう…⁇
不思議だ!
しみさん
こんばんは。痛恨の一撃くらいましたね。
ぼくもブログ書くからわかりますけど、同じこと書くって、やる気萎えますよね。その上しみさんの記事はいつも全力投球で盛り沢山だから想像するだけで大変そう。お察しします(-_-;)
それにしても、毎回イイ感じの写真撮りますね。写真から明るいオーラが出ているというか、なんというか・・・。読んでてこちらも旅してるようなイイ気分になってきます。
では、バスキング、頑張ってくださいね!
>ウタさん
『ぼくもブログ?』と
今、ウタさんのブログも
少し読ませていただいたのですが、
全力投球なのはウタさんも
同じなのではないでしょうか?
レコードのレビューを書かれるのには背景知識も必要ですし、
ひとつひとつの記事がしっかり書かれていて、
ましてや読んでいる人がどんな曲かすぐに聴けるように
YouTubeのリンクも貼ってあってびっくりしました。
クオリティ高いブログっす…。
僕は文章書くので精一杯で
「旅する漫画家」とか言っておきながら
ブログように絵を描くの怠けちゃうんですよね。
いかんいかん。
それと、写真いいですか?意外です♪
きっと三年以上使ったiPhone4Sが
頑張ってくれているおかげですね笑。
(あーーー…
“6”じゃなくて”5”が欲しい)