「南米一カ国目コロンビア」

世界一周819日目(9/26)

 

 

パンツが一枚しかない

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というのはなんとも心もとない。
何日も穿いているわけにもいかないので、

必ずどこかでノーパンにならなくてはならない時が来る。

 

 

大体僕はシャワーを浴びる時に
一緒に洗濯物を済ませてしまうので、風呂上がりはノーパンで
パタゴニアの肌触りのいい速乾性のズボンを穿いている。

まぁ、言ってしまえば水着もノーパンですからね。

 

 

どうでもいい話だけど、
「ノルウェイの森」に登場する緑(ミドリ)という女のコの回想で
ブラを一枚しかもっていなかったというくだりが出て来る。

彼女は

「雨の日なんかにブラジャーが乾かないと死にたくなる」

なんて言っていた。

何が言いたいのかってーと、
生乾きのパンツを穿くのってけっこうテンション下がるなってこと。

 

 

ここはコロンビア。カプルガナ

幸い気温は高く洗濯ものもすぐに乾いてくれる。
雨さえ降らなければ、ね。

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6時半に起きてパッキングの残りを済ませた。

昨日水着代わりに穿いていた厚手のコットンのハーフパンツは
微妙に乾いていなかったが、そのままバックパックに押し込んだ。

もう部屋の外ではスタッフが掃除なり朝食の準備なりをしていた。

 

僕は未だに「プチ断食」中で、食を細くしている最中だ。
たとえ朝メシが出たとしても食べないだろう。
無料のリプトンの紅茶だけいただいた。

カプルガナはちっぽけなリゾード地のような場所なのでATMはどこにもない。
つまり両替をする以外にコロンビアの通貨を手に入れる手段はないのだ。

ここで船賃分だけアメリカドルを両替しておいた。
ネットでは「1ドル=3000ペソ」くらいのレートだったのだが、
現地のレートというものが存在する。

カプルガナでは1ドルが2600ペソ。
差額の400ペソは日本円に換算すると16円くらい。
多く両替すればする程損だ。
トゥルボの町でお金をおろすことにしよう。

 

 

 

船着き場の近くにあるオフィスで船賃を支払った。

ここの人たちは「チケット買った?」と言うくせに
肝心のチケットは渡さない(というかそんなもの存在しない)のだ。
オフィスではパスポートを見せて記帳してもらうだけだった。
ちなみにトゥルボまで60,000ペソ(2,339yen)。

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南米一カ国目。

「コロンビア」と聞いて
僕はパナマやコスタリカのような国をイメージしていた。

他の南米諸国のよりも発展していて物価が高く、
麻薬や強盗、ゲリラがいるというステレオタイプもあった。
今のところ食費がかなり安くなった印象だ。

 

 

ボートは30分以上遅れてやって来た。

続々とトゥルボ行きの人たちが船着き場に集まって来る。

乗るまえに計りで荷物の重さをチェックされた。
僕のバックパックがなんと20kgもあったのには驚きだ。
中にはニカラグアで買ったハンモックやジーンズ、
ブーツなどが入っているのも原因だろうけど、20kgって。

支払いは700円分くらいだったが、
5ドルを渡すと何も言われなかった。
ちょっと値切れたってことだろうか?

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でも荷物代取らなくてよくね?

 

 

今回の船もスピードボートだったが、
ちゃんとシートにクッションが敷かれており、
救命胴衣はどこか真新しい感じがした。

船は満席で僕は外側の席に座ることができた。
景色が見える窓側や外側、先頭は一番好きな席だ♪

 

 

これまで三回乗って来たような縦揺れの厳しい船旅ではなかった。

波は穏やかで雲の切れ間から太陽の光が差し込み、海面が煌めいていた。
船の走行中それをずっと眺めているとどこか幸せな気分になれた。

あぁ、最後にいい船旅ができたな。

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海の色は透明度の高いコバルトブルーだったのだが、
トゥルボの直前になって急に色が変わった。

泥水のような黄土色になり、
海藻がプカプカと浮かんでいるのが目につくようになった。

ボートはエンジンに海藻をからませないようによけながら進んだ。

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こう変化を目の当たりにすると、さっきまでいた場所の海がいかに綺麗だったか分かったよ。

 

 

 

 

トゥルボの港はそこまで大きくはなかったが、沢山の船が停泊していた。
そして生臭い匂いが漂っていた。
泳ぎたくもないようなそんな場所だった。

場所が違うだけでこんなにも海に違いが出るものなのかと
僕は驚いたものだ。

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そのまま船を降りると
客引きだかよくわからない黒人がバスターミナルまでの案内を買って出た。
大体彼のような人間はチップ目当てであることが多い。

僕が「金なら持ってないよ。ギターで稼がないといけないんだ」と言うと、
彼はススーっと去って行った。よく分からない。

 

 

 

トゥルボの町はどこかごちゃごちゃしており、
自分の持っていたコロンビアのイメージとは異なっていた。

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「コロンビアには美女が多い」

とどこかで聞いたことがあるが、
ネットで見たようなコロンビア美女の姿はそこにはない。
どちらかと言うと南国的で肌の色が濃い人種が多かった。

 

 

バスターミナルに行く前にATMで1万円分ほどの
コロンビア・ペソを下しておいた。

メデジン行きのバスもすぐに見つけることができた。

意外とスタッフが親切だった。
大きなバスで60,000ペソ(2,339yen)。

11時にバスはトゥルボの町を離れた。
これから8時間以上のドライブだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスは

冷房が強過ぎるのが難点だった。

こういう時に腹巻きが欲しくなる。
腕を巻くとそこだけじんわりと温まった。

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けっこう馬見たんだよね。

 

 

 

30分ほど走ったところで検問があった。
僕はバスを降ろされパスポートのチェックをされた。

警察たちはパスポートのページをパラパラとめくって首をかしげている。
ははは。けっこう色んな国のスタンプがあるからね。珍しいのかな?

 

 

 

「おい。コロンビアの入国スタンプが
どこにもないじゃないか。
お前もう一度戻って押してもらってこい」

「はっ!!!???」

 

 

んなわけあるかボケ!
おれは確かにカプルガナでスタンプもらったぞ!

あん時はーー..、そうだ!
管理官のおっちゃんの似顔絵を描いてた時に、
おねーさんが「バシッ!」とスタンプを押した音が聞こえたような、
聞こえなかったような…。

 

 

自分でパスポートを確認する。
なかなかコロンビアのスタンプは見つからない。
ってマジかよ??!!

 

 

 

「…あ、あった」

 

 

そこにはインクの滲んだコロンビアのスタンプが

僕がそれを指摘すると警察たちは笑いながら僕に肩を叩いて
「もう行っていいぞ」と言った。

いや、何が「スタンプがない」だよ。ビビらせやがって。

 

 

そこからは何も問題なくドライブは続いた。

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どこかで食事休憩となった。

カウンター越しに食事が並べられており、
客はスタッフに注文してよそってもらうシステムだ。

僕が注文したのはスープとトマトジュース。これで170円くらいだ。
やはりコロンビアの食費は安いみたいだ。

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以前よりも空腹感は感じなくなったような気がする。
だんだんと空腹感に慣れてきたということだろう。
食欲もあまり感じなくなった。

だが、さすがにスープとジュースだけでは
数時間後にはまた小腹がすくようになってしまった。

 

 

何も食べないと一日のうちに
「イライラ」する時間というのが訪れる

空腹感は血糖値が下がったから起こる現象だ。
ハチミツをウィスキーのようにあおった。

 

 

 

 

バスは気づけばどんどん山道を走るようになっていた。

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道幅も狭く、小さな民家がポツポツと立っているだけだ。
馬を飼育している農場みたいなのもいくつか見た。

これがコロンビアなのか..。

名前とステレオタイプしか知らないと、
どんどん情報がバージョンアップされていく。

 

 

相変わらずバスの冷房は効き過ぎで、
僕はシャツを持って来るんだったなと後悔した。

最後の方ではTシャツの中にすっぽり腕を収めていたくらいだ。
次にバスに乗る時は防寒対策をしておかなくちゃ。

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メデジンに近づくにつれ町の規模も大きくなっていった。

そして辺りはすっかり暗くなっていた。
中米を抜けて来たように一直線の整った舗装道路ではない。
南米らしい砂煙が舞う砂利道を通過してきたんだ。
時間がかかるのもしょうがない。

 

 

山を下る道にさしかかった時、
メデジンの街を一望できるようになった。

メデジンは盆地にある街でオレンジ色の街灯がキラキラとゆらめいている。
僕が旅の中で見てきた夜景のトップ3には入るくらいに美しい夜景だった。
サーチライトの線が規則的な動きをしているのが見えた。

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山道を下っている間はやけに時間がかかった。
交通量も増えバスはなかなか進まなかった。

民家も増えたが、ちっぽけでどこか薄汚れたものばかりだ。

メデジンはコロンビアで第二の都市らしいが
郊外で生活を営む人々のくらしは慎ましいものだ。

それはどこの国だって同じだ。
生活水準の差こそあれ、都市らしい暮らしをしている人なんて
ほんの一部に過ぎないんだろう。

 

 

 

 

 

バスターミナルに到着したのは21時だった。

外には風が吹いており、中米のような蒸し暑さはほとんどない。

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バス会社のオフィスがいくつも並ぶターミナルを抜け、
僕はカリブ駅から電車に乗って宿に向かうことにした。

駅はとても綺麗でそこは都市らしいなと僕は思った。

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最寄り駅から調べていた宿までは2kmほど離れていた。

この時間に一人で歩いていいものか少し不安はあったが、
無事に宿まで着くことができた。
思っていたほど危なくはないのかもしれない。

 

 

 

“International House

という宿は一階が売店だった。
場所を知らなければ見つけことは難しいかもしれない。

売店のおっちゃんはわざわざ電話をかけて
宿のスタッフを呼び出してくれた。
なんだかコロンビアの人って親切だなぁと僕は感心した。

ドミトリーは22,000ペソ(857yen)だ。
宿自体はマンションをシングルルームやダブルルームごとに
仕切っているようで四階にドミトリーはあった。

中には5台ほど二段ベッドがあり、三人ほど先客がいた。
コンセントに近い一段目に荷物を置いた。

ホットシャワーを浴びると気持ちはリフレッシュされた。

 

 

 

夜の気温は過ごしやすいくらいだ。

それなのにドミトリーの住人たちが
ずっと扇風機を回しているのはどうしてなんだろう

白湯を飲みながら屋上のテラスで少し作業し、
寝る前に扇風機のつまみを「0」に戻した。

 

 

 

それではおやすみなさい。

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コロンビア、かぁーー…。

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2 件のコメント

  • 素晴らしい記事をありがとうございました!
    今日飛行機のチケットを買ったことを後悔しました(泣
    返金できないかなw

    • >シカ男さん

      おーっと、返信おくれてすみません!
      もうコロンビアのフライトは終わっちゃいましたよね。

      まあ南米にはたくさん面白いところもあるので、次いってみましょー!
      引き続きお体に気をつけて旅を楽しんでくださいね♪

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!